カツカツとヒールの音が響きイシュタルがゆっくりと呂布に向かい歩く、その姿だけで同性すらも虜にし瞬く間に注目はイシュタルに集まる
イシュタル「ふむ、お前が【暴竜】か、成る程、確かに良い男だ、お前私のものになれ」
イシュタルはそう言い呂布に手を伸ばしその手が呂布の頬に触れる
イシュタル「私のものになればあらゆるものをくれてやろう、金、女、権力、全てお前のものだ、もう一度言おう、私のものになれ」
その光景を見ていた1人のアマゾネス、アイシャは顔をしかめる
アイシャ(またあの女神の犠牲者が出たか)
アイシャはイシュタルの力と怖さを身に染みて理解していた、そしてそれから逃れる事が出来ない事も、故に呂布もそんなイシュタルの虜になり操り人形にされると思っていた
呂布「ふぁ~」
その欠伸を見るまでは
呂布「興味がない」
イシュタル「なっ⁉、何処に行く!!」
呂布「ここに強者は居なかった、帰って寝る」
呂布はそう言うと出口に向かいイシュタルはそれを見送る
イシュタル(何故、何故奴には私の魅了が聞かない⁉、まさかそんな筈は!!)
イシュタル「奴を止めろ!!、何が何でも外に出すな!!」
イシュタルの言葉に全員が反応し呂布の前に立ちはだかる
呂布「…………………………退け」
呂布の言葉に何人かがペタンと腰を抜かせアマゾネス達は恍惚とした表情を浮かべ呂布を見送る
イシュタル(馬鹿な⁉、私の魅了を越える程の魅了だと⁉、いや、あれはそう言ったものではない、何だあれは?、奴は一体何者だ⁉)
彼女達が当てられたのはイシュタルやフレイヤが使う魅了とは異なり呂布奉先の
イシュタル「クッ、逃がすものか!!」
その時
???「呂布さん!!」
バンッ!!
と扉が開きベルを中心とした【ヘスティア・ファミリア】の面々が入ってくる
呂布「………………ベル」
ベル「呂布さん!!」
ヘスティア「やっぱり!!、嫌な予感がしたんだ!!、君って奴はどうしてそう忍耐力が無いんだ!!」
呂布「ここにもう用はない」
ベル「へ?」
呂布「ここに強者は居なかった、もう用はない」
そう言いその場を去ろうと外に出る呂布と入れ替わる様に命が声を上げる
命「春姫殿!!」
命の視線の先にはフリュネと共に呂布の前に現れた狐耳の和服の女性がいた
春姫「みこっ、……………………」
春姫と呼ばれた女性は命の名前を呼び欠けるが黙り込み建物の奥に隠れる
命「待って!!、春姫殿!!」
命は後を追おうとするが【イシュタル・ファミリア】の面々が立ち塞がったが呂布に受けた傷も影響し命はその隙間を縫う様に走り去っていく
ベル「命さん⁉」
ベルも後を追おうとするが既に【イシュタル・ファミリア】の面々に囲まれ身動きが取れなかった
ヘスティア「仕方無い、ベル君、君も後を追うんだ、呂布君、君のせいでこんなことになったんだから責任もってこの娘達を抑えるんだ、ただし!!、怪我をさせないように!!」
呂布「…………………………分かった」
呂布は不服そうにしながらもヘスティアの言葉に頷き方天戟を取った