あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
上裸の巨人と遭遇して戦闘が始まったが、すべての攻撃に確実に殺すという強い意志を感じる。俺そこまでされるようなことしてないんだが(困惑)
『非道いなぁ……人の心とかないんか?』
『野郎オブクラッシャー!!』
ドブカスとコマンドー語録じゃねえか!ていうか喋ったってこいつ通じねぇだろ!?え、通じんの?んなわけ。こんな殺意の塊みたいなやつに通じるわけがない
まあ、こっちからも攻めますか
「野郎オブクラッシャー!!」
「!?」
振り下ろされた斧を躱してそのままジャンプして顔面を思い切り蹴る。蹴りを受けた巨人は吹っ飛んで壁にめり込んだ。だがすぐに壁から抜け出してこちらに走ってきた
「へぇ、まだやるか」
「うう、ころす……!」
「だからいちいち物騒だっつーの!」
今度はボディブローを食らわせ後ろに後退る瞬間に追撃でアッパーを食らわせる。アッパーを受けた巨人はその巨体を浮かせて放物線を描きながら吹っ飛んだ
『とどめを刺す』
『まだ様子を見る』
いや、まだとどめは刺さんよ。ここは様子見安定だ。何も殺すことないでしょ。てことでまだ様子見まーす
「……」
「う、うう……ま、もる……!」
「ん、守る?」
今こいつ守るって言ったか?一体何守ってんだ?ちょっと悪役みたいになるけどやってみるか
「俺は一体何をしに来たと思う?お前の守っているものを奪いに来たのか、それとも……」
「ッ!!」
俺がそう言うと、巨人は先ほどよりも速くこちらに突っ込んできた。それを上に飛んで躱す。そして地面に降りる時の勢いのまま首を蹴って地面に叩きつけた
「さてさて、いいのかな?そんなとこで倒れてたら大切なものを守れないぞ〜?」
「うああああ……!!」
うん、やってて思うけど超心痛いわ。こんな感じの行動を何の躊躇もなくやれるやつは生粋のクズ野郎だ
「ほらほらどうした。もっともっと」
「ぐう……ううっ……!」
「まだやるか……」
「もうやめて!!」
俺がまた攻撃を仕掛けようとすると巨人の後ろから女の子が……ん~~?なんか見覚えあるぞ
「ステンノ、様……?」
「はぁ、違うわよ!私はエウリュアレよ!」
「あ、人違い!?」
うーん、でもステンノ様にそっくりだしなぁ……多分双子の姉妹かなにかなのかな?これは失礼なことを
『美しいと言いながら膝をついて崇拝する』
『目の前の美少女を捕まえてハッスルする』
死ねよお前!特に下!最悪すぎるわ!上はまあいいよ?お前に言われなくてもやる時はやるし。だが下はだめだ。選ばないにしてもその発想が出る時点でもう駄目でしょ……まあ、さっさと選ぼう
「ああ……美し……なんという美しさだ……!」
「な、何よ急に、ま、まあ私が美しいのは事実だけど……て違うわよ!私を連れて行くんでしょう?アステリオスは……あれ?それほど傷も負ってない?」
「う、うぁ……?」
「まあ、それなりに手加減はしてたし。まあ何守ってるか知りたかったから悪役みたいな行動したのは悪かったとは思ってる。でも刀を抜かなかっただけありがたいと思ってほしい。だってこっちは急に襲われた側だからさぁ」
「そ、それはまあ、そうなのだけど……」
「でも多少ダメージを負ってるはずだから治療はしたほうがいい」
「そ、そうね……それより私を連れて行くんじゃないの?」
「いや、なんか急に地震が起きたり通信がつながらなくなったりしたから原因探ってたんだけど、探ってるうちにこの迷宮を見つけたから入ったんだ。そしたらここにたどり着いてそこの……アステリオスだっけ?に遭遇したから戦闘になった」
「あ、そう……ていうか貴方人間よね?なんで人間がアステリオスに無傷で勝てるのよ」
「鍛えてますから」(早口)
よし、強さについて聞かれる時は高確率で選択肢が出てくるから先手を取って早口で言ってやったよ
「……早口すぎて聞こえなかったのだけど?」
「え、それは……」
『死ぬほど鍛えた結果です』
『血と汗と涙の結晶です』
ああああああッ!!だからその死ぬほど鍛えさせたのはテメェだよ!!絶対お前笑ってるじゃん!自分でいう分にはいいけどお前に言わせられるのは腹立つんだよ!!
ああクソッ!!
「死ぬほど鍛えた結果です」(ブチギレ笑顔)
「え、なにか機嫌損ねるようなこと言った、私?」
「いえ、エウリュアレ様は何も……」
「それより、貴方はアイツの仲間?」
「……アイツ?」
アイツとか言われましても。誰のことだかわからんのですが
「ほらアイツよ!あのド変態サーヴァント!あんな気持ち悪いの、ギリシャにもいなかったわよ!?」
「いやだから、俺は別にエウリュアレ様目的で来たわけじゃないって。いやまあ出会えたのはめっちゃうれしいけど。ていうか変態サーヴァントとか俺の仲間には居ないよ」
「……いや、でもアンタからはなんかアイツと似たような雰囲気を感じるわね」
え、もしかして俺が女の子好きなのバレてる?
『バレたなら仕方ない。俺は変態の王だ』
『そう、俺は変態紳士です』
おい!その変態の王ってやつ引っ張ってくんな!あれはもう黒歴史なんだよ!変態サーヴァントとかに追われてるのにここで変態アピールとかしたから余計警戒されるだろうが!
「そう、俺は変態紳士です」(死んだ目)
「な、なによその目。その心底言いたくないみたいな目は」
「実際言いたくないんで。まあ俺はその変態サーヴァントの事は全く知らないんでそこは信じてもらえれば」
「……わかったわよ」
うん、信じてもらえたようでよかった。
この後、エウリュアレ様から色々話を聞いた。通信とかが繋がらなくなったのはアステリオスが結界を張ったかららしい。何でもさっきから言ってる変態サーヴァントとやらが入ってこないようにするためらしい
「その結界解いてくんない?」
「……わかったわよ」
「……ん」
「でさあ、これは提案なんだけど、俺たちと一緒に来ない?アステリオスも連れて」
「は?何を言ってるの?」
「いや、うちは強い仲間がいっぱいいるからさ。こんなところで結界張って籠もってるよりも俺達と一緒にいた方がエウリュアレ様もアステリオスも安全だと思うんだよね」
「それに俺もいる。貴方には傷1つつけないことを約束しましょう」
「……アステリオスはどうしたいの?」
「おまえ、がいくなら、ついていく。ひとりは、さびしい」
「はぁ……わかったわよ。ついて行くわ」
「決まりたね。それじゃあ……」
『迷ったから道を聞く』
『また勘で進む』
聞きまぁす!
────────────────
はい、エウリュアレ様たちに案内してもらって迷宮から出て船まで戻ったんですけど……
「遅い!!どれだけ心配したと思ってるの!」
「ごめんなさい」
正座させられて説教されてます。いやまあ自業自得ですね。流石に1人で迷宮に突っ込むのは不味かった。迷宮の事を説明したらリっちゃんどころかダブルジャンヌちゃんに加えてマシュちゃんにオルトリアちゃんに清姫ちゃんにまで怒られた。ドレイクさんは愛されてるねぇと笑っててアレキサンダー君は普通に苦笑いしてた
「はい、ごめんなさい、もうしません、はい」
「ほんとに……?」
「はい」
「……もういいよ。信じるからね?」
「はい!」
やっと説教から解放された。俺が説教されてるのを見たエウリュアレ様とアステリオスは終始ぽかんとした顔で見てた
「あ、ごめんね?たっくんに説教してて挨拶が遅れちゃった」
「いや、それはいいんだけど……そいつ、なんかさっきアステリオスと戦ってた時と雰囲気変わってない?」
「うん、たっくんは通常時と戦闘時で結構雰囲気変わるんだ。まぁ戦闘中でもふざける時はふざけるけど。ていうかふざける時のほうが多いけど、真剣なときはかっこいいんだよ?」
「まぁ……それは否定しないわ」
「たくや、つよかった」
おうおう、そんなにほめないでよ、照れちゃうじゃん……!
「ていうか何よアンタ。また女を引っ掛けてきたわけ?」
「ますたぁ、私というものがありながらまだ他の女に手を出すおつもりなのですか?」
「貴様、私の知る中でも最上位の女誑しだな。ここで矯正してやろうか?」
「それいいわね。初めてアンタと気が合ったわ」
「うふふ、覚悟はいいですか、ますたぁ?」
あ、終わった
この後、またボコボコにされた
結局最終的にボコボコにされる拓也君かわいそ……ブフッ
ああいけないいけない
イベストを書くか書かないか
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書かずにメインストーリーに集中する
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