夜中に眠気に耐えながら書いたのできっと変な文になってます。
どうぞごゆっくり。
森の少女達
「あー・・・良く寝た・・・」
ヘルメットに差し込む朝日で目が覚める。
木漏れ日がちょうど昨日非日常を生きていた事を思い出させる。
しかしその後俺は奇妙な光景を目にする事となる。
「なんで幼女が俺の隣に・・・?」
俺は考える。昨日は誰も人に会ってない。周りに人の気配もなかったし家も無かった。
しかし隣で少女が寝ているという矛盾が頭を混乱させる。
そもそもここは日本である。ゆえに幼女が一人で野宿する理由なんてないのだ。
・・・いや、待てよ?矛盾とか理由とか無くたってどうでもいいじゃないか!
この子についていけば人に会える!そしてその人ならきっと出口を教えてくれるだろう!
なんて幸運だ、ありがとう神様・・・
人に会うにはまず第一印象だ、川で念入りに体を洗い、準備万全。
やさしく少女をゆすり起こす。
「ふぇ・・・??」
「おはよう、お嬢ちゃん!」
我ながら清清しいほどの顔で微笑む。
「おはよう・・・おにいさんは、人間?」
「・・・?もちろんだとも!正真正銘の人間さ!」
「じゃあおにいさん、食べてもいい人間?」
「・・・・・・はい?」
俺は耳を疑った。この幼女は確かにこう言った。「お兄さんは食べてもいい?」と。
これはあれか。性的な意味なのか。まったくハレンチな幼女だ!素晴らしい!だが俺にペド趣味はない!
「お兄さんは食べちゃだめだよ!」
「そーなのかー・・・おにいさん固いもんね。」
「固い?どういう事だい?」
「寝てるときに、食べようとしたのだー。固すぎて食べれなかったのだー。」
どういう事だ!もしやこの少女、寝てる間に俺の*自主規制*を*自主規制*しようとしていたのか!?世も末だな。
カワイイ顔しやがって、全く親の顔が見てみたい・・・
「とりあえず、君の名前は?」
「ルーミアなのだー!」
「始めましてルーミアちゃん、俺は・・・あれ?俺は?」
「どうかしたのかー?」
「あ、あはは。ちょっと待ってくれ・・・」
ヤバい。非常にヤバい。なんだこれは。ありえん。いや普通に考えてありえない。
でも、・・・名前が、思い出せない。
というか諸々の記憶が飛んでる。特に名前類がやばい。
「具合でも悪いのかー?」
「いや、それが、その・・・」
俺は今の状況を少女に説明した。だいぶパニクった頭で。
「名前が思い出せない?」
「そうなんです・・・」
「自分の名前も忘れちゃうなんて、ホントにバカなのだー。」
「いや、そうではなくて・・・」
「で、何の話だっけ?」
「ああ。ルーミアちゃん、ここから出る方法は知ってるかい?」
「知らないのだー。」
「そうか・・・じゃあこの辺りに他に人は住んでいるかい?」
「人はここからだと遠いのだー。妖精ならすぐ近くに住んでるけど。」
「妖精!?」
「おにいさん妖精を見た事ないの?」
「無いです」
「へー、じゃあ外から来たのかー。まあなんかかわいそうな人っぽいし、連れてってあげるのだー。」
なんという幸運だ。うまくいけば今日中にも出られるだろう。
・・・いや待てよ!俺記憶喪失じゃん!この先どうするんだよ!
そもそも名乗る名前が無いって言うのも不便だな・・・思い出せるのかな?
そういえば、外から来たってどういう事だろう?
というかそもそもこの子はなんで俺の隣にいたんだろう?
・・・まあ出れるならいいや。
~数十分後~
「着いたのかー。」
そういってルーミアは湖を指差した。そこは春だというのに、氷が張っているのだ。どういう事だ?
「なあルーミアちゃん、なんでここ「ルーーーーミアーーーーー!!!!」
水色が俺の目の前をかすめて飛んできた。・・・あれ?飛んできた?っていうか飛んでる?
「チルノー!なんかかわいそうな人間が来たいっていったから連れてきたのだー!」
「最強のあたいに会いに来たかったのね!」
「え・・・?あの、なんで飛んでるの・・・?」
俺には理解できなかった。少女が空を飛んでいるという光景が。
また、少女の周りに浮かんでいる氷も頭を混乱させた。
「あ!あたい分かったわ!お兄さんガイライジンでしょ!」
「外来人・・・?」
「そんな事もわからないなんて、バッカじゃないのー!」
チルノは楽しそうに笑うが俺の頭は疑問しかない。
というより色々な事が起こりすぎて混乱している。とりあえず整理だ・・・
・なんでチルノは飛んでいるの?
・外来人ってなに?
・この辺りに人間は住んでる?
・おうちにかえる方法教えて下さい
もう何がなんだかわからないよ・・・
「とりえず・・・はじめまして、チルノ。」
「この人は名前を忘れちゃったのだー。」
「しんじられなーい!名前も忘れちゃうなんてよっぽどおバカさんなのね!」
「・・・もういいや、早速だけど、ここから出る方法は知ってる?」
「ここって、幻想郷から?・・・知らなーい。」
幻想郷?地名か?
「チルノはなんで飛べるの?」
「そんなのあたいが最強だからに決まってるじゃない!」
おいおい、答えになってないぞ・・・
「・・・じゃあ、外来人って何?」
「あたいもよく分からない!でも、外から来た人っていうのは分かるよ!」
そんなの俺でも分かるわ!文字見ろ文字!
「この辺りに人間は住んでる?」
「ちょっと遠くだけど住んでるわよ、アリスって人。」
キターーー!これで帰れる!
「そこまでどのくらい時間かかる?」
「歩いたら半日はかかるわね!飛んだらすぐだけど!地図書いてあげるわ!」
「本当か!?ありがとう!助かるよ!」
もうこの際、妖精とか飛べるとかそういう事は気にしない事にした。一々考えてたら俺の頭が持たない。
きっと森の妖精が住む来てはいけない深くまで来てしまったんだろう。人間の住む場所まで行けば全てが元通りだ。
親切に地図まで書いてくれるというし。
「はい!書けたわ!」
「本当にありがとう!これで帰れるよ!」
「「ばいばーい!」」
計画通り。
あのチルノとかいう不思議生命体は帰宅に重要な鍵を渡してくれた。
これでもうこんな森とはおさらばだ。明日からバラ色文化生活が送れるぜ。
地図を頼りに10時間ほど歩いた。もう無理だ。歩けない。まじで半日かかるとは思わなんだ。
足が棒になるとはよく言ったものだ。今日はここらで寝るとするか・・・
そう思った矢先、目の前に家が現れた。洋風な、暖かそうな家。
間違いない、アリスという人の家だ!
喜びに満ち溢れ、疲れも忘れ早速名前を呼ぶ。
「アリスさーん、いらっしゃいますかー!」
そう叫ぶと、中からはーい、と声が聞こえてきた。私は神に感謝した。全てが順調に進んでいる!
ガチャッ、とドアが空いた。
目の前に現れたのは、宙に浮きこちらを見つめる人形だった。
俺は気絶し卒倒した。