殴り飛ばされたベートはヨロヨロと立ち上がる、殴られた事で完全に酒が抜け目の前の相手を見る、上裸に体には無数の入れ墨を入れ体は引き締まっている
ベート「テメェ、【暴竜】か」
呂布「……………………やるのか?」
ベート「ハッ、当然だろう、このまま引き下がれるか!!」
リヴェリア「ベートよせ!!、相手は【猛者】に勝った男だぞ!!、相手義悪すぎるし今回は此方に非がある、それ以上【ロキ・ファミリア】の名を汚すな」
ベート「黙ってろババア!!、何が【暴竜】だ、どうせあの場にいた奴らも幻覚か何かで騙されただけだろうが!!、俺が化けの皮剥がしてやる!!」
ベートと呂布が構えを取る、瞬間、ベートの姿が消え呂布の横っ面に蹴りを放つ、グラリと呂布の体が揺れ更に反対側から蹴りが飛んで来る
ベート「オラオラオラオラ!!、どうした⁉、やられっぱなしじゃねぇか⁉、一撃位入れてみろよ!!」
ゆっくりと呂布が構えを変える、右腕は指の先までピンと張り体を捻り腰を落とし手が後ろに来る様に構える、のけ反りこそしていないもののその構えは【猛者】を相手に放った天喰に酷似していた
ベート・ローガの幸運は【ロキ・ファミリア】の幹部陣が天喰を見ていた事と彼自身がかなりの高レベル冒険者だったこと、そして何よりそれが方天戟の一撃では無く単なる手刀だった事
フィン「駄目だ!!、ベート避けろ!!!!」
ベート・ローガの不運、それはフィン・ディムナの警告に反応出来なかった事、何より
呂布奉先と言う男を知らなかった事、これに尽きる
呂布「~~~~~~~~~!!!!」
ベート「ガッハァアアアアアアアアアアアアアア⁉」
バキバキと骨の砕ける音が響きベートの体に呂布の手刀が食い込む
人体が人体に破壊される光景を目にした冒険者達は唖然とする、ベートの体が崩れることで漸く正気を取り戻しリヴェリアがベートの体に治癒魔法をかける
フィン「すまない、僕は【ロキ・ファミリア】団長、フィン・ディムナと言う、今回はうちの団員が失礼した、後日謝罪に伺う、所属を教えて貰えないだろうか?」
呂布「必要ない」
フィン「え?」
呂布「興味がない」
ロキ「あ~、待ってくれんか?」
今度は細目の人物が声をかけてくる
ロキ「うちとしても体裁ってもんがあるからな、はいそうですか、ってほっとく訳にもいかんのや」
呂布「…………………………」
ロキ「今は謝罪の気持ちだけでも受け取ってくれへんか?」
フィン「僕からも何か要望が出来たら言ってくれ、力になる事を約束するよ」
呂布「……………………………………」
呂布は金だけを置き何も言わずその場を去った
ガレス「【暴竜】の二つ名に偽り無し…………じゃな」
フィン「ああ、リヴェリア、ベートの様子は?」
リヴェリア「中々に酷い状態だったが何とかなった、まぁ、ベートにとっては良い薬になっただろう」
ティオナ「でも凄かったね、こう、ビシッ!!とベートの体に手刀打ち込んだらベートの体が歪んでさ」
ティオネ「嬉しそうに言うんじゃないわよ」
レフィーヤ「何と言うか、凄い人でしたね、色々と」
アイズ「……………………………………」
レフィーヤ「アイズさん?」
アイズ「あの人、多分本気じゃなかった」
レフィーヤ「へ?」
フィン「アイズの言う通りだろうね、【猛者】との戦いの時の槍を使っていなかった、あれを使えばベートもあの程度じゃすまなかっただろうね、間違いなく」
フィンの言葉に呂布とベートの戦いを見ていた全員が戦慄した