OCG・マスターデュエルデッキ使いの行くGX世界〜ヲーと記憶喪失メンヘラを添えて〜   作:名無しのモンスター

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海馬に目を付けられた翼、今回でようやく彼と対面する……‼︎

本当は金曜日……前回の投稿から1週間になったら投稿するつもりでしたが、素直に忘れてました。orz


いざ、海馬コーポレーションへ

 

 デュエル・アカデミアに冬休みが訪れた。よく思えばどうして入学式を春じゃなくて秋なんかにやるんだろうという、時期的に今更なツッコミを考えながら、俺は船乗り場のベンチに座っていた。隣に念のため持ったたくさんの荷物を置きながら。

 本来なら、俺はこの冬休みにて一旦家族の元に帰るつもりだった。アカデミアでもできる事ではあるが、クリスマスや正月にしかできない行事を地元でやりたかったからだ。

 

『サ、サンタや正月用の着物姿でしたら、ティルル達が着て差し上げます‼︎ なのでどうか落ち込まないでください……‼︎』

「(いや別に落ち込んでないから。ってかそれが目的で帰りたいわけでもないし……)」

 

 それに……ティルル達ってことは、コスプレする奴はティルルの他にもいるってことじゃないのか? なんかそれだと、様々な領域のヤツを見ることになって、場合によってはマイナス思考な意味で耐えきれないかもしれない……

 

『よもやヲー達男性陣が女物を着るとでも? そこら辺の区別や配慮はするから問題ないぞ?』

「(ラー様のようなタイプの精霊達だとそういう問題だけではなくなるんで……いや、その配慮は助かるんですけど)」

『ボクは無性別だけどどっちを着ればいいんだい?』

「(知るかそんなこと。とにかく今はこれから起きる事に関することを考えろ)」

 

 そんな事を精霊達と話していたら、モリンフェンが『モシャモシャー』と言いながら俺達に向かう側を見るようにと促してきた。

 ふと前方を見れば、そこには青い縁が横に描かれた純白のボートが。しかも『KC』のロゴマーク付き。

 そう、俺は今から……

 

「わざわざその場に待機してくれて感謝する。さぁ、乗れ」

「はい、ありがとうございます」

 

 海馬コーポレーションにて、社長の海馬 瀬人と出会うことになっているのだ。

 

 

 

 

 

 

「よっ‼︎ お前が王辻 翼か? 俺はモクバ‼︎ 兄さま……社長の弟で、海馬コーポレーションの副社長をやらせてもらってるぜ‼︎ まぁここでの立ち話は後だ、さぁ乗ってけ‼︎」

「はい、わかりました」

 

 船でしばらく移動した後、船乗り場の駐車場にて、海馬 瀬人の弟であり海馬コーポレーションの副社長・海馬 モクバと出会った。

 ふわっとしたやや長めのブラウン髪に、黒いジャケットやシャツを着用してカジュアルかつフォーマットなスタイルをしていたため、劇場版『DARK SIDE OF DIMENSIONS』を意識している感じだろう。DM時代から数年経ったから当たり前か。

 そんな事を考えながらも、俺はモクバさんに言われるがまま黒光りした高級車に乗せてもらい、海馬コーポレーションへと向かうことになった。ちなみに運転するのは部下ではなく、モクバさん自身。

 

「部下に運転させないなんて意外ですね」

「兄さまのところまで案内してやるんだ、俺の手できちんと連れてってやるのが俺なりの礼儀ってもんだぜ‼︎ それにヘリやジェット機の免許も持ってるんだから、安全運転もちょちょいのちょいだ‼︎」

「車とヘリやジェット機で随分と操縦の仕方が違いますけどね」

 

 とは言っても、海馬社長より若いのにヘリとかジェット機とかを運転できるとかめっちゃすごいけどな。ってかよく運転の指導とかを受けれたな。アンタらの経済力云々はホントどうなってんの?

 おっといけない。とりあえず、今疑問に思っていることを聞いておかないとな。

 

「で、何故海馬社長はわざわざ俺を呼び出したんですか? 世界に4枚しかない【青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)】を、わざわざ5枚目を作って渡してまでして」

 

 そう……俺が気になっているのは、どうしてあのような賄賂を出してまで俺を連行したのかだ。

 俺は直接的に海馬コーポレーションに何かした覚えはない。関わる事をしたとなるなら、小学生の頃にやっていたカードプロジェクトに参加しただけだと思う。それ以外の事はやっていない……はずだ。

 その事を問いかけてみると、モクバさんはバツの悪そうな感じに苦笑した。

 

「あぁ……悪い、それは兄さまの口から直接聞いてくれ。この事を万が一部外者に聞かれたらどうなるか分からないって、兄サマも言っていたからな」

「そ、そこまでになるほどですか……? わ、分かりました……」

 

 あくまで社長が自らの口から説明するっていうのか? まぁ、俺をあそこまで連れて来た本人が直々に教えてくれた方が、真実か否かってのが少しは分かると思うからいいか。

 と、そんな事を考えていれば。

 

「さてと……着いたぜ‼︎ ここが兄さまや俺達が務める、デュエルモンスターズを世界中に発展させた大企業……」

 

 車が停車し、モクバさんが降りたため、俺も続けて車を降りた。そして到着した建物を、見上げるように眺めた。

 

「海馬コーポレーションだ‼︎」

 

 この童実野町の中で1番高い建物──200メートルをも誇る超構造ビル。流線型で鋭角的なシルエットを持ち、ガラスと金属を多用したモダンな外観となっていた。

 全体的に青や銀を基調としたカラーパレットで、2体の龍の像がシンボルとして立っていた。

 ビルの頂上には、海馬コーポレーションのロゴ『KC』が輝く巨大なエンブレムが配され、ビルの一部にドラゴンのモチーフやカードゲームを象徴する意匠がさりげなく施されていた。

 デカすぎんだろ……帰っていいですか? この後海馬社長に会うとなると、デカいプレッシャーで押し潰されそうなんですが……

 

 

 

 

 

 

 海馬コーポレーションに半ば強引な感じに入社させられ、モクバさんや黒服の人達に連れられ、辿り着いたのが……海馬社長のいる社長室。そして目の前にいるマッシュルームな髪をした鋭い目つきの細身の男こそが……

 

「兄さま、王辻 翼を連れて来たぜ‼︎」

「……ふぅん、ご苦労だったな」

「えっと……どうもはじめまして」

 

 海馬コーポレーションの社長・海馬 瀬人である。彼が社長であるってだけで、実際に会うとあまりの貫禄さに萎縮してしまうな……

 

「兄さま。一応兄さまと王辻を2人きりにして話し合わせるか?」

「いや、念のためお前達も俺達の話を聞いておけ。いざという時のための証言人になれるからな」

「わ、わかった」

 

 証言人って何ですか。俺が何かやらかした時に有罪にさせるためのですか。そんな事のために他の人達をここに留めておかないでください引っ込ませて。

 

「王辻 翼。一応貴様に確認しておく。この俺が何故貴様を、モクバ達を使ってここまで連れて来たのか予想できるか?」

「いえ、ぶっちゃけ……じゃなくて、正直に言って全く心当たりがないです……というか思い浮かばない? みたいな感じで……」

「だろうな。貴様は我が社に対して何かしらの悪影響を及ぼしたわけではないからな」

 

 ま、まぁそうなのかもしれないですけど……えっ? じゃあ何ですか? 俺が何か心当たりがあったのなら、そちらは対応を改めないといけないんですか? そうだったらこちらが怪しまれることは確定なんでしょうけど……

 

「まず、貴様にはこの映像を見てもらおう」

 

 そう言って、海馬社長はパソコンに映っている映像を見せてきた。その映像というのが……

 俺と翔が、マリクさんとキース……2人のプロデュエリストとのタッグデュエルをしていた時の、しかも俺が【炎の剣士】や【極炎の剣士】を融合召喚(そういう扱いで特殊召喚した時)の瞬間だった。

 

「こいつらは、凡骨……いや、プロデュエリストの1人・城之内 克哉が使っているエースモンスターの1体【炎の剣士】とその進化態であることが判明されている……が、こいつらやそれをサポートするカードは、城之内本人に調べたところ、奴はそれらを1枚も持っていないと言っていた。だがそれを、ただの一般アカデミア生徒であろう貴様が所持していた。この点に関して、我が社の者達も貴様の相手をした2人のプロデュエリストも、疑問に思っているようだ」

「………………あっ」

 

 すみません。それ、貴方の会社が企画したヤツとウチの神様の特典によって生み出されたカード達なんです……もしかして、不正によって作られたカードだと思っていますか? でなきゃデュエルディスクがエラー判定してたはずですが……

 

「さらに他の貴様のデュエルのデータを調べてみたところ、どの企業も制作したことのないカードがいくつか判明されていた。それが最近のカードのパワーインフレーションを激しくしている可能性もあるのではないか……そんな憶測が挙げられている」

「そ、それは……」

 

 何割かは俺のせい、何割かはウチの精霊の何人かのせい、何割かはそれに合わせようと頑張っているこの世界の理のせい……で済ましたいけど、元はと言えば俺がOCGカードを持って来たせいだよなァ……

 

「……王辻 翼。隠し通さず答えろ。貴様は一体、何者だ?」

 

 ハァ……これはもう、誤魔化しとか言い逃れとかは効かない感じかな。不信感から俺がアカデミアでデュエルした時のデータも取られていたとなれば、嘘をついたら何をされてしまうのか……

 ふと、俺は顔を海馬社長の方に向けたまま、背後にいる精霊達の方へと目を配る。すると精霊達は皆、諦めたり腹を括ったりしているかのような様子を見せていた。

 

 ………………こうなっては仕方ない。俺も、隠し通さず……な。

 

 

 

「……海馬社長。輪廻転生って知ってますか?」

 

 

 

「輪廻転生、だと?」

 

 俺のこの言葉に反応してか、海馬社長は俺を睨みつけた。だが、ここまで来てもう隠し通すわけにはいかない。俺の前世の知識や運の良さに賭けて、無事にアカデミアへと帰ってみせる。

 

「信じられない、って顔をしてますね? それもそうですよね。海馬社長はオカルトを信じない性分でいますもんね。アテムさん……名もなきファラオの魂を捜しているのも、そういう点で冥界を探すのではなく、電子回路などを通して、アテムさんがいる次元を探しているとか、そんな感じみたいですし」

「なっ⁉︎ な、何故その事を知っている⁉︎」

 

 よし、DSODの知ってる範囲の知識を言ってみたら、社長達は驚いた表情を見せた。ま、それもそうだよな。アテムさんの事は基本、この会社の者達しか知らないはずだからな。

 

「信じられないと思われるのは百も承知ですが……俺はかつて、貴方達の世界での物語が創作物になり、漫画やアニメとなっている世界観を生きていたんです」

 

 未だアテムさんの事で戸惑っている彼等の事を無視しながら、俺は自分が本当はどういう奴なのかの説明を始めた。

 

「デュエルモンスターズも、日本では『遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)』、海外では『遊戯王TCG(トレーディングカードゲーム)』として流行ってまして、時代の流れに合わせて様々な召喚法が出たり、ルール改定が起きたりしました。ソリッドビジョンシステムはできませんでしたが」

 

 まぁ貴方達の物語がアニメになって有名になったからこそ、俺も遊戯王を結構知ることができたんですけどね。ちなみに俺はマスタールール4が出た時代に始めましたお。

 

「そして、俺担当の輪廻転生の神様が、俺に与えた能力を与えました。転生特典ってヤツです。それによって、俺の世界にあった『遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)』のカードをこちらの世界で少しずつ普及させるようにしていったんです。そして……」

 

 そろそろ見せ時かな。そう思った俺は、首に掛けている2つのペンダントの内の1つを手に取り、そのケースを開いて海馬社長達に見せた。

 

「作る予定はずのなかった、このカードまでをも誕生させてしまったんです」

 

 そのケースの中に入っているのは、【ラーの翼神竜】──ラー様のカードだった。

 だが原作(この)世界の【ラーの翼神竜】のカードとは違い、縁は普通のモンスターカードと同じ茶色。効果はOCGテキストそのまま。文字は古代神官文字ではなく日本語となっている。

 何故ラー様を見せるのかって? 俺が本当に異世界転生した存在であることを証明するための良い証拠になると思ったからだよ。だって本物は千年アイテムと一緒に神殿の地の底へと沈んでいってしまったんだからな。

 ちなみにこのカードを海馬社長が見た途端、仰天した様子で目を見開き、頬に冷や汗を垂らしながらそのラー様のカードを凝視していた。沈んでいったはずの神のカードだもんね、仕方ないね♂ もちろん、この場にいるこの会社の人達も困惑したり動揺したりしているお。

 

「ば、馬鹿な……⁉︎ 【ラーの翼神竜】、だと……⁉︎」

「そちらの世界のとは効果が結構違うものになりましたけどね。といっても、別にレプリカとかじゃないので使っても怒りに触れることはありませんし『そもそもヲーがそれをする意味が分からぬ』……このカードで相手を攻撃したりしても、その人への肉体的・精神的ダメージを与えられませんけどね『ヲーはこの世界のとは違い優しいのだからな‼︎』……」

 

 ラー様、お静かに。いくら海馬社長達に聞こえないからって、いちいち自分の事を補足しなくていいですから。

 とりあえず、もう一押しかな。念のため『調べてみます?』と言いながら渡し、ラー様が問題ないカードであるかどうかを軽く確かめてもらうことにした。そうした方が俺の言っている事が本当なのかもしれないしね。

 海馬社長は疑問に感じるような素振りを見せるも、なんかクレジットカードを差し込むのに使うような機械に、ラー様のカードを慎重に差し込んだ。するとパソコンの画面に、ラー様のカードに関するデータが全て表示された。しかも誤植とか皆無でだ。

 

「………………軽くデータチェックをしたところ、確かにこの【ラーの翼神竜】は、俺達の知っている神のカードとは全く異なる存在のようだな。現に、この機械でもデータの保存ができた。貴様の言う輪廻転生や転生特典というのは、どうやら本物らしいな」

 

 よっしゃ、とりあえず何割かは信じてもらえた。まぁ、もう存在しなくなったはずのラー様のカードが、この世界のレプリカと違う性能・効果を持っているんだし。ちゃんと海馬コーポレーションのシステムが認識してくれたんだし。全く信じられないなんてことはないはずだ。

 

「……いいだろう、貴様の話を聞いてやる。そちらの世界のデュエルモンスターズがどうなっているのか、俺達の世界が創作物となっている物語がどのようなものなのか、それを聞かせてもらおうか」

 

 お。先程よりも真剣に話を聞いてくれる感じか。モクバさん達も真剣な眼差しをしているみたいだし、その気のようだ。

 

「分かりました。内容によっては、話してる途中に『あ、これは教えたらアカンな』と思ったヤツは話さないことになりますが、それでもいいのでしょうか?」

「ふぅん、ある程度の事が知れれば問題なかろう。構わん」

 

 

 

 

 

 

 それから俺は、海馬社長に俺の前世の知識の事で、話せる内容を全て話した。

 俺が死ぬ前までのデュエルモンスターズのルールが何なのか。

 リミットレギュレーションがどのようなものなのか。

 5D'sになってから出た新たな召喚法が何なのか。

 5D'sが起きるゼロ・リバースとシンクロ召喚の関係性と危険性について。

 ZEXALで登場するNo.(ナンバーズ)のエクシーズモンスターについて。

 Arv-Vになってから登場するペンデュラム召喚はアニメでは主人公が元祖となること。

 VRAINSからリンクモンスターが主流となり、サイバース族が登場すること。

 OCGに繋がること全てを話した。アニメの設定を説明するのをうっかり忘れて、この世界でバッドエンドルートが起きるわけにはいかないんでな。

 

「なるほど……そちらの世界のデュエルモンスターズでは、先攻ドローの廃止やフィールド魔法をそれぞれのゾーンで発動可能なルール、そしてエクストラモンスターゾーンの追加など、時代の流れに合わせた大きな変化が起きているようだな。そして、この世界だと時系列や世界観的に生み出してはいけないものもある……と。オカルトと比べると中々に興味深い内容だな」

 

 海馬社長はここまで聞いてくれた話を全て信じてくれた感じだ。ラー様のカードを見せたことが強く影響したのだろうか。ここまで信じてくれるとは思わなかったな。

 

「ふぅん……ならば次のアカデミアの入学式のシーズンにて、貴様の世界でのリミットレギュレーションとルールを全て適用させるとしよう。今のカードプールでは【強欲な壺】と【天使の施し】などはあまりにも強すぎる上、先攻ドローも先攻が断然有利になりやすい環境になりかねないからな」

「えっマジですか⁉︎」

「うおっ、なんかすごい食いつきだな……」

 

 そりゃそうですよ‼︎ デメリット無しのドローソースとかをもう見なくて済むし、もう先攻ドローアレルギーや表側守備表示での召喚アレルギーを発動し続けて変な噂が流れ続けるって事もなくなりそうですし‼︎ もう良い事尽くしッスわ‼︎

 

「ただし1つ条件がある。これから毎月、どのような形でもいい。貴様の持つデッキのデータを、最低1つはこちらに提供しろ。新たなカードを作るための参考にさせてもらう。まだアカデミアで使われてないデッキが好ましいがな」

「そ、そうですか……わ、分かりました……」

 

 まぁ、カードの情報提供みたいなのは避けられないか。

 

「ゼロ・リバースについては、【ラーの翼神竜】を中心に貴様の言う精霊達の力でどうにかして発動しないようにしてみよう。【ラーの翼神竜】にはデュエル中の相手への被害を与えないといえ、ある程度の科学力による事故を抑えられる能力を持っているらしいからな」

 

 えっ。それはつまり、5D's以降の物語がこれまでよりも原作崩壊するってことなのか? じゃあ遊星や色んな仲間達の関係はどうなるの? 鬼柳の不満足からの満足へと戻る感じのヤツが見れないの?

 

『ふむ……ヲー達の力が、未来の結末を防ぐことになるのか。ならば協力せざるを得ないな』

『確かに、ゼロ・リバースで心にも深い傷を負ってしまう人もいますしね』

『ルルカロスの時の私の力なら、爆発とかを抑えられるかもしれないわね……レイノハート様達の力もそれを補えたりできないかしら?』

『ワイトもできる限りの事ができたらやろうと思います』

 

 精霊達もノリノリなんだけど。お前ら5D'sの名場面を見たくないの? それ以降のシリーズの名場面が見れない可能性もあるけどさ……

 ……いや、あれは尋常でない程の被害が発生するし、それによる激しい格差社会も起きる。そう考えると、ゼロ・リバースは止める必要はあるよな。そう考えると、海馬社長の判断は正しいか。

 

「分かりました。色々と協力してくれてありがとうございます。で、その……大変恐縮なんですが、俺は後どれくらいで失礼すれば良いのでしょうか……?」

 

 色々と話すべきことは話したんだし、もういいよね? いいよね?(懇願)

 

「まぁ待て。最後に1つ、協力してもらいたいことがある」

 

 えっ。何ですかそれは? 1つだけとはいえ、キツい条件は俺の安定したアカデミア生活に支障を及ぼすと思うので勘弁してほしいのですが。

 

「この俺とデュエルしろ」

 

 あ、そういう事ですか。なんとなく予想してました。

 




ん? 最後は無理矢理な気がする?
海馬社長が翼の事をもっと試そうとしてるんだよ‼︎ 気にすんな‼︎
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