あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

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25話 マッスルVSマッスル(ただしポージング対決である)

 

「あははははは!」

 

「あははははは!」

 

「「あははははは!」」

 

 

俺は目の前のおっぱいの大きい狐みたいな耳の生えたメイド服を着ている女の子と笑い合っていた。俺もメイド服着てるしなんか親近感が湧いた。いや、俺は選択肢のせいだから着たくて着てるわけじゃないけど

 

 

 

 

「んで、君誰?」

 

「あははははは!では自己紹介とあいなろう!我はタマモナインのひとつ、タマモキャット!語尾はワン、趣味は喫茶店経営、好きなものはニンジンと来た」

 

「うむ、我ながらブレブレなのだな。だ、ワン」

 

「タマモって言ったら狐を連想する。そしてその通り狐耳がある。なのに名前がキャットで語尾がワン……?」

 

 

 

『ブレッブレじゃねえか!!』

 

『ややこしい。一つに絞って出直してこい』

 

 

いや辛辣ゥ!?別にキャラ付けなんて何でもいいだろ!いるだけでその空間をギャグ空間に変えてしまうやつだっているんだからな!!

 

 

「ブレッブレじゃねえか!!」

 

「あははははは!」

 

「まあいいや。そんじゃあ俺も自己紹介を……」

 

 

『アーノルド・シュワルツェネッガーです』

 

『名乗るほどのものではありません』

 

 

おい!誰がアーノルド・シュワルツェネッガーだ!俺ごときがシュワちゃんを名乗るなど……おいまさか、アレをやらせるわけじゃないだろうな?……いや、今の俺ならワンチャン……

 

 

 

「俺は……アーノルドシュワル……ツェネグァー!……ハァ……ハァ……!!」(吐血寸前)

 

 

俺はめちゃくちゃ息切れした。そりゃそうだろ!これアーノルド・シュワルツェネッガーの正しい発音だろ!?ガキの頃だったら病院送りになってたわ!

 

 

「なんでそんな息切れしてんだよ」

 

「テメェには……分からねえだろうな」

 

「分からねえし分かりたくもねえよ」

 

「ちなみに俺は選拓也ね」

 

「やっぱこいつおかしいわ。情緒どうなってんだよ」

 

『みんな!話してるところ悪いがサーヴァント反応だ!』

 

 

サーヴァントだぁ?

 

 

「ん?」(エリザベート)

 

「なのだな」(タマモキャット)

 

「あら?」(ステンノ)

 

「あ?」(クー・フーリン)

 

「む?」(エミヤ)

 

「はい?」(リリィ)

 

「なによ」(ジャンヌオルタ)

 

「なにか?」(清姫)

 

「え?」(ジャンヌダルク)

 

「ドクター?」(マシュ)

 

 

ヮ(゚д゚)ォ!そういやウチにはサーヴァントめっちゃいるんだった!総勢10人のサーヴァント!でも多分君達じゃないから!

 

『すまない!言い方が悪かった。君達以外のサーヴァント反応だ!海から来るぞ!』

 

 

 

ロマニ君がそう言うと海からサーヴァントが出てきた。ん?こいつ前会ったよな。確か名前は、カリギュラ……だったか?まあいいや。殺る

 

「余の、振る舞い、は、運命で……」

 

「死ねぇ!!」

 

「……!?」

 

 

俺はカリギュラが喋り終える前に顔面を蹴ってやった。顔面を蹴られたカリギュラは水平線の彼方まで吹っ飛んでいった。どんまい。俺の前に出てきたのが運の尽きだったな

 

 

 

「よし、帰ろうか」

 

「ちょっと待って!?まだ喋ってる途中だったよ!?」

 

「しかも顔面を蹴ってましたよ。音が重かったです。大砲でも撃ったかのような轟音でした。すさまじい蹴りです」

 

「マシュさんの言うとおりですね。あの方の首がちゃんと残っていればよいのですが……」

 

「流石マスターだな。不意打ちにおいて君の右に出る者はいないだろう」

 

「お、伯父上が一撃ではるか彼方まで……」

 

 

『所詮下級戦士、無様なもんだ』

 

『終わったな、所詮クズはクズなのだ』

 

 

ターレスとブロリーかよ!どっちもあんま変わらん!俺はサイヤ人じゃねえんだよバカ!もうここにいないやつに煽るのは何かなぁ……

 

 

「所詮下級戦士、無様なもんだ」

 

「不意打ちしておいてよく言うわね。卑怯って言葉はあんたのためにあるんじゃないの?」

 

「うるさいよ」

 

「ま、まあマスターの不意打ちは今に始まった話ではありませんから……」

 

「うむ、まあこれで敵将カリギュラを討ち取った!お主達、特に拓也には世話になっているな!以前約束した褒美はさぞすごいことになりそうだ!もちろん、怪物を差し向けて褒美だなどとは言わぬぞ?」

 

「それ、私に言っているのかしら?サーヴァントでもない人間の分際で、私に?」

 

「ねぇ、その言い方だと俺にも刺さるんだけど」

 

「安心してちょうだい。貴方は例外だから」

 

「嬉しいような嬉しくないような」

 

 

 

ま、まあいいや、早く帰ろう

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

俺達は今、ローマ帝国へと帰っている途中だ。そしてだいぶいい感じの情報が手に入った。それは連合軍の本拠地の場所だ。ステンノ様が教えてくれた。やっぱいい女神様だわ

 

 

んで、帰ってる途中なんだけど……目の前に数百の軍勢がいるんですわ。ですよね!そうですよね!特異点だもんね!帰り道も油断できないよなッ!!そしてその中心にいるのが……

 

 

「なんだこのマッスルサーヴァントは。スパさんと言い、いい加減にしてくんないかな。出てくるならステンノ様とかみたいな美少女来いよ」

 

「そのようなことを言われましても」

 

「まあいいや……で、やるんだろ?俺たちは何時でもいいぜ?」

 

「よろしい、ではランサー、真名をレオニダス!私が貴方の相手をして差し上げましょう!」

 

「上等だゴラァ!」

 

 

『マッスルとしての格の違いを見せつける(服を脱ぎ筋肉を見せつける)』

 

『ここはマッスル同士ポージングで勝敗を決めよう』

 

 

……これ、やっぱ同じだよな?最近選択肢さんサボり過ぎじゃない?何なの?お前ホント普通に戦わせる気ないんだな。なんだよ戦場のど真ん中、それも1番手同士の戦いがポージングでの勝敗って……もういいや

 

 

「その前に俺からひとつ提案がある」

 

「なんでしょう?」

 

「お前の筋肉は素晴らしい。そこは認める。だが!俺には及ばない!」

 

「……言ってくれますね」

 

「ならば結果は見えているがポージングでどちらの筋肉が上かを決めようじゃないか」

 

「は?一体何を……」

 

「どうした?もしかして俺の肉体美に勝つ自信がないから怖気づいたか?」

 

 

 

うん、もう自分でもなに言ってんのか分からなくなってきた。ここ戦場だぜ?なんだよポージングの勝負って

 

 

「……いいでしょう。その提案に乗って差し上げましょう。貴方を完璧に負かして、その後に葬ってあげます」

 

 

こうして、俺とレオニダスのポージング対決が始まった

 

 

「フンッ!」

 

「ハッ!」

 

 

 

俺はフロントダブルバイセップスを選び、レオニダスはサイドチェストを選んだ。……なかなかやるじゃねえか

 

 

「凄えな、想像以上だ」

 

「貴方こそ、素晴らしい肉体ですね」

 

「フッ……それじゃあ次行くぞ!!」

 

「望むところ!」

 

 

俺が次に選んだのはアブドミナルアンドサイ。そしてレオニダスはモストマスキュラーだ。そしてその後、またその後もポージング対決は続いていく

 

 

 

「……」

 

「……」

 

 

この時、俺達には確かな友情が生まれていた。たった数分のポージング対決だが、マッスル同士、通ずるものがあったのだ。それは……自身の肉体への信頼

 

 

『どうやら俺達は親友のようだな……(涙を流す)』

 

『不意打ちでぶん殴る』

 

 

バカ野郎!レオニダスと俺はもう親友だ!不意打ちなんてできるかよ!!

 

 

「どうやら俺達は親友のようだな……」(ToT)

 

「ええ、今私たちの間には確かな友情が芽生えました。ですが私と貴方は敵同士。決着をつけなくてはならない」

 

「ああ……手加減無しで──」

 

吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)!」

 

無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)

 

突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)!」

 

「転身火生三昧!!」

 

勝利すべき黄金の剣(カリバーン)!」

 

 

「「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

 

俺とレオニダスが決着をつけようとした瞬間、味方サーヴァント達が一斉に宝具をぶっ放してきた。清姫ちゃんとリリィちゃんは俺から狙いを外してくれたからまだダメージは薄いが黒ジャンヌちゃんとエミヤと槍ニキからの宝具を受けたのはやばい。控えめに言って死にそう。そして全員から宝具を受けたレオニダスは有無を言わずに消滅した

 

 

 

「な、なぜ……?」

 

「テメェがバカなことやってるからうちのマスターが宝具使って終わらせてきていいよって言ったんだよ」

 

「そ、そうか……ていうか、黒ジャンヌちゃんとエミヤ……?」

 

「なによ?」

 

「なんで君達俺に宝具直撃させたの……?リリィちゃんと清姫ちゃんは外してくれたのに……」

 

「私にそんな情があるとでも?」

 

「自業自得だ。甘んじて受け入れろ」

 

「で、ですよね……」ガクッ

 

 

俺はその場で気絶した

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみに拓也の体型はマッシュ君みたいな感じです。着痩せするタイプなので脱いだら凄いです



そして好感度コーナー!


ジャンヌ・ダルク・オルタ 好感度67

フランス特異点でのボスであったが、現在は拓也のサーヴァントである。しかし来てからまだ日が浅いのに加えて、フランスでの数多くの奇行のせいで好感度はそこそこにとどまっている。だがそれも今の話ですぐに80を超えると思われる


「は?マスターについて?あんなバカの事なんてどうでもいいわよ。え?好きかどうか?嫌いよ!見たらわかるでしょ!燃やされたいわけ!?」


なお、顔は赤い



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