ヘスティア「さ、着いたよ、ここが僕達の本拠地さ」
そう言ってヘスティアに案内されたのは見るからに崩れかけのボロボロの教会だった
呂布「…………………………」
ヘスティア「ご、ごめんね、こんなボロボロの本拠地で、君が初めての眷族だから、お金も無くて」
呂布「…………………………」
ヘスティア「へ?、あ、ちょっ!!、呂布君!!」
しかし呂布はズンズンと進むと中に入る
ヘスティアも後を追い中に入る、中は埃まみれで汚れていたが呂布は全く気にする様子は無くソファに腰掛ける
呂布「教えろ、どうすれば強き者に会える?」
ヘスティア「う~ん、取り敢えず君にステイタスを与えるよ、そうすれば君は正式に僕の眷族になる、そこからギルドに冒険者登録をすれば君は晴れて冒険者、つまりダンジョンに行ける」
呂布「…………………………」
険しい顔のまま呂布はヘスティアを見る
ヘスティア「取り敢えず背中を向けてくれ」
ヘスティアの指示に従いヘスティアに背中を向ける、背中に細いものが走る感覚がある、恐らくヘスティアの指だろうが時々ヘスティアの唸り声の様な物が聞こえる
| 呂布奉先 Lv.1 力:I0 耐久:I0 器用:I0 敏捷:I0 魔力:I0
スキル 【 ・強敵との戦闘時、Lvの限界を超えて全能力値に高補正 ・想いの丈に合わせて効果上昇
【一蓮托生】 ・能力値以上の力を引き出す ・方天戟を使用時、全能力に超補正 |
|---|
ヘスティア「………………………………」
ひたすらに武にのみ特化した呂布のスキルにヘスティアは開いた口が塞がらない状態になる
呂布「終わったか?」
ヘスティア「あ、う、うん、じゃあ書き写すから」
呂布「興味がない」
そう言い呂布は立ち上がる
ヘスティア「へ?ちょっ、ちょっと⁉、自分の事だよ⁉、気にならないの⁉、ねぇ⁉」
ヘスティアの奮闘も虚しくバタンとドアを開け呂布は外に出た
ヘスティア「何なんだよ、全く」
そう言いヘスティアはベットの上でゴロゴロと転がった
本拠地を出た呂布はヘスティアに言われたギルドに向かっていたのだが、場所が分からずウロウロしていた
呂布「おい」
???「はい?ってデカッ⁉」
呂布「ぎるどは何処だ?」
???「ギルド?、ああ、ギルドはそこを左曲がった所です」
呂布「そうか」
人に道を訪ねながら進みギルドに入る
呂布「……………………おい」
職員「はっ、はいっ!!」
呂布が声を掛けると職員はビクッとしながらソロリソロリと呂布に答える
呂布「冒険者になりにきた」
職員「で、ではまず所属するファミリアを決めていただいて…………」
呂布「既に決めている」
職員「ち、因みにどちらに?」
呂布「ヘスティアだ」
職員「【ヘスティア・ファミリア】………………記録に無いファミリアですね、新設ファミリアですか?」
呂布「知らん」
職員「で、では記録しておきますね、それではアドバイザーは?」
呂布「いらん」
職員「は、はい、では、記録しました、ご武運を」
呂布はそう言われそのままダンジョンへ向かった
ダンジョン 1階層
呂布はワクワクしながらダンジョンを進んだ、ズンズンと先に進む、少し歩いた後、呂布の前に小汚ない怪物が現れた、背丈はヘスティアとどっこいどっこい、腰に粗末な布を巻いている貧相な怪物が呂布に向かって突撃してきた
呂布はニヤリと笑いその怪物を思いっきり殴り飛ばす
呂布「ッ⁉」
手応えを感じながらも呂布は困惑した
あまりに貧弱
あまりに脆弱
殴っただけで首が千切れ飛んだ
ダンジョンへのワクワクが消え欠けながらもこいつだけが弱かったのだと淡い期待を抱き先に進むがやはりどいつも同じ様な物だった
思わず失望が欠伸と共に口から溢れる
呂布「ふぁ~、………………退屈で死にそうだ」
失望に呂布はそれ以上のダンジョン攻略を止め本拠地に帰った