あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

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なんでタイトルにキンタマっていう単語が2つも入ってんだよ。おかしいでしょ


27話 相手のキンタマを蹴った時、自分のキンタマも痛くなるから気をつけよう

 

「兵士たちよ!気合を入れよ!ここが正念場である!今こそ余と、余の兵たる貴様たちの力を集める時!この戦いをもってローマは再びひとつとなろう!」

 

 

『おおおおおおおおお!!!』

 

「うおおおおおおおお!!ネロ陛下ァァァ!!」

 

 

 

敵軍の本拠地にたどり着いた俺達は大演説を始めたネロ陛下に歓声を送っている。美しい……

 

 

 

『相変わらず選君は兵士たちに混ざって歓声を送っているね』

 

「そうですね。あ、もう戦闘が始まっています。ですがサーヴァントの気配はありません」

 

「いや、どうやら姿を見せたようだぞ?」

 

 

うおおおおおお!ローマ軍!前進せよぉぉぉぉ!!……ん?なんか立ってる奴いるぞ誰だあいつ

 

 

 

『なんだコイツ!?どっから現れた!』

 

『とりあえず殴りに行く』

 

 

出会い頭に殴るのは流石に気が引ける(どの口が言う)からとりあえず叫んどこう

 

 

「なんだコイツ!?どっから現れた!」

 

「そうか、お前がネロか」

 

「おいテメェ!ネロ陛下には手を出させねえぞ!」

 

「なんと愛らしく、なんと美しく、なんと絢爛たることか。その細腕でローマを支えてみせたのも大いに頷ける」

 

「コラァ!無視するんじゃねえ!」

 

「さぁ、おいで」

 

「ハァッ☆」

 

 

 

俺はゴミのように無視された。まるで初めからそこにいなかったかのように。くそぉ……!!この野郎……!絶対に許さねぇ!!

 

 

 

「テメェこの野ろ──」

 

「待て拓也!!」

 

「ネロ陛下!なぜ止める!もしかしてあいつ知ってんの?」

 

「ローマ……あれは……あの御方は……あの御方こそローマだ……」

 

 

 

 

……ん?え、あの御方こそローマってなに?ローマそのものってこと?いかん、よくわからなくなってきた……て、うおお!?ネロ陛下を狙ってきた敵兵どもが迫ってきてやがる!?

 

 

 

 

 

 

 

───────────────

 

 

 

 

 

襲いかかってくる兵士共を蹴散らしながら進む俺たち。ネロ陛下は相手がローマを建国した初代ローマ王、神祖ロムルスが相手ということで取り乱していたようだがリっちゃんが元気づけたことでいつも通りに戻っていた。流石リっちゃんだ!そして、王宮に突入した俺たちは神祖ロムルスの元にたどり着いた

 

 

 

「……来たか、愛し子」

 

「うむ!余は来たぞ!誉れ高くも建国成し遂げた王、神祖ロムルスよ!」

 

「さっき俺のこと無視したの忘れてねえからなテメェ!」

 

「たっくんステイ」

 

「選さん、今は少し黙っていてください」

 

「マスター……」

 

 

……はい、ちなみに王宮に入って来たメンバーは俺、ネロ陛下、リっちゃん、マシュちゃん、そしてリリィちゃんだ。他のみんなは外で敵兵達を相手してもらっている

 

 

「さぁて、そんじゃあさっさと終わ……」

 

 

『ここはネロたちに任せて観戦する』

 

『少し休憩する』

 

 

あ、まぁ相手は神祖ロムルスだ。ネロ陛下が決着をつけるべきだよな。同じローマ皇帝として。一応俺がやらないだけでリっちゃんたちは手助けするだろうし。そして案の定選択肢は1つしかないと

 

 

 

「ネロ陛下、それにリっちゃんにマシュちゃん。ここは君達に任せる。いけるね?」

 

「無論だ!」

 

「珍しいね、たっくんが引くなんて」

 

「お任せください!」

 

「よし、それじゃあリリィちゃんも行っておいで」

 

「私もですか?」

 

「うん、お願いできる?」

 

「承りました!必ず勝利します!」

 

 

 

うおお、うちの女の子たち頼もしすぎるでしょ。よーし!行け!やれ!勝てぇ!!うおお!!ネロ陛下の攻撃が当たった!……なに!?カウンターだと!?あ!カウンターをマシュちゃんが盾で防いだ!そこにすかさずリリィちゃんが攻撃!リっちゃんも的確に指示を出している!連携スゲ〜!!

 

 

 

 

 

 

 

「……眩い、愛だ。ネロ」

 

「永遠なりし真紅と黄金の帝国。そのすべて、お前と、後に続く者達へと託す。忘れるな。ローマは永遠だ」

 

 

とりあえず数の暴力でロムルスを倒した。んで、ネロ陛下に色々託したようだった。よーし!これで一件落着……てわけにもいかなそうだ

 

 

 

「敵性サーヴァント、ランサー、ロムルスを撃破。私達の勝利です」

 

「勝った、のか……そうか、これで……うむ、ローマはあるべき姿へと戻るだろう」

 

『おおむねその通りなんだけど、まだ宮廷魔術師を発見していない。聖杯を探さないと』

 

「ロマニ君の言う通りだ。そして、お出ましだ」

 

 

俺がそう言うと、奥から緑色の帽子をかぶった、モジャモジャの髪の男が出てきた。そう、レフ・ライノールだ

 

 

 

「やはり、ロムルス程度ではこんなものか」

 

「なあ──選拓……なんだその姿は」

 

「……聞くな」

 

「まあいい、さあ、よくもまあやってくr──」

 

 

 

『話を聞く気はない。問答無用でぶっ飛ばす』

 

『ぶっ飛ばすだけでは生ぬるい。煽りを付け加えよう』

 

 

ハイィ!煽りますよ!煽りますよ!!速攻ぶっ飛ばしてもいいけどやっぱできるだけ屈辱を与えたいよね。てことで殴った瞬間煽ります

 

 

「オラァ!!」

 

「──ぐはぁ!?」

 

「フハハハ!!バカめ!!俺の前にノコノコ現れやがって!あれ〜?ていうか、この前次あった時は君の最後とか言ってなかったっけ〜?俺の聞き間違えかな〜?」

 

「決まりました!マスターの不意打ち右ストレートからの煽り!」

 

「たっくん動き速いから不意打ち右ストレートとかしたら大抵の敵は倒せちゃうよね」

 

「そして追い打ちとばかりに煽り。選さんの相手をする方が不憫で仕方ありません……今回限りは同情の余地はありませんが」

 

「貴様ぁ……!」

 

『レフ・ライノール。聖杯をこちらに渡しなさい』

 

「オルガマリーか。本来ならばあの時の爆破で死んでいたはずなのだが……やはり選拓也、君は目障りだ」

 

「フランスの特異点でも活躍したようだね。おかげで、私は大目玉さ!」

 

「草」

 

「ふ……だがもはや貴様達の行動は全て無意味なんだよ。人理を守るぅ?笑わせるな!結末はもう確定している。抵抗したところで何の意味もない!」

 

「リリィちゃん、宝具」

 

「はい!勝利すべき黄金の剣(カリバーン)!!」

 

「なに!?ぐ、ぐあああああ!?」

 

「なーにが無意味だよ。無意味だと思うなら今すぐここで俺達を潰してみろよ。できるもんならな?ほら、もうすぐうちのサーヴァント達がやってくる頃だ」

 

「……いいだろう。ならば、今!私が!我らが王の寵愛を見せてやろう!!」

 

 

レフがそう言うとみるみるうちに姿が変わっていき、醜い肉の柱に変化した。え!キモっ!?

 

 

『かあっ気持ち悪ぃ!やだオメェ!』

 

『俺のそばに近寄るなァァァァァ!!』

 

 

うんうん!流石のお前も同じ感想だよな!これで美しいとかいい出したら逆張りもいいところだったからな!んで、この場合の選択肢は上かな。下はどうせ俺から近づかなきゃいけないし。非常に不本意だけど。近づかなきゃぶちのめせないんでな

 

 

 

「かあっ気持ち悪ぃ!やだオメェ!」

 

「醜い……!醜すぎるぞ貴様!!」

 

「はは!ははははは!ソレはその通り!その醜さこそが貴様らを滅ぼすのだ!」

 

「マスター!来たわよっ……て、なにこれ!?キモっ!!」

 

「げえっなんだこりゃあ」

 

「醜いですね。わたくしのますたぁの目を汚さないでくださいますか?」

 

「なんですかあれは……まるで悪魔です……」

 

「実際それと似たようなものだろう。明らかにこの世のものではないからな」

 

 

お、きたきた。これであいつも最早数時間の命だ。レフ・ライノール。かわいそう……でもないが、これも運命だ潔く受け入れろ

 

 

 

「さあどうする?こっちは主力が全員そろったぜ?」

 

「フハハハ!所詮人間と英霊ごとき!私の相手ではナイ!」

 

「改めて自己紹介をしよう。私はレフ・ライノール・フラウロス!七十二柱の魔神が一柱!魔神フラウロス──これが王の寵愛そのもの!」

 

「趣味悪すぎだろ。もうちょっとデザイン気にしろって伝えとけ。お前の王とやらに」

 

「下等な人間風情が王を侮辱するカ!!身の程を知れ!!ここで死ね!選拓也ァァァァァァ!!」

 

 

 

『死ぬのは、テメェだぁぁぁぁ!!』

 

『あきらめて殺される。こんな肉塊に勝てるわけがない』

 

 

アホか!なに諦めようとしてんだよ!!俺達は勝つぞ俺達は!!てことで、死ぬのはテメェだ!レフライノールゥゥゥゥゥゥ!!

 

 

 

「死ぬのはテメェだぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

 

 

「なぜだ!なぜだぁ!!王の寵愛を受けたこの私がなぜこうも一方的に……!」

 

「クソ雑魚じゃねえか」

 

「貴様だ!貴様のせいだ!選拓也ァ!!貴様さえいなければぁ!!」

 

「なんかごめん」

 

 

 

いや、そこまで必死な形相で言われたらなんか申し訳なくなるな。いや、これに関してはこいつの自業自得だし別にいいか

 

 

「ふ、ふはは!この際敗北したことはもういい。万が一の事を想定していなかったわけではないからな」

 

「あ?テメェ何言って───聖杯か!!」

 

『選君の言う通りだ!気をつけて!聖杯の活性化を感知した!また何かをするつもりだぞ!』

 

 

 

いい加減にしろや!!限界まで粘りやがって!

 

 

『聖杯を使う前にぶっ飛ばす』

 

『放って置く。どうせ勝てる』

 

 

こんなもん使わせないに決まってんだろ!聖杯なんて使われたら何が起きるか分かったもんじゃねえ!使う前に殺る!!

 

 

 

「させるかぁぁぁぁぁ!」

 

「ははは!!もう遅い!来たれ、破壊の大英雄アルテラよ!!」

 

「チィ!!まあいい!とりあえず殴る!!」

 

「は……!?ぐおぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

サーヴァントは召喚されたがとりあえずレフはぶん殴って壁に吹っ飛ばした……さて、アルテラって言ったよな。彼女、どうしようか

 

 

 

『とりあえず口説く』

 

『原型を留めないほどにぐちゃぐちゃにする』

 

 

 

このクズ野郎!!俺からすればレフよりもテメェのほうがよっぽど極悪だよ!!どっちも俺にとって不利な選択肢じゃねえか!!

 

 

だとしても下はないな。そんなスプラッタ映像流せるか。ということは口説くしかなくなるが……無理だろ。破壊の大英雄とか言ってたじゃん……ま、まあやるだけやるか……

 

 

 

 

「……美しい。どうです?あんなゲス野郎より俺と共に来ませんか?」

 

「……消えろ」

 

「はいぃ!?」

 

 

俺は全力のキメ顔でアルテラさんに顎クイしたが消えろとか言われて剣振られた。咄嗟に躱さなかったら首から上が無くなってた

 

 

 

「チッ!失敗か!!」

 

「当たり前だろう!逆になぜいけると思った?」

 

「それでもあの至近距離で攻撃をかわすあたり、やっぱバケモンだな」

 

「よし、ここは俺に任せてくれ。みんなはレフの事見張っててくれ」

 

「うん。帰ってきたらたっくんはお話ね?」

 

「……うっす」

 

 

 

説教が確定した俺は、後のことに気を落としながらアルテラさんに某霊長類最強のごとく凄まじいタックルを仕掛ける。なんとか剣で防ぐことで直撃は避けていたようだったが勢いを殺すことは出来ず壁を突き破り俺と共に外に放り出された

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな状況じゃなきゃ貴方を眺めていたかったんだけどな」

 

「その身体能力、凄まじいものだ」

 

「鍛えてますから」

 

「だが私の行く手を阻むのなら、ここで破壊する」

 

「俺を破壊する……?やってみな」

 

 

 

俺の一言でアルテラさんは剣を構えて突っ込んでくる。速いな。流石はレフが破壊の大英雄と言っていただけのことはある。でも捉えられない程じゃない

 

 

「……!!」

 

「止めたよ。じゃあ次は俺の番ね」

 

 

そう言って腰を低くし、右腕を後ろに引き、前方に振り抜く。あまりの速度に対応できなかったアルテラさんは衝撃波で吹き飛んだ。寸止めしてよかった。当ててたらそこでお陀仏だった

 

 

「衝撃波だけで吹き飛ばされた……?」

 

「……今度は当てるよ」

 

「ならば攻撃をさせなければいいだけ」

 

「──宝具か!!」

 

「目標、破壊する 命は壊さない。その文明を破壊する」

 

軍神の剣(フォトン・レイ)!!」

 

 

アルテラさんの剣の鍔が開き、刀身が回転している。あれが彼女の宝具か!!まともに受けるわけには……

 

 

『逃げも隠れもしない。真正面から受け止める』

 

『やっぱ無理。みんなのところに帰る』

 

 

度胸を見せるかチキンになるかってことか!!んなもん度胸に決まってんだろ!男は度胸女は愛嬌オカマは最強だ!!

 

 

「うおおおおおおお!!」

 

 

 

突撃してきたアルテラさんの剣を両手で掴み、その勢いを殺してから腹を蹴った……うん、敵とは言え心が痛むな。これが男なら良かったんだが

 

 

 

「ぐっ、う……」

 

「もういいでしょ」

 

「……そうか、この世界には私の剣でも破壊出来ないものが在る、か……それは、少し嬉しいな」

 

 

 

 

『これで俺達には縁ができた!』

 

『多分、君にはもう会うことはないと思う。じゃあ、達者でな』

 

 

おい待て!まだ会えないって決まったわけじゃないだろ!英霊だぜ?もしかしたら召喚できるかもだろ!ていうか上だよ。なんか聞いたことあるぞこのフレーズ

 

 

い、いや、まあ合わないとか言うよりは縁結びしといたほうがいいよな

 

 

「これで俺達には縁ができた!」

 

「何を……?」

 

「い、いや、だから縁ができたからもしかしたらアルテラさんのこと召喚できるかもしれないってこと!」

 

「そうか、そうなると、いいな……」

 

 

 

そう言ってアルテラさんは消えていった。そういやアーサー王とかマルタちゃんにもうちに来なよ的なこと言った気がするけど召喚出来てないな。いつか来るといいけど

 

 

さて、戻ろうか

 

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

 

 

「オラ、とっとと吐けよ。お前の王ってのは誰のことだ?」

 

 

 

戻ってきた俺はレフをパンイチにして縄で拘束してから情報を吐かせようとしている。だがこいつ何も答えようとしやがらねぇ。じゃあもうこいつが持ってる聖杯回収して帰るか

 

 

 

『キンタマを蹴って1番でかい悲鳴を上げさせたやつが勝ちの大会を開く』

 

『このまま頭を潰して殺す』

 

 

 

よし、キンタマ蹴ろう。頭潰してはい終わりとか呆気なさすぎるからな。ていうかこいつがアルテラさん呼び出したせいで戦う羽目になったんだからそれぐらいされても文句言えねえだろ

 

 

 

「ねえ、情報吐かないならさっさと殺してから聖杯回収して帰りましょうよ」

 

「いや待て。ただ殺して終わりじゃつまらない。死んだほうがましだと思えるような地獄を見せるべきだ」

 

「……いやな予感がするが一応聞いておこう。何をするつもりだ?」

 

「よく聞いてくれたな。今から最強の大会を開こうと思う」

 

「大会?なんだそれ」

 

「ここにいるみんなで交代でキンタマを蹴っていって、1番デケェ悲鳴を出させたやつの勝ちって大会だ」

 

「「「「『は?』」」」」

 

「な、なに……!?」

 

 

 

 

みんな絶句してる。ま、まあそりゃ急にこんなこといい出したらそんな反応にもなるよな。でもやらなきゃ帰れないからやります(鋼の意志)

 

 

 

「いやぁ、ここに所長がいないのが残念だ。レフを1番信用してたのに裏切られたなんて、悲しすぎることがあったのに」

 

『……別に構わないわよ』

 

「あ、あの、マスター?ほんとにやるんですか?」

 

「もちろん」

 

「へえ?勝ったらなにくれんだ?」

 

「そりゃもちろんこいつのキンタマだ」

 

 

 

自分で言ってなんだけど、誰がいるんだろうな。少なくとも俺はいらない

 

 

「いらないわよそんなもの。あんた1人で勝手にやってなさい」

 

「ますたぁ以外の男の股間に触れるなど、そんなことありえません」

 

「うむ、余はやめておくぞ……」

 

「俺にキンタマ蹴って喜ぶ趣味はねえ」

 

「私も遠慮しておこう」

 

 

ん?ちょっと待て。みんなそんな乗り気じゃないぞ?

 

 

「わ、私もやらないかなぁ……」

 

「先輩と同じ感想意見です」

 

「私も遠慮しますね……」

 

「流石にマスターの指示でもこれは……」

 

「拓也は、とんでもないことを思いつくんだねぇ……」

 

「すまないが私も参加は遠慮しておく」

 

 

 

みんな嫌みたいだ。しゃあない、俺1人でやるか。

 

 

 

「んじゃあ、俺が人数分蹴る。リっちゃんとマシュちゃんとリリィちゃんと槍ニキとダブルジャンヌちゃんとエミヤと清姫ちゃんとネロ陛下とブーディカさんと荊軻さんとここには居ないロマニ君とオルガマリーちゃんの分で俺含めて14回だな」

 

『選君、私のことも忘れてもらっちゃ困るよ?』

 

「あ、ダヴィンチちゃん。んじゃあダヴィンチちゃんの分も合わせて15回だな。それじゃあまずは一発目!」

 

「ま、待て───」

 

「フンッ!!」

 

 

 

ゴキャ!!

 

 

 

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?」

 

 

 

キンタマを蹴られたレフはきたねぇ叫び声を出して悶絶している。そりゃそうだ。なんたって俺が蹴ったんだからな。普通の人間の男なら一撃でムスコはあの世行きだ

 

 

「さて、後14回。耐えられるかな?情報吐くんなら止めてもいいけど?」

 

「ハァ……ハァ……!!誰がそんな事を……!」

 

「あっそう」

 

 

ゴキャァ!!

 

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」

 

 

 

最早なに言ってるかすら分からんけど、とりあえず今まで受けたことのない激痛だってことは分かる。俺も男だ。なんなら蹴ってる自分すら苦しくなってきた

 

 

「……後13回」

 

「ま、待てェ゙……」

 

 

 

『聞き入れない。徐々に威力を上げながら残りの回数蹴る』

 

『自分のキンタマも痛くなってきた気がするからやめておく』

 

 

………どうしようか。なんかもうやめてもいい気がしてきたな。いやでもこいつのしてきたことを考えるとこれで終わらすのもそれはそれで……ああ、もうどうすればいいんだよ!!

 

 

 

「これから徐々に威力を上げて行く。悲鳴がなきゃ大会が成立しないからな。しっかり意識保てよ?」

 

「」何もかも諦めたような顔

 

 

結局俺は蹴る方を選んだ。しかも威力を上げるおまけ付きだ。少しおまけをした神龍もびっくりのおまけだなこりゃ

 

 

 

「オラ、もういっちょ!!」

 

「〜〜〜〜〜〜ッ!?」

 

 

レフはあまりの激痛に最早悲鳴すら出せていなかった。かく言う俺もこっちの選択肢を選んだ事に後悔しそうだった

 

 

 

 

 

 

「」白目

 

「………」この世の終わりみたい顔

 

 

15回蹴り終えた時、俺はこの世の終わりみたいな顔をしていた。なんかもう5回を超えたあたりから俺もタマヒュンしてたもん

 

 

「おい、蹴ってる本人がなんつう顔してんだよ」

 

「あまりにも酷い絵面だ」

 

『ボクも無意識に股間を押さえそうになったよ』

 

「男にしか分からない痛み……てやつだよ」

 

「「「『………』」」」

 

 

 

 

 

俺を含めた男性陣は渋い顔をしてお通夜状態になっていた。それと反対に女の子たちは

 

 

「あいつバカじゃないの?」

 

「選さん、自分で蹴っていたのに酷く辛そうな顔をしていますね……」

 

「これからたっくんが女の子にナンパしてたら同じ事しようかな」

 

「!!!???」

 

 

なんか恐ろしい言葉が聞こえてきたような気がする……気の所為……そう気の所為だ。聞かなかったことにしておこう

 

 

 

「よし、もう帰ろうか」(死んだ目)

 

『そうだね、聖杯を回収しておいで。ボクはレイシフトの準備をしておくよ』

 

「うん」

 

 

俺はレフをぶっ飛ばした時に部屋の隅に飛んでいっていた聖杯を回収する。すると歴史の修正が始まった。あ、ちなみにレフは黒ジャンヌちゃんが燃やした

 

 

 

「お、おい!拓也、体が透けているぞ!?まさかお前達も消えるのか!?」

 

「本来俺達もこの歴史にとっては異物だ。生きている君からは、俺達と共に戦った記憶も消える」

 

「そうか……寂しいな、それは」

 

「俺もそう思うよ」

 

「まだ褒美も贈っていないと言うのに……」

 

「そんなの今更気にしないさ」

 

「だ、だが……!」

 

 

 

 

『ネロにデコピンする』

 

『うるせぇと叫ぶ』

 

 

 

急に叫ばせようとするんじゃねえ。だったらデコピンするわ。限りなく威力を抑えて。こっちのほうが少しは自然でしょ

 

 

 

ぱちん

 

 

 

「あうっ!な、なにをするのだ!」

 

「俺達のことは記憶からは消える。けど、俺達はずっと覚えてる。それに、俺達はレイシフトでいつでもこの時代に来れる。その時は初対面ってことにはなるけどね」

 

「そうだな……」

 

「ま、なんにせよこれで君のローマはもとに戻る!」

 

「……うむ!お主らの事は余の記憶からは消えるが、次、また余のローマに来た時は歓迎しよう!」

 

「ああ!それじゃあまたな、ネロちゃん!」

 

「!!」

 

 

 

俺は今まで陛下呼びしてたけど、最後だからちゃん呼びしてみた、そしたら驚いたような顔をしてくれていた。可愛かった

 

 

そんな事を思いながら、俺達はカルデアに戻った

 

 

 

 

 

 

 

 




メイド服の男がおっさんの金玉蹴ってる絵面想像したら酷すぎた

そしてここで問題!この話で出てきたキンタマの数を答えよ!(タイトルなども含む)


好感度コーナー!

ジャンヌ・ダルク 好感度90

リリィ同様、初対面で拓也にプロポーズされている。その時は断っているが、次プロポーズされたなら思わずOKするぐらいには絆されている


「拓也さんですか?素敵な方ですよ。ですが複数の女性に言い寄るのは彼の悪い癖です。え、私ですか?そ、それは……ひ、秘密です!!」


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