FOXに脳を焼かれた、PMC兵士達のお話   作:アッポラピッタポン

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キャラのエミュってむずい


シャーレ襲来

 

 

 

RAPTOR1が緊急事態に慌てていた頃……

 

ヘルメット団の裏にいる存在を調べる為に、ブラックマーケットを訪れていたアビドス対策委員会は、目の前でチンピラに攫われかけていたトリニティ総合学園の生徒である阿慈谷ヒフミを助け出していた。

 

再び集まってきたチンピラの残党を追い払ったが、まだまだ集まってきそうな状況で、アビドスの面々は戦おうとするが……

 

「ま、待ってください!それ以上戦っちゃったら、ここの治安機関に見つかってしまうかもしれません!」

 

"それはまずいね……!"

 

「はい、まずはこの場から離れて……あっ!」

 

「どうしたんですかヒフミちゃん?」

 

何かを思いついたのか声を上げるヒフミに対して、ノノミが声をかける。

 

「この近くにいつも助けてくれる傭兵の方々が住んでるんです!」

ついて来て下さい!と細い路地に走って行くヒフミ。

 

「えっ、ちょっと待って下さーい!」

 

「うへ〜 急な走りはおじさんキツいかも〜」

 

"急いで追いかけるよ!"

 

「ん、もうかなり離れて行ってる」

 

「なんなのよ!もう!」

 

かなり遠くに見える背中を追いかけて、対策委員会は路地裏に走って行くのだった……

 

そして、ヒフミが向かっている場所とは……

 

 

「……なんでこっちに向かって来てるんだ?」

 

「何がですか?」

 

「アビドスだ」

 

「は?」

RAPTOR小隊の基地だった……

 

 

さて、何故ヒフミはRAPTOR小隊の面々を傭兵と勘違いしたのか。

それはRAPTOR小隊の基地は普段は『傭兵屋R』という名前で運営しているからである。

これはブラックマーケット内に存在するカイザーコーポレーションに害を与える勢力を炙り出す為で、依頼内容が害を与える内容の場合は裏でカイザーコーポレーションに情報を流し、表向きでは依頼を実行する。

この方法によってカイザーコーポレーションはブラックマーケットにおける立場を強固な物にしている。

そのため、基地の場所は秘匿されており滅多な事では見つからないのだが……

 

「RAPTOR1、もう一度確認するが連中は本当に真っ直ぐにここを目指してるんだな?」

 

「……あぁ間違い無い、このスピードだとあと10分程度で扉を叩くだろう」

「にしても何故ここに……」

 

「監視がバレた、てワケでも無さそうだしな?」

 

カチコミの可能性を排除しつつも、理由が全くわからない隊員達

しかし、RAPTOR8が、あっ、と画面を指差す。

 

「この先頭を走っている子、阿慈谷さんじゃないですか?」

 

「あぁ、なんかのグッズを集めてる子だっけ?」

 

RAPTOR5は自分では一生理解出来そうにないデザインの鳥を抱えた少女の姿を頭に思い浮かべる。

「……なるほど阿慈谷か……」

 

「あの変人の嬢ちゃんか!」

 

RAPTOR1も何回か道を聞かれたりしたこともあり、顔見知りではある。

(RAPTOR小隊の顔が似ていた為にヒフミから間違えて声をかけられた)

 

何故集団に加わっているかは良いとして、何故この場所が分かったのだろうかと、RAPTOR1とRAPTOR2が思案していると……

 

「にしても、嬢ちゃんの事随分詳しく知ってんだな?」

 

「はい、道を尋ねられた事がありまして、その時に地図を渡しました」

RAPTOR5の質問に対して、なんの気なく発せられたRAPTOR8の言葉に室内の空気が凍る。

 

「……地図はどこで渡したんだ?」

 

「?そりゃあ、ここの前で……あっ」

 

気温が更に数度下がった様に感じる。

 

数秒の沈黙の後、RAPTOR1が椅子から立ち上がる。

「……ともかく、見られたら不味い物は隠せ、今ならまだ間に合うだろう」

 

「まさか人当たりが良いという美点が事故を産むなんてなぁ……」

 

「すいませんでした……」

 

「RAPTOR8、お前は外で案内人として立っとけ」

 

「逆に考えようぜ!直接話せる良い機会だってな」

 

「……そうだな」

何を話そうというのか、とRAPTOR1は荷物を隠しながら溜め息をつき、基地内を『傭兵屋』の内装に変えていくのだった。

 

 

 

 

「もう少しで到着します!」

 

「かなり奥まで進んで来ましたけれど……」

 

「けっこう走ったねぇ、おじさんもうヘトヘトだよ〜」

 

「ホシノ先輩、全然息切れてないけど……」

 

細い道を抜け、少し開けた場所でヒフミは走るのを止め、後ろから対策委員会の面々が追いついてくる。

最後尾からは……

 

"はぁ……はぁ……みんな速いね……!"

 

息を切らし、肩で呼吸をする先生がフラフラしながらも追いついて来ていた。

 

「だ、大丈夫ですか先生!?え、えっと確かこの辺りに……」

 

と言いながら辺りを見回すヒフミ、そこに……

 

「阿慈谷さん?そこで何をしているんですか?それに後ろの方々は……?」

 

内心で演技かバレていないかビクビクしながら、わざとらしくRAPTOR8が声を掛ける。

「あっ!アウルさん、お久しぶりです!」

 

傭兵の時の名前を呼ばれ、一瞬動きが止まりかける。

 

「え……えぇ、お久しぶりです。しかし……何故ここに?地図はこの前に渡した筈では?」

 

「い、いえ!地図ではなくて、その、逃げている最中でして……」

 

「……なるほど、わかりました、少し待っていて下さい」

 

通信機でRAPTOR1に繋ぐ。

『ラプター、そちらはどうでしょうか?』

 

『あぁ……問題無い、入れて構わない』

 

少しの間があった後、RAPTOR1の許可がでる。

『了解しました』

 

「許可が取れましたので皆さんどうぞ、こちらです」

 

と言いながら、RAPTOR8は階段を降りて行った。

 

「あ、ありがとうございます!」

「案外すんなり入れてくれるんですね……」

"確かに……"

「まぁ、行くしかないよね、ヒフミちゃんも信用してるみたいだし」

「ん、何かあったら戦えばいい」

 

「シロコ先輩……」

"シロコ……"

 

少し疑いの目を向けつつ階段を降っていく。

カンカンカンと、金属の音が地下で反響している。

降りていく途中で、先生がヒフミに質問をする。

 

"ヒフミはこの中に入った事があるの?"

 

「いえ、入るのはこれが初めてです」

「えっ!?そうなの?」

「てっきり何回も利用しているのかと思っていましたが……」

「私もそう思ってた」

「おじさんもびっくりだなー、ヒフミちゃんって意外と大胆だねぇ」

「そ、そうでしょうか?道を教えて頂いたり、地図を頂いたり悪い方々ではなかったので……」

 

 

そんな会話をしている内に一番下に着く。

降りきった場所にドアがあり、全員が階段を降りきった事を確認してからRAPTOR8はドアノブに手をかけ、口を開く。

 

「……傭兵屋『R』にようこそ、我々はあなた達を歓迎します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは本文と関係なし

各隊員の傭兵時の呼び名&丁度良かったので使用武器

 

 

RAPTOR1 ラプター  アサルトライフル

RAPTOR2 ホーク   アサルトライフル

RAPTOR3 イーグル  スナイパーライフル

RAPTOR4 アイビス  スナイパーライフル

RAPTOR5 クロウ   アサルトライフル

RAPTOR6 レイヴン  アサルトライフル

RAPTOR7 スワロー  ショットガン

RAPTOR8 アウル   ショットガン

 

*尚、RAPTOR4は現在離隊している。

 

アサルトライフル

YFA22 Raptor

ラプター小隊設立と共に製造された銃、近接武器として振るっても壊れない耐久性と、高い整備性、幅広い拡張性を持つ。

 

ショットガン

YFS22 Hawk

ラプター小隊設立と共に製造された銃、32発のフルオートショットガンは目標を破砕する。弾丸を変更する事で、様々な任務に対応が可能。

 

スナイパーライフル

YF22 Falcon

ラプター小隊設立と共に製造された銃、スナイパーライフルとしては考えられない連射性能を持つが、高い技量を要求される。

 

ピストル

YF23 Black Widow

ラプター小隊設立と共に製造された銃、ではあるが要求条件の高さのため、少し配備が遅れたが、その連射性能は申し分ない。

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字ありましたら、ご報告下さい

ちなみにRAPTOR小隊のイメージは亜人の対亜人特選軍をブルアカ風味にしたものです。

見た目はマヴラブのラプターを想像してください。
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