主人公ルーティは
不動遊星を探しつつも
カードを拾う日々を過ごしていた。
気付くとルーティは
何もない広大な荒野まで歩いてきていた。
「カードを拾い集めるために
下を向いて歩いていたら
こんな所まで来ていたとはな……
ん?」
ルーティはカードパックを拾った。
パックには
「TAG FORCE4 チェッカーフラッグ」の文字と
ネオドミノシティを
上空から撮影した写真が印刷されていた。
「メーカー希望小売価格500DP
1パック5枚入りか……
こんな高いパックを捨てるとは
もったいない。俺がいただくぜ」
ルーティはパックを開けた。
「これは!? 5枚共
制限カードじゃないか!
さっそくデッキに投入だ!」
ルーティがデッキを編集し終わった時
遠くからDホイールの走行音が聞こえた。
「この音……サテライトでDホイールを持ってる奴は、不動遊星とセキュリティだけと聞いた。
ついに不動遊星と会えるのか!
でもセキュリティだったら面倒な事を
聞かれそうだな……」
ルーティは、岩陰に隠れて様子を見た。
走行音が大きくなり、
Dホイールは
ルーティの隠れた岩の前で止まった。
???「フゥ、ここまで逃げれば
奴等も追ってこねーだろ」
(黒いDホイールにオレンジ色の頭……
セキュリティでは無さそうだな)
ルーティは、Dホイールに乗っている
オレンジ頭の男に声をかけた。
「ちょっとアンタ、聞きたい事があるんだが」
「うお!? なんだテメェ!
セキュリティか!?」
「俺は、通りすがりのデュエリストだ。
アンタが不動 遊星だな?」
「俺の名前はクロウだ。
遊星は俺の仲間だぜ。
遊星に何か用があるのか?」
「遊星に、デュエルディスクを
改造してもらいたいんだ」
「改造だぁ? なんか怪しいな、お前。
もしかして、最近 俺が養ってるガキ共から
カードを奪ってる
レアカード強奪団の 一味だな!?」
「知らねーよ、そんな軍団」
「じゃあ、そのカードパックはなんだ!?」
「パックは拾った。奪ったわけじゃない」
「そのパックはなぁ、
俺が面倒見てるガキが
一生懸命DPを貯めて買ったパックなんだ!
それを帰り道に奪われたらしいが
犯人はテメエだな!」
「違う! って言っても信用しないか」
「あたりめえだ! 信じてほしけりゃ
俺とデュエルして勝ってみろ!」
「分かったよ。勝てば信用してくれるなら
デュエルしよう。
拾ったカード達で改良したデッキを
試してみたかったしな」
「そうこなくっちゃな! いくぜ!」
「「デュエル!!」」
■
そして、ルーティとクロウがいる場所から
少し離れた所に
セキュリティ隊員が走ってやってきた。
「ハア、ハア、
やっと見つけたぞクロウ!
俺たちのDホイールを壊しやがって!」
そこへ、もう1人のセキュリティ隊員が
1台のDホイールを押し歩いてやってきた。
「お前が焦って事故ったのが
原因じゃないか。
俺のDホイールまで巻き込みおって」
「うるさい! とにかく奴を捕えるぞ!」
「待て! クロウとデュエルしている男、
ゴドウィン長官が探してる奴じゃないか?」
「あ、本当だ! 情報によると
奴の名前はルーティ。
ルーティを捕えて
ゴドウィン長官に引き渡す という
極秘任務があったな。
たしか、この極秘任務を達成した
セキュリティ隊員には
莫大な報酬がもらえるんだったよな?」
「そうだ。こいつはラッキーだぜ。
今の内にDホイールを修理して
デュエルが終わり次第
奴等を捕えるぞ!」
【続く】