バキンッ!!と音が響く半ばから折れた方天戟を見る
呂布「……………………………………」
残っていた持ち手から先を投げ捨て新たに戟を取る、これで4本目だ
先に進もうと足を踏み出した時、向こうの方から真っ赤な人間が走ってくる
ベル「ああああああああああああああ!!!!」
あっという間に赤い人物は走り去ってしまい呂布は気にすること無く先に進み呂布はその日、武器が尽きるまで戦い本拠地に帰ってみると
ヘスティア「………………………………」
何故かヘスティアが複雑そうな顔で何処かへ出掛ける所だった
呂布は不思議に思い訪ねてみる
呂布「何があった?」
ヘスティアは何も言わず1枚の紙を差し出してくる、そこにはベルのステイタスが書かれておりスキルの欄には
【憧憬一途】
【強者羨望】
と書かれていた
呂布「強者………………羨望」
ヘスティア「最初のはヴァレン某の事で、2つ目のは君の事だろうね、スキルに成る程焦がれてるんだ」
| 【 力に対する超補正 強敵との戦闘時、一時的な 想いの丈に応じて効果上昇 想いが続く限り効果持続 |
|---|
翌日 夜
呂布はその日、ベルに誘われ飯屋に来ていた、【豊穣の女主人】と書かれた店があった
呂布「ここか?」
ベル「は、はい、そうみたいです」
何処か狼狽えながらそう言うベルに呂布は興味無さそうに中に入る
ベルも慌てて後を追い中に入る、呂布が店に入った途端先程まで賑わっていた店内がシーンと静まり返り呂布達に視線が注がれる
ベル「あれ?」
???「いらっしゃいませ~!!、ベルさん…………と?」
中に入るとウエイトレスの1人がベル達に話しかけてくる
ベル「あ、僕のいる【ヘスティア・ファミリア】の団長の呂布奉先さんです」
???「そうですか、私はシル・フローヴァ、この店のウエイトレスです、宜しくお願いします」
呂布「うむ」
そうしてシルに席に案内されている途中ベルの呂布の紹介にヒソヒソと話し声が聞こえてきた
客「おい、呂布奉先ってやっぱり【暴竜】じゃねぇか?」
客「ああ、あの【猛者】に勝ったって奴だろ?レコードホルダーの」
客「しかも空を割ったらしい」
その後もヒソヒソと話し声が聞こえてくるがベルには上手く聞き取れない
席に座り適当に注文した後ベルは呂布に訪ねる
ベル「あの、呂布さん【猛者】と戦ったんですか?」
呂布「ああ」
ベル「それで勝った?」
呂布「ああ」
ベル「ち、因みにその時のレベルって?」
呂布「1だな」
ベル「………………………………」
シル「お待たせしました~!!、パスタとチキンとサラダです!!」
シルが料理を運びそう言うとベルはウッとする
ベル「呂布さん、本当にお金大丈夫なんですか?」
呂布は無言で財布を取り出す、中にはなかなかの額が入っていた
呂布「40万ある」
ベル「40万⁉こんなにどうしたんですか⁉」
呂布「稼いだ」
ベル「いや、そりゃそうなんでしょうけど」
呂布「酒を」
呂布が店員を呼び止めそう言うとエルフのウエイトレスは頷き奥からワインを持ってくる
リュー「どうぞ」
呂布「うむ」
トクトクとグラスに注がれるワインを一気に飲むと料理にかぶりつき料理を平らげる
アーニャ「ご予約のお客様お通しニャ!!」
アーニャがそう言いベルがそちらを見ると【ロキ・ファミリア】がいた、中にはあの時助けられた【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインもいた
ベルはアイズから目が離せず食事もままならない中、呂布は次々と食事を注文し平らげていく
???「そうだアイズ!!、お前あの話してやれよ!!」
程ほどに酒も入ったのか狼の耳を生やした男がそう叫ぶ
アイズ「あの話?」
???「トマト野郎の事だよ!!」
呂布もそれには見覚えがあった、真っ赤な体で叫び声を上げながら走り去っていった謎の人物、しかし呂布はどうでも良い事だった為、食事を続ける
???「雑魚じゃあアイズ・ヴァレンシュタインには釣り合わねぇ!!」
瞬間、ベルが立ち上がり走り去っていった
シル「ベルさん⁉」
シルが入口付近まで追いかけていったがその時ベルは既に彼方に消えていた
リュー「追いかけないのですか?」
リューは呂布に訪ねる
呂布「我の出る幕ではない」
リュー「仲間では?」
呂布「だからこそだ、奴は
その言葉に酒場の空気が一気に冷え込む
???「おい、テメェ今何て言った?」
ガタリと椅子から立ち上がり向かってくるのは先程までベルを貶していた狼耳の男
呂布はそれをガン無視し食事を続けると
???「ッ!!、死ね」
バガンッ!!と蹴りが迸り呂布の顔面に放たれる
???「ベート!!やりすぎだ!!」
エルフの女が立ち上がりそう言う
ベート「うっせぇ!!ババア!!、コイツら俺達に喧嘩売ってきたんだぞ、だから勝ってやったんだ、まぁ死にやしねぇだッ!!」
ベートがそこまで言い欠けた時、鋭い拳がベートを殴り飛ばしベートは外へ吹っ飛んだ
呂布「やるか?」
ゴキゴキと首を鳴らし呂布は凶悪な笑みを浮かべ、ベートへそう訪ねた