Rebirth Of Gashly   作:KUNIEDAの植木鉢

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3話にして二次決戦に突入・・・
ギャシュリーの登場が終盤からだからね、しょうがないね。


決戦、開幕

「・・・ふむ。やはりこの方法が一番良いかな」

 

防護服を身に纏い、足元の死体を『霧』の中に放り込んでいく。

爆発物を使えば死体が飛び散るし、放火では死体が残るいい感じの火加減にする必要がある。

到着したヒーローが簡単に入ってこれないようにするためにも、化学兵器を使うのが最適だ。

オール・フォー・ワンの伝手を借りれば、BC兵器だろうが銃火器だろうが調達は余裕。

 

「避難してきたばっかりに被害に遭うとは・・・かわいそうだねぇ」

 

今回私が標的に選んだのは、市民の避難先となっている体育館。

原作で雄英高校に避難してきた人々がいたように、市民は安全な場所を求めて集まっていた。

散らばって生活されるよりは、纏まってくれた方がヒーロー側も守りやすいという判断だろう。

 

「それにしては警備がザルだったが・・・まあ田舎だから仕方ないかな」

 

ヒーローの数も有限であるから、地方に配置されるヒーローの数はどうしても少なく、また実力も控えめになる。

「念の為、避難しておこう」という安全意識の人々が真っ先に死ぬというのは、何とも皮肉なものだね。

 

わざわざ中央から有力なヒーローを呼んでくるにしても、少なくとも2〜3時間はかかるだろう。

面倒な連中が来ない内に、さっさと死体を回収して帰ろう。

 

 

 

「ふぅ・・・大分いい感じに仕上がってきたかな」

 

死体を『霧』の中に放り込み、一息つく。

 

オール・フォー・ワンと一緒に実験してみた結果、『赤子』から個性を奪えることが判明。

『強制発動』を『OFA(ワン・フォー・オール)』対策としてオール・フォー・ワンに返還する代わりに、治崎廻の『赤子』から『オーバーホール』を私に移してもらった。

 

個性を取られた『赤子』は完全に消失して、ストックが1つ減ることになる。

さらに『赤子』から手に入る個性は、使用時の体力消費が大きい上にオリジナルのものから微妙に劣化。

『オーバーホール』であれば、分解・再構築に10秒ほどかかるようになった。

 

原作でマグネに行ったような『触れただけで即死』攻撃は出来なくなったが、それを差し置いても『オーバーホール』を入手できたのは大きい。

回復も出来るし、逃走経路を開く手段としても有用だろう。

死体の分解・再構築による習熟訓練は完了。

実戦でもそこそこ使えるはずだ。

 

「アメリカNo.1は死んだ・・・後は最終決戦を待つだけかな」

 

つい先日、死柄木弔とスターアンドストライプが激突。

死柄木がスターアンドストライプに勝利したが、彼女の捨て身の策によって大ダメージを受け、暫しの療養を余儀なくされた。

 

それはそれとして、私の戦力の拡大は完了。

必要ない個性はいくつかオール・フォー・ワンに渡したので、原作よりもオール・フォー・ワンは強化されているはず。

原作通りの面子とぶつかることになれば十中八九私が圧勝するだろうし、私には『オーバーホール』を入手したことで可能になった“奥の手“がある。

さっさとヒーローを鏖殺し、私は輝かしき未来を切り開くのだ。

 

 

 

 

「この状況が既に、手遅れじゃないか!!」

 

そして迎えた決戦当日。

他の敵達と同様、私もオール・フォー・ワンの『泥ワープ』で戦場に到達する。

 

確かこの後、物間寧人が『コピー』した黒霧の個性により、私達は分断される。

原作では、私は国立多古場競技場に送られるんだったか。

 

「させやしねぇよ、馬鹿兄貴!!」

 

「焦凍ォオ!!」

 

荼毘の蒼炎と轟焦凍の氷が激突する。

 

「いやはや・・・こうして見ると壮観だねぇ」

 

大迫力の光景を眺めて出た感想は、我ながら呑気なものである。

その直後、地面から『檻』が迫り上がってきて、私達は閉じ込められた。

私が入っている檻はひとりぼっちなんだが・・・まぁそういうこともあるだろう。

 

 

 

ワープゲートに檻ごと押し込まれた後、『オーバーホール』で檻を破壊して脱出する。

 

「ふむふむ・・・見た所、ここは競技場かな」

 

やはり原作通りに事が進んでいる。

 

後はここを担当しているヒーロー共を倒し、『赤子』の波で蹂躙すれば──いや、待て。

何かがおかしい。

何故私しかいない(・・・・・・・・)──!?

 

「ウルシ縛牢!!」

 

「何だと・・・?」

 

シンリンカムイは群訝山荘に居たはず。

原作と配置交代でも起こったのか・・・しかし何故?

 

「だが、君一人増えた程度ならば!!」

 

『オーバーホール』で体を縛る枝を分解し、『再誕』で『赤子』を──

 

「出させるな!!」

 

遠距離攻撃が大量に飛んできて、『赤子』の召喚が妨害される。

 

「ッ、これは・・・!」

 

ワープゲートから溢れ出してきたのは、数十人のヒーロー達。

それに対して敵側は私1人である。

 

「随分なおもてなしじゃないか・・・そんなに私が怖いのかい?」

 

「お前を放置しておけば、戦力差が広がりすぎる・・・」

 

あぁ、そうか。

ナガンを始末した時に、私の個性のヤバさは知られているのか。

調子に乗って『赤子』を出しまくったのは失敗だったかもしれない。

しかし、それにしたって余りにも殺意が高い布陣というか・・・。

 

「まぁそうだろうねぇ。僕を放置しておくのは、何度でも蘇る軍勢を野放しにするのと同義だろう」

 

「ッ・・・貴様、その為に一体何人の罪無き市民を犠牲にした!!」

 

えぇと、学校襲ったり避難所襲ったり、その辺の民家襲ったりスーパー襲ったり・・・。

うん、まあ、冷静に考えればこの対応は当然かも。

ちょっと客観的に見て、真っ先に叩くべきバケモンすぎる。

 

なにはともあれ、やるべきことは変わらない。

ちょっとしんどいだろうが、全員殺せば解決だ。

 

「何、数など気にすることはないさ・・・」

 

「君達も犠牲者(その)中に入れてやろう!!」

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