呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです   作:久保サカナ

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ぼちぼち書いて行きます。




米花事変とモグラ 序章

 

 

 

「それ」はある日突然訪れた。

 

 

 

「あれ、コナン新しいのが出たから電子版買おうと思ったけど今まで買ったやつも無くなってる………故障か?」

「配信サイトの異常じゃないか?」

「やっぱり紙の本よね!」

「サイトに問い合わせて履歴とか見たら?」

 

 

 

寮の談話室で名探偵コナンの新刊を購入しようとした俺であったが、今まで購入したのも全部消えているのだ。

 

順平に言われた通りに履歴を探ってみたが、「まるで名探偵コナンという作品は無かった」かのように履歴も消えている。

 

なんか嫌な予感がしたのでgoogle先生を立ち上げて「名探偵コナン」というワードをググる………検索ヒット数、0件!!

 

その結果を恵、野薔薇、順平に見せると3人もスマホを取り出して検索し始めた………「名探偵コナン」の検索ヒット数、0件!!!

 

 

 

俺たちは慌てて五条先生の元に駆け込むのだった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

そして、職員室。五条先生のデスク前にて。

 

 

 

「なるほどねぇ、今伊地知を本屋にパシらせ…もとい偵察に行かせたけど、「名探偵コナン」という概念がこの世から消えている?あるいは世界が書き換えられたわけだ」

「五条先生の六眼ではなんか分からないんすか?」

「いや、僕も言われるまで気が付かなかったよ。呪詛師や呪霊の仕業にしてはおかしいし………早速伊地知からかかって来たね、もしもし?」

「五条さん、大変です。コナンが消えたのはそうなんですがもっとおかしいモノがあるんです!」

 

 

そう伊地知さんが言うと一旦電話が切れて五条先生のスマホに画像が送られて来た、そこには「るるぶ 米花町&杯戸町」と書かれた本が写っている。

 

それを見た五条先生はパソコンで「米花町」とググった、そしたら1番上に「米花町の所在地のgoogleマップ」が出て次に「米花町の市のホームページ」が出て来た、「米花」とつく住所がズラッと下に並んでいる。

 

 

 

「今日ってエイプリル・フールだったっけ?」

「いや、真夏っす………アレ!?そもそも真夏である事がおかしいよ!!

「どうしたの悠仁」

「腐れメロンパンを討伐してハロウィンを無事に超えてクリスマスも過ぎたのになんでいきなり真夏になってるんだよ!?冬と春と梅雨が無くなってるし夏が来たなら俺たち2年生に進級してなきゃおかしいじゃん!!!」

「「「「言われて見たら確かに!!!」」」」

 

 

 

どうやら既に俺たちの認識に異変の影響が出ていたようだ………五条先生が術師を集めての緊急会議を開こうとしているのを横目に俺は地獄にいる鬼灯様のアドレスに電話をかけるのだった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

そして高専の会議室に術師と補助監督が集められて緊急会議である、鬼灯様と俺たちも「地獄勢」「最初に気づいた組」として参加している。

 

伊地知さんが現状で分かっている事と起きている問題をまとめて説明してくれている。

 

 

 

「まず現段階で判明している事として

 

・名探偵コナンというフィクションシリーズの概念が全て消滅している

・代わりにこれらの作品に登場する架空の街である米花町と杯戸町がこの世界に出現している

・世界中の四季や成長に関わる時間感覚や認識が狂わされている

・名探偵コナンという概念を覚えているのと時間感覚の異常に気付けるのは術師や補助監督のみ、窓は殆どが駄目である

 

という事が挙げられます」

「ビックリな事にね〜僕でも悠仁に言われなきゃ気付けなかったのよ、六眼でも無理みたいね」

「オイオイどうなってるんだよ………」

 

 

 

五条先生に対して日下部さんがぼやく、鬼灯様が「地獄からも報告しておきたい事が幾つかあります」と挙手して発言した。

 

 

 

「地獄の方でも

 

・コナン世界の亡者が死んだ時期を問わず流れ込んで裁判や記録が混乱している

・コナン世界の死因はぶっちゃけクソみてぇな理由が多いため亡者に下される裁きも混乱している

・このまま亡者が流れ込むと更なる混乱が起こる

 

という問題が挙げられます」

「ただね、地獄には『名探偵コナン』がまだ残っています。どうやら認識改変は地獄には及ばなかったようです」

「総監部の方々にも報告してあります、ただ本来起こる筈であった渋谷事変やその後の諸々にも変わる未曾有の事態として術師と補助監督には動いてもらう事になりそうですね」

 

 

 

そして沈黙が降りる………そりゃ、大規模呪詛テロどころかいきなり世界中の改変だもんね、俺も正直混乱しているよ。

 

その時、俺に天啓が走った。

 

「失礼します」と言ってスマホを取り出して今度は「呪術廻戦」で検索すると集英社のHPにコミック公式サイトにアニメサイトに作者のTwitterに………俺は慌ててその画面を会議に参加しているメンバーに伝えて見せた。

 

 

「俺の前世は『名探偵コナン』が現実で『呪術廻戦』はフィクションでした………どうやらあらすじから見て『俺が情報をもたらさなかった世界線』の話の連載が終わったところみたいです」

「つまり、『呪術廻戦』が現実扱いではなく僕たちはフィクションの存在とかに見られているってコト?」

「そうなりますね、『鬼灯の冷徹』もフィクション扱いされてます」

 

 

 

そして、一同はコミック配信サイトで「呪術廻戦」と「鬼灯の冷徹」をダウンロードしたのであった。

 

「ぶっちゃけいつもの姿のまま街に出たらコスプレイヤー扱い」になるので皆で変装する事になるだろう………俺は服変えて髪の色と髪型変えたらイケるな、角が短くて良かった!

 

その後、総監部は「補助監督と変装させた1年生チーム」を派遣する事を決断したのだった。

 

ちなみに理由は

 

俺………鬼神だからとにかく丈夫で死ににくい、技数が多くあらゆる場面に対応出来る

 

恵………まこーらであらゆる場面で適応可能

 

野薔薇………身代わり人形が作成可能なため呪術界の命綱

 

順平………澱月を変形可能になったためあらゆる場面に対応可能

 

だからである、もちろん身代わり人形を増し増しで持つ。

 

 

 





というわけで序章を書いてみました。

モグラさん一行はまだまだ出ません、まずは情報収集から。

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