最後まで生暖かい目で見守ってください。
「ったく、なに迷惑かけてんのよ」
「パチュリー様?!」
「ってフラン!?」
すぐさま治療魔法をかけた
「フランちゃん、助かる?」
「えぇ、助かるわよ」
「今更何をしに来たのかしら?」
「私は本を借りにきただけなんだけどね。
橋のところで鬼にナイフが刺さってたからまさかと思ったけどやっぱり貴女だったのね…」
「だから?」
「貴女を止める」
「出来るのかしら?」
「少なくとも水の中で動けるのかしら?」
「咲夜、やって頂戴」
「かしこまりました」
「させないよ」
「!?」
「フラン様とこいし様を傷つけた罪、ここで償ってもらうよ…」
「お空、お燐、殺さない程度にね」
「極力加減します!」
「待って」
「こいし様?」
「弾幕パラノイア」
「周りに弾幕が?!」
「お姉ちゃん、フランちゃんの記憶を見せてあげて」
「え?」
「見せてあげなきゃこいつらは絶対に攻撃をやめない」
「わかったわ」
何か光が見えたところで三人は意識を失った
フランの記憶内
「眩しいわね!…ってどこよここ」
「お嬢様、無事ですか?」
「咲夜さんも無事みたいですね」
「でもどこかしらここ…」
「ここにいる人以外何も見えませんね…」
「気がつきましたか?」
「お前は…!」
レミリアは弾幕を放とうとした
「っ?!」
「ここじゃ弾幕は撃てませんよ?」
「時も止められない…?!」
「能力も使えません」
「なら私の力で…!」
「無駄ですよ」
「何…?」
「何をしようが無駄です」
「おい!ここから出せ!」
「嫌ですよ、ここから出したら私が殺されるじゃないですか」
「出してください。フラン様には手を出しません」
「嘘つきですね」
「なっ…?!」
「自分に怪我させたフランを許せないって言ってるじゃないですか」
「だから何ですか?」
「自分が怪我した時の真実を教えてあげましょうか?」
「は?」
「あの子は何もしてないんですよ?」
「じゃあ他に誰が爆発を起こせるんですか?!」
「それを教えてあげましょうかと言ってるんですよ?」
「興味ありませんよ!」
「さっき他に誰が爆発を起こせるんですかとか言ってたのに興味なしですか?」
「じゃあ見せてみてくださいよ!」
「わかりました」
『めーりん遊んでくれるかな…』
門の近くにフランがきた
『用意は出来てるの?』
『えぇ、あとは爆発を起こせば犯人は妹様になるはずよ…!』
戻って…
『めー…』
爆発がおきた。
『え…めーりんっ?!』
『あははははははははははは!』
『大成功!』
『妹様が門番に怪我させた!』
『お嬢様に報告しなきゃねぇ!』
「………!」
「どうしました?さっきまでの威勢は」
「嘘だ、嘘だ、嘘だ…!」
「真実ですよ?」
「妖精メイドがこんなことできるはずがないですよ…!」
「妖精は悪戯が好きなんですよ?」
「そんなはずないですよ!真面目なやつもいます!」
「そんなこと、私だって知ってますよ。
だったらその妖精メイドを連れてきてくださいよ」
「無理言わないで下さいよ!」
「じゃあもうひとつ見せてあげましょうか」
「は?」
『フラン、門番に怪我させておいて脱走を図ろうとしたのかしら?』
『違う!私は何も…』
『うるさいわね、咲夜。地下室に入れておいて』
『ちょっと…!』
「記憶にないはずがありませんよね?レミリアさん」
「確かに…私が言ったわね…」
「この後、妖精メイドが何て言ったと思います?」
「知らないわよ」
「見せてあげましょう」
『…何しにきたのよ』
『別に、食事を運びにきただけですが?』
『あっそう…』
『しかし、無様ですよね~。
有一の肉親に信用されないだなんて』
「これも真実だとでもいうのかしら!」
「真実しか見せてませんってば」
「………」
「信じられないですか?」
「あたりまえでしょう…」
「半分、信じているのに?」
「………」
「じゃあ、フランが暴力をふるわれた後、フランの様子でも見せてあげましょうか?」
「何で…?」
「なんでかって?
見せたいからですよ」
「じゃあ見せてもらおうかしら?!」
「わかりました」
『じゃあねフラン、また来るわ』
出ていった。
『何で?私はなにもしていないのになんでこんな目にあわなくちゃいけないの?なんでお姉様は私のことを信じてくれないの?なんで咲夜やめーりんも私を信用してくれないの?なんで誰も助けてくれないの?なんで私の羽がとられたの?誰か助けてよねぇ?私が狂ってるから助けてくれないの?私の力が怖いから助けてくれないの?怖いよねぇ誰か助けてよお願いだから誰か助けてよ助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けてタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテもう生きるのがコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイヨ…』
もうそれは、心壊する寸前みたいだった。
「………………」
「どうですか?これを見て」
「……………」
「メイドさんはどう思いましたか?」
「…………」
「絶句ですか…」
「……これも本当なのかしら…?」
「私は嘘はつきませんよ?」
「………」
「妖怪は精神を主としてるんですよ?
家族から信頼されないという精神攻撃はかなり痛いんですよ。
それに、フランの心はまだ子供。
495年間も地下にいればなおさらです。
こいしが紅魔館に行かなければ今頃あの子は死んでいますよ?」
「………」
「フランを返せと言いましたね?」
「えぇ…」
「いくつか条件がありますが全部聞き入れれば返しましょう」
「何かしら?」
「フランに暴力はふるわないと心から誓うこと
フランが外出してもいいようにする
フランに謝ること
私達にはもうちょっかいをかけないこと
記憶の中の妖精メイドは全て解雇すること
フランが貴女に何かしても許すこと
以上が条件です」
「分かったわ…聞き入れましょう」
「そこの二人もよろしいですか?」
「はい、わかりました」
「わかりました…」
「じゃあ、意識を戻しましょう…」
また光が見えたところで、意識を失った
現実世界
「………ん?」
「フランちゃん!」
「こいし…?」
「よかったぁ…」
「え?」
「昨日の魔女が助けてくれたの」
「パチュリーが…?」
「えぇ。貴女危なかったのよ?」
「ありがと…パチュリー」
「いいのよ」
「うぐっ…」
「レミィが目覚めたみたいね」
「…フラン」
「………何よ」
「さとりに貴女の記憶を見せてもらったわ…」
「…だから?」
「…ごめんなさい、フラン」
「………」
「信用していいですよ」
「さとりお姉様…?」
「心から言っています」
「………」
「外にも出ていいわよ…」
「………」
ゴスッ!
「っ?!」
「これで、許すわ」
「フラン…?」
「さっき言ったこと、偽りじゃないよね?」
「え?」
「外にも出ていいわよって」
「ええ。いいわよ」
「………あとひとついい?」
「なにかしら?」
「あの妖精メイド、壊していい?」
「えぇ、復活したら解雇するわ」
「そう…」
「やっぱり、話せば分かるのかな?」
「きっとわかり会えると思いますよ?」
「…ねぇお姉ちゃん」
「なにかしら?」
「今度、フランちゃんの家に遊びに行っていい?」
「いいわよ」
「本当?ありがと!」
フランたちは帰っていった。
フランは帰った時に、早速今までさんざん痛めつけてきた妖精メイドをフラン達で壊しました。
その後、解雇したそうな。
帰ってきた当初は、やはり慣れなかった。
本もないし…
翌日、こいしが遊びにきた。
こいしと弾幕ごっこを楽しんだ。
結果は引き分けだったそうな。
その後、レミリアとの仲ももとに戻り、いつも通りに暮らしている。
ただ、ひとつ言うならば、
こいしがしょっちゅう泊まりに来たり、フランが地霊殿にしょっちゅう遊びにいくくらいだ。
でも、以前よりは仲も良くなったと、レミリアも喜んでいるように見えたそうだ。
END
終わりです。
一週間に一本と言ったな。あれは嘘だ。
というわけで、後書きです。
次回作についてですが、楽しみに待っててください。
最後の締まりがぱっとしなかった気がします…
まぁここまで見てくださった皆さん、ありがとうございました!