あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
「■■■■■■■─────!!」
「うらぁ!!」
「■■■■■■───!」
「効いてねえのか!?」
んだコイツ!速え上に硬え!確かヘラクレスって言ってたよな。ヘラクレスなら流石の俺でも知ってる。ギリシャの大英雄だろ?確かゼウスと人間の間に生まれた半神半人だとか。とんでもねえな。まあ、やりようはあるけど
「硬いなら威力上げりゃいいんだよ!」
「■■■■■■■─────!!」
振り下ろされた斧剣を片手で受け止め、腹に強烈な一撃をぶち込んでやった。さすがに効いたのかヘラクレスは後退る。だがそれを見逃す俺じゃない。追撃でさらに顎を蹴り上げる。浮かび上がって踏ん張りが利かない状況にし、刀を抜いて腹に突き刺しそのまま腹を斬り裂いた
「ま、こんなもんよ」
「はははは!一度倒した程度でヘラクレスが死ぬとでも思っているのか?いい情報を教えてあげよう。ヘラクレスはね、死なないんだよ。ヘラクレスは12の偉業がそのまま命としてストックされている。だから、後11回、頑張って殺してくれ」
「は?────ぐあっ!?」
「■■■■■■■■■─────!!」
殺したはずのヘラクレスは俺の背後で起き上がり、斧剣を振り上げ頭蓋をかち割る勢いで叩きつけてきた。あの、クソ痛いんだが!?
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「たっくん──!?」
「よそ見してちゃあ、ただの的になっちまうぜ?」
「させません!」
たっくんがあのヘラクレスというサーヴァントに頭を攻撃されて倒れたのを見て動揺していると、ヘクトールが目の前にいて槍を刺されそうになる。でも間一髪のところでマシュが防いでくれたから何とかなった
「はぁ……ホント厄介だよ。盾持ちは」
「マシュさんだけではないことをお忘れなく!」
「一人で敵陣に突っ込むなんて、相当自信があるのかな?」
「オジサン一人にこんなに集まるなんてねぇ」
なんでこの人数に囲まれてるのにこんなに余裕そうなの……?いや、でもたっくんが相手になってたから分からないだけで本当は凄く強いのかもしれない。油断しちゃダメだ……!
「マシュ!ジャンヌ!アレキサンダー!出来るだけ攻撃を受けずに守りを崩しながら攻めて!たっくんが相手をしてたから分からなかったけど、その人たぶん強い!」
「了解です、マスター!」
「わかったよ」
「では参ります!」
マシュ達とヘクトールの戦闘が始まった。序盤はこっちが優勢だった。けどこちらの動きに慣れてきたのか的確に攻撃してきている箇所を守り、尚且つ反撃までしてきていた。これがオリオンの言ってたアキレウスと戦ったって言う人物。強い……!
「私達の事も!」
「お忘れなきように!」
「アン!メアリー!」
「はん!アタシらもねぇ!」
「よし、俺たちもやるぞアルテミス!この人数でやればいくらヘクトールって言ってもただじゃ済まねえ」
「はーい!」
「アステリオス、貴方はその図体のせいで格好の的よ。精々攻撃を受けないように頑張りなさい。私は援護射撃程度しかできないけど」
「わかっ、た」
みんな!よし、これなら勝てる!でも、たっくんは大丈夫かな?いや、たっくんなら絶対大丈夫。だってあのたっくんだし。今回もケロッとした顔でヘラクレスを倒して帰ってくる!
「はあ……メディア!ヘクトールの援護をしてやってくれ。2人でやれば奴らにも勝てるはずだろう?ヘラクレスももう時期あの男を倒してこちらに来るはずだ。そうなれば彼奴等はお終いだ」
「了解です。マスター」
う、今度は薄紫髪の魔女っ娘が来た!で、でも相手は2人、まだこっちのほうが優勢だよ!早く倒してたっくん達に加勢なくちゃ
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ッ……痛ってぇなあこの野郎。久しぶりに痛み感じたわ。俺が最後に受けた痛みは母さんの拳骨だ。あれは痛かった。母は強しってね。んなこと言ってる場合じゃねえわ
『不意打ちで頭殴りやがって。ただでさえバカなのにこれ以上バカになったらどうすんだ!』
『こっちが頭をやられたんだから相手も頭をやられるべき』
やられたらやり返すしかねえよなぁ!それよりも、これ以上バカになるのは嫌なので取り敢えず叫んでおく……ん?おい選択肢テメェ何ナチュラルに俺のことバカ扱いしてんだよ!
「痛ってえなこの野郎!頭殴りやがって!ただでさえバカなのにこれ以上バカになったらどうすんだ!」
「■■■■■■■■───!!」
「ま、通じるわけねえか!じゃあもう1回死んどけ!」
先ほどよりも速度を上げて、腕に魔力を纏わせてヘラクレスの胸部を貫いて心臓を抉り出した。心臓を抜き取られたヘラクレスは力なくその場に倒れる。まあまた復活してくるんだろうけど。てか、手が血でビチャビチャだ。ちょっと雑にやり過ぎたか
『親父ならもっとうまく盗める』
『汚え心臓を握りつぶす』
いや、俺自ら抜き取っておいて汚えとか言ったら失礼だろうが。それに親父ならもっとうまく盗むって、お前俺の家は某ゾルディック家じゃねえんだぞ。俺が突然変異なだけで父さんも母さんも普通だよ
「親父ならもっとうまく盗む」
「貴様の父親は暗殺者か何かか?」
「んえ、オルトリアちゃん?」
「苦戦……しているようでしていないな貴様は」
「まったく、ちょっとは焦るとかしなさいよ。そんなんだから人間じゃないだのなんだの言われるのよ」
「あれが先ほどますたぁの頭を殴った不届き者ですか」
「黒ジャンヌちゃんと清姫ちゃんまで。お、この流れは4人でリンチタイムかな?」
俺たち四人なら絶対勝てるぜ。ていうか美少女3人と一緒に戦えるとか幸せなんだが。でもできるだけ傷ついてほしくないから適度にフォローしよう
『俺、この戦いが終わったら帰って皆とイチャイチャするんだ』
『貴様の片付け方がわかったぜ。やっとな……』
いや死亡フラグゥ!!この戦いが終わったら〜的なのは死亡フラグなんだよ!ていうか下に関してはこの後自爆して死ぬやつじゃん!さらばだ、オルトリア、黒ジャンヌ、清姫、そして、立香……てやつじゃん!い、いやでも死亡フラグとギャグ補正ならたぶんギャグ補正が勝つよな……?
「俺、この戦いが終わったら帰って皆とイチャイチャするんだ」
「何をくだらないことを言っている。そんな事を言う暇があったらさっさと動け」
「もう少し赤面とかして『よ、余計なことを言うな……』みたいなこと言ってくれない?」
「死ね」
「辛辣!?」
「うっさいわねアンタら。漫才はそこまでにしてさっさとあのデカブツをやるわよ」
「ますたぁ!わたくしはいつでもいちゃいちゃしますよ!」
ほんと最高ですよ清姫ちゃん。なら後で存分にいちゃいちゃしよう
「で、どうやって倒そうか」
「マスター、奴は一度受けた攻撃は耐性がつく。何度も殺せばその分倒すのが困難になる」
「チートかよ」
「アンタが言うな」
「なら毎回異なる方法で殺さなければならない、というわけですね?ますたぁはなにか策はありますか?」
「耐性がつくならその耐性を上回るパゥワーでぶち抜く」
「「この脳筋め」」
「君等も似たようなもんでしょうが」
「…………」
「「「「あ」」」」
やっべ、なんか空気読んで待ってくれてるじゃんヘラクレス。お前バーサーカーだよな?あ、まさか戦闘なのに緊張感のかけらもない会話に毒気を抜かれたとか?いや、そんなことないわ。もう臨戦体勢入ってる
「え~と、確か命が12個あって、俺が2回殺したからあと10回か。ま、サクっと殺しますか」
「ふん、簡単に言ってくれる。だがそうでなくてはな」
「面白いじゃない。どこまで食らいついてくるのか見ものね」
「ますたぁと共に戦うわたくしが負けるとお思いですか?」
「ヘラクレス!そんな奴らさっさと叩き潰してしまえ!」
シュッ!
「ヒッ……!?」
「外野は黙ってろ」
外野の金髪野郎がうるさかったから顔面スレスレに剣を投げてやった。もちろん自分の刀じゃないよ?船の上にいくつか落ちてたからそれを投げたんだ
「さて……そんじゃあ来いよ、大英雄!!」
「■■■■■■■■■─────!!!」
多分次が最終回になるかな?でもこの調子だとヘラクレス達から逃げて辿り着いた島でアタランテとダビデに会うというイベントがなくなってしまう。
いやまあセプテムで孔明とアレキサンダーを登場前に爆発させた前科があるから別にいいか
イベストを書くか書かないか
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書かずにメインストーリーに集中する
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