暴龍、オラリオへ   作:寝心地

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恐怖

ヘスティア「………………………………」

 

 

 

ヘスティアは他の神々が周りにいることも忘れポカーンと気の抜けた顔をする

 

 

 

ヘファイストス「ヘスティア、顔顔」

 

 

 

ヘファイストスの声に反応しハッとする

 

 

 

ヘスティア「ヘファイストス………………、僕の耳がおかしくなったのかな?、今呂布君なんて言った?」

 

 

 

ヘファイストス「一騎打ちをしたいって言ったわね」

 

 

 

ヘスティア「………………………………」

 

 

 

ヘスティアはそこで意識を手放した

 

 

 


 

 

 

呂布「……………………………………」

 

 

 

呂布が赤兎馬の上で黙って待っていると城の門が開き十数人の戦士が現れその内の1人が前に出る

 

 

 

???「我が名はリッソス、愚かなヒューマンよ、我が手で神々の元へ送られる事を光栄に思うが良い、いざ!!」

 

 

 

リッソスと名乗ったエルフは槍を構え呂布に迫る

 

 

 


 

 

 

アポロン「リッソスはLv.2になっても研鑽を怠ら無かった、同じLv.2でも実力差は明白だ」

 

 

 

リッソスが槍を持ち突撃する様を見ながらアポロンはニヤリと笑う、槍は相手の腹部を一撃で貫き臓物を辺りに撒き散らしていた、最も天界へ登ったのは呂布ではなくリッソスの方だったが

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

ブンッ!!と血を払いそう言う呂布の目が鏡越しにアポロンを貫いていた

 

 

 


 

 

 

リッソスの死を目撃し城から出てきた者達は狼狽える、更に呂布の言った「次」と言う言葉の先に「の獲物」と言う幻聴を聞いた気がした

 

 

 

???「俺が行く」

 

 

 

声をあげたのは残った者の中で一番の年長者であろう男、その額には冷や汗を流していた

 

 

 

冒険者「その前にありったけの支援魔法を頼む、流石に俺もおめおめ死ぬつもりは無いからな」

 

 

 

男の言葉通りに支援魔法が使える者は男に無数の魔法を掛けた、結果は

 

 

 

呂布「脆いな」

 

 

 

呂布の武器を折ると言う偉業を成した、対価として己の命を差し出す事にはなったが

 

 

 

呂布は折れた戟の持ち手を放り捨て赤兎馬にくくりつけられている内の1本をむしり取り構えた

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

ここに来て【アポロン・ファミリア】のメンバーは漸く呂布奉先と言う男に気付き始めた、そしてそれが手遅れである事も

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

呂布「次」

 

 

 

次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次次

 

 

 


 

 

 

呂布『次』

 

 

 

淡々と繰り返される惨殺、赤兎馬の足元は最早誰の物かも分からない血の川が流れ死体が無造作に散らばっている、その全てが一撃の元に命を絶たれていた

 

 

 

その光景に戦いとは無縁の神や人は吐き気を催し

 

 

 

戦いに慣れた者達すらも顔をしかめていたが呂布に無謀にも戦いを挑む勇敢な者達の気持ちを敬い目を背ける事はしなかった

 

 

 

そんな彼らの気持ちを知らぬ呂布は何時もの様にその言葉を口にした、退屈で仕方ない時、呂布が口癖の様に放つその言葉がこの戦いに挑んでいる者、そしてそれを見ている者達を心の底から恐怖させた

 

 

 

呂布『ふぁ~~、退屈で死にそうだ』

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