あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど 作:作刀
「ようやくか。待ちくたびれたぞ馬鹿ども」
「開口一番馬鹿って言われたのはムカつくけど声のせいで違和感ヤバいんだけど。なんでその見た目でその声出んの?」
俺たちは今魔本についての情報提供者がいるという本屋に来ていたのだが、そこにいたのは青髪の子供だった。だがただの子供じゃない。どっかのザ・ワールド!とか言いそうな吸血鬼と同じ声なんだよね。もろ◯安さんなんだよね
「そんなどうでもいいことを話す暇はない。まずはこちらの状況を伝える」
「あ、うん」
『このクソガキが、調子に乗りやがって……!!』
『ガキにはお仕置きが必要だ。ボコボコにぶん殴ってやろう』
このクズがぁぁぁぁぁぁぁ!!お前子供を殴るのは流石に度が過ぎてるだろ!たしかに口は悪いけどそこまでやる必要なくないか!?クソが、この時点で実質一択だろうが。これは選択肢とは言えねえんだよ出直してこい
「このクソガキが、調子に乗りやがって……!!」
「すまない少年。うちのマスターは沸点が低いのでね。あまり挑発するようなことは言わないでもらえると助かる」
「フン、馬鹿に馬鹿と言ってなにが悪い。それはそいつの落ち度だろう」
『ガキに煽られたってなんとも思わないよーだw』
『殺す』
うーんまた一択!上はウザいしあんま選びたくないけど、下はシンプル殺すだから選べるわけないよね。こいつ青髪眼鏡少年のこと嫌いすぎだろ
「ガキに煽られたってなんとも思わないよーだw」
「フン、その程度の幼稚な返ししかできない時点で馬鹿丸出しだ。しかしこいつがいると話にならん、誰かそいつを連れて行け」
「(´・ω・`)」
言いすぎでしょ(泣)なんで子供に泣かされなきゃいけないんだよ。情けなさすぎるだろ。いやでもイケボショタに泣かされる変態イケメン(自称)は一部のお姉様方に刺さるかもしれないから一応需要はあるのか
「マスター、私たちは離れておきましょう。難しい話は私もあまり好きではないので……」
「わしもそっちに行こうかの。拓也についてったほうが面白そうじゃし」
「じゃあ私も。君達三人は放っておくとまた何かしそうだからちゃんと見張っておかなきゃ」
俺と沖田ちゃんとノッブとブーディカさんで古書店の端っこの方に4人で座って雑談をすることにした。流石に外は霧しかなくて視界が悪くなるからなし。目の前の三人のご尊顔を眺められなくなるのはちょっと嫌だから
数分後、話を聞いたリっちゃん達が俺達のところにやってきた。あの子供の話によると、この古書店の店主は既に魔本に襲われていて、その魔本はこの店の2階にいるんだとか。ここが2階だから隣の書斎なんだって。いや近っ!?
『早速伝説の
『どうでもいい。さっきのメンバーで雑談を再開する』
温度差!下は興味なさすぎだし上はちょっと殺意高すぎるわ!ていうかその言い方だと魔本見つけた瞬間俺ヘタレになるじゃん。もうダメだ、おしまいだぁ……勝てるわけがないYO☆奴は伝説の
「早速伝説の
「あ、待ってくださいマスター!」
「もう、たっくんたらせっかちなんだから。私たちも行こう」
「まったく、世話の焼ける」
「待ってください!室内での戦闘は避けるべきかと!戦闘による影響が先輩とあの少年に及んでしまう可能性があります!」
「ならば外に引きずり出すまでだ!早くしろ、お前達!」
「は、はい!」
べ◯ータ語録を喋りながら俺は仲間を引き連れて、伝説の……もうめんどくさいから普通に魔本でいいや。魔本を外に引きずり出した。引きずり出した方法はそのまま外に持って歩いてきた、ただそれたけだ。そして戦闘を開始して、いつも通り集団リンチかと思ったら……この本攻撃は当たってんのにまるで効いてるように見えねえ
「おい拓也、これどういうことか分かるか?わしはさっぱりじゃ」
「俺も分からん」
「■■■■■■■────」
「何か言いたいんだろうがお前は何言ってるかわからんからいいよ」
どうしようかと悩んでいると、あの青髪の子供が外に出てきていた。どうやらサーヴァントたったようで、その真名を告げた。名はハンス・クリスチャン・アンデルセン。まあ童話作家だ。人魚姫とかマッチ売りの少女は有名だよな。
「で、お前何ができるんだ?戦えなさそうだけど」
「ああ、俺は作家だからな。クソ弱い」
「やっぱ弱いのか」
こいつ弱っちいくせに出てきたのかよ。で、何しに来たんだよ
「苦戦しているようだから俺がお前たちにレクチャーしてやる。あれを本だと思うな。あれは一種の固有結界だ」
「無限の剣製?」
「確かに私の無限の剣製は固有結界だが、あの本の固有結界は少し勝手が違うようだ」
「その通りだ、大抵の固有結界は空間に対して働くらしいがこいつは違う。存在そのものが固有結界。無敵に等しい耐久力はそのためだ。なぜそんな事が可能なのか?いいぞ、もっともな質問だ」
『勿体振らずにさっさと言いやがれ!』
『グズグズするな!間に合わなくなっても知らんぞ!』
お前は黙ってろよ!今から説明しようとしてくれてるじゃん!お前がそうやって茶々入れることで話が途切れるんだよ!それでアンデルセンに罵倒されるの俺なんだぞいい加減にしろ!
まあ選ばなきゃいけないんですけどね(諦め)
「勿体振らずにさっさと言いやがれ!」
「やかましい!そのぐらい自分で考えろ!……いや、お前は見た感じ考えなしの脳筋馬鹿だ、考えることも出来なさそうだな。いいだろう。なら説明してやる」
「こ、心が痛い……」
ほらやっぱ罵倒してきたじゃん。しかもこいつ俺が言わなかったら説明する気なかったな?そこはまあ、ファインプレーだと言っていてやるよ。まあいい説明してくれんのなら聞くしかない
アンデルセンは俺たちに説明する、あの本は本来マスターの精神を映し出すサーヴァントだが、現在はマスターのいないはぐれサーヴァントであるため、擬似サーヴァントとして実体を得るためにマスターを探しているらしい。しかし実体がないようではこちら側から攻撃することも出来ない、だからアンデルセンは目の前にいる魔本に名前を授け、実体を持たせた。でもその実体が本を持った幼女だったんだなこれが。ま、まずい、奴が来る!!(2回目)
『俺はロリの王子タクーヤだ!ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
『目の前に幼女がいる!全速前進DA☆』
来たぁぁぁぁぁぁぁ!!(絶望)ふっざけんじゃねえ!みんなの前だぞ!俺がロリコンのレッテルを貼られてしまうだろうが!いやもう貼られてるかと知んない……くっそぉぉぉ!もうどうにでもなれ!
「俺はロリの王子タクーヤだ!ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あっ!たっくんの発作が!」
「おい、あのバカはなにを言っている」
「マスターは生粋の女好きでなぁ。女であれば年齢関係なくああなってしまうのだ」
「ふむ、病気だな。もう俺に近づくな、バカと病気がうつる」
「(´;ω;`)」
「わ、マスターが泣いてしまいました!」
「拓也のやつ、なんで悪口言われてすぐ泣く豆腐メンタルしといて毎回あんな行動するんじゃ?」
選択肢が俺にそうすることを強要してくるからだよぉ!!(ガチギレ)そうじゃなきゃ女の子見るたびにこんな叫んだりするわけねぇだろ!?(大嘘)
「ナーサリーライムちゃーん。マスターが欲しいからって人々を眠らせるのは良くないなぁ」
「……」プルプル
「ん?なんか震えてね?」
「おそらく先ほどのマスターの叫びで怯えているのだろう」
「叫んだだけだぞ!?」
『いや、言ってなかったけど選君は叫ぶ時に無意識で膨大な魔力を放出していたよ。疑似界王拳ほどではないけど、それに準ずるぐらいには』
「アッスゥー……」
選択肢さぁん!?なにいらないオプションつけちゃってんのお!?見ろよナーサリーちゃんめちゃくちゃビビってるじゃん!?俺が近づくたびに後ろずさってるよ!?もう完全に俺が不審者じゃん
「バカじゃな」
「うん、これは私も否定できないかなぁ……」
「分かりきってた事だし……」
「……」
俺はもう、戦わん……
俺が道の端っこでいじけている隙に、皆がナーサリーちゃんを倒した
幼女を怖がらせる不審者選拓也、最悪だな(他人事)こいつが不憫になるところを書くほどに私の中の愉悦の心が満たされていくんですよね
ちなみに余談ですけど私この前やってたランサーピックアップでメリュジーヌ引いてたんですよね。150連ほど。周年前なのに何してんだって思うけど仕方ないじゃないか欲しかったんだから……!まあ天井にも行けないしメリュジーヌ出なかったしで散々な結果でしたけどね(ブチギレ)