あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
「前方に海賊船を発見!おそらく敵船かと!」
「よしヤロウども!迎撃準備だ!」
敵船か、じゃあ俺も戦闘の準備しとくかぁ。のこのこ俺達の前に出てきた事を後悔させてやろう
『無視して突っ切るように説得する』
『敵船を真っ二つに斬る』
いや違うじゃん。海賊と海賊の戦いっていうのは大砲の音が鳴り響きながら剣で斬り合ったり銃を撃ち合ったりするもんじゃん。少なくとも俺はそう思ってる。ミホークじゃないんだからさぁ、船斬るとか無法な事しちゃダメでしょ。いやまあ海賊なんて無法の象徴みたいなもんだけど
無視するっていうのは初めから候補に入れてないから、まあ斬る一択ですかね
「斬ッ!」
敵船に向けて刀を振るい斬撃を飛ばす。飛んでいく斬撃は船を中心から真っ二つに斬り裂きそのまま船は海に沈んでいった
「「「ふ、船が斬れたぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」
『ええ!?選君何海賊よりも無法なことしちゃってるの!?どこの時代に船を真っ二つにする海賊がいるのさ!』
「いや、俺海賊じゃないし……」
「問題はそこじゃないと思うよ?皆驚いちゃってるよ。ほら、ドレイクさんなんて口開けたまま固まってるし」
「何船ごと斬り裂いてんのよ。私が燃やす相手がいなくなるじゃないのよ」
「今まで予測不能な行動をしてきた選さんですがまさか乗員ではなく船そのものを斬るとは思いませんでした……」
「ああ……なんかごめん」
うん。俺も海賊同士の戦い見たかったからちょっと後悔してる。ワンピースとか読んでたらこういうの憧れちゃうんだよね。俺も船員率いて戦ってみてぇよ。あ、そうだ
「ねえリっちゃん、ちょっといい?」
「どうしたの?」
「ちょっとやりたいことがあるんだ」
「う、うん」
俺はリっちゃんの手を引いて船の船首部に連れてきた
「こんな所にに来てどうするの?」
「じゃあ両腕を水平に上げてそのままキープしてて」
「え?うん、上げたよ?」
「よし、それじゃあ……えい」
「ちょっ、たっくん?」
俺は両腕を上げたリっちゃんの後から抱きついた。そう。あの有名なシーンを再現する為だ。俺はリっちゃんに抱きついてからあのセリフを言う
「I'm flying!」
「これタイタニックごっこだよね!?ていうかたっくんがそれ言うの!?」
「いやぁ満足した。付き合ってくれてありがとう」
「いや、それはいいんだけどさ」
「じゃあみんなの所に戻ろうか」
「おおい!アンタたち!」
「ん?どうしたのドレイクさん!」
みんなの所に戻ろうとしたらドレイクさんに呼ばれた。俺が聞き返すとどうやら島が見つかったらしく、そこに降りるらしい。なんと、俺達がタイタニックごっこしてるうちにそんなことになってたのか。まあいいや。船員達は船を守るために残るようだから俺達とドレイクさんだけで行くことになった
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「さて、この島にサーヴァントがいるんだって?」
「はい、ドクターにサーヴァント反応があることを確認していただいたので」
「よし、それじゃあ早速……」
「んー、その辺りかぁ?」
バンッ!
「ファッ!?」
「きゃ!」
「フォウ!?」
「ちょっ、フォウ君俺の服に潜り込まないで。くすぐったい」
「ひゃ……!ドレイクさん、敵ですか!?」
「いや、なんとなく気配がしたから撃ってみた」
『バカヤロォ!!』
『なんだ?ビビってんのか?お?』
これは言わしてもらうね!理由は俺はともかくうちの女の子達を驚かせたからだ!これは許せんなぁ……いやまあリっちゃんやマシュちゃんの驚いた時の声が可愛かったから少しは許せるかな
「バカヤロォ!!」
「ッ……なんだい急に叫んで。おかげで耳がキンとしちまったよ」
「確認もせず急に撃つんじゃあない!もしそれが敵じゃなかったらどうするつもりだったんだ!」
「そんな怒らなくていいじゃないか。何、悪い予感がしたらとりあえず銃声で追っ払う。アタシはそういう生き方なのさ」
「え〜……?」
いやまあ、その生き方を否定するわけじゃないけど、ドレイクさん海賊だし。それに俺も人のこと言えねえわ。選択肢が出てきたらたとえ敵じゃなかったとしてもボコボコにしそうだし。ていうか実際フランスの特異点で初っ端から兵士ぶっ飛ばしたし
「それで、撃った鉛玉は当たったのか?場合によってはこの場で戦闘になるが」
「まあ、敵だったら殺し損ねた時はこっちに襲いかかってくるかもしれないしね。襲いかかって来たところで私は負けないけど?」
「そんなもん見るまでわかるもんか!死んだか殺したか、ちょっと見てくるよ」
そう言ってドレイクさんは銃を撃った場所に進んで行った。敵なら今のでやられてくれてたら楽なんだが……
「さーて、結果は如何に」
「死んでいるならそれはそれでよし、生きているなら僕達が倒す。これで問題ないね」
「おーい!アンタ達!ちょっとこっち来てみな!」
ドレイクさんの呼び声を聞いた俺たちはドレイクさんが進んでいった方向に向かう。到着するとそこには石板があった。んで、その石板にはルーン文字とか言うのが刻まれててそれを今ロマニ君……から仕事を奪ったダヴィンチちゃんが解読してる。ロマニ君 かわいそうに……
『えーとなになに……一度は眠りし血斧王、再びここに蘇る……血斧王?はて、何処かで聞いたような』
『け、血斧王は九世紀ノルウェーを支配したヴァイキングの王だよ!』
お、ロマニ君復活。よかったね。そんなことを考えていると何やら周りを囲まれているようだった。まあ、うちのサーヴァント達が一瞬で消し飛ばしちゃったけど
「フンッ、こんなのじゃ張り合いないわね。もっと強いの来なさいよ」
「その強い奴に貴様がやられれば文句はないのだがな」
「……は?もう1回言ってみなさいよ冷血女」
「何度でも言ってやろう。その強い奴とやらに貴様が殺されれば文句はない」
「喧嘩売ってるのね?いいわよ、その喧嘩買ってあげる」
「フンッ、望むところだ突撃女。この場で消し炭にしてやろう」
もぉぉぉぉぉぉぉ!!君達なんでそうやってすーぐ喧嘩するかなぁ!?俺より問題児じゃん!
『無視してそのまま先に進む』
『令呪で大人しくさせる』
はぁ……仕方ない、令呪切っとくか。こういう時じゃなきゃ使わないし。それはそれでマスターとしてはどうかと思うけど。いやそんなポンポン使うようなものでもないけども
「令呪を以て命ずる、セイバーオルタ、ジャンヌオルタ、2人とも落ち着け」
「うぐっ!?……チッ、命拾いしたわね」
「……それはこちらのセリフだ」
「なんで君達そうすぐに喧嘩しちゃうかなぁ?」
「元はといえばこいつが挑発してくるのが悪いんじゃない!」
「悪いのは貴様の方だろう。初めからあんなもっと強いやつがいいなどと言わなければ良かったのだ」
子供か!何罪を押し付けあってんの!あーもういいや、リっちゃん達には先に進んでもらおう
「リっちゃん、ちょっと俺この2人と話しておくから先行ってて?」
「う、うん」
「なんだい、1番ぶっ飛んでんのは拓也かと思ったがそうでもないのかい?」
「うーん、たっくんは突発的に変な行動することが多いけどそうじゃないときは常識人寄りだから……」
「でもその突発的な行動が多いのが難点ですね……」
「そうですね、拓也さんは気まぐれという言葉が1番似合う人ですから」
その気まぐれは俺じゃなくて選択肢ですけどね。それと常識人寄りとは言ってるけど実際選択肢がなくても様子がおかしい時はおかしいよ。選択肢が出た時が最高潮に吹っ飛んでるだけだから
「じゃあ、行ってくるね」
「うん」
リっちゃん達は先に進んでいった。さて、珍しく俺がお話する側に回ったわけだが
『ビブラートに包んで注意する』
『これまで生きてきた中で1番ブチギレる』
温度差!ネタに走るかガチなのかはっきりしろ!いや生きてきた中で1番ブチギレるってのも意味わからないが!そんなキレてねえよ!だとしてもビブラートはおかしいけどな!
まあブチギレるとかはしたくないのでビブラートで注意します
「きぃぃ〜みぃぃ〜たぁぁ〜ちぃぃ〜、けぇぇ〜ん~~かぁぁ〜はぁぁ〜やぁぁ〜めぇぇ〜なぁぁ〜さぁぁ〜いぃぃ〜」
「ちょっと何よその言い方!?うざいんだけど!」
「そうだな、むしろ私たちを刺激しているぞ」
「あらあら、令呪を使わせた挙句さらには注意までされているのにその態度ですか。こんな方たちと契約しているなど、ますたぁが不憫でなりません」
「「は?」」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!もうやめてくれないかなぁぁぁぁぁぁ!!!今まで散々振り回してきたからあんまり強くいえないけどもうやめようよぉぉぉぉぉぉ!!
「リっちゃん達、やっぱり戻ってきてくれないかな……!」
「上等じゃない!今度こそ決着つけてやるわよ!」
「先ほどは止められてしまったからな。今回は令呪を使われる心配もない。存分にやってやる」
「ますたぁの手を煩わせるあなた達にはここで燃え尽きてもらいましょう」
『組み伏せて強制的に止める』
『諦めて傍観する』
うん、怪我させないように組み伏せようか。それでリっちゃん達が戻って来るまで時間を稼ごう
俺はとりあえず全員を地面に押さえつけた
こいつ周りを振り回しまくるけどたまに振り回される側になるの面白いよね
イベストを書くか書かないか
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書かずにメインストーリーに集中する
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