ゴライアス「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
呂布「クハハハハハハハハハハハ!!」
冒険者「す、すげぇ」
冒険者達の前で2人、否、2匹の怪物の血が飛び散り混ざり合う、片方が殴ればもう片方が殴り飛ばすそれが冒険者同士の殴り合いの喧嘩ならば彼らも笑い飛ばし酒を飲んでいただろう
呂布「クハハハハハハハハハハハ!!、お前、なかなか良いぞ!!」
しかし彼らの前で殴り合っているのは
ベルはゴライアスの一撃を受け意識を失いついさっき覚醒した、視界の定まらないベルの目に映ったのはゴライアスと素手で殴り合う呂布奉先の姿だった
呂布さん………………戦ってるのか?
消えかけた闘志に再び薪がくべられる
並べたと思っていた、隣に立てたと勘違いしていた
立て!!、ベル・クラネル!!、英雄になるんだろ!!
ミシミシと骨が軋む、ブチブチと筋肉が悲鳴を上げる
ヘスティア「べ、ベル君?」
リリ「ベル様」
リリが大剣を渡してくる、あの人の様に素手で殴り合う事は僕には出来ない、武器が必要だ
ベルはリリルカの渡してくる大剣を取った
剣だけでは駄目だ、力が必要だ、空を割ったと言うあの人の様な力が
ベル「………………………………」
ベルは1度だけ呂布に天喰の放ち方を教えて貰っていた、それは至極簡単で単純だった、武器の威力を最大限出せる持ち方や振るい方で攻撃を放つ、ただそれだけ
ベル「……………………ああ、そうか」
ベルは大剣を構える、腰を低く落としそのまま倒れてしまうのではないかと思う程大きく仰け反り大剣の持ち手のギリギリまで持つ
ヘスティア「あの構えは……………………」
ヘルメス「ほぉ、まさか下界であれを見られるとはね」
神々はその構えに見覚えがあった、天界において暴れん坊、雷神の異名を持ち世界こそ異なるものの呂布奉先がこの世界に来る切っ掛けとなった神の一撃
最も使い手の力量不足により威力には天と地程の差があり雷も纏っていない為この名前は適切ではない、名付けるなら
ベル「
ベルが技名を叫ぶと同時に呂布に渾身の一撃を受けたゴライアスが飛んでくる、周りが逃げるなかベルは歯が砕ける程喰い縛り大剣を振り下ろした
ベル「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
土煙が巻き起こり晴れると同時にゴライアスに振り下ろされた刀身が限界を向かえ砕け散りゴライアスは木っ端微塵になっていた