あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

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30話 レイシフト先は船の上だった

 

レイシフトされた俺達は、どういうわけか船の上にいた。お、早速船ゲットかな?

 

 

 

『海賊王に、俺はなる!』

 

『野郎ども!出航だー!』

 

 

俺は麦わらの一味船長じゃねえんだぞ。どっちかと言えばONEPIECEよりパイレーツ・オブ・カリビアンだし。まあいいや、一度叫んでみたいと思ってたんだよなぁ!

 

 

「海賊王に俺はなる!」

 

「何だお前らは!?急に現れたと思ったら意味分からねえこと叫びやがって!」

 

「敵襲だ!やっちまえ!」

 

「おい!女どもは傷つけるなよ!まずはあのリーダーみてえな男をやれ!」

 

「うわー!?襲われるぅ!」

 

「ドクター、後で話があります」

 

『うわぁ!?そういうのは選君だけでいいんだよ!?』

 

「おい、俺がいつもお話と言う名の説教されてるみたいな言い方すんな」

 

「事実でしょうが」

 

 

 

確かに。まあ襲ってくるなら返り討ちにするだけだ……でもなんか勝手に船に乗り込んどいて乗員をボコるのって若干心が痛む気がする。まあぶっ飛ばすんですが

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

 

「すいませんでした……」

 

「なんなんだこの男、強すぎる……」

 

「周りの女もめちゃくちゃ強かったぞ……?」

 

「まあ、なんだ。ぶっちゃけ今回に関しては俺達にも非がある。急に船に現れたしな。攻撃したくもなるよな。でもうちの女の子達に変な視線向けてたのは許さん」

 

「それを貴様が言うのか?」

 

「選さんは常にそういう視線を送っているような……」

 

「……これ以上この話をするのは止めよう。俺に矛先が向きそうだ」

 

 

 

アカン。墓穴を掘ってしまった。これ以上俺にヘイトが向く前に話題を変えよう

 

 

 

『無理やり特異点についての情報を吐かせる』

 

 

『普通に情報を聞き出す』

 

 

 

普通でいいだろ、なんだよ無理やりって。情報吐くまで拷問でもするつもりか?お前ならやりかねん。てことだから安全性を取って下だ

 

 

 

 

「この海について知ってることを教えてくれ」

 

「いやぁ、それが俺たちにもさっぱりでよぉ。気づいたらこの辺りに漂流してたんでさ。羅針盤もまるっきり役に立たねぇし。悪いけどあんたらが欲しがってる情報はないんだよ」

 

 

そうか……まあそう上手くいかないか。まだ特異点に来たばっかだしな

 

 

 

『どいつもこいつも役に立たんクズどもだ』

 

『ふん、貴様らに期待した俺がバカだったぜ』

 

 

 

はぁ?いやいや勝手に船に乗っといて挙句の果てにボコって情報まで聞いたのに言うことがそれかよ。確かに有益な情報はなかったけどさぁ……

 

 

 

「ふん、貴様らに期待した俺がバカだったぜ」

 

「まったくその通りですわ。所詮は下っ端、有益な情報など持っているはずもありませんでしたね」

 

 

 

 

清姫ちゃん、乗るな!俺の事は基本的に肯定してくれる君だがこればっかりはしちゃダメだ!相手に対して失礼過ぎる!

 

 

 

「ああ……私達でたっくんの制御しないとまた何やらかすか分からなくなる……」

 

「それならマスターに当たり強めなジャンヌオルタさんとセイバーオルタさんに任せればいいのでは?」

 

「はあ?なんで私がそんな事」

 

「彼、これまでも何かやらかしてるのかい?」

 

「まあ、相手のほうが可哀想なぐらいにはハチャメチャな行動をしてるね……」

 

「奴が何かしようとしたら殴ってでも止めろ、そういうことだな?」

 

「うん、もうそれでいいよ!」

 

「マスター!?そのもうどうにでもなれみたいな笑顔はやめたほうがいいのでは!?」

 

 

 

あの、全部聞こえてますよ?なに?選択肢が俺に何かやらせようとする度に殴られんの?おい選択肢。頼むから大人しくしててくれ。いやしててください(届かぬ願い)

 

 

「あんた、苦労してるんだな」

 

「いやぁ、むしろさせてる方と言うかなんというか……」

 

「ますたぁにかけられる苦労ならむしろうぇるかむですが?」

 

「あ、そう言えばこの近くに海賊島があるって同業に聞いたことがあるんでさぁ。俺達も食料やら水やらが乏しくなってきたんで、ひとまずそこに当たろうと……」

 

「ふむ、海賊島か……」

 

「あんたらも、そこを目指してみては?なんなら俺たちの船で一緒に行くってーのも」

 

 

 

お、それは願ってもねえことだ。連れてってくれるんなら素直に甘えとこう

 

 

 

『そんなものに甘えるわけには行かない。空を飛んでいこう』

 

『そんな事に甘えるわけには行かない。海を走ろう』

 

 

 

甘えるっていってんだろうが!!なんだよ海走るって!なんだよ空飛ぶって!できなくもないけどさぁ!折角乗せてってもらえるんだから拒否すんなよ!

 

 

 

まあ、海走るのと空飛ぶのどっちがいいかなぁ……空飛ぶか

 

 

 

 

 

「じゃあ、皆は乗せていってくれ。俺は空を飛んでいく」

 

「……は?そ、空を飛ぶ?」

 

「ああ、それでその海賊島ってどこ?」

 

「あっちの方角……」

 

「よしわかった。サンキュー!」

 

 

俺は海賊の男が指を差した方向に飛び上がり、空気の面を捕らえて蹴ることで空中歩行をする

 

 

 

「月歩!」

 

「えええええ!?マジで空飛んでるぞ!あんたらのリーダーはどうなってんだ!?」

 

「ああ!ますたぁ!置いていかないでくださいぃ!」

 

「もうあいつが何しても驚かない自信あるわ」

 

「同感だ。しかし空気の面をとらえて蹴ることで空中歩行を可能にしたか……どんな脚力をしているんだ?」

 

「たっくんにとってはこれが常識だから」

 

「常識とは……?」

 

「拓也さんはいつも通りですね……」

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

「ここが海賊島か?」

 

「ヒャッハー!獲物だ!狩りだ!楽しそう!あの腰にぶら下げてる剣とか高く売れるんじゃねーか?」

 

「やっぱ皆と一緒に船で来たほうが良かっただろ。なんで複数の男どもに囲まれなきゃならねーんだよ、むさ苦しいわ」

 

「おいちょっと待て!その服装。あんたも海賊か?見るからにただの海賊じゃなさそうだが」

 

「あー……まあそんな感じだ」

 

「まあいいか!相手は一人だ!身ぐるみ剥いで姐御に突き出してやる!」

 

 

 

あ?姐御?てことはぁ……女海賊がいるってことか!んじゃあこいつらボコってその姐御のとこに連れてってもらおーっと!

 

 

 

 

 

 

「んで?さっき言ってた姐御って誰だよ」

 

 

俺はボコって寝転がってる海賊の1人に座りながらそう聞いた。姐御って言うぐらいだからどんな人なのか気になる。ハンコックみたいな人なのかな……いや、それなら男の部下なんて連れてねぇか

 

 

「へっへっへ、聞いて驚け!我らが栄光の大海賊!フランシス・ドレイク様だ!」

 

「……誰?」

 

 

うん、そういや昔の海賊とかあんま知らないから名前聞いてもわからないんだったわ。ロマニ君呼び出すか

 

 

「ロマニ君!ヘルプ!」

 

『呼んだかい?』

 

「さっき海賊ボコったんだけどさ」

 

『息を吸うようにとんでもないこと言わないでくれないかなぁ!』

 

『それで?いったいどうしたんだい?選君』

 

「あ、ダヴィンチちゃん。それがさぁ、こいつらの姐御がフランシス・ドレイクって名前らしいんだよね」

 

『フランシス・ドレイクだって?人類史で最も早く生きたまま世界一周を成した航海者じゃないか!当時世界の海を制覇していたスペインを撃破したんだよ』

 

『そして、決して沈まない太陽と言われたスペインを撃破したことでスペイン人から海の悪魔(エル・ドラゴ)と恐れられた人物さ』

 

『そう、まさに太陽を沈めた英雄だ』

 

「太陽を沈めた英雄!?かっけぇなぁ」

 

 

なんだその二つ名かっこよすぎだろ。じゃあ俺も人理修復を成し遂げたら人類を救った英雄とか呼ばれんのかな?

 

 

「まあいいや。そのうち俺の仲間が来るから来たらそのドレイクさんのとこに連れてけ」

 

「……うぃっす」

 

 

 

待つこと10~20分、やっと仲間たちが来たからボコった海賊にドレイクさんのところに案内してもらった

 

 

 

 

「姐御!姐御ー!!敵……じゃねえや、客人です!姐御と話がしたいって言ってます!」

 

「ああん?ったく、人が気分よくラム酒を呑んでる時に──客人?海賊かい?」

 

「えーと、多分そうです!船長の男とその一味です!」

 

「へえ……?いいよ、連れてきな!」

 

 

 

俺達は海賊達の拠点に入れてもらった

 

 

 

「……ボンベ。こいつらは海賊じゃあないよ。中心にいる男の服装だけ見れば海賊に見間違えてもおかしくはないけどね」

 

「き、綺麗なお姉さんだぁ……ああいや、よくわかったね。流石本場の海賊だ」

 

「まあ、雰囲気?ていうのかね。それが海賊っぽく無かったのさ」

 

「まあ、でも見所はあるッスよ。この男にボッコボコにされたんですが、命までは取らなかった。それどころか憧れの船長に会いたいとか何とか」

 

「憧れ?ほんとかい?」

 

「そりゃあもう。船長のことを持ち上げに持ち上げまくってましたから」

 

 

 

 

「あの……先輩。私、驚きを隠せないのですが」ヒソヒソ

 

『ボクもだ。あのフランシス・ドレイクがまさか……』ヒソヒソ

 

「うん、まさか女性だったなんて……!」

 

 

 

なんかリっちゃん達がヒソヒソ話してるけどまあ気にしない方向で

 

 

 

「それで、あんたら何者だい?うちの阿呆どもが世話になったようだけど」

 

 

 

『地獄からの使者、スパイダーマッ!』

 

『俺はモンキー・D・ルフィ。海賊だ』

 

 

 

 

本名名乗れや。何がスパイダーマッ!だよ。ていうかさっき海賊じゃないって見抜かれてんだから海賊だ。とか言っても意味ねえよ

 

 

 

「地獄からの使者、スパイダーマッ!」

 

「うん。たっくんは黙ってて」

 

「はい」

 

「あ、私達はカルデアの者です」

 

 

 

ここからは俺はボンベとか言うさっきボコった海賊と話をしていた。だってドレイクさんとの話に参加できないもん。リっちゃんに黙っててと言われたし。まあそれはいいんだけどさ……

 

 

「どうしてもアタシと話したいってんなら、まずは力試しといこうじゃないか!このフランシス・ドレイクを倒してみな、話はそれからだ!」

 

 

 

なんか戦うことになってました。そりゃ相手海賊だしね。やるっきゃねえかぁ……

 

 

 

『ピストル抜いたからには命かけろよ?』

 

『身ぐるみ全部剥いでやらァ!!』

 

 

 

シャンクスか世紀末海賊か……上ですね。かっこいいし

 

 

 

「ピストル抜いたからには命かけろよ?」

 

「そんなもん百も承知さ。海賊は常に命がけで戦ってるんでねぇ!」

 

「選さん!?殺してはダメですよ!?」

 

 

はーい、まあそもそも殺す気なんかサラサラないですけど。ということで戦闘開始です

 

 

 

 

 

 

 




ハチャメチャなオケアノス攻略始まります

イベストを書くか書かないか

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