呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです   作:久保サカナ

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お久しぶりです

京都校との顔合わせです

大神は神ゲー


呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹世界だったようです17

 

流石に数日地獄で強化合宿を行うと食料や飲み物も切れてくるため俺たち一年生がパシリ…というよりも尾瀬国立公園の山小屋の歩荷さんスタイルで現世から補給をしているのだ。

 

俺は生まれつきのフィジカルが鬼神化によってやべー事になっているので荷物をプロの歩荷さんよろしくいくつも重ねて背負ってスイスイ運べる、伏黒は自分の背負う分と影に入れる分、あとはインドネシアの像使いよろしく万像に荷物を運ばせている。

 

釘崎は最初は文句を言っていたが今は歩荷さんスタイルにも何も言わなくなった、釘崎もフィジカル面を伸ばしているし上手い身体の使い方とか呪力による身体能力強化が上達したよな。

 

「そういえば今日、京都校の連中が来るって五条先生言ってたよな」

「あー、確かスゲー嫌な女とスゲー頭のおかしいマッチョのコンビだっけ」

「あとは京都校の学長だな、バリバリの保守派で上層部のシンパだと有名だぞ」

「鬼灯様曰く、京都校の連中は呪術師としての功績もそりゃ評価されるけど「邪見」と「口は災いの元」あたりが地獄的にはアウトらしいんだよね、学長さんはそれに加えて今まで上層部の言いなりになって好き勝手して来た分のツケを払って貰うよ」

 

邪見とは、「間違ったものの見方と考え方」

 

世の中には「何で殺生や他者を虐げることが悪いことなんだよ?」と開き直る連中(俗に言う確信犯)が特に呪術師の大家の者に多い、というよりも職業病だと言ってもいい。

 

まぁ、ぶっちゃけドブカス直哉とゲロカス扇筆頭に禪院家の連中だな(真希先輩はセーフ)、あと加茂家の連中もイメチェンした方ののりとしさんのお母さんを虐げて追い出したのでアウトだな、昔は旧家ならどこもやってた?それ鬼灯様の前で言える?

 

京都校の連中に至っては「自分たちは呪術師として頑張っているし呪術師の家に産まれてひどい目に遭っている!だから他者を虐げたり美味い汁を啜っても良いんだ!!(要約)」というそのまんまめだかボックスの過負荷たちみたいな言い分が当たり前のようにスローガンになっている(東堂除く)

 

これは地獄的にはアウトオブアウトだ、第六の地獄・焦熱地獄にまっしぐらである。

 

死ぬ直前になると凶暴な動物たち囲まれて「これから呵責するぞ」と脅されて、いざ地獄に堕ちると

 

・巨大な虫にBBQされる

・恐竜に追い回されてボコボコにされる

・獄卒の手によってキャベツの千切りよろしくよく刻まれる

・6つの鍋でグツグツよく煮られる etc

 

などの刑罰に処される、恐竜好きにはご褒美かもしんない。

 

あとは禪院真依がドンピシャでアウトな「口は災いの元」、地獄では悪口は重い罪なのだ。

 

嘘や悪口を言いふらし人を陥れた者が堕ちるのは第五の地獄・大叫喚地獄。

 

禪院真依は人を妬んで悪口を言いふらしたり、私欲のために嘘をついて人を陥れたり(三輪ちゃんの件)、マンゴー勝手に食べてるので(三輪ちゃんの件)、一寸法師さんの居る受苦無有数量処(じゅくむうすうりょうしょ)あたりだな、まぁ禪院家で虐げられてる分は事情酌量の余地ありとは見なされるだろうがそれはそれとして罪は罪だよ。

 

「呪術師ってさぁ〜自分は特別=偉いから他者を虐げても良い!って言うのが職業病な訳よ、まぁそう言う奴は地獄に堕ちるわけだけどね」

「俺も他人事じゃ無いな…、地獄云々よりも人として嫌だ」

「アンタだけじゃないわよ、私たちも気を付けないとね!」

 

そう言っていざ荷物を背負おうとした俺たちだったが敵意を感じたので一旦荷物を置き周囲を伺うと倉庫から出てしばらくしたところで半裸のマッチョとノースリーブの制服の女が出待ちしていた、ポケモン金銀のウソッキーのように道を塞いでいる。

 

「俺、あそこで結構悩んだなぁ。勝てなくてきんにく貰ったりじょうろ貰う手順でアレ?ってなったよ 」

「何の話だよ、このまま行くと鉢合わせるぞ」

「嫌がらせのために出待ちしているってマジ恥ずいんだけど」

 

荷物を置いて近づいて行くと「アンタが虎杖悠仁ね?」とノースリーブの女…禪院真依だな、に話しかけられたので「そうっす」と答える。

 

「器なんて聞こえは良いけどようは半分呪いの化け物でしょ、そんな奴が不躾に呪術師を名乗るなんて虫唾が走るわ、とっとと死んでくれないかしら」

 

俺としてはその言葉を聞いて、「もう死んでるんだけどなぁ」3割、「鬼神だから化け物もあながち間違いじゃないよな!」3割、「あれ?禪院真依ってこんな性格だったっけ?」3割、「こりゃ受苦無有数量処(じゅくむうすうりょうしょ)行きですわ」1割の思考になるのだった。

 

原作読んだ限りじゃ禪院真依って典型的な「弱者を挫いて強者に媚びる」タイプだったはずだ、京都校で1番強い東堂のいる時に喧嘩売って来たり丸腰の釘崎を狙ったり真希先輩にも「一緒に落ちぶれてほしい」発言したり…少なくとも真希先輩が完全に覚醒するまではそう言う感じだったはず。

 

俺みたいな得体の知れない奴にいきなり死ね発言するほど肝が太いキャラだったか?うん、やっぱりこの世界はコミック越しの世界じゃなくて紛れもない現実…こういう差異は出るよな、ましてや鬼灯の冷徹が混じってるもんな。

 

俺はそう考えていると伏黒と釘崎が「(ホントにコイツ真希先輩の妹なわけ?)」「(先輩が妹にはクーデターの件伝えないし巻き込まないようにする理由がわかった)」と耳打ちして来た、事実を知っていると怒りよりも呆れが先に来るよな!

 

俺たちがそうしていると半裸マッチョ…東堂葵が「真依余計な話を広げるな、俺はコイツが乙骨の代わりになるか知りたい」と言って一区切り置いた後に「どんな女がタイプだ」と聞いて来た。

 

「ケツとタッパのデカい女!」

「人間性のしっかりした人」

「他者に依存せず自立心のある奴!」

 

 

 

あらかじめ東堂の情報を知っていたため即答した3人であった。

 

瞬間、東堂の脳内に溢れ出した存在しない記憶

 

 

 

桜が散り始めたグラウンドを見下ろす中学校の屋上、そこで東堂と親友の虎杖、虎杖の親友で友達の友達は友達理論で一緒によくいる伏黒と釘崎はお弁当を広げたり購買のパンを食べていた。

 

「俺、高田ちゃんに告る」

 

東堂が意を決したようにそう言うと3人とも「やめとけ!」と言うのだった。

 

「俺、お前慰めるの嫌だぞ!?」

「お前一度いじけるとめんどくさいだろ」

「高田ちゃんにも選ぶ権利はあるわよ?」

「何でお前たちは揃いも揃って俺がフラれる前提なんだよ」

 

東堂が心外だ…とそう返すと虎杖は「じゃあ逆に聞くけど何でOK貰えると思ったんだよ」と返して来た。

 

「かのフローレンス・ナイチンゲールはこう言った。神様は私たちに成功してほしいなんて思ってはいません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ、とな」

「それ言ったのマザー・テレサだぞ」

「アンタ神様信じるクチじゃないでしょ」

「いや、わざわざ出雲大社まで行って縁結びのお守りを買って来た!アマ公の加護が今の俺にはある!」

「大神は神ゲーだよな!」

 

そうしていざ!とお守り片手に高田ちゃんに告白した東堂だったが、高田ちゃんの「ごめんなさい、私好きな人いるの」で一蹴された。

 

桜吹雪の中に消えて行く高田ちゃんを心から凹んだ顔で見送る東堂、ワンチャン「好きな人が俺という可能性は…」と呟くと「あるわけないでしょ」と釘崎にトドメを刺される。

 

しかし、虎杖は「ほら、いつまでもしょげるなよ」と東堂の頭を叩くと「ラーメン奢ってやるよ」と言って歩き出すのだった。

 

「私、とんこつの気分ね。チャーシュー乗せるの」

「俺はギョーザもつけてガッツリ行きたい」

 

そうして歩き出す4人。

 

そんな、どこにでもあるような青春の一コマであった。

 

 

 

そんな記憶の捏造を自称IQ53万の脳内CPUで叩き出した東堂は「俺たちは親友だったようだ…そして親友の親友もまた親友!」と万感の思いで呟くのだった。

 

 

 

虎杖は 困惑 している!

 

伏黒は 困惑 している!

 

釘崎は 困惑 している!

 

真依は 困惑 している!

 

 

 

そんな置いてけぼりの周囲をものともせず東堂は「高田ちゃんの個別握手会あるからこの辺で、交流会で会おう!」と颯爽と去って行った。

 

真依も慌ててその後を追う。

 

「何だったんだ今の…」

「さぁ…」

 

なお五条はこの後マニュアルお爺ちゃんに嫌味を言った。

 

「いや〜僕の生徒優秀だからさぁ〜!特級くらいチャチャっと片せる訳よ〜残念でした〜!!」

「(イラッ)」

「(私たちそんな連中と戦うの?)」

 

というかこのお爺ちゃん学長優秀だから生き延びたというよりも「上層部に都合の良い駒」として生きたから生き延びたタイプとは五条の談。

 

鬼灯様曰く「マニュアル人間って何気に堕とす地獄に迷うんですよね、まぁ邪見扱いでしょうか」とのことだ。

 

 

 





実は順平を生かすか死なすか迷っています、なまじあの世が鬼灯の冷徹なので死んでも

鬼灯様「とりあえず真人と腐れメロンパンを始末するまでは現世で労役刑で」

で済むんですよね、母親が殺されてもすぐ会えるし

閻魔大王なら恩赦くれるけど鬼灯様は地獄に堕とすだろうな、という難しい案件
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