呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです   作:久保サカナ

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今回は呪術廻戦の原作キャラや設定、展開を鬼灯様たちが結構ボロクソに言います




呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹世界だったようです9

 

それから昼休みが終わり、不喜処に仕事に戻る桃太郎ブラザーズ先輩たちと別れた俺はお香さんに連れられて会議室に通された。

 

するとなんと!十王全員とその補佐官が勢揃いしているではないか!(天の御柱様除く)、俺が入室した瞬間に全員の視線が俺の方を見たのマジビビった…。

 

「失礼致します…」とUターンして退室しようとすると鬼灯様に「何処に行かれるんです?」とガシッと肩を掴まれた。

 

「いや、鬼灯様!俺はさっき入社したばかりの新人ですよ!こんな要人会議に立ち会うのはおかしいでしょ!」

「いえ、今回の十王会議は貴方が中心です。具体的には貴方の証言を精査して地獄の今後の方針が決まります」

「責任重大通り越して公開処刑じゃないですか…」

 

そう慄くしかない俺、俺の一言であの世が変わる…?ウッソだろ、オイ。

 

「まぁまぁ虎杖くん、そう固くならなくても良いよ」

「そうよぉ〜、貴方が嘘つきじゃない良い子だってことはもう皆んな知っているから」

「樒の言う通り、地獄は嘘つきには厳しいが正直な善人には優しいぞ?」

 

そう声をかけてくれるのはさっきもお会いした閻魔大王様と五官王様とその側にひかえるふくよかな女性、五官王第一補佐官である樒さんだ。

 

なお、後に鬼灯様と同じく様付けの方が良いですか?と尋ねたら「もうっそんな堅苦しくなくていいわ!樒さんって呼んで!」と言われた。

 

不覚にも前世の母親を思い出して泣きそうになってしまった、今世の母親?ワシは機嫌が悪いんや…。

 

 

 

閑話休題(それはおいといて)

 

 

 

「皆さま資料と飲み物は行き渡りましたね?では、これより緊急十王会議を始めさせていただきます。司会は私、鬼灯が務めさせていただきます」

 

そういうと鬼灯様は一旦区切って、お香さんの持って来てくれたパイプ椅子に座る俺の方を見た。

 

俺も腹を括るか…。いや、この世で死ぬ時に括ってはいるんだけどね?何回も似たような話(呪術廻戦本編)をするのはこう、来るものがある。

 

「今回の緊急十王会議はとある亡者をきっかけにして開かれることになりました。亡者どころか鬼神になるほどの逸材です、皆さん事前に通知をしたためお分かりになるとは思いますが。では虎杖さん挨拶をお願いします」

「それでは…僭越ながら本日の説明を担当させていただく虎杖悠仁と申します、本日はよろしくお願い致します」

「挨拶ありがとうございました…では皆さまお手元の資料をご覧ください、虎杖さんは現世で自供した内容をもう一度お願いします」

「それでは長くなりますが…」

 

そして俺はジャンプコミックスに換算すると前日譚含めて31巻ぶんにも及ぶ内容を再び話すのだった。

 

ただ、現世で自供した時とは違い「誰々が何処どこで何々する」という地獄で裁判する時に使用する案件だよなぁ、というのを詳しく話した。

 

特に「何が原因で何人くらいの死人が出るか」を詳しく話した。

 

(作中での呪霊被害、 渋谷事変での死者、東京が壊滅して都民は全滅寸前、死滅回遊の被害)

 

「登場人物の悪行」は多少盛った。

 

(具体例:上層部、禪院家の連中…特に扇と直哉、真人、羂索、宿儺のあたり)

 

そうしては長い話を終えて喉がカラカラになったので飲み物をいただいた。

 

「みなさんにお集まりいただいたのは他でもありません、このまま腐れメロンパン… 羂索のやらかしを静観していると地獄は間違いなく亡者でパンクしてしまうでしょう」

「まぁ渋谷ハロウィンに集まるのがウン万人、東京都の人口がだいたい1400万人、あとは大都市で行われる死滅回遊の被害が未知数だけどこれも少なく見積もって一都市につき数万人、戦時中以来の未曾有の大災害だね」

「しかも皇居や霞ヶ関…日本の中枢がやられる以上、二次災害も時間が経てば大きくなるぞ」

「呪霊被害も雪だるま式に増えるわけだしな」

「諸外国の侵略もある以上、他国のあの世とも足並みを揃える必要がある」

「地獄でも簡単に裁けない亡者が増えるわけですからね」

「というかこんな未曾有の呪術・呪霊テロが起きたにも関わらず呪術界上層部と御三家の対応が愚か過ぎてフィクションに思えて来る」

「自分たちさえ良ければ良い、エゴイズムと責任転嫁の極致だな」

「日本滅亡したら跡取りも何も無いのにな」

「しかも自業自得で殺されておいて呪霊になって復讐に来るとかコイツの前世は毒虫か何かだろう」

「というかこの五条悟という者に頼り過ぎではないか現世!」

「一応、虎杖くんの頭を人頭杖してもらえますか?」

「用意してあります、では虎杖さん。貴方の話したことは嘘ですね?」

「いいえ!」

 

ポンっ「褒めてつかわす」(良い香り)

 

「いや、君を疑うわけじゃないんだけどね?あまりにもあまりの内容だったのでつい現実逃避しちゃったごめんね?」

「いいえ、簡単には信じられ無いことを言った自覚はあります」

 

そう十王がガヤガヤしていると鬼灯様が手をパンパンと叩いて、「虎杖さんから意見があるそうです」とこちらに話題を振って来た。

 

と言っても俺が原作読んでて思った感想なんだが…。

 

「このまま行くと世界中で呪力という新エネルギーの奪い合いや呪術師の軍事利用は間違い無くされるでしょう、そうなると旧ソビエトやナチスドイツでやってたような非人道的な人体実験が横行して他国のあの世も忙しくなります、下手したら第三次世界大戦まっしぐらですね」

 

これはなぁ〜原作でもお米の国が術師の拉致をすぐさま実行して来たもんな、事前に動かないと不味いぞ。

 

下手をうつと一応ハッピーエンドだった原作のその後が悲惨な事になりかねない。

 

すると鬼灯様が発言をした。

 

「さっきから聞いているとつまりは『羂索の好きにさせると不味い』ってことですよね?」

「有り体に言えばそうです」

「なるほどなるほど…」

 

閻魔大王様と鬼灯様は何やら話し合うと今度は閻魔大王様が発言をした。

 

「これは一時的にだけど『現世不干渉の掟』を撤廃…とは行かずとも緩めるべきだと思うんだ」

「そう、地獄から現世に使いの者、羂索がやらかす前に祓って地獄送りにする刺客…エージェントを派遣するべきです」

「なるほど確かに羂索が全ての元凶ならばそうするべきだな」

「奴は呪物、つまり死人だ。鴉天狗警察との連携も考えて動くべきかと」

「だが、誰を送るべきか…」

「現世に詳しくないと務まらないぞ」

 

十王の意見が「現世にエージェントを派遣するべき」になって来たところで鬼灯様がこちらに視線をやった。

 

「私と閻魔大王からは虎杖悠仁さんを推薦します、理由は

 

一つ目が、今回の情報をもたらした者であるという事。羂索のやり口をよくご存知のようです。

二つ目が、ついに最近まで現世で暮らしていたという事。私よりも上手く馴染めるでしょう。

三つ目が、複数の術式と鬼神ゆえの強力な身体能力を持つという事。刺客としてはちょうど良いかと。

四つ目が、呪術界改革派の者と面識があるという事。原作通り東京高専に通ってもらいましょう。

五つ目が、自己犠牲を選べるほどの高潔でガンギマリメンタルであるという事。このくらいぶっ飛んでいた方が獄卒としても呪術師としても上手くやれるでしょう」

「なるほど…確かに彼以上の適任はいないな」

「納得の人選ですね」

 

そう言ってもらえて嬉しいが照れるなぁ!獄卒に就職していきなり責任重大な任務を振られたが日本(あの世とこの世の両方)の未来がかかっているもんな!頑張るぞ!

 

「どうですか虎杖さん?」

「謹んで現世派遣任務をお受けします」

「それは良かった」

 

ここで十王会議はお開きになった、その後の俺は獄卒としての研修と術式の訓練があるそうだ。

 

「実は最近俗に言う『精神と時の部屋』が実用化されましてね、そこで研修と呪術訓練を行なっていただきます」

「分かりました!地獄ってすごいですね!」

「まぁ原理は竜宮城の逆です」

 

なお、現世に行く時は鬼灯様もついて来てくれて五条さんたちにちゃんと説明してくれるらしい、そりゃ死人が甦ったら羂索を疑われるもんな…。

 

 

 

 





なんかグダグダしてしまいましたが会議シーンなので…。

次回は現世組と再会させたいですね。
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