サテライト付近の無人の荒野で
ルーティ 対 セキュリティBのデュエルが
始まった!
上空では、ルーティを捕らえるため
セキュリティのヘリが旋回しながら
デュエルを監視していた。
そのヘリには
ゴドウィン長官が乗っていた。
「見せてもらいますよルーティさん
あなたの変化を」
■
ルーティ「デュエルを始めるぞ
セキュリティB!
俺が勝てば、少なくとも
お前に追われる事はなくなる!」
セキュリティB「確かに
私が負けたら、君の逮捕はあきらめる。
そういう条件のデュエルだ。
だが、上空にいるセキュリティが
どうでるかは分からんぞ」
「上等だ。いくぜB!」
「待て。いつまでも
『セキュリティB』と呼ばれては
格好がつかないな。
私の名前を教えてやろう。
俺の名は
セキュリティ隊員の白瀬(しらせ)!
今度開催されるデュエル大会
『フォーチュンカップ』では
会場入口の警備を任せられているのだ!
スゴいだろう? 格好いいだろ!?」
「褒めてやるから、俺に先攻をくれ」
「いいだろう。ほめて来い!」
「「デュエル!!」」
ルーティLP4000
セキュリティ白瀬LP4000
ルーティ「俺の先攻! モンスターをセット
カードを1枚伏せ、ターンエンド」
【ルーティ】
LP4000
手札3枚
フィールド
裏守備モンスター1体
魔法・罠ゾーン
伏せ1枚
【セキュリティ白瀬】
LP4000
手札5枚
フィールド
なし
白瀬「俺のターン!
筋肉最高! デュエルも最高!
筋肉ドロー!」
白瀬
手札5→6
ルーティ「筋肉ドローって……
ただのドローじゃないか。
恥ずかしくないのか?」
白瀬「///////……そこには互いに触れないのが
デュエリストの礼儀だ! よく覚えておけ!」
「ああ、分かったよ」
「いいや、分かってないな、その態度。
次の貴様のターンのドローで
オリジナルドローを言えたら許してやる!
言えなかった場合は
デュエルの勝敗に関係なく逮捕だ!」
「大喜利を強要した上に
やらなかったら逮捕だと!?」
「これが俺たちセキュリティの
権力の力だ!
俺の上司のモノマネをするなら
『見やがれ!これが権力だぁ!』
って感じだな」
「内輪モノマネなら同僚の前でやるんだな。
何も知らない俺にとっては
何が面白いのかサッパリだ」
「ほざいてろ! デュエル再開だ!
俺に力を貸せ! 《神機王ウル》召喚!」
赤い鎧のような浮遊機械が召喚された。
神機王ウル
☆4
ATK1600
「 《神機王ウル(ATK1600)》で
裏守備モンスターを攻撃!」
「守備モンスターは
《メカウサー(DEF100)》
戦闘破壊されるが効果発動!
メカウサーがリバースした時
フィールドのカード1枚を選び
持ち主に500ダメージを与える!
俺はウルを選択する!」
セキュリティ白瀬
LP4000
↓
LP3500
「ハッ! 軽いな」
「まだだ! メカウサーが戦闘破壊された時
デッキからメカウサー1体を裏守備で
特殊召喚できる!」
ルーティの場に
新たな裏守備モンスターがセットされた
「それで守りを固めたつもりか?
《神機王ウル(ATK1600)》は
相手フィールドのモンスター全てに
1回ずつ攻撃できる!
お前のフィールドにモンスターは
残させない!
《神機王ウル(ATK1600)》で
裏守備モンスターを攻撃!」
「守備モンスターは
《メカウサー(DEF100)》
戦闘破壊されるが効果発動!
メカウサーがリバースした時
フィールドのカード1枚を選び
持ち主に500ダメージを与える!
俺はウルを選択する!」
セキュリティ白瀬
LP3500
↓
LP3000
「ハッ! 軽いな」
「まだだ! メカウサーが戦闘破壊された時
デッキからメカウサー1体を
裏守備で特殊召喚できる!」
ルーティの場に
新たな裏守備モンスターがセットされた
「そいつが最後のメカウサーだな。
おっしゃー! 突撃ぃーーーー!」
神機王ウルが
裏守備メカウサーに襲いかかる!
「トラップ発動! 《転生の予言》!
墓地のカード2枚をデッキに戻す!
戻すのは、2体のメカウサー!」
「何!?」
2枚のカードがルーティのデッキに戻ったが
神機王ウルは気にする事なく
裏守備のメカウサーを破壊した!
「《メカウサー(DEF100)》は
戦闘破壊されるが効果発動!
メカウサーがリバースした時
フィールドのカード1枚を選び
持ち主に500ダメージを与える!
俺はウルを選択する!」
セキュリティ白瀬
LP3000
↓
LP2500
「ハッ! 軽い……な」
「まだだ! メカウサーが戦闘破壊された時
デッキからメカウサー1体を
裏守備で特殊召喚できる!
《転生の予言》でデッキに戻した
メカウサーをな!」
ルーティの場に
新たな裏守備モンスターがセットされた
「さあどうする? まだ攻撃するか?」
「(くそ、俺の必殺コンボのためには
これ以上ライフを削るのは危険だ……)
カードを2枚伏せてターンエンドだ。
忘れるなよ! ドロー大喜利を!」
【ルーティ】
LP4000
手札3枚
フィールド
裏守備モンスター1体(メカウサー)
魔法・罠ゾーン
なし
【セキュリティ白瀬】
LP2500
手札3枚
フィールド
神機王ウルATK1600
魔法・罠ゾーン
伏せ2枚
ルーティ「俺のターン!
マッスルドロー!」
ルーティ
手札3→4
白瀬「俺の筋肉ドローを
英語に変えただけとはな!」
「おっと、ドローの口上には触れないのが
デュエリストの お約束だろ?」
「ぐぬぬ!」
「俺は《メカウサー》を反転召喚」
メカウサー
☆2
ATK800
「メカウサーの効果で500ダメージを
受けてもらうぜ」
セキュリティ白瀬
LP2500
↓
LP2000
「さらに魔法カード《精神操作》を発動。
このターン、ウルのコントロールを得る」
神機王ウルが
ルーティの場に移動した。
「そして《サイコ・コマンダー》を召喚」
サイコ・コマンダー
☆3チューナー
ATK1400
「チューナーだと! 俺のウルを
シンクロ素材にする気か!」
「そうだ! 今こそアンティデュエルで
マリから奪った、魂のカードを使うとき!
召喚条件は
地属性チューナーとチューナー以外の
地属性モンスター1体以上!
ウルが地属性で良かったぜ!
俺はレベル4《神機王ウル》と
レベル2《メカウサー》に
レベル3の《サイコ・コマンダー》を
チューニング!
シンクロ召喚!
《ナチュル・ガオドレイク》!」
ライオンのようなモンスターが召喚された。
ナチュル・ガオドレイク
☆9
ATK3000
「《ナチュル・ガオドレイク(ATK3000)》で
とどめのダイレクトアタック!」
『グオオオ!(ガオドレイクいきます!)』
雄叫びを上げ、
白瀬に向かって突進するガオドレイク
「させるか! トラップ発動!
《聖なるバリア ミラーフォース》!
相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する!」
鏡のバリアに消し飛ばされ
ガオドレイクの活躍は
一瞬で終わった。
「さすがセキュリティ。
そう簡単には勝たせてくれないか
カードを1枚伏せてターンエンド」
【ルーティ】
LP4000
手札1枚
フィールド
モンスターなし
魔法・罠ゾーン
伏せ1
【セキュリティ白瀬】
LP2000
手札3枚
フィールド
モンスターなし
魔法・罠ゾーン
伏せ1枚
白瀬「いくぞっ!
俺のターン、ドロー」
白瀬
手札3→4
「《神獣王バルバロス》を召喚!
こいつはレベル8で攻撃力3000だが
手札からリリースなしで召喚できる!
その場合、バルバロスの攻撃力は
1900になるが
お前を倒すには十分だ」
神獣王バルバロス
☆8
ATK1900
槍と盾を装備した
獅子のような獣戦士が現れた
「さらに、手札にある、もう1体の
《神獣王バルバロス》と
墓地の《神機王ウル》を除外し、
我が切り札を召喚する!」
「切り札だと!?」
「手札・フィールド・墓地から
機械族1体と獣戦士1体を除外するだけで
呼べる強力モンスターだ。
驚くなよ! これでどうだッ!!
《獣神機王バルバロスUr(ウル)》!」
ウルの鎧を武装した
バルバロスが現れた!
獣神機王バルバロスUr(ウル)
☆8
ATK3800
「驚くもんか。そいつは攻撃力は高いが
召喚条件がゆるい代わりに
相手に戦闘ダメージが与えられない
デメリットを持っている。
それじゃ俺は倒せない」
「それはどうかな?
《獣神機王バルバロスUr(ATK3800)》で
ダイレクトアタック!」
「ノーガード!」
「その伏せカードで
完全ガードすると思っていたが、
無用な心配だったな!
ライフを1000払い、永続トラップ発動!
『スキルドレイン』」
セキュリティ白瀬
LP2000
↓
LP1000
「フィールドのモンスター全ての効果を
無効にする!
獣神機王バルバロスUr(ウル)の
デメリット効果は無効になり
相手にダメージを与えられるのだ!」
「しまった!」
「歯くいしばれ! うりぁっ!!」
獣神機王バルバロスUrの強烈な攻撃が
ルーティに直撃した!
「ぐあああ!」
ルーティ
LP4000
↓
LP200
「ハハハッ!次は
《スキルドレイン》の効果で
攻撃力が1900から
3000に戻った《神獣王バルバロス》の攻撃で
とどめをさしてやる!
覚悟するがいい!」
「そうはいかない。
お前はダメージトリガーを
発動させてしまった」
「ダメージトリガーだと?」
「トラップ発動!
《ダメージ・コンデンサー》!
自分が戦闘ダメージを受けた時
手札1枚を捨て発動できる。
その時受けたダメージ以下の
攻撃力を持つモンスター1体を
デッキから攻撃表示で特殊召喚する。
つまり攻撃力3800以下のモンスターをな!」
ルーティ
手札1→0
「この状況から
逆転できる効果モンスターを
呼ぶつもりだろうが、
スキルドレインの前では
どんな効果も無力だ!」
「俺が呼ぶのは、
《ファイヤー・トルーパー》!」
炎に包まれた戦士が現れた。
ファイヤー・トルーパー
☆3
ATK1000
「こいつは召喚・特殊召喚・
反転召喚に成功した時、
墓地に送る事で効果を発動し
相手に1000ダメージを与える!
墓地に送ってから発動する効果は
スキルドレインの影響を受けない!」
ファイヤー・トルーパーが弾丸となって
白瀬に命中した!
「ぬぁんだとおぉぉ!?」
セキュリティ白瀬
LP1000
↓
LP0
「む、無念……!」
ヒザから崩れ落ちる白瀬。
「くそぉ、負けた。
罰として腹筋1000回するぞー!」
その場で寝転がり、
腹筋を始める白瀬。
ルーティ「筋トレしてる今のうちに
逃げろって事か」
ルーティは上空のヘリを見た。
■
そして、デュエルを見ていた
上空のヘリの中では……
ゴドウィン「治安維持局へ引き返してください」
パイロット「いいんですか!?
ルーティを連れて行かなくて」
「ええ。白瀬さんにライフを
200まで削られるようでは
まだ彼は未熟。
もう少し監視の必要があります」
「しかし、いま逃がしたら
ルーティが どこに行くか分かりませんよ」
「心配ご無用。
彼が白瀬さんとデュエルしている間に
尾行をつけておきました。
しばらくの間は、
その人に監視してもらいます」
「ああ! 岩影に隠れてルーティを見ている
アイツですね? 上空からだと丸見えだぜ!」
「では、戻りますよ。白瀬さんには
負けた罰として
徒歩で帰ってきてもらいます。
筋トレ好きの彼なら
苦には ならないでしょう」
「わっかりました!
それじゃあ帰りますよ、ゴドウィン長官」
セキュリティのヘリは
ネオドミノシティへ引き返していった。
ルーティは、それを地上から確認した。
「追跡してこないとは、拍子抜けだな」
ルーティは
サテライトへ戻るために歩きだした。
尾行している者が
近くにいるとも知らずに……
そして、ヘリの中では
ゴドウィンが通信機で
新たな指令を出していた。
「セキュリティ精鋭部隊の皆さん。
ルーティさんの居場所が分かりました。
これより、あなたがたは、
サテライトの住人に変装し
ルーティさんを監視するのです!」
【続く】
《スキルドレイン》発動中
《ファイヤー・トルーパー》の効果を
発動できる事を
DS用ソフト
「遊戯王ワールド・チャンピオン・シップ2009
スターダストアクセラレーター」で確認しました。