呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
モグラのアニメ放送中に色々進めたいですね。
それから俺たちは偽名を考えたり、総監部に偽装戸籍や身分証明書を作って貰い用意をしたのだった。
変装もノリノリで考えた…野薔薇は「これ以上染めたら髪が死んじゃうわよ」と文句を言っていたが髪型を変えて何とかする事にしたようだ。
ボロを出してコナン君や公安やFBIに怪しまれたりしたら盗聴器祭りになるからな………伏黒の玉犬を常に出してるくらいで良いだろう。
ちなみに偽名は「よくある苗字の書かれたくじの入った箱」「よくある名前の書かれたくじの入った箱」を用意してその中からくじ引きで選んだ、でも俺は前世の名前を使う事になった。
偽名は以下の通りだ
虎杖悠仁→伊藤修二(いとうしゅうじ)
伏黒恵→黒田希(くろだのぞみ)
釘崎野薔薇→矢崎宗美(やざきそうび)
吉野順平→吉田純平(よしだじゅんぺい)
………厳正なるくじ引きの結果にも関わらず女みたいな名前を引いた恵と文字違いの名前を引いた順平の顔は何とも言えなかったよ、野薔薇は薔薇繋がりではあるもののシワシワネームに顔を顰めていた。
そして何日かかけて偽名に慣れた俺たちはいざ米花町に向かうのだった。
◇◇◇
米花町に向かう先の車内で俺は気になっていた事を伊地知さんに質問するのだった。
「そういえば伊地知さん、普通の任務なら術師を派遣する前に現地の窓の人とか補助監督の人が捜査しますよね?」
「虎杖さん…それがね、米花町は突然現れたために呪術界の者が1人もいないんです。現場に向かった補助監督の操作チームも爆弾騒ぎに巻き込まれて死人こそいませんが今入院中なんです」
「爆弾どっから湧いたのよ」
「ただ、調査チームからは
・名探偵コナンの俗に言うレギュラー陣はほとんど出揃っている
・にも関わらず劇場版はおそらく始まる前
・小泉紅子という米花町・杯戸町の中では唯一呪術のことを理解出来る現地協力者が出来た
という報告が上がっています」
「紅子様いるんだ………」
紅子様とは「名探偵コナン」と世界観を同じくする「まじっく快斗」に登場するヒロインの1人であり、箒で空を飛んだりはもちろん占いから魔法っぽいことはあらかた出来るガチモンの魔女である。
ただ、「名探偵コナン」の世界においては占いが上手い女子高生にまでナーフされる…という設定があったはずだ。
そんな彼女が協力してくれるということはやはり魔女的に何らかの異変を感じ取ったということなんだろう。
伊地知さんも「今は杯戸町の小泉紅子さんの自宅に向かっています」と答えしばらく俺たちは車に揺られつつ、「米花町に行ったらありそうな事」をディスカッションするのであった。
「やっぱり米花町といったら爆弾よね、見つけたらどうする?」
「すぐに通報して避難するでいいんじゃないか」
「逃げられない時は僕が水無月で包んで爆発から皆を守るよ」
「ただなぁ、オカルトで助かってもコナン君に怪しまれたりしたら盗聴器とズッ友になるんだよな〜」
そうして俺たちが米花町でありそうなことの話題で盛り上がっていると………いきなり学校がテロリストに占拠されるくらいの妄想でも米花町ならアリエールでしょなんだ、実際テロリストによる占拠も学校じゃなかったけど劇場版であったし………伊地知さんが俺たちに声をかけて来た。
「この先道が工事で通れないようです、迂回して米花町を通ります」
「なんか嫌な予感がします」
「いやいや〜米花町に入った瞬間事件とかは流石に無いでしょ」
「なるべく早く通り過ぎちゃえば大丈夫だって」
そうして伊地知さんの運転する車は進路を変えてしばらく走ると…伊地知さんが急ブレーキを踏んだ。
ちゃんとシートベルトをしていた俺たちは無事だったが何があったのか尋ねると「スケボーで爆走する子供が目の前を横切った」というのだ。
俺たちが「もしかしてそれって………」と思いながら窓の外を見ると明らかな速度違反で黒塗りの高級車が突っ込んで来たかと思うと拳銃やサブマシンガンで武装した明らかにカタギじゃない連中が出て来て発砲し始めた。
ここ日本だよね!?ロアナプラとかじゃないよね!!!治安が終わってるって入った瞬間分かったよ!!!
助手席に座っていた俺はすぐに伊地知さんを我が身で庇いながら伏せた、後方席の3人も同じだ。
そして発砲音が止んだら車を速やかに降りて既にアナボコまみれになってしまったセダンから離れた、その瞬間セダンは燃料に引火したのか爆発炎上してしまった。
これが米花町の洗礼か……!
俺たちが呪術界とは違うイカレっぷりに戦慄していると、すぐ側でCVが林原めぐみ…いや沢城みゆき…いや喜多村英梨か?ともつかない絶妙な声で「これで理解出来たでしょう、この世界の理のおかしさが」と言われた。
俺たちが声の方に顔を向けると杯戸高校の制服を着た黒髪の美少女が立っていた、間違いない…!
「アンタが小泉紅子さんだな?」
「ええ、そうよ。ようこそ呪術界の方々、野次馬が来る前にここを離れるわよ」
「では私は警察への説明のために残ります」
そうして伊地知さんを残して俺たちは紅子さんの執事さんの運転する車で現代の魔女の屋敷へ向かうのだった。
モグラさんを期待して来てくれた人すみません、次回も説明フェイズになります。