異世界戦記   作:日本武尊

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第三十九話 揃い出す戦力

 

 

 

 ヴァレル基地防衛戦から二ヶ月が経った。

 

 

 

「……」

 

 本国の基地敷地内にある射撃場で俺と辻はとある小銃を手にして構えて引き金を引き、連続して銃声が鳴り響いて的にいくつもの穴が開く。

 

「これは凄いな」

 

「新型はこれまでの小銃とは全く違いますね」

 

 小銃を撃っていた俺と辻は抱えている小銃を見て声を漏らす。

 

 俺と辻が持っているのは扶桑陸軍の次期主力小銃として開発された『64式小銃』と呼ばれる物で、陸上自衛隊で開発された戦後初の国産小銃を生産したものだ。

 

「レバーで切り替えることで単発と連射をかえることができますので、状況に合わせて使用できます」

 

「ふむ」

 

「現在急ピッチで生産を進めており、随時各部隊へ配備される予定となっています」

 

「そうか」

 

 陸軍技術省の者からの説明を受け、俺は軽く頷く。

 

「では、お次の方へ」

 

 そのまま技術省の者に連れられ次の視察場所へ向かう。

 

 

 

「こちらが扶桑陸軍次期主力戦車『61式戦車』と要塞攻略のために少数生産された『大型イ号車』です」

 

「これがそうか」

 

 技術省の者に連れられた先には、2輌の戦車が停車させられていた。

 

 正確には1輌は戦車で、もう1輌は見上げるほど巨大な戦車であった。

 

 陸上自衛隊が開発した戦後初の国産戦車である61式戦車で、もう一両は大日本帝国陸軍が開発した、大きさならばナチスドイツ第三帝國の世界最大の超重戦車マウスに匹敵する、大型イ号車である。

 

 61式戦車試作車輌である『STA-1』と『STA-2』から得られたデータより、実際に作られた通りのカタログスペックを更に発展させた設計となっており、機動性と防御を中心に改良が施され、主砲は実際に作られたものと形状は同じだが、新鋭の100mmライフル砲を採用している。

 

 大型イ号車は史実より一回半りほど大きく設計されており、主砲は『三式十二糎高射砲』を長砲身化や発射装置、照準装置等を改造した物を搭載し、車体前部には『試製機動五十七粍砲』を改造した物を新造した砲塔と共に二基搭載している他に装甲と発動機を強化している。

 しかしこれらのスペックからコストが高く、少数のみの限定生産をして、要塞攻略のために運用される予定となっている。

 

「ならびに五式中戦車は自動装填装置へ換装して砲も61式で採用されている新型のライフル砲に用いられている技術で作り直し、ティーガーの砲も同様の改造を施した物に取り替える予定です」

 

「ふむ」

 

 これで更に戦力の増強ができたな。

 

「それと、これが現在陸軍と海軍で運用を予定しています蝶番機であります」

 

「これか」

 

 次に視線を右に向けると、戦車と打って変わって、レシプロ機とは違う機体が置かれていた。

 

(もう完全なヘリコプターだよな。あんな骨組みしかなかったやつがもうここまで進化したのか)

 

 レ号はヘリコプターとしての形はしていたが、目の前にあるやつは完全にヘリコプターそのもので、陸上自衛隊で使用されている『OH-6 カイユース』に酷似している。

 

「蝶番機改めヘリコプターと呼ばれる新鋭機で、航続距離は試行錯誤の結果陸軍機の平均的な距離に延ばすことができました」

 

 目と鼻の先にしか飛べなかった頃と比べるとかなり進化したのが分かるな。

 

「武装は三式重機関銃を改造した物を2門、円筒型の噴進砲を6つ束ねた物を機体両側に1基ずつ搭載しています」

 

 あの時見た試作機からここまでの進化とは、兵器技術の進化速度がこんなに早くなっているとはな

 

「こいつは武装ヘリとして開発されているのか?」

 

「はい。現在開発中のこれより大型のヘリコプターは人員輸送も兼ねての武装ヘリとなりますが、これは武装ヘリとしての運用のみを想定しています」

 

「ふむ」

 

 まぁこれはこれで更なる戦術の拡大が期待できるな。

 

「ちなみにこいつに通称はあるのか?」

 

「通称、ですか?」

 

「さすがに名前なしじゃあれだし、かといってヘリコプターだとややこしくなる。今後同じ機種が作られていくだろうし、通称を付けた方がいいだろ」

 

「は、はぁ」

 

 技術官は思わず声を漏らす。

 

「まぁ、適当に考えてくれ」

 

「え……」

 

 俺はそんな技術官を放って置いて次に向かう。

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 次にやってきたのは海軍の軍港にある工廠前で、そこでは進水した一隻の軍艦に艤装が施されていた。

 

「これが超甲型巡洋艦こと『三笠』か」

 

 一時は保留となった超甲型巡洋艦計画だったが、次世代型戦闘艦の先駆けとして三笠型大型巡洋艦として建造が決定した。

 

 まだ完全とは言えないが、それでも艤装配置と形状は大和型戦艦に酷似している軍艦が浮かんでいた。

 

 史実では有力な指揮施設と金剛型戦艦に匹敵する火力を有する大型巡洋艦として計画されたもので、アメリカ海軍の『アラスカ級大型巡洋艦』に対抗するためでもあった。艤装配置と形状は大和型戦艦に酷似していたといわれており、量産可能なように小型化された大和型戦艦と見られる場合もあったらしい。

 

 名称はかつて扶桑海軍聨合艦隊の旗艦であり、現在軍港で記念艦として余生を送っている戦艦三笠から取っている。

 

 超甲型巡洋艦こと三笠は今持てる扶桑海軍の最新技術を惜しみなく投入されており、搭載されている50口径31センチ三連装砲も最新技術で作られた砲身で作られているので、命中精度は従来より1割から2割ほど向上させている。

 そして三笠には扶桑海軍の軍艦として初めて戦闘指揮所であるCICを導入して、更に新型の通信機器や索敵装置等など、紀伊型戦艦よりも電子機器面や指揮性能は一段上である。

 

 試験要素が大きい軍艦で、姉妹艦の居ない一隻のみの建造となった。

 

「見れば見るほど大和型にそっくりだな」

 

「そういう設計と聞いていますから」

 

 品川は俺の問いにそう返す。

 

「それにしても――――」

 

 と、俺は空を見上げると、甲高い音とともに3機種30機の編隊が飛ぶ。

 

「この音には中々慣れないな」

 

「私もです」

 

 そう呟いてジェット戦闘機『橘花』ジェット攻撃機『火龍』ジェット爆撃機『景雲』を見つめると、それぞれ一機ずつ遠洋に居る3隻の空母へ1隻へと着艦する。

 

「天城と土佐、蒼龍の修理も大体が完了していると工廠より報告がありましたので、近々乗員の訓練に入れるかと」

 

「そうか」

 

 俺は金属音がする工廠に視線を向ける。

 

 天城と土佐はあの戦闘後本国に移送後ドックに入渠して、現在も修復を進めている。

 

「幻影艦隊の伊-400型潜水艦も秘密基地ドックで改装が施され、近々作戦行動に戻れるようです」

 

「うむ」

 

 幻影艦隊の伊-400型潜水艦も最新鋭の技術を投入した改装が施されている。どういったものかはそのときのお楽しみということで。

 

「これで今日の視察は終わったな」

 

「えぇ。後は特に予定はありません」

 

「そうか。なら、少し歩くか」

 

「お供します」

 

 俺はその場から離れると、品川はその後に付いていく。

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「ん?」

 

 基地の敷地内を歩いていると、基地の隅にある道場に人だかりができている。

 

「なんだ?」

 

「さぁ?」

 

 俺が呟いて品川が首を傾げながらも道場に向かう。

 

 

 道場の前に来ると人だかりとなっている兵士や職員達が俺と品川に気付きそれぞれ陸海軍式敬礼をする。

 

「一体どうしたんだ?」

 

「はぁ、それは――――」

 

 

 

「メェェェェンッ!!」

 

「っ?」

 

 と、俺が兵士に聞こうとした瞬間聞き覚えのある声が道場より大声で聞こえてくる。

 

「今の声って……」

 

「……」

 

「え、えぇと、総司令の奥さんが剣道をやっております」

 

「リアスが?」

 

 何でまた……

 

 

 

 俺が道場に入ると、道着と防具を身に纏うリアスが額に浮かぶ汗をタオルで拭いていた。

 

「あっ、ヒロキさん!」

 

 リアスは俺に気付いて立ち上がり、俺のもとに向かってくる。その際に倒れていた耳がピンと立ち上がったのはご愛嬌で。

 

「リアス。どうしてまたこんな事を?」

 

「はい。家事が終わって暇な時間が多くなったので、最近この道場で剣道をやらせてもらっています」

 

「何をどうしたらそういう流れになったんだ?」

 

 まぁ家事の合間に習い事を始めること自体は珍しいってほどじゃないが、なぜに剣道?

 

「いえ、ただ何かをやるっていうのは決まってなくて、そんなときに家政婦さんから剣道のことを聞いて、前にやっていた剣術の特訓を思い出したもので。形は大きく違いますが、慣れると面白いです」

 

 そういやリアスって小尾丸が率いる親衛隊に属する兵士並に実力を有しているって言っていたな

 

「いやぁ総司令の奥さん呑み込みが早くて、今ではこの道場一とも言える実力者です」

 

「このあいだなんて海軍の草鹿中将と一戦を交えて、互角だったんですから、あれは凄かったですね」

 

「……まじで?」

 

 確か草鹿中将って剣の腕前が凄かった気がするんだが……

 

(……あらためてだが、凄い嫁さんを貰ったもんだな)

 

 リアスだけは怒らせないようにしよう、と俺は内心で決めるようにして呟いた。喧嘩になったとき、冗談抜きで死ぬかもしれないから……

 

「ところで、ヒロキさんはなぜここに?」

 

「あぁ。さっきまで陸海軍の施設や新兵器の視察をしていたところだ。全部回り終えてぶらぶらとしていたらこの道場に人だかりができていたんだ」

 

「そうだったんですか」

 

 

「……でだ、お前達」

 

 俺は周囲に目を向ける。

 

「あんまり人の嫁をジロジロと見るなよ」

 

 俺の警告にその場に居た男性兵士や職員達はビシッと敬礼をする。

 

「……ってほどは言わないが、不埒なことを考える輩がいないことを祈るばかりだな」

 

 

 じゃなきゃ、特警が出てくるかもしれないな。

 

 

『っ!!』

 

 最後ボソッと呟いたんだが、兵士や職員は冷や汗をだらだらと流す。

 

 

「それで、まだここに居るのか?」

 

「はい。もう少し続けたいので。その後に買い物を家政婦さんとする予定です」

 

 そんな彼らを無視して俺はリアスに続けるか聞いた。

 

「そうか。あんまり無理をするなよ」

 

「はい!」

 

 リアスは眩しいほどの笑顔を向ける尻尾を左右に振るう。

 あぁ本当に可愛いなぁ……最近癒しが無かったからホント疲れが無くなるよ。

 

 

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「……」

 

 所は変わってバーラット帝国。

 

 

「これだけの損害を受けても、まだ勝った気で居るのか、皇帝陛下は」

 

 男性は深いため息を吐いて席に着く。

 

「先のフソウとの戦闘で多くの兵士達が犠牲となり、切り札のグレートドラゴンも失いました」

「更に海軍も残していた艦隊の他に虎の子の新鋭艦と竜騎士の運用を想定した戦列艦と装甲艦も全て撃沈とあります」

 

 男性の近くに立つ顔の左半分で眼の周辺を仮面で覆う女性はこれまでの被害報告を伝える。

 

「……赤子でも分かる結果だな。これでも皇帝陛下は『我々には神の加護がある! 劣等人種如き敵ではない!』か」

 

「救いようが無いと言うべきでしょうね」

 

「あぁ」

 

 女性の言葉に男性は額に手を当てる。

 

「……とんでもない国に宣戦布告されたものだ」

 

「私も同意見です」

 

「……」

 

 全く。どうしてこうなってしまったのか……

 

「……今までやってきた蛮行のツケが、回ってきたのでしょうね」

 

「蛮行、か。そう思うのは私と君と極一部だろうけどな」

 

「えぇ」

 

「だが、君の言う通り、そのツケを払うときが来たかもしれないな」

 

「やはり、この国は?」

 

「あぁ。いずれフソウに滅ぼされかねない。いや、その可能性が濃厚になりだしている」

 

「と、言うと?」

 

「これまで彼らが提示してきた講和を蹴ってきた。そんな中、彼らの巨大な軍艦を2隻沈めてしまった」

 

「その報復のために?」

 

「向こうもそれだけで報復するほど短気ではないだろう。だが、これまでの鬱憤が溜まっているとなると―――」

 

「その可能性は高い、と?」

 

「あぁ。あのフソウが本気で我が国を攻撃するとなると、もはや国が存在しているかどうか怪しい」

 

「……」

 

「……あの計画を実行せねばならないかもしれんな」

 

「やはり、ですか」

 

 女性の表情に影が差す。

 

「やらなければ、この国に未来は無いかもしれない」

 

「……」

 

「君は無理に参加する必要は無い。これは私が考えたことなのだから、責任は私一人が背負う」

 

「いいえ。私も参加させていただきます」

 

「セア……」

 

「本来であるなら、異形の存在である私をあなたが救ってくれて、私の正体を隠してこうして傍に置いてくれたあの日から、私の全てはあなたに捧げると誓ったのです」

 

 と、女性ことセアは着けている仮面を外すと、金色の瞳に黒い瞳孔が縦に割れた左目が現れる。

 

「私の命が終わる時は、あなたと一緒です」

 

「……そうか」

 

 男性は軽く頷くと、静かに唸りながら腕を組む。

 

 

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 再度所は変わって海面上空。

 

 

「はぁ。暇だな」

 

 上空高くを飛行する富嶽の機内では機長が暇そうに背もたれにもたれかかり、両腕を上に向けて背伸びをする。

 

「周辺海域の測量って言っても、雲が多いと測量も何も無いような気がするんだが」

 

 扶桑本国から大きく離れた海域に存在するトラック泊地に次ぐ規模を持つ海軍基地『柱島』の周辺海域の測量のため、富嶽が上空高くを飛んで調べている。

 が、今日に限って途中から雲が多くなって測量がしづらい状況になっている。

 

「しっかし、何で今更測量をやれって言うんだろうな。近々全軍を使った大規模作戦があるっていうのに」

 

「今日までごたごたしてやる暇がなかったんだろう。まぁあっても他の海域の測量に向かうことになって今日に回ったんだろう」

 

「……」

 

「まぁ、わざわざ富嶽を使うまでもないと思うけどな」

 

「全くだ」

 

 

 

 

「ん?」

 

 と、対空電探に着く電探員が反応を示した電探を見て首を傾げる。

 

「どうした?」

 

「いえ、一瞬電探が反応したような……」

 

 電探員が電探の感度を調整していると、電探が大きな反応を示す。

 

「っ! 電探に感あり! 3時方向距離1000!!」

 

「何!?」

 

「こんな所にか!?」

 

 電探員に報告にすぐさま休憩に入っていた防護機銃手たちは飛び上がってそれぞれの機銃に着く。

 

「なぜ今まで見逃していた!」

 

「雲が厚くて電波が届きにくかったんです! 出力を上げてようやく捉えられたんですから!」

 

「くそっ。掴まってな! 少し揺れるぞ!」

 

 機長は操縦桿を右に傾けて、富嶽は右へ旋回して反応があった方向に向かう。

 

「おい! 何か見えるか!」

 

「雲が多くて何も見えない!」

 

 各銃座と観測員は周囲を見渡すも周囲は雲が多く何も見えなかった。

 

「反応! 更に近付きます!」

 

「攻撃用意!」

 

 機長が後ろに叫び、各銃座に着く機銃手は身構える。

 

 

 

「っ? 反応が遠ざかっていきます」

 

「何?」

 

「すれ違うように反応が後ろに向かっています」

 

「どういうことだ?」

 

「俺達が見えなかったのか?」

 

 予想外の事に誰もが唖然となる。

 

「敵、じゃないみたいだな」

 

「じゃぁ、さっきのは何だ?」

 

「大型の飛行生物じゃないか?」

 

「そうかぁ?」

 

「まぁ、何も危害を加えなかったんだ。よしとするか」

 

「仮にも帝国のものだったら、どうする気だ?」

 

「まぁそのこともある。一応司令部に報告して臨戦態勢を取ってもらうか」

 

「それでいいのか?」

 

「仕方無い。帰りを考えると燃料の残量があるんだ。これ以上俺達が出来ることは無い」

 

「……」

 

「まぁ、不幸な事態にならないことを祈るばかりだな」

 

 そう言って機長はゆっくり操縦桿を傾け、帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい。見たかよあれ」

 

「とんでもなく大きかったな」

 

 富嶽に接近していた反応の元では、男性達が驚いた様子で会話を交わしていた。

 

「この『B-17』でも四発機なんだぞ。六発機なんか聞いたこと無い」

 

「それよりあのでかさだろ。航空機のでかさじゃねぇぞ」

 

「まるで空飛ぶ戦艦だな」

 

「あぁ……」

 

「……」

 

「それより、やつの写真は取ったか?」

 

「あぁ。バッチリと取ったぜ。ついでに国籍マークと思われるマークも捉えることができた」

 

 男性の一人が大きなカメラを手にしながら言う。

 

「そうか」

 

「それで、どうするんだ?」

 

「一応報告する。まぁ、信じてもらえるか分からんがな」

 

「下手すりゃ地上勤務ものだぞ」

 

「かもな。まぁ俺達が悩んでも仕方無い。帰ったら酒飲んで寝よう」

 

「あ、あぁ」

 

 そう言って機長は操縦桿を傾けて帰路に着く。

 

 

 

 

 

 本来ならこの世界には存在しないはずの機体……アメリカ空軍の爆撃機『B-17』の両翼と胴体には、円形の青地に外側の縁が赤い中央に白星が描かれたマークがペイントされていた。

 

 

 

 

 


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