黒の剣士と黒い沈黙 作:ローランガチ恋
まるで現実と間違えるような美しい風景だった
辺りを見渡すと緑豊かな平原にリアルと間違えるような木、それに加え風や匂いも感じることができる本来そんなことは有り得るはずがなかった。
ある日【ソードアート・オンライン】という名のゲームの世界ではゲームの死=リアルの死と直結している。
これは、ゲームであって遊びではない…
近くでポップした猪を見た途端ターゲットに向かって走り出しソードスキルを使用した、命中し敵はパリン!と音が鳴りながら消えるの目にした。
俺はただ現実を見たくなかった、このゲームの世界に入れば少しでも目を背けることが出来る思っていた。だがそんな事は一欠片も実感することが出来なかった。
それにおかしいこともあったリアルでは武器も振ったことが無いはずなのに何故か、自分の体の一部のように使うことができる、1番は片手剣という名の武器種だったが他の武器種も身体が勝手に動くように使うことが出来たが自分に才能があると言うことで納得出来た。
しばらく前
男は一度ゲームからログアウトしようと思いメニューを開いた
「おかしいな、ログアウトボタンがない?」
本来はメインメニューの一番下に配置されているはずのログアウト表示が無かった、その内治るバグかと思い放置しようと思った途端、自分の体が消えてゆき気づけば最初の広場に来ていた。何があったのか分からないまま近くに居る片手剣を携えた男に聞いてみることにした
「そこの人聞いてもいいか?」
「俺にもまだよく分から無いんだけど分かることなら答えてみるよ」
「どうしてみんなここに集まっているんだ?」
「みんなワープしている事から何かお知らせでもあるんじゃないか?それに加え何故かログアウトアイコンが無くなっているようだしな…」
「名前を聞いてもいいか?俺の名前はローランだ」
「あぁローランかいい名前だな、俺の名前はキリトだ、よろしく頼む」
「もう1人の方の名前も聞いてもいいか?」
「俺の名前はクラインだ俺も何故ここに集まったかよく分からないな!」
「おい!上のやつはなんだ!」
叫ぶ声が耳に入る上を見ると《Warning》《System Announcement》と言う表示があった、その後空は赤く染まり血の塊の様な何かが巨大な人の姿を形になった。クラインは口を開いた
「なんで中身がねぇんだ?」
「中身ってなんだ?」
「ローランはβプレイヤーじゃないのか、βプレイでは運営の人が中に居て人の顔があるはずなんだ」
話していると赤ローブの両手がゆっくりと揚がり。赤ローブが口を開いた
『プレイヤーの諸君。私の世界へようこそ。私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ』
確か茅場晶彦はこのゲームを作ったやつだった気がする。それ以外はあまり知らないな。
『プレイヤー諸君は、既にメインメニューからログアウトボタンが無いことに気づいてると思う。それは、不具合ではなく≪ソードアート・オンライン≫本来の仕様である』
『諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームからログアウトすることはできない』
『また、外部の人間によってナ―ヴギアの停止、解除を試みられた場合、ナ―ヴギアが諸君の脳を破壊する』
「脳が破壊される…?そんなことある訳ないだろ!」
『可能だよ正確には10分間の外部電源切断、2時間のネットワーク回路切断、ナ―ヴギア本体のロック解除、または分解、破壊のいずれかによって脳破壊シークエンスが実行される。
現時点で、警告を無視しナ―ヴギアの強制除装を試み、すでに、213名のプレイヤーがアインクラッドおよび現実世界から永久退場している』
(もうそんな人数が死んでいるのか……?)
『今、ありとあらゆる情報メディアによってこの状況は報道されている。
ナ―ヴギアを装着したまま、2時間の回路切断猶予時間のうちに病院、施設に搬送される。
現実の肉体は、厳重な介護体制のもとにおかれる。
諸君には、安心してゲーム攻略に励んでほしい。』
『さらに、≪ソードアート・オンライン≫はもうただのゲームではない。
もう一つの現実だ。
今後、ありとあらゆる蘇生手段は機能しない。
HPがゼロになった瞬間、諸君のアバターは永久に消滅し、ナ―ヴギアによって脳を破壊される』
「は……?!安心してやれるはずが無いだろ!このゲームで死ねば現実で死ぬだって?!おかしいだろ!なんでこんなことに巻き込まれないといけないんだ!」
近くに居るプレイヤーは怒りと絶望が入り交じったかのような表情で叫んでいたがそれ関してはローランも賛同した、なぜこんなに多くの人数を巻き込んでデスゲーム始めたのかそれに加えナーブギアを外されれば死にHPバーが損失することによっても死ぬ。そんな事があればこのゲームをクリアする人はあまり多くないんじゃないかと思った
『最後に諸君にこれが現実である証拠を見せよう。アイテムストレージに私からのプレゼントがある。確認してくれたまえ』
アイテムストレージを開くとそこに一つあった。
アイテム名[手鏡]
オブジェクト化し鏡を覗くと自分の顔が写りこんだ
辺りは光に包まれて人々の見た目が変わっていた、背後から声が聞こえてきた
「「お前がキリト(クライン)か!?」」
そこには先程と違う顔が映り込んでいた、片方は野武士のような風貌の男もう片方は女顔の男だった。
「それとローランお前顔変わってないな?まさか自分の顔のままキャラクリしたのかよ!」
「自分の顔でやるなんて凄いな……」
「よく分からなかったからそのままにしたんだよな……」
「それでどうやって現実の顔を再現したんだ?」
「キャリブレーション…だっけ?自分で身体をあちこち触ったじゃねぇか」
「そんなのがあったな…」
そういったクラインだが、頭を抱え不安や恐怖で体が震えていた
『諸君は、今なぜこのようなことをしたのか、と思っているだろう。
大規模なテロでも身代金目的でもない。 私の目的はすでに達成している。この状況こそが私の最終目的なのだ。… 以上で、ソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する──プレイヤー諸君の、健闘を祈る』
「クライン、ローラン急いで広場を出よう」
「あぁ…そうだな」
「俺はよく分からないからそうするよ」
キリト、クライン、ローランは人集りを抜け少し歩いた所でとまった
「クラインローラン。俺はすぐ次の村へ向かう。お前達も一緒に来い」
「俺はベータテスターだから、道も危険なポイントも全部知ってる。レベル1の今でも安全にたどり着けるはずだ」
クラインは言いずらそうな顔をしながら答えた
「でも、でもよ。俺ぁ他のゲームで知り合ったダチと、徹夜で並んでこのソフトを買ったんだ。あいつら、まだ広場にいるはずなんだ……置いて、行けねぇ」
「これ以上世話んなるわけにゃ行かねぇよな。お前はは気にせず、次の村へ行ってくれ!」
「っ…!分かった無事で居ろよクライン!」
キリトは本当に申し訳なさそうな顔をしていた、少し何かを感じたローランだが口に出さずにいた
「じゃあローランはどうする?」
「俺は迷惑かけたくないからついて行く訳にはいかないだけど申し訳ないんだけど次の町の場所とやった方がいいことを簡単教えて欲しい」
「わかった…その前にクライン、ローラン俺とフレンドにならないか?」
「やり方がわからないがいいぞ」
「あぁ!フレンドなっておいた方がいいよな!」
その後数分話したあとキリト、クライン、ローランは別れた
後半少し適当