あの、マスターに選択肢なんていらないと思うんですけど   作:作刀

7 / 59
7話 聖女様、結婚してください

 

「もうダメだぁ、おしまいだぁ……勝てるわけないYO☆。奴らは伝説の超戦士なんだぞー!」

 

「殺される、みんな殺される……!」

 

「逃げるんだぁ」

 

 

 

『どこへ行くんだぁ?』

 

『逃げられると思っているのか?』

 

 

相手が某サイヤ人の王子みたいになってるからこっちは伝説の超サイヤ人ってか?そもそもこの状況になったの俺に世紀末みたいなセリフで突っ込ませたからだからな!?

 

 

「どこへ行くんだぁ?」

 

「ふぉぉ!?」

 

「飛天御剣流!龍槌閃!」

 

「ぐあああ!?」

 

「し、死んだ!?」

 

「安心しろ、峰打ちだ」

 

 

 

 

「もうあいつが悪役だな」

 

「私達の出番がありませんね……」

 

「ていうか、たっくん。しれっと技使ってるじゃん。しかも飛天御剣流」

 

「半分以上選さんが倒してしまいました……」

 

 

ごめんねみんなの出番奪っちゃって。まあ次はみんなにも出番あげるから

 

 

「に、逃げろ!あんな化け物に勝てるわけがない!」

 

「俺が化け物?違う、俺は悪魔だ!フハ、フハハ!フハハハハ!……それと、逃がすと思うか?」

 

 

 

俺はそう言いながら三本の刀を全て抜き、一本を口にくわえる。そして三本の刀を並べるように構え、体を回転させる

 

 

「三刀流、龍巻き!」

 

『ぐあああああ!!!』

 

 

三刀流、龍巻きを使い、周囲にいた兵士たちを上空へ吹き飛ばす。上空から落ちてきた兵士たちは若干意識を残した状態で地面に倒れていた。手加減しすぎたか

 

 

「で、あんた達の拠点に連れてけ。拒否権はないぞ?もし拒否したら……わかるな?」

 

「はいいぃぃぃぃ!!」

 

 

俺達は兵士達に案内させて拠点まで連れて行ってもらうことにした。なんかリリィちゃんがキラキラした目で俺のこと見てたけど、可愛いからいっか。あ、ちなみに今はマシュちゃんに兵士達に事情を聞きに行ってもらってる

 

 

 

 

 

「マスター!すごいです!まさかあんなにお強かったなんて!」

 

「リ、リリィちゃん?」

 

「確かにすげえ技だったな。さっきの龍槌閃って技も三刀流ってやつも。特に三刀流の方だな、普通人間に成人した男を何人も吹っ飛ばせるような風圧なんて起こせねえよ。ていうか俺でもできるかわかんねえよ」

 

 

『当たり前だ。お前たちとは鍛え方が違うんだよ』

 

『バカみたいなトレーニングの結果だ』

 

 

……そのバカみたいなトレーニングさせたのお前だけどな?なんだよ腕立て伏せ上体起こしスクワット各10000回ずつって。頭おかしいのかよ。最近とか100000回とかに増えたし。それと上、なに煽ってんだテメェ、いちいち煽るな。それ俺にメリットねえんだよ馬鹿が!

 

 

「バカみたいなトレーニングの結果だね」

 

「一体どんなトレーニングを?」

 

「腕立て伏せ上体起こしスクワット各10000回ずつやってた。最近は100000回に増えた」

 

「いや、100000回ってお前……」

 

「ああ、あれねぇ……子供の頃に私がたっくんの上に座って腕立て伏せしてたんだけど、あの時は腕からなっちゃいけない音なってたからね。今となったらサーヴァントですら上回っちゃうような強さになってるけど」

 

「では、マスターが使っていた剣技は?」

 

「ああ、あれね?漫画読んでたらこの技いいなあってなって使えるように練習してたらできるようになった。あ、カルデアに来るときに持ってきたから読んでみる?いろいろ持ってきたから」

 

「だからあの時に荷物多かったんだね」

 

「ぜひ読んでみたいです!」

 

「俺にも貸してくれよ」

 

「いいよ」

 

「ただいま戻りました」

 

 

あ、マシュちゃんが戻ってきた。戻ってきたマシュちゃんはいろいろ話してくれた。なんでもシャルル王だっけ?がジャンヌ・ダルクっていう竜の魔女とか呼ばれてる人に焼かれたらしい。しかもジャンヌ・ダルクって前に処刑されたらしくて、なのに蘇っていろんな街を焼きまくってるらしいからフランスは追い込まれてるらしい……しかもなんか竜を連れてるんだって。この時代に竜とかいるの?

 

 

「竜、ねぇ……」

 

「たっくん?」

 

「それってさあ、あれ?」

 

「え?……絶対あれじゃん!?なんかめっちゃ飛んできてるって!」

 

 

「……ッ!奴らだ!奴らが来たぞ!!」

 

 

なんで竜がいるとか、色々わからんことは多いけどとりあえず来るなら返り討ちにするだけだ。

 

 

「よっしゃ!竜の相手なんて滅多にできるもんじゃねえ。楽しませてもらうぜ!」

 

「先輩!指示を!」

 

「とりあえず、クーフーリンは竜の相手をして!マシュは兵士の人達の前で倒し損ねた竜や骸骨兵の相手をして!」

 

「マスター。私達はどうしますか?」

 

「俺達も槍ニキと一緒に竜共の相手をしよう。数は20とかそこら辺だ。まあ余裕だろ」

 

「分かりました!」

 

 

『ヒャッハー!ドラゴンぶっ殺すぜぇぇ!!』

 

『一狩り行くぜぇぇぇ!!』

 

 

世紀末か某モンスターハンティングゲームのハンターになれってか!?ていうか世紀末気に入ったのか!さっきも出したばっかだろうが!何回も出したら飽きられるぜ?それじゃあダメよ。とりあえず世紀末はなんか嫌だから一狩り行きます

 

 

「一狩り行くぜぇぇぇ!!」

 

 

俺の叫びでみんなは一斉に走り出し、竜共の目の前まで行く。そして視界に入った竜に狙いを定めて俺は1本の刀を抜く

 

 

「ねぇリリィちゃん、飛ぶ斬撃を見たことはあるかい?」

 

「飛ぶ斬撃ですか?」

 

「見せてあげる──眼、耳、鼻、舌、身、意、人の六根に好、悪、平。またおのおのに浄と染、一世三十六煩悩」

 

「一刀流、三十六煩悩鳳!」

 

 

渾身の一振りで斬撃を飛ばす。前方にいた竜や骸骨兵達は飛んできた斬撃が直撃し、大きく吹き飛んでそのまま力尽きた

 

 

「まあ、リリィちゃんは剣からビーム出せるし飛ぶ斬撃くらい珍しくもないかな?」

 

「そんな事はありません!!私の場合は宝具によるものなので、純粋な力で斬撃を飛ばせるマスターはすごいです!」

 

「へへ、そう?リリィちゃんに褒められたら嬉しいな。さて、この調子でどんどん蹴散らしていこうか!」

 

「はい!」

 

 

 

ずっと同じペースで竜共を殲滅していると、何やら見知らぬ金髪の女の子が見えた。え、可愛ッ!?うちの女の子達に劣らないぐらい可愛いぞ!?いつからここにいたんだ?──やべっ!?

 

 

金髪の女の子について考えていたら目の前に急に竜が現れて、火を吹かれた。なにぃ!?服が燃えるわ!

 

 

「マスター!?」

 

 

 

『何なんだぁ?今のは』

 

『その程度の攻撃が効くとでも思っていたのか』

 

 

ごめんリリィちゃん!心配してもらってるところ悪いけどこの選択肢の通り俺無傷なんだ!にしてもまた伝説の超サイヤ人のセリフかよ!汎用性高すぎだろ!万能か!

 

 

「その程度の攻撃が効くとでも思っていたのか?服は焦げたけど……許さねえ。お前は奥義で沈めてやる」

 

 

「九山八海 斬れぬ物なし!三刀流奥義!三・千・世・界!」

 

 

二本の刀を前方で構え、後一本を口で構える。そして二本の刀を回しながら竜に迫り、そのまま斬り裂いた

 

 

「ギュアアアアアア!!?」

 

「地獄で悔いやがれ」

 

 

 

……あ、今俺が倒したので最後だったらしい。兵士達も喜んでる。倒したのほとんど俺達だけどな

 

 

「りゅ、竜の魔女だー!?」

 

「あ?竜の魔女?」

 

 

俺は兵士が指差した方向を見る。するとそこには竜共との戦闘に加勢してくれていた金髪の女の子がいた。は?あの娘竜の魔女なの?

 

 

 

『魔女は斬るべきだ。手足を切り落として動けないようにして、最後に首を落とそう』

 

『まだ魔女と決まったわけじゃない。ここはいったん様子を見よう』

 

 

温度差すげぇな!?お前には0か100しかないのか!?上はやばすぎるだろ!絶対R18Gになるだろうが!ていうかこんな可愛い子斬れるか!下に決まってんだろ!

 

 

「まあ待てよあんた達。あの子は俺達に加勢してくれたんだぜ?竜を引き連れてる竜の魔女が自分の部下を倒すと思うか?」

 

「そ、それはたしかに……」

 

「でしょ?だから決めつけでごちゃごちゃ言うのは辞めようぜ」

 

 

『いいことを言った。金髪美女に親指を立てる』

 

『カッコよく庇ったんだ。ワンチャン惚れてくれたかもしれない』

 

 

ねえよ!そこまでチョロくないだろ!ていうか台無しだよ!カッコいいことした後はそんな感じで自画自賛してたら一気にダサくなるんだよ!バカヤロー!

 

 

「( ̄ー ̄)bグッ!」

 

「!!……ありがとうございます」

 

「君の名は?」

 

「詳しい話は後でします。なのでどうか一緒に来ていだだけないでしょうか?」

 

「もちろん」( ー`дー´)キリッ

 

 

俺は金髪美女にキリッとした顔で承諾する。するとぱあっと笑顔になってくれたので危うく尊死するところだった。リリィちゃんの時は血を吐いてしまったが、今回は何とか耐えた。てことで金髪美女の後ろをついていく

 

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

 

 

「ここまでついてきていただき、ありがとうございます」

 

「うん、じゃあまず君の名前を教えてもらえるかな?」

 

「はい、私はジャンヌ・ダルク。サーヴァントクラスはルーラーです」

 

 

「へえ、ジャンヌ・ダルク……ゑゑゑゑゑ!?」

 

 

ジャンヌ・ダルクだって!?てことはマジで魔女なのか!?

 

 

「ジャンヌ・ダルクって、あの魔女になったっていう……」

 

「それについては詳細はわかりません。私は数時間前に現界したばかりなので」

 

「てことは、この世界にはもう一人魔女って呼ばれてる方のジャンヌちゃんがいるってことか……」

 

「そういう事になりますね。えっと……」

 

「あ、まだ自己紹介してなかったね。俺は選拓也。気軽に拓也って呼んでくれ」

 

「私はセイバーリリィ。先ほど自己紹介されたマスターのサーヴァントです。よろしくお願いします、ジャンヌ・ダルクさん」

 

「私は藤丸立香。たっくんと同じでマスターをやってるよ」

 

「マシュ・キリエライトです。よろしくお願いします」

 

「クー・フーリンだ。まあよろしくな」

 

「ありがとうございます。先ほど拓也さんが言った通り、この世界には私のほかにシャルル王を殺し、オルレアンの人達を虐殺しているもう一人のジャンヌがいます」

 

 

そのもう一人のジャンヌちゃんが竜とかを操って街を壊しまくってる、でも本来この世界には竜など存在しない、だがその竜を召喚できてるってことは……

 

 

「もう一人のジャンヌちゃんが聖杯を持っている……?」

 

「ま、そう考えるのが妥当だろうな」

 

「うん、私もそう思う」

 

 

やっぱみんなそう思うか。てことはそのもう1人ジャンヌちゃんを探し出して聖杯を回収すればこの特異点は消えるってわけだ

 

 

「さっきまで聖杯の情報とか全くなかったのに、一瞬で目処が立っちまった。聖杯を回収するならもう1人のジャンヌちゃんから聖杯を奪えばいいってことだ」

 

「私たちの目的は決まりましたが……マドモアゼル、ジャンヌ。あなたはこれからどうするのですか?」

 

「私の目的はオルレアンに向かい、都市を奪還する。その障害であるジャンヌ・ダルクを排除することです」

 

「ジャンヌちゃん、もしかして1人で戦うつもりかい?」

 

「ええ、そのつもりです」

 

「そうか……そこで提案なんだけどさ、俺達とジャンヌちゃんの目的は一致してるわけだ。じゃあさ、ここはいっちょ俺達と協力しないかい?」

 

「え、い、いいのですか?」

 

「もちろん。君1人で戦わせるわけにはいかないからね」

 

「ありがとうございます、むしろ私からお願いしたいぐらいです。ぜひ協力しましょう!」

 

「………」

 

「あの、拓也さん?」

 

 

 

……は!?いかん、急にジャンヌちゃんに手を握られたから意識が飛んでた。美女に手を握られるのがこんなに破壊力のあるものだとはしらなかった。童貞の俺には少し刺激が強すぎるみたいだ……

 

 

 

『ジャンヌの手を握り返してプロポーズする』

 

『そのまま抱き寄せてキスする』

 

 

余計なことすんなぁぁぁぁぁ!!!テメェ!リリィちゃんの時も同じことやったよなァ!?もういい加減にしてくれよ!こんなんじゃ俺が誰にでも告白するクズ男みたいになるだろうが!!キスなんて論外だよ!クソッタレがぁ!

 

 

 

「ジャンヌちゃん、もしもう1人のジャンヌ・ダルクを倒して都市を奪還した暁には……俺と結婚してくれ」

 

 

「……え?」

 

 

『こいつまたやったぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

「……マスター?」

 

「ヒエッ、り、リリィちゃん?」

 

「あの時私に告白したのは嘘だったんですか?」

 

「いや、嘘じゃないです」

 

「拓也さん……?」

 

「はい……」

 

「今のリリィさんの言葉を聞く限り、リリィさんにも私と同じく結婚してくれと言ったんですか?」

 

「はい……」

 

「マスター、最低です」

 

「拓也さん、最低です」

 

「……ゴフッ」_(´ཀ`」 ∠)_

 

 

「まあ、自業自得だな」

 

「ふん、たっくんなんかああやって倒れてたらいいんだよ」

 

「私もこればかりはフォローできません」

 

『ほんとに選君はブレないねぇ……』

 

『バッカじゃないの?』

 

 

 

 

選択肢……テメェまじで余計なことばっかしやがって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 




拓也君、まさかの2人に告白して最低と言われて撃沈しました

それと拓也君は選択肢のせいで霞んで見えるけど実は賢いんですよ。頭の回転が速いから理解が速いんですよね。まあ選択肢のせいでかき消されてるけど
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。