終わりと始まり
「クソッ!」
崩れた廃墟の一角、四天王が逃げるときに運んできてくれたようだ。俺は魔王領に隣接している王国から突如宣戦布告、猛攻撃を受け、領民と徹底抗戦をしていた。しかし、俺が王国の新兵器をくらって左半身を消し飛ばされた事で風向きが変わりこのザマだ。
「魔王様!」
「ああ、お前か……戦争の結果は?」
「・・・我々の敗けです…」
四天王の一人、アルテが言う。
「ところで残りの四天王はどうした?」
「みんな…時間稼ぎの為に敵軍に突撃しました…」
「そうか……そうだろうな……ついて来てくれた奴らに申し訳ねぇな」
「いいえ!我々は自分の意思でついてきたのです!ですのでその様な事を言わないで下さい」
「おい、狂王を探せ!必ず生け取りにしろ!」
王国軍兵士達が俺を探している。ということはアイツらは死んじまったか…
そこで俺はアルテに最後の命令を下す。
「お前に最後の命令だ…俺をこの刀で…殺してくれ…」
「え?」
「これは俺の固有武器『虚無の神刀』だ…これで首を刎ねろ」
虚無の神刀は俺の空間を操る能力を利用している。これで斬られたものは断面が数ミリ消えるので接合が不可能となる。他にもこれと同じ能力を持った武器シリーズ虚無シリーズがある。いくら不死身でも殺せるだろう。
「無理です!私にはできません‼︎」
アルテが泣きそうな声で言う。当たり前だ。四天王で最年少、そして同い年、先代魔王が決めた婚約者。慕っているやつに言われたらそうなるよな。
「頼む…俺の能力を使われたくない…どうせ捕まってても公開処刑みたいな事になるだろう……最後はお前の手で終わらせてくれ…」
「クッ…ああぁ…グスッ!」
アルテが刀を握って構える。そうだ…それでいい… そして俺は首を刎ねられた。
「うわあああアアアアアぁ‼︎」
彼女は泣き叫んだ。
「いたぞ!四天王の一人だ‼︎」
「殺せ‼︎」
暫く経ってから兵士が走ってくる。
「・・・魔王様…グスッ……私も今…そちらに向かいます!」
彼女もまた自身のナイフで心臓を刺して命を絶った。
「はあ」
死んだはずの俺は今、空から落ちていた。地面が近づいてきたのでぶつかる前に羽を広げゆっくりと着地した。消し飛んでいた半身と服が元に戻っている。何故だ?空が青く透き通っている。ここは異世界か?
そのとき
「いやあアアアアぁあああ‼︎」
叫び声を上げながら何故かアルテが落ちてきた。怪我をされるのは困るので受け止める。
「あれ…痛くない…えっまっ魔王様⁉︎」
「やあ」
なんかすぐに離された。顔が赤い。可愛いな。
「何故ここにいる?」
「私も後を追いました!」
笑顔で言う事じゃねんだよなあ。しかもここ…砂漠なんだよなあ。(唐突)
ありゃ?なんか揺れてる。
「魔王様何かが来ます」
アルテがナイフを抜く。それと同時に大きい蛇みたいなのが出てきた。
「うーん戦いたくねえ」
「ここはわたs「反粒子砲(ドン!)」…へ?」
蛇野郎の左側頭部を抉ってやった。すると蛇野郎はなんか帰って行った。
「おや?これは…」
「クックック、これはこれは『血濡れの騎士(ブラットナイト)』いいことでもありましたか?」
「ああ、我が主人が復活したようだ…今からお迎えしてくる」
「それは楽しみですねえ…」
もう一つの作品?いいんだよ!
下手ですが楽しんでいただければ嬉しいです。