魔法使いたちの骨肉相食む血筋争いが見たい   作:reverofllaF / 永遠下降

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Step5-3.「前身文明の敗者」

 センサーの前に生体を作り上げて明かりを点ける。

 

「こんな夜遅くまで仕事熱心なことだね、Mrs.アブラグリス」

「そんなギトギトしたモノになったつもりはない。私の名前はアブラクサスだ。……良い加減覚えろ、『詐欺師』」

「これでも敬意を以て呼んでいるのだけど、伝わらないかい?」

「仮にそれが本当だとしたら貴様の脳内ライブラリを書き換えた方が良い。敬意と罵倒の欄を入れ替えるんだ」

 

 酷い事だね。心からの称賛なのに。

 

「それで、君がそこまで熱中するということは、新商品の開発に成功したのかな」

「新技術の開発に成功したと言え。私達は技術を売る企業なのだから」

「己にとっては発掘に等しい行為だからねェ、まぁほとんどの発見や開発がそうであるとはいえ」

 

 空間に投影されたホログラム。

 そこに映し出されるは──筒状の機械を肩口に備えた海蛇を思わせるフォルムの機構。

 

「それで? 何がどう新技術なのかな、これ」

「わからないか? コイツを数体投入するだけで、指定した水域からナノマシンを完全に除去することができる。自律式の水質除染機だ。回収したナノマシンは全て自らの動力源とするから、半永久的な活動が可能となる」

「成程。今後軍の方が海中での作戦なんかを行う時にアラートを鳴らされそうな怪物だね」

「ふん、そんなもの……全水域の状況を把握せずに軍事行動を決行する奴らが悪い。ガリユスの奴が『完全な魚群レーダー』を出していただろう、アレを買えば済む話だ」

 

 肩を竦める。

 君達がそうやって好き勝手に作るのは結構だけどね、売りつけるのは己達なんだよ。もう少し胡散臭くないというか、邪魔になる未来が想像し難いものを作ってくれないかな。

 

「付け加えるのなら、海賊に鹵獲された時が大変だ。ナノマシンを大量に溜め込んだ機械なんて……悪事への転用がいくらでも考えつく」

「……ふむ。『詐欺師』、貴様中々に良いことを言うな。では自衛機構を取り付けよう。動力源がもう一つ必要になるが……ナノマシンの回収速度を高めればいいか」

「それ、軍の作る兵器とどう違うんだい? 己達は一応民間企業だってこと忘れてないよね?」

「敵対行為を取られた場合に反撃を行うというだけだ。先日没になった『ダン・クレイドル』のような攻撃性はない」

「あのUFOも君が作っていたんだったか」

「UFOとはまた、古めかしい言葉を使うものだな、『詐欺師』。それに肖るのなら、そうさな。空が樹木に覆われてから未確認飛行物体など見なくなったのだ。宇宙人は本当にいたかもしれないが、宇宙人でもあの樹殻は壊せないということの証左だろうよ」

 

 ロマンチストだねェ、なんて嘯いて、彼女の座るチェアの背後、誰かの席に己も座る。

 無駄に指を鳴らせばコトリと置かれるカップ。そして珈琲。

 

「なんだ、点数稼ぎか?」

「今回の出張先で、ナノマシン汚染のないコーヒー豆の畑を見つけてね。有害金属には汚染されていたから栽培不可と見做して農家が捨て去ったものなのだろうけど、己の手にかかれば元通りさ。それで、土地の所有者に畑の復活を伝えて、『技術』を売りつけた上に幾分か分けてもらった。これが業績トップの手腕というやつだよ」

「うむ。美味い。やはり一度でもナノマシンに汚染されてしまうと変質が入るからな……除染したところで味は戻らないし、再現のものはどこか薄っぺらい。良い土産だ、五十点をやろう」

「何点満点かな」

「五百」

「成程。ちなみに己が売りつけもせずにコーヒー畑を全てかっさらってきていたら何点だったのかな」

「五百点満点だ」

「素晴らしい外道だ。評価されなくて正解だね、これは」

 

 ぐぐぐ、と伸びをする彼女。

 そして己の方へと振り返った。

 

「……貴様は飲まんのか」

「今更だね。己に飲み食いは必要ないし、味の好みもないよ。君達が好きそうだったからお土産としてもらってきてあげただけだ」

「必要なくとも飲めるし食えるのなら、飲食は人生の華だと思うがね……」

「これよりずっと美味しいコーヒーを大昔に飲んだことがあるからね。どうしても見劣りするよ」

 

 言いながら……手に出現させるは同じくカップとコーヒー。

 ただしナノマシン謹製だ。それを一気に飲み干す。

 

 研究者A'''''の「うげぇ」という顔を見て肩を竦めた。

 

「この通り、除染前のナノマシンでも美味しく頂けるからね。そういう限りあるものは君達が有効活用すべきだよ」

「……まったく、『賢者』も見る目が無い。こんな民間企業にここまでの研究対象がいるんだ、莫大な謝礼金を落として引き取っていけばいいものを」

「強化人間より適合率の低いゴミとして掃いて棄てられるだろうね」

「はぁ、適合率しか参考にせん馬鹿共め。『賢者』が聞いて呆れように」

 

 彼女はコーヒーをグイ、と飲み干して。

 少しだけ……胡乱な目で、己をねめつける。

 

「遅かれ早かれ世界は滅ぶぞ、『詐欺師』」

「だろうね。どん詰まりだ」

「十年か二十年か、五十年か百年か。どれくらい先かはわからんが……いつか何も無くなる日が来る。そうなった時、貴様はどうする。どこへ行くのだ『詐欺師』」

 

 カフェインが入ってハイになっているのかな。

 珍しく己に興味を持つじゃないか。

 

「どこへでも行けるし、どこへも行かないよ。ただ、そうだな。営業マンはやめて、好きに生きるさ。あるいは今まで通り、ね」

「好き勝手に生きるの間違いだろう。貴様は誰かに管理されていた方がいい。でないと、なんでもできてしまうから……すぐに飽きる」

「そうだね。何かしらの組織には属するだろうし、何かしらの制限を己に設けるだろう。……それじゃあね、Mrs.アブラグリス。君も、君自身の幸福を大事にするといい」

「……結局何しにきたんだ貴様」

「挨拶回り、かな」

 

 十年後なんてとんでもない。

 滅びは今すぐそこに、目の前に来ているのだから──少しでも親交のあった君達には、一人ずつ挨拶をね。

 

 そういう甲斐性はあるんだよ。

 

 

 ぐぐぐ、と伸びをする。

 ……懐かしい夢を見たものだ。そも、夢の伴う眠りなんて……何十年ぶりだろう。

 

「一応、起きたようですね、『一応平民の人』」

「ああ、スヴェナ。魔法の方は順調かい?」

「はい。アンドリュースさん……いえ、ガエンさんの教えを私なりの理論に落とし込み、モノにしました、一応」

 

 天上の地。

 前文明の廃墟たるこの地で行っているのは、スヴェナ、あるいは少女A''の生前の魔法に関する実験。

 

 今、己の目の前では……地水火風の球体が、等間隔の継接空間を通って回転する、という大道芸が起きている。

 

「安定しているね」

「させています、一応。ですが、片方の威力や精度を上げると、もう片方の質が落ちますね。これは『一応平民の人』の力ではどうにもならないのですか?」

「ならないね。それが君の限界だ、スヴェナ」

 

 違う魔法を扱うようになってから、スヴェナは無意識に自身のキャパシティへ隙間を作っていた。

 そこを意識的に使えるよう指導したのがガエンで、その割合を自ら弄ることのできるようになったのが彼女の言う「理論」。

 

 四大元素(エレメントリー)次元空間(デルメルサリス)では扱うナノマシンの性質が全く違うから、これを両立させているのは彼女の素晴らしい脳処理速度があってこそのこと。

 ただし、これ以上は無理だろうね。強化人間でもできなかった領域。そこに足を突っ込もうものなら、言語能力といった脳の他機能を失いかねない。

 

「しかし、驚いたよ。君が己を頼ってくること自体がまず驚きで、さらに魔法の練習をしたいから天上の地へ赴かせてくれ、だなんて」

「仕方がないでしょう。二家の魔法の使用など、人目のあるところではできません。とはいえあの里に戻るのは時間がかかりすぎます。一応、そういう点で気軽に来ることのできる練習場としてあまりに都合がいいのです、ここは」

 

 ナノマシン技術の結晶、この惑星における最大規模の軍産複合体が、今や子供の遊び場とはね。

 

「驚きと言えば、こちらもです。あなたも眠るのですね、一応」

「己のことを何だと思っているのかな」

「化け物」

 

 ……まぁ間違いではないけれどね。

 

「己とて無制限になんでもかんでもを行える存在じゃない。エネルギーが枯渇すれば補給が必要になるし、無理な行動を取れば休眠が必要になるんだよ」

「……もしや、今の状態であればあなたを殺すことができていましたか?」

「それは不可能だね。君達から受ける干渉程度で殺されるようなつくりじゃないよ、己は」

 

 今回のこの休眠は……まぁ確実に円輪の年代記(CHRONICLE)へのアクセスが原因だろう。

 アレは己を限りなく素の状態に近い所まで戻すからねェ。肉体との乖離が激しくて、こうしてすり合わせの時間が必要になるんだ。

 

 加えて今回は未知の入力があったから……夢を見るにまで至ったのだろう。

 

「エンジェが何か迷惑をかけましたか、一応」

「ああいや、そういうことではないよ。タイミングが被っているのはその通りだけど、エンジェ・エレメントリーに非はない。……まぁよくわからない気苦労を増やされた、という点では間違っていないかもしれないけれど」

「そういえば恋仲になっていましたね。どうせエンジェ発案でしょうけど、一応訊きます。そこに愛はありますか」

「無いよ。己を守るための恋仲、だそうだ。今のところ己が守ってばかりだけど」

 

 言えば……スヴェナは、深い深い溜息を吐く。

 

「あの子は本当に……自分が力になれると考えた瞬間、自身の幸福を全て放り投げるあの悪癖は……一応、どうしたら直るのでしょうかね」

「そればかりはなんとも。むしろ己が聞きたいくらいだよ。何があったらああいう性格の少女が生まれるのかな」

「……一応、驚くと思います。なんと、何も無いのです」

 

 まぁ、知っていたけれど。

 

「あの子の人格形成において、如何なる出来事もあの子をあそこまでの性格にする要因がありませんでした。強いて言うのなら、生まれた時からそうだった、というべきでしょうね」

「いつか誰かを救うために喜んで命を差し出す、なんてことがあるかもしれないね」

「父さま、母さまも同じ危惧をしていましたね。……ですから、『一応平民の人』とはいえエンジェに恋仲ができたことは喜ばしいことです、一応」

「己は彼女を死地に追いやるかもしれないのに、かい?」

「たとえ追いやったとしても、助けるのでしょう?」

「どうだろうね。彼女を追い詰める敵の方が魅力的なら、助けるかどうかは不明だ。今のところ彼女以上の価値は見つけ出せていないけれど、世界は広いからね」

 

 けれど、実際貴重なのは事実だ。

 血筋争いとは別のところで……この世界の生物を樹殻の外に出し得る可能性を持つ者として。

 

 血筋争いは血筋争いで見たいから、是非とも少女A'や少女C、生徒Cたちに頑張ってもらいたいところ。

 

「さて……魔法の練習が終わったのなら、下へ戻るかい?」

「……もしよろしければ、模擬戦もお願いしたいですね」

「よろしくないから戻ろうか」

「一応、もしよろしければ、模擬戦もお願いいたします」

「言い方の問題ではないのだけどね。……まぁ、良いよ。けれど君の相手をするのは機構だ。己は戦わない」

 

 言って呼び出すは……丁度いいから、アレにしよう。

 結局「海中だけじゃ勿体ない」ということで、空中浮遊も可能になった掃除屋。

 

「『SEA CLEANER』という機構だ。魔法を編んで待機させておくと、それを吸収しに向かってくる。そうでなくとも魔法使いを積極的に取り込もうとしてくる機構だ、頑張って避けながら攻撃を当てるといい。耐久性はそこまででもないからね」

 

 空を飛ぶようにしたのに名前を変えないのかい? と聞いたら、「貴様、新入社員のクセに案外細かいな。『詐欺師』と肩を並べられるぞ」と返ってきたコレ。

 本来取り込んだ生物を磨り潰して動力に変える機構があるんだけど、そこは取り外してあるからね。

 充分に遊んでくるといい。

 

 

 

 スヴェナと『SEA CLEANER』から離れたところに来る。

 天上の地は広いから、ある程度離れてしまえば音も聞こえない。

 

 ぱさ、と投げつけるは花束。

 

「懐かしい夢を見たお礼だよ、Mrs.アブラクサス。君の娘が今始祖なんてものになっていると知ったら、君は驚くかな。それとも怪訝な顔をして……己に詰め寄るかな」

 

 共同墓地。

 天上の地として持ち上げることの適わなかった土地にいた人間全てをここで鎮魂している。

 

 魂がこんな場所に無いことは知っているけれどね。

 

「君の娘だから選別したわけじゃないし、君の娘だと知っていても関係なく使っただろうけれど……思うところが何も無いわけではないんだよ」

 

 ナノマシンではなく。

 最小粒子から構築したコーヒーを手に取って、ぐい、と飲む。

 

「正直な話をするならね、羨ましかったよ。残業をして疲弊することのできる君達。疲弊できる存在は何かを成し遂げた時に達成感を得ることができる。飲食において不味いということを感じられたのなら、好みにあったものを口にした時に充足を得られる。……己はとうの昔に忘れてしまった感覚だ」

 

 今飲んだコーヒーの味も、あの時に作ったナノマシン汚染されたコーヒーの味も、遥か昔に飲んだインスタントなコーヒーの味も。

 全て、等価。

 

「生き急ぐよねェ、人間は。己が何度勿体ないと言っても聞き入れやしない。……もう少し余裕を持って生きることはできなかったのかな」

 

 カップが消える。雲散霧消する。

 己は懐かしの……白スーツにハット、モノクル、そしてステッキとキャリーバッグの姿になって。

 

「やっていることは同じだよ。少女五人に技術を売りつけ、はみ出し者に技術を売りつけ……そのマッチポンプを楽しんでる。違うのは、実入りが悦楽しかないことくらいか。商売ではないからね」

 

 おっと。

 スヴェナが『SEA CLEANER』に飲み込まれたみたいだ。まだまだだね、彼女も。

 

「感傷に浸ること自体、己の内から生じる感情じゃない。これで成仏してくれたかな、Mrs.アブラグリス」

 

 手を振る。

 また来るよ、と告げて。

 ……次に来るのは、何十年後かな。

 

 

 して、戻ってみれば……『SEA CLEANER』の肩口ノズルに頭から飲み込まれ、足だけをバタバタさせているスヴェナがいた。

 

 ふむ。

 

「これはこれで面白いから、このままにしておくもアリかな」

「一応助けてくださると助かります」

「一応、なんだろう? なら己は助けないよ」

「助けてくださいお願いします」

 

 素直だね。

 さて、帰ろうか。

 

 

 

 帰りたくなってきた。

 

「己の扱いは変えないんじゃなかったのかな、教師ドクラバ・アッシュクラウン」

「変えないよぉ~。君は平民のまま。だけど、類稀なる身体能力を持っていることは周知の事実だからねぇ~。実戦経験を積む相手として、外部からの教師を呼び込むよりも安全性が高いって判断されたんだぁ~」

 

 最低ランクの……自身の魔法をまともに扱えないあのクラスではなく、己が今いるのは特進クラス。

 つまりスヴェナを含めた「ここ最近で急激に力が伸びた生徒」が入るクラスだ。

 

「特進クラスの子はねぇ~、半分くらいが調子に乗っちゃっててねぇ~。困ったことに教師でも止められない実力の子が多いから、実戦って形式で挫折を味わわせてあげられる教師がいなくてねぇ~」

「そこで己、と。報酬は?」

「僕には『妖精の種(フィネシード)』みたいな特別なものはないからねぇ~。……調合前なら合法な惚れ薬とか、どうだい~?」

「己には恋仲の少女がいてね。不要だ」

「ああ、そういえばエレメントリーの御令嬢といい関係何だっけぇ~? 羨ましいねぇ~。……ま、そんな感じで、欲しい薬があったら言ってよぉ、誰かを殺害するものとかでない限りは、割となんでも調合できるよぉ~? 調合前に戻すことも出来ちゃうからねぇ~」

 

 ……ううん。

 これに頷くと、己は異能力バトルモノに巻き込まれ行く。

 が……実際のところ、元居たクラスでも実戦形式の流れができつつあったから、結局はどこにいても同じなのかもしれない。

 

 報酬は薬物か。

 それもまた微妙だ。別に己は事象の改変ができてしまうからなぁ。

 

「反応悪いねぇ~」

「報酬が魅力的ではないのでね」

「うぅん、じゃあぁ~」

 

 煤が──周囲を覆う。

 これは、一応消音結界か?

 

「僕が違法に隠し持ってる実験体というか、実験室を君に見せてあげるとか、どうかなぁ~」

「おや。君は善良な人間だと思っていたのだがね」

「……もしかして人間を実験体に使ってる、とか思ってるぅ~? 違うよ、僕の実験室にいるのは魔物さぁ~。違法薬物で違法改造と違法培養した変異魔物。興味、ないかなぁ~」

 

 成程、そういう倫理観の持ち主か。

 ふむ。ふむふむ。

 

 ま、いいんじゃないか。

 教師D'があらゆることの黒幕ということはないだろうが、『ココダトレイルの大蜘蛛』のような人為的調整魔物の宝庫ということだろう。

 その上で他者を害する気概がないのだとすれば……どういう方向性の変化をさせているのかも気になってくる。

 

「ダッコー、その条件で呑もう」

「わお、これで興味持ってくれるんだぁ~」

「魔物との交戦経験に関して言えば、己は世界全土を見渡しても五指に入る自負があるからね。君の作る新たな魔物というものには興味がある」

「……五指に入るコが学園にいるのはおかしいと思うんだけど、まいっかぁ~」

 

 教師D'、時折核心を突いてくるな。

 というかネクロクラウンの分家……生徒は「まだまだ」な者も多いけれど、教師たるネクロクラウンは始祖のイメージを払拭せんと善良であるものばかりな気がする。

 苦労しているんだろうなぁ、って。

 

 研究者A'''''、君の娘は君に似ているよ、本当に。

 

 仕事熱心なのは良いけれどね、もう少し教育に力を入れるべきだったんじゃないのかな。

 そのせいで己までストーカー被害に遭っているんだ、慰謝料でも請求しようかな?

 

「ではぁ~、ようこそ、特進クラスへぇ~」

 

 別にクラス替えになったわけではないのだけどね。

 おはよう、特進クラス諸君。君達の鼻っ柱を叩き折りにきたよ。

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