「」「」「」
「全員寿命で死によったわ!吸血鬼なのに!!はぁー意味わかんね!!」
な話
「あなたまだこんなくだらない協会作ってるわけ?」
「今入ればお菓子プレゼントだ。入ったら絶対出られない協会。この仕組みで今代まで博麗の巫女はいるぞ」
「はぁ…」
俺がこの会を設立したのはおよそ2000年前。吸血鬼なのに日本生まれな俺は日本で自由を謳歌していた。八雲紫と出会い、ボコされたりボコしたりしていたのは3000年前。つまり千年で八雲紫に嫌気がさして作った。理由?だってこいつウザイもん。だから作った。アンチ八雲紫協会を。今の所入ってるのは俺と博麗の巫女のみ。つまりは人間支部と吸血鬼支部しかない。他?勧誘しても入んなかったんだよ言わせんな
「大体そんなに言われてるお前が悪い」
「言ってくれるわねジジイ」
「お前の方が歳食ってんだろ30年ばかしよ」
「私はまだ3006年しか生きてませ〜ん!」
「おい嫌に歳を盛るな。死神に診てもらうぞ」
「じゃあその時は貴方と私の寿命でも賭けましょうか」
「え、嫌だ」
…というか。幻想郷でお前がそんなにムカついて良いわけないだろ。ほら見ろ、あそこの人喰いなんかもう縮こまってるぞ。そのせいで草木静まってるぞ。ヒスは怖いな。いやほんとに。と、なぜか八雲紫は蹴り上げてきた。考えでも読んでるのかこいつ?それ以外ならヒスだし、もしそうならカスだな。一昔前のさとり妖怪みたいに地底行ってこい
「あんな危険なところに少女一人なんて、厳しいわぁ」
「おい聞いたか!少女だってよ!!」
「ふんっ!!」
妖怪の山までぶっ飛ばされる。はぁ〜クソがあのババア。30年早く産まれたことわかった時はすんげー先輩ヅラしてきたくせに。なんだあいつまじで。出会った頃の方がまだマシだったなぁ、あの時はいつもそばに居た代わりに殴り合いなんてなかったし…野原歩いてても文句の一つもなかった。自分の部屋に帰ろ…
「なんでいるんだよ」
「不届者な会があると聞いてな。知ってるか?私は組合の神でもあるのだよ」
「労働組合の神になれば?」
「八百万の神が一つの神になるのは…」
なんだこの唯一神。こいつ、初対面自体は数百年前なんだが、名前が一向に覚えられない。ま…いや、お…オッキーナだったかな。体のいろんなところデカそうだしオッキーナだろ。
「摩多羅隠岐奈だ。二度と間違えるな」
「長い。改名しろ。そうだな、足利尊尊とかどうだ」
「歴史を荒らすのは神の仕事じゃない」
「つーかさっさと帰れやここ俺の部屋だぞ」
「なるほど他の吸血鬼が死んだからここを」
殴って言うことを聞かせる。おいなんで一発で泣きそうな顔になってんだ。八雲紫も同じだが、こいつらあれか?物理耐性ないのか?どっちかと言えば妖怪は精神だろ。お前ら何くたばったふりして泣いてんの。つーかマジで帰れよ。今からアンチ八雲紫協会のパンフレット作るんだから。
「…おい博麗の」
「何?」
「このパンフレット配ってくんない?」
「…あのねぇ。立場的に関わっちゃいけないのよ。私は」
「菓子で釣られた身分で偉そうに」
「高級なお菓子で釣られるのは当然よ」
「…霊夢、客だ」
「はいはい」
今代の巫女は俺との繋がりを斬ろうとしている。なんだよ今代になってようやく八雲紫は協会を断ち切ろうとしてんのか?無駄だぞこの後同族のいるらしい紅魔館ってとこ行くんだから。日本製の吸血鬼がヨーロッパ製の吸血鬼を招き入れるんだぞ。それはもう日英同盟だぞ。恐れよ八雲紫め。
「さて…紅魔館ってのはこれか?」
随分と真っ赤な館を見つけてしまった。やばいな、もしかしたらこの館の主人は赤色崇拝協会会長かもしれない。もしそうならば…くっ。敵地に侵入するかの如き愚行だ。神に祈りはしない。隠岐奈に祈ることになったら嫌だし。いや、これは本当に嫌だ。後で『祈ったな?私は願いに応える神でも云々』言ってきそうだし。
「…へいそこの眠れる美女」
「んぁっ、なんでしょう?」
「ここの館って門番いると思う?」
「私です」
「えっ」
「私です」
「スゥーーー…門番は寝ないだろ、普通」
「そういう貴方は?」
「俺?俺はアンチ八雲紫協会吸血鬼支部長の…待って名刺取り出すわ」
アンチ八雲紫協会吸血鬼支部長としての名刺。ちなみに、一応巫女の分も作ってはいる。聞くところによれば巫女はその名刺を一切使っていないらしい。気持ちはわかるが、丹精込めた手作りの名刺なのだから使って欲しい。製造ラインは確保してあるのに使われない為動かない。従業員は式神だけどね。
「ふむ…」
「アンチ八雲紫協会吸血鬼支部長の、
「珍しい…しかし、本当に吸血鬼ですか?」
「まあ」
「今、昼ですよ?」
「あぁ、別に日光なんて2680年程前に克服しました。いやぁ日光アレルギーを患ってる人間の血を吸ったところ、すんなりと」
「ち、ちょっと待っててくださいね!」
実際日光アレルギーの血は不味かった。が、飲んだらあら不思議。数日間アレルギー反応的に苦しんでいたのにそれを過ぎたら日光を克服していた。それからはもう魔法を勉強したりと遊び呆けてはいたが。おかげで血を吸わなくても良くなったし。やったぜ?…まあ置いておき。どうだろうか、アンチ八雲紫協会のパンフレット受け取ってくれないかな。
「美鈴、これ嘘だったら2ヶ月折檻だからね?」
「いやいや疑わないでくださいよお嬢様!」
「…ども」
「え、あれが?」
「はい」
「堂々と嘘吐くじゃない、喧嘩売ってるの?」
「…どうやったら信じてくれます?」
「美鈴、ニンニクチャーハン作ってきなさい」
「はい!」
「待て、待ってくれ。それはやめて欲しい。やめよう、ほら、な?」
「どうやら本物のようね…でももう遅いわ!私は逃げる!」
美鈴「あれ!?にんにくない!?」
咲夜「…昨日の料理会で散々使ってお嬢様に怒られたでしょ。忘れた?」