あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

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26話 ドッチボールは下手をすれば人が死ぬ

 

「知らない……天井ではないな」

 

 

ここネロ陛下の城の俺に用意してくれた部屋じゃん。そういや心の友であるレオニダスと決着をつけようとしたら味方サーヴァント達から一斉に宝具をぶっ放されたから気絶してたんだった。まあギャグ補正で完治してますけどね。まあとりあえずみんなのところ行こうか

 

 

 

 

 

 

「なに?またリっちゃん達どっか行ったの?」

 

「起きたかマス「ますたぁ!お怪我はありませんか!?」……」

 

「うん、大丈夫だよ。味方から宝具使われることになるとは思わなかったけどね」

 

「その、マスター、申し訳ありません……」

 

「リリィちゃんは謝らなくていいよ。君俺に宝具当ててないし」

 

「まあ、俺の事は一旦置いといて。みんなどこ行ったの?」

 

 

 

俺はみんながどこに行ったのかを説明してもらった。なんでも特別遠征軍っていうのがローマに帰って来てたんだけど大量の連合軍に囲まれてるから加勢しに行ったらしい

 

 

「え、なんでみんなここに残ってるの?俺の事はおいていってもよかったのに」

 

「立香さんがマスターが起きた時に誰もいなかったら困惑するだろうから残っていてほしいと言われましたので」

 

「そういう事よ。私は別にあっちに行っても良かったけど、藤丸が残ってて欲しいって言うから仕方なくここにいるのよ」

 

「リっちゃんやっぱ好きだわぁ」

 

 

 

でもそこまで配慮してくれるなら宝具ブッパの指示は出さないで欲しかったな。多分あのまま続けてても勝ったのは俺だったんだから。レオニダスは強い。でも俺はさらに強いから

 

 

 

「じゃあ俺も起きたしその特別遠征軍のとこに行こうよ」

 

「ふむ、そうするべきだろうな。あちらから逐一報告が来ているが今は女神ステンノに伝えられた連合軍の本拠地へと進軍しているそうだ。今ならまだ距離的にも合流できる地点にいるはずだ」

 

「なら早く行きましょう。いい加減連合軍のやつらにもムカついてきたところなのよね」

 

「フフ、ますたぁの手を煩わせる不届き者達にはこの世から消えていただきましょうか。そうすればわたくしとますたぁはこれまでよりもっと愛を育む事ができますので」

 

「嬉しいけどちょっと怖いね。これがヤンデレか」

 

 

ヤンデレって一定層の人達から好かれる属性なんだ。かく言う俺も好きではある。でも実際自分がその立場になると少し怖くなってくる。だって清姫ちゃんだぜ?浮気判定されたら俺殺されちゃう

 

 

「まあ、行こうか」

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

とりあえずリっちゃん達と合流した。見たことない人が2人いた。まあ人と言うかサーヴァントだけど。2人は自己紹介をしてくれた。名前は荊軻さんと呂布だって。じゃあ俺も自己紹介しなくちゃな

 

 

 

『愚地独歩です』

 

『ブロリーです』

 

 

普通に自己紹介できんのか!どっちも俺の名前じゃねえ!どうすんだよこれから愚地独歩とかブロリーとか呼ばれるようになったら。そうなったらお前の責任だぞ?どっちでもいいから上選んどこ

 

 

 

「愚地独歩です」

 

「息を吐くように嘘を付くんじゃない。名前ぐらいちゃんと言え」

 

「ああ、構わない。立香達から君の名前は聞いている。そして頻繁に奇っ怪な行動をするということも。しかし初対面で嘘を付くとは思わなかったよ」

 

「ごめんなさい」

 

 

 

ごめんね初対面で嘘ついちゃって。俺は選択肢のせいで基本こんな感じだから慣れてくれると助かります

 

 

「君達も立香やマシュ達と同じく異なる時代からの来訪者なのだろう?」

 

「うん」

 

「それと、君はとても強いと聞いている。なんでも皇帝を瞬殺したとか」

 

「まあしたけど」

 

「私は君達と競争したいと思っている。敵将たる皇帝の首の数。どちらがより多く手にするかを」

 

 

 

『くだらん。1人で勝手にやってやがれ』

 

『いいぜ?100個は首取ってやるよ』

 

 

辛辣だし敵将が100人もいてたまるか!どんな大軍隊だよ!まあ辛辣な拒否よりも肯定のほうがいいよな。だいぶ盛ってるけど

 

 

「いいぜ?100個は首取ってやるよ」

 

「ほう、100個か。それは大きく出たな」

 

「そこまで敵将は多くないと思いますが……」

 

「うん、マシュの言う通りだよ。そんなにたくさんいたら大変だよ」

 

「ま、まあそれぐらい倒しますよっていう意気込みみたいなもんだよ」

 

「いい目をしている。これから楽しみだ」

 

 

 

楽しみて。俺そこまで戦闘狂ではないんだけどな……

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

軍に合流してから数日がたった。俺達はすごい勢いで連合首都に進軍している。今は少しの休憩時間。そんな時に俺は……

 

 

「オラァ!!」

 

「なんのォッ!!」

 

「くっ、受け取るか」

 

 

 

みんなが休憩しているところから少し離れた場所でエミヤ&槍ニキVS俺でドッチボールをしていた。エミヤにボールを作り出してもらってそれを使っている。外野には穴埋めで兵士さんを2人置いている

 

 

「はっはー!どうした槍ニキ!そんなへなちょこボールじゃ俺は倒せないぜ!」

 

「ハッ!あんなもん準備運動に過ぎねえよ!」

 

「だったら俺の一撃を受けてみやがれ!」

 

 

俺はそれなりの力でボールを投げる。槍ニキと見せかけてエミヤに。エミヤは驚いた顔をしたがなんとかキャッチした。チッ、取りやがったか

 

 

「フンッ、マスターお得意の不意打ちか。だが残念だったな。この通り、キャッチさせてもらったよ」

 

「おい坊主!今のは俺に投げる流れだっただろうが!」

 

「戦場に流れも糞もあるかよバーカ!」

 

 

 

俺はそう言いながら槍ニキに中指を立ててやった。槍ニキは額に青筋を立ててキレ顔になっていた。そんな槍ニキにエミヤがボールを渡した

 

 

「ランサー、その怒りはあのバカにぶつけるといい。取られる可能性など考慮せずに全力でやれ」

 

「悪いなアーチャー、んじゃあ遠慮なくやらせてもらうぜ!」

 

突き穿つ死翔の球(ゲイ・ボルグ)!!」

 

「は!?宝具はヤバっ──!!」

 

槍ニキが魔力を込めたボールが一直線に俺の胴体に飛んできた。それを両手で受け止めようとするがかなりの威力であるため踏ん張っているが地面が耐えられずどんどん後ろに下がっていっている

 

「くっ、ぐうッ!?うおおおおおおおお!!」

 

 

あらかじめ引いておいた線のすれすれで止まる。ふぅ……危なかったぜ。ていうかなにドッチボールで宝具使ってんだよ!?そんな安売りしていいもんじゃねえだろ!?

 

 

「……まあいい。そっちがその気ならこっちも」

 

「まずいッ!?ランサー!回避の態勢をとっておけ!マスターは本気で投げてくるぞ!」

 

「受けれるかな?強化魔術を使い、さらにボールにも魔力を纏わせた。俺の渾身の1球を!!」

 

 

俺はフルパワーでボールを投げた。その速度はもはや音速どころの速さではない。とてつもない衝撃波を生み出しながらボールは遙か先に飛んでいった。なお、エミヤと槍ニキはギリギリでかわしていた。そして何処かから爆発音が聞こえてきた。多分俺の投げたボールが何処かに着弾したんだろう

 

 

「アホかテメェは!?なに考えてんだ!衝撃波で外野の兵士が吹っ飛んだじゃねえか!」

 

「……あっ!?ごめん!」

 

「コラーッ!!なにやってるのあんた達!」

 

「ブーディカさん!?」

 

「おっとやべぇ。俺は逃げるぜ」

 

「どこに行くのかな?クーフーリン」

 

「げっ!マスター」

 

「潔く説教を受けるべきだろう……」

 

 

俺達は音を聞いてこっちに来た女性陣に説教を食らっていた。あれ?うちのメンバー俺を含めた男性陣怒られすぎじゃね?ローマに来てから2、3回は怒られてるぞ?

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

説教が終わった俺達は休憩をやめて再び進軍し始めた

 

 

 

「いやぁ、こっぴどく怒られた」

 

「たっくん達の自業自得だよね?」

 

「今回は私達もマスターを咎めることはできんな……」

 

「ああ、俺も宝具使っちまったしな」

 

「なんで男ってこうアホしかしないのかしら」

 

 

 

おっと黒ジャンヌちゃんその言葉は俺に効く。でもね、男なんてみんなバカなんだよ。そういう生き物ですから

 

 

「そういや敵軍の襲撃がピタッと止んだな」

 

「何か企んでいるのかもしれないな」

 

「確かに気になりますね」

 

「エミヤとリリィちゃんの言う通り、確かに気になるね」

 

「まぁ、来ないなら別にいいんじゃない?こっちは敵軍の本拠地まで突っ切るだけだし」

 

 

それもそうか。障害がない分スムーズに進めるね。でもホント何があったんだろうね?

 

 

 

時は少し遡る

 

 

 

 

───────────────

 

 

 

 

 

拓也の投げたボールは凄まじい速度で進んでいた。だがそのボールが進む先には話をしている黒い長髪の男と赤髪の少年がいた。この2人はサーヴァントだ。しかしその2人のいる拠点に……

 

 

 

ドオオオオオオオオオン!!

 

 

 

「「うわあああああああああああっ!?」」

 

 

 

着弾したボールはもはや隕石のような威力を持っており、その拠点ごと2人のサーヴァントを吹き飛ばした

 

「い、いったい何……が」ガクッ

 

「な、なぜ……」ガクッ

 

 

2人のサーヴァント、諸葛亮孔明ことロード・エルメロイ2世とアレキサンダーは死んだ。この始末☆はてさて、この先どうなりますことやら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





好感度コーナー!


清姫 好感度100万以上は確実か……


言わずとしれたヤンデレ。拓也への底なしの愛を持っている。現時点でこれであるため、これ以上絆を深めると拓也はとんでもないことになるかもしれない


「ますたぁについて、ですか?聞くまでもありませんよね?ですが、特別に説明してあげましょう、わたくしのますたぁの好きなところを」


この後3時間ぐらい語っていた。その話の中には本人でさえ自覚していないような細かい癖なども赤裸々に語られた


いや怖っ!?



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