あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
起き抜けに珍生物
「今日も快眠、早起き健康。早起きは三文の徳ってね」
今日も今日とて早起きした俺。でも寝る時の格好がパンイチなのはどうかと思うんだ。人きたらどうするんだよ。俺の部屋なんかセキュリティガバガバだから自由に出入り出来るんだよな
まあパンイチなのは選択肢のせいなんですけどね(憤怒)
「あー、まあ服着よ」
俺はパンイチの状態から黒パーカーと黒いズボンに着替える。我ながらあまりにラフなかっこだな。ていうか黒すぎだろ。でも黒好きだから着ちゃうんだよなぁ
「さーて、今日も1日頑張るかー」
そう言って部屋の外に出ようとドアを開けた
「ノブッ!」
「────は?」(思考停止)
なんか見たことない珍妙な生物がいた。そのせいで一瞬だけ思考停止してしまった。いや、何こいつ?なんかノブノブ言ってるけど……俺がそんな事を考えていると
「ノブー!」
「ぐっはぁ!?」
腹に突撃してきやがった。は?なんでなん?ていうかマジで何なんだこいつ。ぶっ飛ばしていいのか?なんか帽子かぶってて軍服みたいな服着てる片目隠れのこの珍妙な生物
『部屋に持ち込んで解体する』
『分からないことは他の皆に聞く』
解体てお前、そこまではしねえよ。さすがに心痛むわ、ここはみんなに聞いたほうがいいだろ
「これよりノブノブ言ってる珍生物捕獲作戦を開始する」
「ノブッ!?」
俺は珍生物の脇に手を突っ込みそのまま持ち上げた。短い手足をジタバタさせているがそんなもので俺の拘束から逃れることはできない。さて、まずは所長とかロマニ君とかダ・ヴィンチちゃんに見せるべきか
「ノブッ!」
「ノブノブ!」
「ノーッブ!!」
「めちゃくちゃいるじゃねえか!どっから現れた!」
俺が捕まえている珍生物を含めて4体の珍生物が俺の目の前にいる。まあいいや、とりあえず全員捕まえるか!
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「現在、カルデアには侵入者がいる。だがその詳細はまだ掴めていない」
「だと言うのに選の奴は相変わらずまだ来てないのね!カルデア中に警報を鳴らして呼び出したと言うのに!」
「まあまあ所長、たっくんは多分まだ寝てますよ?」
「それが問題なのよ!」
「この状況で寝られるアイツが羨ましいぜ」
「僕が呼んできましょうか?」
「いや、その必要はないよ」
皆が集まって話している所に、何故か珍生物を4体から更に3体増えて7体ほど抱えている俺が登場した
「たっくん!?な、なにその生物!?」
「いや、俺が部屋から出ようとしてドアを開けたら目の前にこれがいたんだよね。一匹捕まえたからみんなに見せようかと思ったんだけどそっからなんかいっぱい現れて今は7体ぐらいいる」
『ノブノブ!!』
「ちょっとなに言ってるかわかんない」
だろうね。俺だってこんな事言われたら何いってんだこいつってなるもん。ていうかマジでなんなんだこの珍生物
「マスター、その珍生物についてなにかわかっていることはあるか?」
「んー、ノブノブ言ってることと、意外と攻撃力がある事かな。腹に突撃された時ちょっとふっ飛ばされたし」
「たっくんを吹っ飛ばすってそれ結構強くない……?」
「戦闘力が高いと言っても、出会ったのが選君であったのは不運だったね。それとその生物、私に譲ってくれないかな?解剖でもしてみようかと思ってね」
「ノブッ!?ノブノブ、ノーッブ!」
「暴れんなよ……暴れんなよ……」
そう言いながら暴れる珍生物たちを抑える。
「まあ、まだいるかもしれないから探して捕まえてくるよ。原因はそっちで探っといてね」
「ああ、いってらっしゃい」
「いい?一匹残らず捕まえてくるのよ!」
「OK!」
俺達はまだカルデアにいるであろう珍生物を探し回っている最中だ。現在は5体ほど見つかった。ゴキブリかな?1体いたら100体いるとかそういう類の生物かもしれない。それはそうと
「ノブッ!?」
「なんなんだ今のはぁ?」
また突撃してきた珍生物の頭をつかんでブロリーのセリフを使う。そして手を離し、殴り飛ばす
「は、どんなもんだ!」
「マスター、今は何体倒した?私は3体ほど斬り捨てたが。何とも珍妙な生物よなぁ。こうも大量に出てこられては収拾がつかん」
「まあ別にいいんだけどね?小次郎も俺も苦戦とかしないし。ギルくんだって武器飛ばしまくって殲滅してるし」
今は俺が倒した5体と小次郎が倒した3体、そしてギル君とかその他のサーヴァント達が各自で殲滅している。だがそんな時、何やら感じたことにい気配を感じた
「謎の生き物を追って現界したのは良いものの、これは一体どういう状況なんです?」
「待て待て人斬り!わしを置いていくでないわ!」
「─────」
「まずいです!マスターの発作が出てしまいます!」
「うむ、では放っておこう。これから起こることは全て藤丸殿に伝えればよいだろう」
「そうですね」
『見たことのない女がいる。床に押し倒し服を剥いで貪り尽くそう』
『ここは紳士的に挨拶をしよう。第一印象は大事だ』
お前は0か100しかねえのか。温度差激しすぎて風邪ひくわ。まぉ今俺たちの目の前に現れた2人の女の子が可愛いというのは否定しない。だが貪り尽くすのは違うだろ。見ろよ、金髪の方の刀持った女の子。手を出そうとしたらその瞬間斬られるだろ。なら選ぶのは下一択だ
「お初にお目にかかります。可愛らしいお嬢様方。この度は我らがカルデアにどういったご要件で?もしやこの私に会いに来てくださったのか?だとすればそれは至高の喜び……」
「う、うむ、わしがぷりちーなのは否定せんが、此奴一体何を言っておるのじゃ?」
「あの、この方は一体?」
「マスターは有り体に言えば変人や変態なので、女性の方には目がないのです。ですからこの様な」
「えへ、えへへ。可愛い女の子達だ……」
「だらしない顔をして貴殿らを見つめているということだ」
「ほんとにだらしないのう……」
「そうだ、君達名前は?」
「そしてこのように切り替えがもの凄く速いんです」
俺のことについて2人に解説をしてくれている小次郎とギル君
「私は新選……じゃない、えーと……そうですね、桜セイバーとでも呼んでください」
「わしは第六天魔王ことノブ……じゃない、魔人、そう魔人アーチャーじゃ!」
「桜セイバーちゃんに魔人アーチャーちゃんね。ちなみに俺は選拓也。拓也と呼んでくれ。そしてこっちのNOUMINが佐々木小次郎。んでこっちの金髪ショタがギル君」
『話の途中だけど、例の生物?の発生源がわかったよ。どうも別位相の空間とカルデアが接触してるみたいだ。なんとか元を絶たないと、このままじゃカルデアが珍妙な生物でいっぱいになっちゃうぞ』
『OK、今レイシフトの座標を割り出したから直接乗り込んでぱぱっと排除してきてくれるかな?』
「了解。それで、2人はどうする?」
「そういうことならこちらとしても望むところです。私達も同行させていただきたい。いいですね?アーチャー」
「わかったわかった。まあ、わしらの問題だし追いかけ回すのも疲れておったしな。よかろう!この第六天魔王こと魔人アーチャーが手を貸してやるのじゃ!」
「あ、話してたらもう一匹来た。もうなんか一匹ぐらい捕まえてマスコットとして部屋に置いとこうかな」
「部屋を荒らされると私は思うのだが」
「同感です」
「やっぱだめか」
何とも締まりの無い会話を最後に俺たちは管制室に戻った。まあ俺はちょっと着替えてから行ったけど
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レイシフトで別位相とやらにやってきた俺達は桜セイバーちゃんと魔人アーチャーちゃんの話をまとめている。何やら帝都聖杯とやらが暴走して真人アーチャーちゃんの潜在意識を形どって現実世界を侵食し始めたということらしい
「よし、まあなんとなく状況は理解した」
「関係ないあなた達を巻き込んでしまって申し訳ありません」
『キザなセリフを吐いて気にしないように伝える』
『そのとおりだと言いながら殴る』
だから0か100しかねえのかって、殴んねぇよバカ。でもこのキザってところが引っかかるんだよな。何で普通に伝えられないのか
「いや、この状況になったおかげで俺は君達に巡り会えたんだ。これは喜ばしいことだ。できればもっと君達といたいと思うよ、俺は」
「すごいなお主、よくもまあそんな恥ずかしいことを堂々と言えたもんじゃな」
「正直驚きました。ちょっとキザすぎません?」
「俺もそう思う」
「たっくんはいつもこうだからね」
「そうですね。選さんはいつもこうです」
「こっちはそのせいで苦労してるけどな」
ちなみに俺が連れてきたのは先程共に珍生物を殲滅していたギル君と小次郎。そしてリっちゃんはマシュちゃんと槍ニキ
「そういえば、拓也さんは刀を扱うんですね」
「うん、結構自信はある」
「この問題が終わればぜひ一手お願いしたいですね」
「美少女のお願いは断らない主義なので是非手合わせしよう」
「び、美少女だなんてそんな……」
「やっぱ此奴意外と凄いやつなのか?」
「ある意味すごいですねマスターは」
ま、とりあえず問題を解決するために奔走するとしましょうかね
やってきましたぐだぐだ本能寺。ただでさえぐだぐだなのに拓也君のせいで更にギャグになります