あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
名前・選拓也
性別・男
身長・177cm(まだ伸びる可能性あり)
体重・70kg
容姿・茶髪で碧眼、前髪は短めで長い後ろ髪を括っている
「ありがとうジキル。服貸してくれて」
「あ、ああ。セイバーが大勢の人を連れて帰ってきたときは驚いたけど、なぜか君は上裸だったからね。僕の服でよければ貸すさ」
俺は今ジキルの着ている服と同じ服を貸してもらっている。予備があったからよかった。身長にそこまで違いはないけど体格の問題もあってちょっとパツパツだ、まあ別にいいけど。ちなみにヘラクレスも上裸どころかほぼパンイチみたいなもんだけど、そこはスルーしてもらった
「拓也お主パッツパツじゃのう」
「すまない、ぼくは細身だから鍛えてある君には少しきついがそこは我慢してほしい。生憎それしかなくてね」
「別にいいよ、貸してくれるだけ有り難い。まあこうなったの敵じゃなくて味方のせいだけど」
俺は宝具ブッパしてきた味方の女の子達の姿を思い浮かべながらそう言った。ていうかこのシードルっていうの美味いな、アルコール度数も低いから嗜むにはちょうどいいな。まあ強くてもどうせ酔わないからあんま関係ないけど
「サンキュー、シードルも美味かったよ」
「なら良かった。それで、君は外で霧の中を1人で歩いていたらしいけど、よく無事でいられるね?」
「まあ、元々耐性があるとかなんじゃないかな。数年前に何の知識もない状態で山に入って毒キノコ食っちゃったけど何ともなかったし」
「生まれつき毒に耐性を持っているのか……」
「うん、でもこのままこの霧放っておいたらやばいんでしょ?なら早く何とかしないと」
『事態は急を要する。そこでボクから提案なんだが、ミスタージキル、モードレッド、事態の発生と思しい聖杯の探索に協力してもらいたい』
『自分も頭がカチ割れるほどの勢いで土下座する』
『そんなものは必要ないとこちらから拒否する』
アホか!なんでこっちから拒否するんだよ!却下だ却下!だとしても、なんだよ頭がカチ割れるほどの勢いで土下座するって……床に頭叩きつけたぐらいでカチ割れるわけねえだろ。むしろ床が砕けるわ。まあやるけど
「俺からも頼むッ!!」ドゴォン!
「ゆ、床がぁ!?」
「ちょっとたっくん!?強すぎるよ!床砕けちゃってるって!」
「土下座で床破壊するやつがおるか、馬鹿者。沖田もなんか言ってやれ」
「マスター?他人の家の床を砕くなんて非常識ですよ。ごめんなさいは?」
「はい……ごめんなさい」
「頼む態度は悪くないが如何せん加減が足りていないな」
「申し訳ありません、ヘンリージキル……」
「あ、ああ」
「こいつ、やっぱアホなのか?」
すまない、アホですまない。おっと、フランスで会った竜殺しみたいな謝り方になってしまった
「ま、まあ協力はこちらも願ってもないことだ。いいね、セイバー」
「おう、これが最善みたいだしな」
『良かった、実に助かる!二重の意味で!というわけで──選君、立香ちゃん、マシュ!運の良いことにこのアパルトメントは霊脈の上にある!』
「あったね、霊脈」
「そうだねブーディカさん。でももう服借りちゃったからどうしよう」
「なら服を送ってもらってその服を返せばいいんじゃないかな?」
「流石ブーディカさん。冴えてる」
お母さんかな?まあ結婚して子供もいたし実際母さんみたいなもんか
「ジキルはこの霊脈の存在は知ってたのか?」
「いいや、僕は正規の魔術師じゃないからここは魔術工房って訳じゃない。ただの自室だよ。ともあれ自由に使ってくれて構わない。何をするんだい?」
『霊脈上にサーヴァントの召喚サークルを確立させて選君達の戦力を底上げする。まあ元々戦力が揃ってるから物資を送ることぐらいしか使わないけどね』
「ま、そういう事」
俺達は早速召喚サークルを設置した。そして送ってもらった上下の黒ジャージに着替えて服を返したその後にジキルから頼み事をされて外に出てきている
「悪いねモードレッド。案内役頼んじゃって」
「あー、気にすんな。お前らがこなければ、オレの仕事だったんだ。むしろ礼を言っとくぜ。悪いな、あやふやな話に付き合わせて」
『ほんといい迷惑ですわ!』
『フンッ、別にお前達のためではない……』
おい、ツンデレみたいな言い方やめろ。俺みたいな野郎がしたって一部の層にしか刺さんねえんだよ。でも上は上でなんでお嬢様口調なんだよ、情緒どうなってんだ。まあこの二択なら下を選ぶけど……
「フンッ、別にお前達のためではない……」
「なんだコイツ急に」
「気にするなモードレッド殿。我らがマスターは少々特殊でな、時折この様な発言をするが温かな目で見守ってくれ」
おい小次郎、俺の事をそんな可哀想なやつみたいな説明の仕方してんじゃねえ。間違いじゃないのが余計に腹立つんだよな。お前に言ってんだぞ選択肢
「まぁ、こいつがヤバい奴ってのはなんとなく理解した」
「(´・ω・`)」
「そんな顔をしてもマスターが変人だということは変わらないぞ」
「これも日頃の行いってやつじゃな。自分で言うのも何じゃがわしより酷いぞ拓也」
「大丈夫ですよ!いくらマスターが変人でも、沖田さんはいつでもマスターの味方ですとも!」
「沖田ぢゃぁぁぁぁん!!」
俺は思わず泣きながら沖田ちゃんに抱きついてしまった。あ、いい香りする……
「ふえっ!?ま、マスター!ダメですよこんなところで、皆さんが見てますから……!」
「たっくん、早く離れて」
「はい」
「おい、誰かコイツ縛っとけよ。じゃねえと何しでかすか分からねえぞ」
「以前試したが縄を解いて拘束から抜け出された。かなりキツめに結んでおいたはずなのだがね」
「そもそもたっくんとギル君が戦闘訓練してた時に鎖で縛られてたはずなのに普通に引きちぎってたし」
「うん、なんか神性を持ってるやつには相当硬度が上がるとからしいけど俺神性とか持ってないし」
「■■■■───」
「あー、まぁお前には効くだろうなー。神性持ってるもんな、お前ならなんか引きちぎりそうだけど」
「おい、いつまで話してんだ。さっさと行くぞ」
「ああごめん。確かジキルの協力者のフランケンシュタインを保護するんだっけ?」
「おう。ソーホーあたりはもうすぐだ。お前ら気を抜くなよ、そろそろ来るぞジキルのアパルトメントがあるシティエリアの端は、比較的に穏やかだけどな。この辺になるとダメだ、連中の縄張りだ」
『確かにそのようだ。動態反応が多数。戦闘になるだろうから警戒したまえ!』
俺達は襲ってくるオートマタやホムンクルス共を蹴散らす。けど数が多い、どうにか一気に倒す術があればいいんだが……
「あ、そうだ。エミヤ」
「む?なんだマスター」
「鎌とかって作れるか?」
「鎌か……作れるが」
「じゃあ頼む」
俺はエミヤに作ってもらった鎌を水平に構える
「みんな、3秒後に上に跳んでくれ」
「何をするつもりじゃ拓也」
「いいから……3、2、1」
3秒後、皆がジャンプしたのを見て水平に構えていた鎌を横に振る
「
「なっ!?」
誰が声を上げたのか分からないが、鎌による斬撃で周囲の敵を全て真っ二つにした。それどころか近くにあった建物に亀裂が入ってしまっている。ヤバいかも
「ヤバい、敵どころか建物にも亀裂入っちゃった」
「何してんのたっくん!?」
「こいつ、デタラメだろ……」
「マスター、何ですか今の技!?」
「凄いけど、ちょっとやりすぎかな?」
ごめん。あとヘラクレス、リっちゃんを抱えて跳んでくれてありがとう。おかげでリっちゃんを斬るとかいう地獄に行ってもまだ足りないぐらいの大罪を犯さずにすんだ
「やっぱ鎌っていいよね。カッコいいし」
「カッコいいか、マスターらしい。私の技も見様見真似で再現しようとしていたな、それもカッコいいと言う理由だったな」
そういえば小次郎の燕返し真似しようとしたな。まぁ普通に考えて全く同時とか無理だから0.000001秒の間に3回剣を振ることで燕返しを擬似的に再現した
「確かにあれはすごかったですね。0.000001秒の間に3回剣を振るという身体能力のゴリ押しですからね。なんでそんな事できるんです?」
「いや、それを言うなら無明三段突きとかいう同じ箇所を3回同時に突くことで空間を崩壊させる技を使う沖田ちゃんのほうがなんでそんな事できるの案件でしょ」
「拓也の場合は人間の身で人外じみた攻撃してくるのが問題なんじゃろ」
「なぜそこまで至ってしまったのか……」
『テメェらとは出来が違うんだよ』
『そんな事も出来ないのかよ、ザコ乙w』
コイツ腹立つなぁ!!なんでそこで煽るんだよこのクソボケが!ていうかどっちも煽りかよ、これは選択肢とは言わねえよ!まあ上の方が若干優しい言い方だしこっちを選ぶけども
「テメェらとは出来が違うんだよ」
「こーら、そんな風に人を煽っちゃダメ」
「はい、ごめんなさい」
や、優しい!?これがオルトリアちゃんとか黒ジャンヌちゃんなら暴言とか暴力とかが飛んでくるのに……!ブーディカさんは俺の母親になってくれるかもしれない女なのか……まあ、そんなことは置いといてさっさとフランケンシュタインを保護しに行こう
0.000001秒の間に3回ってそれもうほぼ同時だよね。なんだコイツ頭おかしいのか?