Lv.7に勝ったLv.1、オラリオどころかその世界に住む者が聞けば与太話や嘘だと思うだろう、更にその人物が一振で天を割ったと言われればそれはもう笑い話を通り越して呆れられる
彼ら、【ロキ・ファミリア】もまた昨日まで同じ事を思っていた
ベート「Lv.1がオッタルに勝ってしかも空を割っただぁ?、それは何の冗談だフィン?」
フィン「冗談でも嘘でも無いよ、あの場にいた全員が見た、あの場に居なくとも君達も見た筈だ、雲が割れた空を」
ベートはロキを見る
ロキ「嘘は言うてへんな」
ティオネ「それで団長、その人物の名前は?」
フィン「【ヘスティア・ファミリア】団長、呂布奉先」
ティオナ「【ヘスティア・ファミリア】?、聞いたこと無いね」
リヴェリア「ギルドでファミリアについての情報を貰ったが、団員が彼しかいない新設ファミリアらしいからな」
ベート「ケッ、他にいねぇからたまたま団長になっただけか」
ガレス「だが仮に他のメンバーが居たとしてもあの者が団長となっていただろう、何せオッタルに勝った傑物だ」
ロキ「そんなに凄かったんか?」
フィン「……………………これは誇張でも何でもなく僕の本心だ、彼を手に入れられれば世界征服だって可能だろう」
その言葉に一同驚く
フィン「最も、手懐けられればだけどね」
ロキ「なんや、じゃじゃ馬なんか?」
フィン「そんな生易しいものじゃないよ、あれはまさに竜だ、誰の言うことも聞かず己の心に従い動く、今も己の心に従って動いてるんじゃないかな?」
呂布「ふぁ~~」
大きな欠伸をしながら町を歩く呂布に住民は様々な視線を向ける
圧倒的な力に魅せられた男達は羨望の眼差しを送り
己の主神の顔に泥を塗られた【フレイヤ・ファミリア】のメンバーは嫉妬や怒りの視線を送り
強すぎる力に恐怖した者はそのまま恐怖の眼を向ける
そんな事は関係無いと言わんばかりに呂布は堂々と町を歩きバベルのヘファイストスの工房に入る
ヘファイストス「あら?いらっしゃい、今日はどうしたの?」
呂布「武器を打って欲しい」
そう言って呂布はズタ袋を置く、ヘファイストスが中身を見ると大量のヴァリスが入っていた、少なく見積もってもざっと3億
ヘファイストス「どこでこんなに手に入れたの?」
呂布「【フレイヤ・ファミリア】の財からだ」
ヘファイストス「ああ、あの賭けって奴ね」
呂布「前に打った奴に打たせろ」
ヘファイストス「椿ね、気に入ったの?」
呂布「我の知る中で最も腕の良い鍛冶職人だ」
ヘファイストス「そう思うのならもっと大事に使ってあげなさいよ」
呂布「うむ」
ヘファイストス「……………………はぁ、出来たら連絡させるからそれまで待ってなさい」
呂布「ああ」
呂布はそう言うとバベルを出ていく
ダンジョン 17階層
そこに鎮座する階層主 ゴライアス
その階層に足を踏み入れた呂布はヘスティアに持たされたジャガ丸君を頬張りながらゴライアスに近付く
ゴライアス「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ゴライアスは豪腕に物を言わせ呂布に拳を叩き込む
土煙が上がりゴライアスが拳を見ると呂布に片腕を握り潰されていた
呂布「やるか?」
ニヤリと笑い拳に力を込め思いっきり殴り飛ばしゴライアスを一撃で仕留めた