魔法使いたちの骨肉相食む血筋争いが見たい   作:reverofllaF / 永遠下降

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Sin14-2.「愛し憎しの露呈」

 真白のキューブが浮かぶその空間にて、己と始祖E……いや、イーリシャは相対する。

 

「これだけは予め聞いておこう。君、無理をしたのかい?」

「いいえ。どれほど無理をしても、あなたとこの地に関する情報は視えませんでした。ですが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の様子は視えましたので、ここに……アンブロシウスに何があり、そして私ならばその施設に入り得るのだということを理解しました」

「成程ね」

 

 視えなければ、外側を。

 真っ当だ。

 

「……世界最高の知識集団、『賢者』。彼らがこの世界を滅ぼしたことは知っています。ですが、どのようにして、であるのかを私は知りません。ただ、あれが起きる少し前に全徴兵……齢十八を超える者を全て大人として扱い、兵力、あるいは労働力として『賢者』が招集をかけたことは知っています」

「正しい認識だ。『賢者』の発言権、及び発言力はこの国のトップを、そして世界連合をさえ超えていた。樹殻に対するアプローチ、及び樹殻が齎す世界への脅威は人類の進退を懸けた命題。それに対して取り掛かる彼らは重要な役割を果たしていて、さらには昼夜システムや天恵の樹液(エリクシル)の除去なんかの功績を鑑みた上で、そして最高基準の"人格検疫"を通った上で、『賢者』たちはその発言力を得た」

 

 アルター・コルリウムが作り上げた樹殻。彼の植物の成長途中に起きたアレソレについては前に述べた通りだけど、樹殻が完全に閉じ切ったあと……それに対抗した人類の筆頭集団が、『賢者』の前身。ただし『賢者』の前身たちは自らで自らの首を絞める装置を創り上げた。

 それが「人格検疫」。対象者の人格を長期にわたって様々な方法でスキャンし、その知識をどういう風に使うかを判断するもの。少しでも悪意が見られたのならば、仮にその場にいる知識人の全てに勝る知識、知恵、叡智、発想力を持っていたとしても弾かれる。既に『賢者』の前身の内部にいた者であってもそれは同じ。

 そこまでして……そこまでしてようやく彼らは人類のリーダーとなり、それを導くようになった。同時に、輝かしい未来へ導くための手段を求める求道者にもなったわけだ。

 

「全徴兵。君達子供にとっては兄や姉、そして両親を奪った最悪の政策だったことだろう」

「そうですね。当時は恨みました。ただ……今は、必要なことだった可能性も追えています。結局全徴兵やどのようにしての滅亡であるのかを知らない以上、憶測にしかなりませんが」

「ほとんどの者にとっての全徴兵は本当にただの徴兵だよ。必要な労働力、戦力を補うため、既に消退しつつあった人類から可能な限りのそれを牽引する。断ることはできない。というか、仮に断ったのなら、彼らの掲げた百パーセントが九十九点九パーセントにまで落ちる……それくらい人類は困窮していた。減り続ける人口の計画の成功、その天秤が平衡になるギリギリのところで行われたのが全徴兵だ」

 

 とはいえ当時はナノマシン技術が発達に発達を繰り返していて、一か月二か月程度であれば残された子供達だけでも生活していける環境にあった。衣食住、全てがボタン一つ、意思一つでどうとでもなる時代だったからね。

 究極大人というものは必要なく、彼らが家庭を有していたのは、倫理と感情を理由にしたものだけ。

 

「改めて聞きます。世界滅亡とは、なんですか。私の両親は……世界に何をしたのですか」

 

 赤雷を走らせる。

 先程始祖Dの前でやったことと同じ。──この場に「再現映像」を貼り付ける。

 ただしナノマシン技術ではこの場がそれを休眠させてしまうので、己が有する力の方で、だ。遥か昔ではサイキックなんて呼ばれていたかな。

 

 わ、と場が人で溢れ返る。

 ただし暇そうにしている者はおらず、全員が全員自らのデスク、あるいはキューブに面したデスクに座り、鬼気迫る表情で作業をしているのが見て取れた。

 

「前提知識から行こう。君はこのキューブの名称を知っているかな」

「……わかりません。この空間には……驚くほど文字がないので」

「そうだね。それは、誰もが知っている前提で、誰もが間違えない前提だからだ。案内を必要とする程度の者は『賢者』に数えられず、余計な説明があれば万が一侵入者などが入ってきた際に情報を盗まれてしまう。だからこの空間には文字らしい文字がない」

 

 徹底した管理がそこにあった。

 そして、今問うたこのキューブの名前は。

 

「終末演算機構『末日(まどろみ)』。樹殻を作り、人類のオーダー通りの"土地"を作り出したアルター・コルリウムは、犯罪者として罵られるようになった後ももう一つの発明を行った。それがこの『末日(まどろみ)』であり、世界中の情報を収集し、世界の終わりを演算する巨大なコンピュータになる。当然のことながら、アルター・コルリウムは世界滅亡よりもずぅっと前に死した科学者であり、ナノマシンさえ普及しきっていなかった時代の産物。それでもこれは、『賢者』ですら解析しきれないブラックボックスだらけの存在であると同時に、あまりにも的確に未来を予測する機械であると言えた」

「……ディアナちゃんと一緒にいた、あの青年、ですか」

「その辺りはしっかり視ていたんだね」

「はい。彼女の動向は逐一視る必要がありましたので」

 

 なんであれば『賢者』とはこの機構から情報を引き出すためだけの集団とも言える。『末日(まどろみ)』から世界滅亡に関する情報を引き出し、それをもとに対策を立て、人類をあそこまで生き永らえさせた。それがなければ五度か六度ほど、『賢者』が滅ぼすよりも先に人類の滅亡が来ていたと考えられる程度には……彼らはちゃんと『賢者』だったのだ。

 

「君達が理解している通り、君達に授けた未来視とこの機構が行う未来視は全く別の物だ。この機構はあくまで既存の情報から演算を行い、未来を描くもの。君達の未来視は未来で起きた物事が起こす波を辿り、その形から未来を視るもの。つまるところ、君達の未来視はその分岐の多さ故に絶対ではないけれど、『末日(まどろみ)』が吐き出す未来もまた簡単に変動し得る演算結果でしかなかった、というわけだ」

「……けれど、ある時から、吐き出される未来の一切が変わらなくなった……そうですね?」

「素晴らしいね。……そう、その通り。終末の観測を受け、『賢者』たちが何をどう画策し、実施しても……その結果が変わらない。兵力、労働力として徴兵された全徴兵を受けても尚結果が変わらない。『末日(まどろみ)』がとうとう壊れたのではないか、と疑う声は世界連合側から上がっていたけれど、『賢者』は全員が否定した。それは妄信ではなく事実。これが壊れることも、間違った未来を吐き出すこともない。何より『末日(まどろみ)』自体はブラックボックスの多い機構だけど、収集したデータと演算結果は『賢者』たちでも見ることのできるものだったからね。彼ら側で検算、検証をして……それが正しいことが理解できていた」

 

 己は『賢者』が嫌いだけど、そこは擁護する。

 彼らは決して妄信していたわけではない。怠慢に機構を頼っていたわけではない。

 

「全世界の大人を集めても結果が変わらない。それはつまり、人間の関与できる終末ではない、ということだ」

「……樹殻、ですか」

「そう。樹殻による()()()の開花。樹殻(たいない)にあるエネルギーを一斉捕食し、自らが開花し、種子を星海へと飛ばす。人間が戦争をしていようがやめようが、どんな運動をしようがしなかろうが関係のない破滅。それが樹歴(Y.C.)三百六十万年丁度に起こると……『末日(まどろみ)』はその残酷な結果を吐き出した」

 

 あるいは、そう仕組まれていたかのように、だ。

 樹殻も『末日(まどろみ)』も製作者はアルター・コルリウム。

 

 ただしそこに悪意があったかはわからない。なぜなら元々樹殻は人類の新天地として用意されたもの。成層圏に作られた新たな土地。成層圏でも活動可能な肉体になり得ることもまた研究されている話だったし、それが間に合わなくても内部であるなら地表環境と同じ環境になる、というような施設くらいは作り得た。

 そう考えれば、何十万年もの間人類側が何をすることもなく維持され続ける新天地……しかも廃徊棄械(クラッドオレオム)の被害がない楽園の出来上がり。

 アルター・コルリウムはオーダー通りの仕事をしただけ。そういう見方もできる。

 そして樹殻は、自らが枯れそうになれば内部の星からエネルギーの略取を行い、その身を保つ。開花もまた人類の為だった可能性もある。宇宙進出が可能になっている読みで、別の惑星へ移住や植民を行う際、全く同じ環境の星を幾つも作ることができる、というのは大きなアドバンテージだろうから。

 

 樹殻の内側へ住むと決めたのは、この星を捨てきれなかったのは、人類の方。

 そんな愚かな過ちまでアルター・コルリウムのせいにするのはおかしな話だ。

 

「これを受けて、『賢者』は兼ねてから案として出していた『生命の次元階位』の上昇に手を付けた。……ま、これを提唱したのもアルター・コルリウムだから……なんというかマッチポンプ感が凄いんだけど」

「『生命の次元階位』。未来視でたまに耳にする言葉でしたが、最終的な意味は知りません。どういうものなのですか、それは」

「こればかりは文字通りだね。君達人類は低次元にいるんだ。ああ……これは程度が低いと馬鹿にしているわけではないことを理解してほしい。己がナノマシンに対して絶対の命令権限を有していること以外にも、そもそも肉体を損なえど死なないこととか、長距離転移のこととか、死したものを蘇らせることだとか……君達から見ればやりたい放題好き放題をしている、というように見えるだろう?」

「それが次元階位。あなたは高次元の存在である、と」

「正しい理解だ、イーリシャ」

 

 何度も述べるけれど、「次元が低い」という言葉に罵倒は含まれない。

 情報が音として生まれたか点として生まれたか。そういう話でしかない。そこに優劣はなく、事実があるだけだ。

 単純に己達のような高次生命が存在し、人類はそれに比べ低次の存在だった。

 

 そして、仮に樹殻の上に住むことができていたら、そのままでも問題なかった。

 樹殻の内側に住むことになったが故に、樹殻の養分にされぬよう『生命の次元階位』を上げる必要が出てきた。ただそれだけ。証拠として、己は樹殻に養分として見られないからね。

 

 あるいは……アルター・コルリウムは未来で己を見ていたから、その話を提唱した、という可能性もあるけれど。

 

「人類全員が己のようになれば、『末日(まどろみ)』の示す"既存人類の滅亡"と"人類の存続"の双方が両立する。……ただ、残念ながら……『賢者』は魂というものを正しく認識できていなかった。それが人格や精神……脳に宿るものと思い込んでいたし、様々な角度からの検証でもその通りの結果が出ていた。出てしまっていた」

「魂……」

「アルター・コルリウムの生命の次元階位上昇論は魂の理解があることを前提としていた。彼には魂がなんなのかわかっていて、だからそこへの説明は無かった。奇しくもこの施設と同じように、知っていて当然の者を相手にする論文であったからね。……ああ、だからこそ当時の彼は大嘘吐きとしてバッシングを受けたよ。誇大妄想家アルター・コルリウム。そう呼ばれることも珍しくは無かった」

 

 それでも、藁にも縋る思いで、過去の人類が批判を重ねたアルター・コルリウムの資料に『賢者』は縋り……『生命の次元階位』の上昇を実行した。

 

「『魂の再獲得』。それこそが『生命の次元階位』の上昇に必要なこと。脳に宿るとされていた魂をデータとして隔離し、再度当人へと獲得させる。急ピッチで進められたその技術、その施設はあまりにも思い通りに作られていく。何の障害も無く、だ。ただ大前提──魂とはなんであるのか、という認識だけが間違ったままに」

「そうして……間に合った、んですね。この匣が示す期日の……恐らくは前日か、数時間前か。とにかく検証のできないくらいのギリギリの時間に」

「うん。『賢者』の中には、身を挺してまでも検証を行うべきだと述べた者もいた。全人類へ作用させるこの技術は未検証で行うべきではないと。当然の主張だね。仮に彼らが『賢者』でなくとも出た意見だ。……ただ、時間だけが足りなかった。検証する時間も、検証をして、無理だった場合にやり直す時間も。──だから、『賢者』は『魂の再獲得』を全人類に施す技術の使用へ踏み切る」

「──それが、世界滅亡。失敗だった……ということですか」

「外の意思無き人形(リビングドール)。帰ってこなかった大人たち。他にも沢山あったはずなのに、五つしか残らなかったコロニー。連合加盟国以外の国。……結果は全てそこにある」

「コロニーが……私達のコロニーが残ったのは、ただの偶然……ですか?」

「ああ。地形の問題。未検証だったが故。あるいは樹殻の活性状態かもしれない。どちらにせよなんにせよ、君達が残ったのは偶然だ。無数にあった子供達だけのコロニーは、たった五つしか残らなかった」

 

 失敗。失敗ではある。

 だけど──。

 

「けれど、君……魔法使いになる前の期間のどこかで、樹殻による攻撃を受けた記憶はあるかい?」

「……ありません」

「そう。樹殻による捕食はエネルギーの略取だ。間違った『魂の再獲得』によってエネルギー源とは言えなくなった人類を受けて、樹殻はエネルギーの略取をやめた。正確には休眠状態へ移行した、が正しい。奇しくも『生命の次元階位』の上昇が行えた際に起こると予測されていたこと、それと同一のことが起きたんだよ」

「……ではまさか、今樹殻が活性化しているのは」

「うん。そろそろエネルギーの略取に来るんじゃないかな。『賢者』が人類の消退と引き換えに伸ばした人類の寿命は、その後また人類が増えたことで……意味を成さなくなった。ま、魔法大戦が起きてエネルギー源が定期的に減っていたことが幸いしたね。己の見立てでは世界滅亡後の五千年丁度の辺りで樹殻が耐えきれなくなってこの世界を食べ尽くすと踏んでいたのだけど、三年引き延ばされた。今は樹歴(Y.C.)三百六十万五千三年だから」

 

 二か月と少し後に起こる己の弱体化。

 まさにその辺りが樹殻の「耐えきれなくなる刻限」である。もしそれを言っているのならつまらないことこの上ないのだけど、同時にその程度で己が弱体化するとは思えないから、余程の予想外があるのだろうともワクワクしている。

 加えて『天使』クンのいた未来を考えると、少なくとも二十年後にも人類はいた様子だった。今の樹殻の様子からして、あと二十年を待つ、ということは……かなり厳しいはずだ。攻撃を受けていると言っていたから我慢しきれてはいないのだろうけど、それでも二十年の休眠があったことになる。

 

「ビアンカちゃんが肉体強化(フィジクマギア)を大粛清しましたが、それでも足りませんか」

「足りないというか、意味が無いね。今の樹殻は空腹状態なんだ。本来であれば五千と三年前に食べる事ができていた食事を"お預け"にされた状態にある。その状態なら、もう食べる対象が少なかろうと薄味だろうと、なんでもいいから食べたい。そう思うのは不思議じゃないだろう?」

 

 己の趣味である血筋争い。その弊害となる魔法大戦に対し、そこまで精力的に止めに入らなかったのもこれが理由だ。

 魔力濃度上昇の方は多すぎるから止めたけど、戦争の一つや二つで減る人類の量なら己が止めても止めなくても関係が無い。どうでもいい。

 また、学園に入学したのも本当のところはこれが理由であると言えるだろう。確かに今年が粒ぞろいである、というのは大きな理由の一つだけど、今年を逃せば人類に後が無いことを知っていたから今年にした。その判断はまぁ正しかったね。

 

「ああ……だから、君の両親らが苦心して手にした"過ちによる成功"。その成果を無駄にしたのは己になる。なんせ残ったコロニーにいた君達に生きる術を、増える術を与えたのだから。あるいはあそこで君達がそのままになっていれば……除染されていない野生動物を食べ、ナノマシン中毒で二、三年で死していれば、今の人類は無かった。だからここまで困窮することもなかった」

「……責める気もお礼を言う気もありませんよ。あなたには……どうしようもなかったこと、なんでしょう」

「そうだね。なんとかする手はあったけど、動かなかった。それが正しい」

「私の両親も『賢者』も最善を尽くしました。もしその『魂の再獲得』を行っていなくとも、その数秒後には樹殻によるエネルギーの略取が起きていて、人類は滅亡していた。あるいは五つのコロニーを残すことなく」

 

 その通りだ。

 己が『賢者』を嫌う理由は、『賢者』を名乗るクセに魂を理解できなかったこと──ただそれだけにある。

 そこ以外は評価している。昼夜システムに始まり、彼らが樹殻に鎖されたこの世界を存続させた功績は評価に余りある。

 

 無論──どこかで滅亡していたのなら、己は樹殻を取り払い、保管してある人類の種をもう一度この星へと蒔いて、新たな時代を開始していただろうけど。

 この時代はあの虫風に言うなら「『血筋と樹殻』の時代」だ。そこにはその時代ごとの人類の脅威となるものが入ると聞いているからね。

 

「満足したかい、イーリシャ。この場で起きた"最善による災厄"と、今この世界が直面している問題についての説明は」

「私側は、はいと。そう答えます。……ですから、次はあなたのターンですね」

「覚えていてくれて喜ばしい限りだよ。──初めに言ったね。君と己の話をしよう、と。君は己を『LULLIAN・CIRCWLEITH(ルルスの円盤)』と呼んだ。この呼称はどこで識ったのかな」

 

 己の本名。あの虫がフリス・クリッスリルグだのフリス・カンビアッソだのと名乗ったりしていたように、己も基本的には偽名を名乗っている。

 周囲の人間は己をその偽名で呼んでいるつもりだし、世界へ響く音としてもそう記録される。この認識錯誤と偽装を受けた上で己を本名で呼べたのはエンジェとモルガヌス・リープだけ。

 

 そこにイーリシャが名を連ねることができた理由は。

 

「……お話する前に、この映像を止めてくださいますか。煩いので」

「情緒とか無いのかい? まぁ煩わしいのは同意だけども」

 

 再現映像を消す。

 残るは無人の施設と終末演算機構『末日(まどろみ)』だけ。

 

「ありがとうございます。……では、私もあなたに倣い、前提から話しましょう。──聖護隊。あなたが騎士の一族と()()彼らについて、あなたはどれほどを知っていますか?」

 

 イーリシャは話し始める。

 そんな……思ってもみなかった切り口で。

 

 そしてそれは、ある事実の露呈へと繋がる──。

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