あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
オルレアンまで一飛びで行こうかと思ったけどなんかワイバーンが大量にいるんだけど?まぁ後から来るみんなが少しでも楽に進めるようにある程度は殲滅したけど。そんな感じでワイバーン共を倒しながら進んでいると前から矢が飛んできた
「危な!?」
「殺してやる……殺してやる!」
「わーお、物騒な」
なんか物騒なこと言ってるケモミミ美女がいる!!でも今は構ってる暇ないんだよね!だから悪いけど一撃で終わらせる
『来いよ。遊んでやる』
『俺に勝つ気かい?猫ちゃん』
一撃で終わらすって言ってんだろうが!?これでみんなに追いつかれでもしたらダサいだろ!ま、まぁ言うだけなら別にいいか……
「来いよ。遊んでやる」
「死ねぇ!!」
飛んできた矢を刀で切り捨てて、そのまま真っ直ぐ突っ込む。ケモミミ美女にたどり着く前にいくつもの矢が飛んでくるが全て打ち払う。そして目前まで迫り
「飛天御剣流──九頭龍閃」
飛天御剣流の中でも強力な九頭龍閃を繰り出す。唐竹、袈裟懸け、右薙、右斬り上げ、逆風、左斬り上げ、左薙、逆袈裟、突きの9連撃を同時に打ち込んだ
「ごめん、俺急いでるんだ」
「……いいんだ。行け、そしてあの竜を倒せ」
「もちろん」
俺は消えていくケモミミ美女を横目にオルレアンまで一直線に走り抜ける……あ、そういえばあの人の名前聞くの忘れてた!?
『選君!止まるんだ!』
「ロマニ君?なんで止めるんだよ」
『超極大反応がこちらに近づいてきている!オルレアンからファブニールが出発したらしい、つまり、いよいよ決戦だ!多分もうすぐ皆も君のもとに来ると思うからくれぐれもケガはしないでくれ!』
「ジャンヌちゃんにも同じ事言われたな。心配しなくてもケガなんてしないって……と、お出ましだ」
『じゃあ、通信は一旦切るから頑張ってくれ!』
『いい?絶対に勝つのよ!』
「了解!」
さて、目の前にはファブニールに乗った黒ジャンヌちゃんとその他のサーヴァント……いけるな
「わざわざ出迎えしてくれるなんてうれしいね。手間が省けるってもんだ」
「バーサーク・アーチャーを倒し、大量にいたワイバーンを半数ほど殲滅……思えば、貴方のせいで色々と滅茶苦茶にされてしまった」
「私が召喚したサーヴァントは誰も彼も敵わず、挙句の果てにはこの私の、は、裸を……!」
「顔赤くなってるぜ?」
「うるさいわね!?全部あんたのせいでしょうが!」
あ、最終決戦でもこんな感じで進むんだ……緊張感なんてなかったんだね。多分俺がいる戦場に緊張感なんて物は意味を成さないのかもしれない
『ちょっとちょっと、君のせいで緊張感どっか行っちゃったじゃーん?』
『また服破いてやろうか?ん?』
もういいわ!お前黒ジャンヌちゃんの前だとその選択肢ばっか出してくんなあ!?絶対黒ジャンヌちゃんの事好きじゃんお前。何概念みてえなやつが一丁前に恋とかしてんだよ。その恋は実らねえから諦めろ。ていうか、そもそもの話こんな感じの雰囲気になったのは元はと言えばお前のせいだからな!?そこんとこわかって言ってんの?いや割とマジで
「ちょっとちょっと、君のせいで緊張感どっか行っちゃったじゃーん?」
「元はと言えばあんたのせいでしょうが!?」
「何も言い返せねぇ」
「……茶番は終わりにしましょう。さぁ、決戦と行きましょうか」
「いまさらその口調に戻しても無駄だと思うけど?」
「いちいちうっさいのよ!少しぐらいその場の雰囲気に浸ったっていいじゃない!?」
「もう雰囲気とかないでしょこの空間」
今更どれだけ取り繕ってももう緊張感は戻ってこないと思う……俺もたまには緊張感欲しいと思ってるのは内緒
「とまあ、色々話してるけど……そろそろ皆も到着する頃だ」
「たっくーん!!」
「ほら来た……ん?なんか多くね?」
「途中でフランス軍と遭遇したのでな。目的は一致しているから我々とともにここに向かってきたということだ」
「ま、そういう事……さぁて、いっちょ暴れてやろうじゃねえか!」
こっちの士気も十分高まってる……ならここは俺が発破をかけてやろう。さらにブチ上げて行こうぜ!
「よっしゃあ!テメェらよーく聞け!こっからはルール無用の大乱戦だ!各々好きなように暴れろ!竜共を蹴散らすもよし、サーヴァント同士で戦うもよし、思う存分やれ!いいな!」
「ああ、ますたぁ……なんてかっこいい」
「マスターのおかげでこちら側の士気が最高潮に達しました!いつでも戦闘を開始できます!」
「さぁ、竜の魔女ジャンヌ・ダルク……お互い本気出して、決戦も決戦、超最終決戦といこうじゃねえか」
「いいでしょう……この場所を貴方達の墓場にしてやりましょう!さぁ、行くのです!」
「野郎ども!行くぞぉぉぉぉぉ!!」
『おおおおおおおおお!!!』
俺達は声を張り上げ、ワイバーン共や敵サーヴァントに向かっていく
「すまないさん!!俺がファブニールに一発かますから、その後にどデカい一撃をぶち込んでやれ!」
「ああ、分かった!」
さぁて、せっかく教えてもらったのに使わないなんて勿体ねえよな……行くぜ
「……え?な、なんかたっくんの刀からオーラみたいなのがでてるんだけど……」
「あれは強化魔術ですね。魔術においては基本中の基本ですね」
「え、でもたっくんは魔術なんて使えなかったはずだけど……」
「オルガマリーちゃんに聞いたのさ、魔術の事をね。彼女、レイシフト適性やらマスター適性はないけど魔術師としては優秀なんだろ?だから聞いてみたんだよ……俺も魔力を持ってるからね」
「だから強化魔術を……」
「直接武器に魔力を流し込むっていうのは難しいらしいから、魔力を武器に纏わせるだけのほうが簡単でいいんだってさ……それじゃあ、食らいやがれ」
「一刀流、三百六十煩悩鳳!!」
「グギャアアアアア──!?」
ファブニールに向けて三十六煩悩煩の10倍の威力である三百六十煩悩鳳を放つ。俺の攻撃を受けたファブニールは地面に落ちてもがいていた。そりゃそうだ、魔力で強化した刀から放つ高威力の斬撃なんだからな
「今だ!すまないさん!」
「まかせろ──宝具解放、
「グギ─────」
俺の斬撃を受けて、尚且つすまないさんの宝具を受けたファブニールは鳴き声を出す暇もなく息絶えた。よし、これで1番デカいのはやれた。後は消化試合だ
『滅茶苦茶煽る』
『黙って戦いを眺める』
……いやー、もうここまで来たらとことんやってやろうぜ。煽りに煽り散らかして敵さんイライラさせようぜ?wヒャッホー!テンション上がってきたー!!
「ねぇどんな気持ち?強いと思ってたファブニールがツーパンでやられてどんな気持ち?w大事な戦力失っちゃったねー?もう俺たちに勝つの無理なんじゃなーい!?」
「うわぁ……」
「マスターよ、いくら優勢だからといってそれはどうかと思うぞ……しかも煽りの程度が低すぎる」
「く、ぐぅ……」
「ほらほら〜?降参するなら今のうちだぜ?」
「誰が降参なんて……!」
「君の敗因を2つ教えてあげる、まずファブニールの力を過信しすぎていたこと。2つ目はもっとサーヴァントを召喚しておかなかったことだ」
「……敗因?何を言っているの、勝負はこれからでしょう?」
「ああ?そうか?そうだなぁ……そうかもなぁ!!」
「いけませぬ!お戻りあれ、ジャンヌ!」
「……ジル……!」
「まずは帰還を!態勢を立て直すところから始めましょう」
「……そうですね」
「待ちなさい!」
『追いかける』
『ここは他の奴らに任せよう。自分はのんびりしておく』
いや、ここまで来たら追いかけようぜ。1人だけのんびりしてたら何してんだこいつって思われるだろ。実質選択肢は1つなわけですよ
「待てやゴラァ!最終決戦で負けそうになったからって逃げんなァ!!」
「行くぞジャンヌちゃん!!」
「は、はい!」
「皆!俺たち行ってくるから!」
「うん!行ってらっしゃい!」
─────────────
はい、追いかけたのはいいけどジル・ド・レェとかいうやつに邪魔されて間に合わずにまたサーヴァントを召喚されたけど……まあ、結論から言えば余裕の圧勝です。だって完全な英霊でも俺に勝てないのにシャドウサーヴァントが勝てるわけないじゃん。そんでジャンヌちゃんと黒ジャンヌちゃんも決着がついた
「そんな、嘘だ……!聖杯を持つ者に敗北などないはず……!」
「おお、ジャンヌ!ジャンヌよ!なんと痛ましいお姿に……!ですがもう大丈夫。後はこの私に任せて、安らかにお眠りなさい」
「そうよね……ジルがいるなら安心だわ……」
は?黒ジャンヌちゃん消えたんだが?どういうことだよ
「やはり、そうだったのですね」
「……勘の鋭い御方だ」
「え、なになに?どういうこと?」
「彼女はそもそも英霊の座には決して存在しないサーヴァントです。そして、聖杯を持っているのは彼女ではない」
「え、じゃあ聖杯の持ち主って……」
「そう、この私です。竜の魔女こそ我が願望。即ち、彼女は聖杯そのものなのです」
「ウッソだろおい……」
この後もジャンヌちゃんとジル・ド・レェは会話を続けていた。俺?俺は空気を読んで黙ってたよ。珍しく選択肢も出てこなかったし。でも……
「ならば今の貴方は私の敵だ、救国の聖女、ジャンヌ・ダルクゥゥゥゥゥ!!」
「決着をつけましょう……ジル・ド・レェ!」
なんか急に戦うことになっててワロタ。いや笑えねえよ。ジャンヌちゃん1人に戦わせるか。俺もやるよ────
「馬鹿、な……聖杯の力をもってしても届かなかっただと……!?」
普通に圧勝してしまった。聖杯の力とはなんだったのか
「特にジャンヌの隣に立つその男!理不尽にも程がある!私の攻撃は全く通らず、それなのにそちらの攻撃は全てが一撃必殺!こんな事が……!」
「えっと、なんかごめん?」
「ジル、もういいんです。貴方はよくやってくれた。もう休んでいいのです。右も左も分からぬ小娘を信じて街の解放まで。今の貴方がどうあれ、私はあの時の貴方を信じている」
「さぁ、戻りましょう、在るべき時代へ」
「ジャンヌ、地獄に行くのは私だけで──」
「……逝ったか」
『聖杯の回収が完了した!元の時代に修復されるはずだ!レイシフト準備はすでに整っている!すぐに帰還してくれ!』
長いようで短かったな。ともあれ、これで特異点攻略は完了した!まあ、ちょっと疲れた気もするけど
「拓也さん……」
「ジャンヌちゃ──」
『別れは辛いから胸を揉んでおく』
『どうせならここで10秒くらいディープキスをしよう』
最後の最後でなにブチ込んできてんだテメェェェェェェ!?ねぇ!もうちょっといい別れ方あったでしょ!なんでそうやって変態路線に行こうとするかなぁ!?
ディープキスはダメだ。あれ言い方変えたらベロチューじゃん。おっぱい揉むのも大概だけどディープキスはもっとダメでしょ。てことでおっぱい揉みます(死んだ目)
「ジャンヌちゃん、最後にちょっといいかな?」
「はい、なんですか?」
ムニュ
「ひゃ!?」
「そうそうこれこれ。ジャンヌちゃんおっぱい大きいから揉んでみたいと思ってたんだ!?」(ヤケクソ)
「ん……た、拓也さん……!そんな強く触っては……」
「いや、エッロ……!?」
や、やばい……ジャンヌちゃんの声で興奮してしまいます……ん?なんか体が光って──
「やっばい!レイシフト始まってる!?」
「え、え?」
「ジャンヌちゃん!絶対帰ったら君の事召喚するから!それまで待っててくれ!」
「は、はい!お待ちしています!……もう、最後の最後までエッチな人なんですから……」
最後の方にジャンヌちゃんが何か言っていた気がするがレイシフトの影響かほとんど聞こえずにカルデアに戻ることになった
最後の最後でまたもやぶち込んでいくスタイル
いやぁ、オルレアン編終わりましたね。次は新しく召喚してから幕間で行こうと思ってます