あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

58 / 59
タイトルはやりたかっただけです



53話 クー・フーリンが2人……来るぞ立香!

 

「ァァァァ……筋肉痛が酷くて動きたくねぇ……」

 

「そりゃそうだ。なにせ疑似界王拳を10倍にまで引き上げたんだから。本来なら3倍でも推奨出来ないのに10倍なんて体にかかる負担は想像を絶する。なるべく控えたほうがいい」

 

 

 

現在、俺はロマニ君に身体状況を診てもらっている。ロンドンから帰ってきてから数日、ずっと筋肉痛が治らないから何とかならないかと相談しに来た

 

 

 

『それ正論?俺正論嫌いなんだよね』

 

『腹立つからロマニをぶん殴る』

 

 

 

あのさぁ……ロマニ君は心配してくれてんの。なのになんでそんなクソみたいな言葉で言い返すんだよ。殴るとかもはや論外だ。選ばないことには進まないから上選ぶんですけどぉ……

 

 

 

 

「それ正論?俺正論嫌いなんだよね」

 

「正論だとかそういうのじゃなくて、これは純粋な心配なんだ。あまり多用しすぎて身体を壊したりなんてしたら。ボクは勿論、立香ちゃん達も悲しむ」

 

「そうだよな……」

 

「何とか10倍までなら筋肉痛で済んでいるようだけど、これ以上倍率を上げるとなると、それなりの覚悟が必要だ」

 

「分かってるよ。でも、ソロモンと戦って理解した。これじゃダメだって。俺は自分の事を最強と信じて疑わなかった。けど10倍まで引き上げてもソロモンを倒しきれなかった。今まで敵を倒せなかったことなんてなかったから、ちょっと動揺してる」

 

「君の気持ちはよくわかる。皆を守りたいんだろう?」

 

「そうだよ」

 

「でもね、自分の身も大切にできない人が、他人を守ることなんてできると思うかい?」

 

 

 

痛い所を突かれたな……確かにリっちゃんからも疑似界王拳はなるべく使わないでって言われたけど、色々なとこで使ってるもんな。5倍までならリスクなく使えるんだが、それ以上となるとちょっとしんどいな。まあだから耐えられるぐらい強くならなきゃいけないって話なんだけど

 

 

 

「まあ、無理しない程度に頑張るよ」

 

「そうしてくれ。ああ、それとこれ鎮痛剤ね。かなり強力だから普通の人に使うのは副作用とかが怖くなるけど、君レベルの肉体なら問題なく使用できる。というか肉体が強すぎてこれぐらいじゃないと効果が出ない」

 

「サンキュー。あ、それとこれから特異点攻略後恒例のサーヴァント召喚をしようと思うんだけどロマニ君も来る?」

 

「そうだね。今は予定もないから見に行こうかな」

 

 

 

 

俺はロマニ君と共に召喚室に向かった。その道中でリっちゃんが来るのは確定として、他のみんなも誘ってみたのだがついてきたのは清姫ちゃんと槍ニキとギル君とヘラクレスだけだった。所長は普通に忙しそうだったし、ダ・ヴィンチちゃんは研究ラボに籠って何かを作ってるみたいだった。エミヤとブーディカさんは料理の仕込み。ジャンヌちゃんと黒ジャンヌちゃんは自室で俺の貸した漫画呼んでる。沖田ちゃんとノッブと小次郎とアレキサンダー君は俺の部屋でスマ◯ラやってる。リリィちゃんとオルトリアちゃんは飯食ってる

 

 

ちなみについてきたみんなは、清姫ちゃんは二つ返事でOK、槍ニキは暇だったから、ギル君も特にやることがないから、ヘラクレスも同様。つまり暇人という事だ

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

「さて、さっそく召喚しようか」

 

「誰が来るか楽しみだね!」

 

 

 

そうだね。サーヴァントガチャってのはいつでも楽しいもんだ。まだ見ぬ女の子サーヴァントを召喚できたら最高だ。まあ仲良くできるなら誰でもいいんだけど

 

 

 

「えっと、前回は俺が先に召喚したから……」

 

「ああ、そのことなんだけどね」

 

「ん?どしたのリっちゃん」

   

「もうずっとたっくんが先でもいいかなって」

 

「どうして急に?」

 

「ほら、いちいち順番気にするぐらいなら固定したほうがいいかなって。どうせ召喚するのに変わりはないんだし」

 

「まあ、リっちゃんがそう言うならいいけど。じゃあ俺が先に召喚しようかな」

 

 

 

俺はお言葉に甘えて、ダ・ヴィンチちゃんが作ってくれていた呼符を使って召喚する。線は3本、よし、英霊だな。さて、誰が来るかな?

 

 

 

「おっと、今回はキャスターでの現界ときたか──おお、坊主たちじゃねぇか。元気にやってるか?」

 

「キャスニキ!」

 

「おう、んで……おいおい、ランサーの方の俺もいるのかよ。じゃあ俺いるか?」

 

「いやまぁ、キャスターとランサーじゃ役割違うし」

 

「そうだぜ俺。お前はキャスターだから魔術に特化してるだろ?ルーン魔術の真髄ってやつを坊主たちに見せてやれ」

 

「まあ、何とかやってやるか」

 

 

 

『やる気がないなら退去しろ!』

 

『態度が腹立つ。ボコボコにぶん殴ろう』

 

 

 

はい出ました。俺はお前が腹立つよ。毎度毎度ほんと余計なことばっかしやがってからに。精神も肉体もお前によって蝕まれていく。この疫病神がよぉ。そしていつも通り実質一択の選択肢。殴るんけないんだよなぁ……

 

 

 

「やる気がないなら退去しろ!」

 

「まあまあ、落ち着いてくださいね。マスター」

 

「相変わらずあんときから変わってないんだなお前は。まあむしろ安心したぜ。お前が真面目になんてなってたらちょっと気持ちわりぃからな」

 

「やっぱぶん殴ろうかなこいつ」

 

「いえ、ますたぁが手を下す必要などございません。ますたぁを侮辱した罪をわたくしが償わせましょう」

 

「清姫ちゃん?」

 

「ん?なんだお前」

 

「ますたぁの嫁ですが」

 

「……」

 

 

 

 

おいキャスニキ、何そのマジかお前みたいな目は。清姫ちゃん可愛いだろ。ま、まあたまに表情が怖くなるけどそこは御愛嬌だ

 

 

 

「まあ、何でもいいか。そんじゃあこれからよろしく頼むぜ。お前らといれば何かと楽しそうだ」

 

「ま、退屈はしねえだろうさ」

 

「お前のせいで苦労はするけどな」

 

「黙ってろ槍ニキ。さて、今回は2人目で終わりにしようか」

 

 

 

俺はまた呼符を使う。すると3つの輪が虹色に光る。虹色!?そ、そういえばこれまでも何回かあったな。これどういうあれなんだ?確か以前はジャンヌちゃんとか黒ジャンヌちゃん、沖田ちゃんとかも虹色だったな。まさか女の子限定とか!?

 

 

 

「アサシン、ジャック・ザ・リッパー。お母さん、約束守ってくれたんだね」

 

「ジャックちゃん!!」

 

 

 

 

娘が来たぞ!やっぱ運命の糸ってやつで繋がってるんだよなー俺達は。これからはたくさん甘やかしてあげないとな!

 

 

 

『娘、抱き上げずには居られない!』

 

『調子に乗らせないように躾をする』

 

 

クズがぁ……まあ今回は見逃してやる。どっちを選んでも角が立つ、みたいな感じではないからな。抱き上げるという選択肢はナイス判断だと言わざるを得ない。まあ選択肢を出されずとも抱き上げてはいたかもしれないが

 

 

 

「ほーらジャックちゃん、たかいたかーい!」

 

「わー!」

 

「ますたぁ?」

 

「どうし……ヒエッ」

 

「お母さんとはという言う事ですか?詳しく説明してください。わたくしは今、冷静さを欠こうとしています」

 

「お前が冷静なときってあったか?」

 

「■■■■──」

 

「確かにこれは僕も気になりますね。いったい何があったんですかマスター?」

 

「それは……」

 

 

 

俺はロンドンで起こったことを話した。おそらく清姫ちゃんジャックちゃんが俺の隠し子だとかそんな感じで勘違いをしていたのだと思う。その後に自分をお母さんと呼んで、俺の事はお父さんと呼ぶように清姫ちゃんは伝えたが、頑なに俺の事をお母さんと呼ぶため諦めたようだった

 

 

 

 

「今度は私だね!」

 

「楽しみだね」

 

「うん!」

 

 

 

リっちゃんは誰が来るかなー。と呟きながら呼符を使用する。ちなみに今は俺がさっき2枚使って今リっちゃんが1枚使ったから計3枚だ。あれから1月たってダ・ヴィンチちゃんが呼符を5枚追加してくれたから6枚になってたんだよね。と、呼符事情はここまでにして。誰が来てくれるかな!

 

 

 

「サーヴァントライダー、メドゥーサ。生贄がお望みなら好きに使ってください」

 

「うおっ……」

 

「なにか……?」

 

 

 

何だこの際どい格好したお姉さん。でもどこかど見たことあるような……まあこの際いいか。綺麗で長い紫髪に豊満な胸。そしてちょっと動いたら見えそうなぐらい短いスカート丈。脚なっが。ちょっとエロいっす

 

 

 

『なんというかその……下品なんですが……フフ…勃起、しちゃいましてね……』

 

『その場に跪き手にキスをする』

 

 

 

さっきは見逃すと言ったが今回は駄目だ。このクソボケが!ふざけた事してんじゃあねえぞこの野郎!何が勃起しただよ!どこぞの平穏を求める連続殺人鬼じゃないんだよ俺は!下も気色悪いし……ていうかジャックちゃんいるんだぞ。娘に変なもん見せようとすんな!……はぁ、上は駄目だ。勃起は俺のメンタルが逝く。てことはもうキスするしかないか……

 

 

 

「麗しきお嬢さん。今から俺のすることをお許しください」

 

「いったい何を」

 

「……」チュッ

 

「……はい?」

 

「あああああああ!?」

 

「ますたぁぁぁぁぁ!!」

 

「相変わらずだね選君……」

 

「「………」」呆れてるクー・フーリンズ

 

 

 

俺はメドゥーサさんの手の甲にキスをした。さすがのメドゥーサさんもこれには困惑。そして視線だけで人を殺せそうなほど俺を睨んでいるリっちゃんと清姫ちゃん。怖いぃ……

 

 

 

「あの、いきなりなぜこのような……?」

 

「やりたくなったので」

 

「そうですか……」

 

「ねえ、たっくん。とりあえず言いたいことあるんだけどいいかな?」

 

「はい……」

 

「ますたぁ?わたくしもお話があります」

 

「あっ、まって、襟掴んで引きずらないで、あ、ああ、あああああ!!」

 

『………』無言で合掌

 

 

俺はズルズルと引きずられながら召喚室を出ていった。その後に起こったことは……引きずられてリっちゃんの部屋に連れて行かれたかと思ったら縄で全身グルグル巻きにされてなぜか他の女性サーヴァントまで来たんだよね。あれ?みんな漫画読んだりゲームしたりしてたじゃん。とか思ったけどもうそんなのどうでもよくなった。で、このあとは……うん、もう辞めようか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここで拓也君と立香ちゃんが召喚したサーヴァント一覧


拓也のサーヴァント

アルトリア・リリィ、エミヤ、ジャンヌ・オルタ、清姫、アルトリア・オルタ、小次郎、子ギル、沖田さん、クー・フーリン(キャスター)、ジャックちゃん


立香のサーヴァント

マシュ、クー・フーリン(ランサー)ジャンヌ、アレキサンダー、ブーディカ、ヘラクレス、ノッブ、メドゥーサ






  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。