銅鑼の音が鳴り響きオッタルは大剣を構える
オッタル「っ⁉」
目の前の相手に最初にオッタルが抱いた感情は戸惑いだった、銅鑼の音が鳴ると同時に呂布は武器を下ろし無造作に近付いてくる
その光景に観客も戸惑う
フィン「相手の出方に興味無し………………か」
ガレス「ハッハッハ!!、豪胆なのか…………或いは余程の大馬鹿のどちらかじゃな」
リヴェリア「今の所は大馬鹿と言う他無いな」
オッタルが戸惑いから侮辱されたと思い怒りに変わる時、既に呂布は目の前にいた、一歩踏み出し大剣を大上段から振り下ろす、凄まじい土煙と豪音が轟いた
土煙が晴れる前に歓声が起こり誰もがオッタルの一撃勝利を確信するなか最初に異変に気付いたのはオッタル自身だった
剣を引こうと力を込めたが全く動かず次第に土煙が晴れていくとそこには無表情で大剣を掴む呂布の姿があった
ビキリ!!と大剣にヒビが走りそれが大きくなるとバギンっ!!と言う音と共に砕け散った
呂布「終わりか?、強き者よ」
オッタル「笑止、これからだ」
オッタルは砕かれた大剣を投げ捨てまた別の大剣を取る
フィン「まさか、ここまでとは」
そう言いフィンは冷や汗を流す
リヴェリア「大剣を握り砕くとは、可能なのか?」
ガレス「う~む、Lv.6、いや7でも出来るだろうか?、それをLv.1で可能とするとは、にわかには信じられん」
フィン「しかも単に大剣を砕いた訳ではない、オッタルの一撃を受け止めた上で砕いた、それも片手で、一体誰にそんな芸当が出来ようか」
予備の大剣を抜き呂布を見るオッタルの額に汗が流れる、今までここまで勝ちが遠いと思った敵がいただろうか?、暗黒期に相対した【暴食】とはまた毛色の違った強さだ
オッタル「呂布と言ったな」
呂布「???」
オッタル「我が最強の一撃を受け止めて欲しい」
剣を構えそう言うオッタルに呂布の口角がつり上がる
オッタル「【
オッタルの筋肉が軋みを上げ両の足が地面を抉る
オッタル「【ヒルディス・ヴィーニ】」
呂布「っ⁉」
オッタルの振るわれた剣から真空の刃が放たれ呂布の体に袈裟斬りに傷が付く
オッタル「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
更に今度はオッタル側が接近し呂布を斬ろうとする、横凪を呂布はしゃがんで避け唐竹割りに斬ってくる攻撃を横に飛び避ける
呂布「~~~~~~~!!!!」
歯を食い縛り拳に力を込める、ギチギチと筋繊維が悲鳴を上げながらオッタルの腹部に突き刺さる
オッタル「ガハッ!!!!」
そのまま反対側の壁まで吹き飛んだがオッタルは辛うじて意識を保っていた
オッタル(あ、危なかった、咄嗟に後ろに飛ばなければあのまま腹部を貫かれていたに違いない、刃物は愚か抜手でもない単なる拳に………………、まるで全身が武器の様だ)
呂布はグッパと殴った手を見るとニヤリと笑った
呂布「クハッ♪、お前、なかなか良いぞ」