呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
実は出禁のモグラは単行本派なんです。
虎杖が原作知識に基づき推理したり上司(鬼灯様)とホウレンソウする話。
「すみません、急に泊めてもらっちゃって…」
「いえいえ、よろしかったらこちらはいかがでしょうか」
俺たちは駄菓子屋「ぎろちん本舗」にあげてもらってお茶とお菓子をいただいている、俺はお茶をいただきながらオタクの頭脳を原作知識を基にフル回転させる。
「(う〜ん、どう考えても出禁のモグラが混ざった以上この異変はあの残り滓の仕業だよなぁ。犯罪都市米花町とかアイツにとっては天国だろ!)」
すると恵が悩んでいる俺に気づいたのか「さっきお前の言っていた『出禁のモグラ』ってなんだよ」と尋ねて来た。
そうだよ、まずは原作知識を共有しないとな、ホウレンソウは大事!
「鬼灯の冷徹の終わった後に同じ作者さんが書いてる漫画だったよ、俺のいた世界ではね………そっちの百暗桃弓木さんが主人公なんだけどね、すみません浮雲姐さんは席外してもらえますか?」
「分かりました」
「なんだなんだ、俺の話か?」
そうして浮雲姐さんに退席してもらうと(正体不明なため100%味方であるという保証が無い)、モグラさんがやって来た。
「そういや、君たちこないだまでジャンプで連載してた…呪術廻戦?のキャラクターにそっくりだな!俺もジャンプ拾った時に読んでたぜ」
「うん、これから嘘みたいな話するけど信じて欲しいっす」
そして俺は今まで起きたこと…呪術廻戦とはもはや似て非なる世界から来たこと、出禁のモグラの俺が知っているところまでの原作知識を話した。
なお、あらかじめ鬼灯様も持ち込んだスマホをテレビ通話モードにして話を聞いてもらいホウレンソウをついでに済ませる、いや鬼灯の冷徹と出禁のモグラって世界が繋がっているのか気になるからね、ホウレンソウは大事よ!
話している間、表情の変わらない鬼灯様とコロコロ表情の変わるモグラさんが対照的だったな。
「いや…俺も大概怪しいって自覚あるけどさぁ…つまり君たちは俺の物語がフィクションとして連載されてた世界から来た異世界人ってことだよな?俺の真名知ってるし………」
「有り体に言えばそうっす!」
「ついでに言うとアンタたちがフィクションだと思ってた呪術廻戦の登場人物よ」
「でも悠仁のおかげでもう原型無いけどな」
「序盤で死ぬはずの僕も生きてるしね」
モグラさんは「マジかぁ…」と呟いている、すると画面の中の鬼灯様が「気になる点があります」と声を上げた。
「虎杖さんは『鬼灯の冷徹』と『出禁のモグラ』の世界観は繋がっていたと考えているんですよね?」
「そうっすね、明らかに檎さんらしきオバケが出てたし」
「しかし、我々は『互いのことをフィクションだと思っていた』これは矛盾しています」
「う〜ん、それがよくわからないところですよね」
「今分かっている事をまとめてみるぞ」
恵が影からメモ帳を取り出して「今のところ分かっている世界構造」を書いていく、頭良い奴がいないとコナン世界だと詰むよな!
・A世界 呪術廻戦と鬼灯の冷徹が混ざった世界
・B世界 名探偵コナンと出禁のモグラが混ざった世界
・この二つの世界は互いのことをフィクションだと思っていた
・今回の異変ではこの二つの世界が混ざった?
「つまりこういう事だろ」
「流石恵!一年生のブレイン担当なだけはあるわね!」
うん、わかりやすいぜ。流石恵!
「俺の推測だと元凶はぶっちゃけ疫病神………ヨモツオオカミの剣の残り滓だと思います、俺は出禁のモグラは途中までしか読めていないけれどコイツが各地で霊騒動を起こしてモグラさんを嵌めて復活するんです」
「零落した神とか明らかに特級呪霊相当じゃねぇか」
「ソイツ祓えば良いのよね?」
「鬼灯の冷徹と違って明確に『敵』がいるんだね」
「ただコイツは腐れメロンパン以上に現代に適応するんです、後手後手になればなるほど被害は増えます」
俺がそこまで述べると鬼灯様は「分かりました、しかし相手は零落したとはいえ神ですし地獄では裁けません。伊邪那美命様の縁者でもあります」と言うのだ。
「鬼灯様!ヨモツオオカミの剣の残り滓は『1日1億人抹殺』を掲げて動き出します、下手すると腐れメロンパン以上の災厄になります!!」
「分かっています、直ぐに十王会議を開いて伊邪那美命様や呪術界との連携もやりつつ対応策を出します。まぁ、十中八九、特級呪霊扱いで呪術師による祓除になるでしょうね」
「よろしくお願いします!」
鬼灯様はそこで話を一旦切ると「それにしても…モグラさんと虎杖さんは本当に対照的ですよね」と言うのだ。
そうかな?
「だってそうでしょう?モグラさんは『お人よしが過ぎてあの世を追われて零落して人間になった神』、虎杖さんは『お人よしが過ぎてあの世に行って神格を得て神になった人間』………どこか作為的にすら感じますよ」
そうかな………そうかも………(チョビ感)
するとモグラさんが「両面宿儺もマイナーだが神っちゃあ神だからな、その器になった人間なら神格を得るのも解るぜ。それに天国の方のお迎えが来るくらいめちゃくちゃ善業積んだんだろ?」と口を挟んで来る、そこまで言われると照れるんよ。
「では追って連絡をするので失礼します」と言って鬼灯様との通話が切れた、とりあえず俺たちが五条先生と総監部に報告を入れると「呪術の使える拠点で待機、指示は追って出す」と言われたのでモグラさんと浮雲姐さんに4人で頭を下げる。
「すみません…厚かましいとは思いますがここを拠点として使わせてくれませんかね…?」
「俺は構わないぜ、まぁ米花町よりは安心出来ると思うぞ。呪術も使えるんだろ?」
「構いませんよ、ただ多少の雑用はして頂きますが」
「「「「ありがとうございます」」」」
そうして俺たちは拠点を手に入れたのであった。
モグラさんのあのトークが難しい………作者には再現できる気がしないです。
新作を投下しました、タイトルは「元教皇BBAの体当たり式たいむだいばぁず 〜どんと来い終焉の銀河〜」です。
原作は一応スパロボサルファです。