公爵令嬢アリアドネの(世界が)破滅(するかもしれないSCP)配信   作:[Brrd_Kakeruは存在しません]

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File01. SCP-097-KO - イエツクリヤママユ

御機嫌よう、わたくしの大切な友人の皆様。公爵令嬢アリアドネでございます。今宵は、SCP財団の収容物の中でも特に興味深い、SCP-097-KOについてお話しいたしましょう。

 

SCP-097-KO、正式には「イエツクリヤママユCallosamia structura」と命名されているこの異常生物は、なんと人間を宿主とする蛾、もしくはそれに類する存在ですわ。想像してみてください、美しい蛾の幼虫が、人間の体内で成長し、その人の記憶や想像に基づいて、巨大な建築物のような繭を形成する姿を!

 

この生物の美しさと恐ろしさは、まさに相反するものでございます。成虫が卵を人間の体内に産みつけると、その幼虫は宿主の内部器官を食べながら成長します。そして、驚くことに、宿主はその間も普通に生活を続けることができるんです!この現象はまるで、わたくしたち人間が望みの城を得るため努力する、得るまでは決して倒れないという、希望に溢れた強い意志の具現化のようにも感じられますわね。

 

しかし、悲劇はその後。幼虫が完全に成長すると、宿主の頭部に向かい、脳を食べてしまうんです。まさしく宿主の知性を奪い、自分たちの新たな生活空間を作り出すためです。そして、脳を食らい尽くした幼虫は宿主の頭部から出てきて、そこで得たイメージをもとに、建築物のような繭を形成します。この繭は、宿主が思い描いていた建築物の模倣であり、幼虫が蛾に変態するための保護殻ともなるのです。

 

SCP財団の研究者の方々は、この生物が宿主の生存を保つための謎のメカニズムを解明しようと試みていますが、今のところは未解明。わたくしも、これが自然の仕組みの一部なのか、あるいは異常な進化の産物なのか、深く考えさせられます。

 

SCP-097-KOは、わたくしたちが知っている常識や生物学を超えた存在。生命の神秘と、その裏側にある恐るべき真実を教えてくれるかのようです。特に、人間が持つ創造力と想像力が物理的に具現化されるという点では、芸術と科学の境界を探るような、なんとも詩的な存在ではないでしょうか。

 

残念ながら現在の収容手順では、所謂「お豆腐建築」を思い描くDクラス職員様のイメージで建築をさせているため、わたくしが期待するようなものが見られることはないようですけれど……。

 

以上、公爵令嬢アリアドネがお送りいたしました。ご清聴、ありがとうございました。

 

 

……えっ? 韓国支部に転属になったハロ山*1エイジ*2*3が所属する研究チームが収容手順の改定を要求している? 脳細胞を培養したダミーでも飼育可能……えっ。

 

*1
機動戦士ガンダムは関係ない

*2
勿論ガンダムAGEも関係ない

*3
どうして…… - 針山栄治




SCP-097-KO(イエツクリヤママユ)の生態と異常性に関する研究
>Research on Ecology and Irregularity of Callosamia structura
>筆者一同は本研究結果によりSCP-097-KOの収容プロトコルを画期的に改善することができると確信しており, 改定特別収容プロトコルを提案するものである.

SCP-097-KO - Callosamia structura
Written by thd-glasses
translated by Mishima_Kimi
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