おかげで評価バーが赤で埋まりましたし、お気に入り数もめっちゃ増えました。
期待に応えられるように頑張ります。
あと、顔文字やめました。
いいアイディアだと思ったけどやっぱキツイもんはキツイんですね。
勉強になりました。
人間が記憶を蓄積できるようになるのは、大体3歳の頃かららしい。
厳密に言えばそれ以前から記憶できるようだが、脳神経の発達に関連する以上、最初の記憶として成長してからも思い返すことができるのが大体3歳とのこと。
しかし、私は他者よりも脳神経の発達が早かったようだ。何故なら、2歳頃からの記憶があるから。
その記憶は、お父さんが必死に私をあやしている様子だ。
とんでもないギャン泣きだったらしい。あたふたと大慌てしているお父さんの様子は、朧気ながらも覚えている。
おもちゃ、絵本、教育番組……何をやっても泣き止むことはなかった。
困り果てたお父さんは最終手段を繰り出した……猫耳である。
猫耳を装着して、私をあやし始めたんだ。
何故かはお父さんも理解していなかったようだけど、昔から私をあやすのに一番効果的なのが猫耳を装着することだったらしい。
だったら、なんで最初から猫耳を装着しなかったの?と疑問が出るかもしれない。事実、猫耳を装着したとたん私は泣き止んだ。お父さんがやってた大昔のゲームで例えるなら『こうかは ばつぐんだ!』って感じなのに。
それは今住んでいる家に引っ越してから起こった事件に起因するらしい。
ユズリハ工房開店初日。猫耳を装着してぐずっている私をあやしている最中、近所のおばさま*1たちに偶然その様子を見られたそうだ。
それ以来、お父さんに『猫耳は恥ずかしい』という羞恥心が芽生えてしまったそうな。猫耳装着は奥の手としてめったに見れなくなってしまった。
でも、私はまだ諦めてないからね。
だってお父さんの猫耳姿はとってもキュートなんだもん♪おばさまたちの援護という強力な武器もあるし、今度のハロウィンには絶対猫男のコスプレしてもらえるように交渉頑張らないと。
私を猫好きにした責任、取ってもらうからね♪
◆
新居に移り、ユズリハ工房を立ち上げてから約1年が経過した。
貯金があるから閑古鳥が鳴いても問題ないとはいえ、これからの本業が上手くいくか心配だったが……それも杞憂に終わった。
認めたくはないが
リモコン、電子レンジ、ラジコン、パソコン、おもちゃ……種類を問わず節操なく修理を受け付けていたのも要因だろう。つい先日には車の出張修理まで依頼された。
確かにチラシに『リモコンから車まで』って書いたけどマジで依頼してくるのか……。まだ開店2年目なのに俺に対する信頼高すぎね?
でもまぁやってやりましたよ。原因を特定して修理しました。ジャンク屋時代徹底的に、膨大な量の機械を解体し続けた経験のおかげでなんとかなった。
依頼者は大喜びで『君は本当に素晴らしい修理屋だ!友人たちにも君のことは伝えておくよ!』なんて礼をしてきたが……まさか車の修理屋として紹介しないよな?うちはいわゆる『町の修理屋さん』的な立ち位置を目指してるんだからな!※ネタバレ 持ち込まれます。
まあいい。ユズリハ工房についてはここまでだ。本題に入ろう。
アマテの教育についてだ。
サイド6イズマ・コロニーは日本文化が根付いたコロニーだ。地名や建築様式はもちろんのこと、教育も日本式を採用している。
つまり、来年で3歳になるアマテには幼稚園に入園する資格が与えられるのだ。
本来なら協調性を学ばせる為に入園させるのが良いんだろう。入園費用も問題ない。
しかし……俺はアマテを入園させるつもりはない。
あの子を拾ってから2年ほど経過したが、未だにカーン家が捜索を続けているかもしれないからだ。
幼稚園に入園させ世間の目に晒される機会が増えれば、カーン家の人員の目に留まる可能性も高まってしまう。
すでに捜索を打ち切っていると楽観視するほど能天気にはなれない。もしアマテを発見されれば、裏表問わずあらゆる手段で連れ戻されてしまうだろう。
そんなのは耐えられない。世界に色が戻ってきたというのに、灰色に戻されるのはごめん被る。
人間に保護された動物が野生に戻れないように、アマテがいない世界なんて想像すらしたくない。
幸い、教育に関しては前世よりも充実している。金に糸目を付けなければ、俺でも幼稚園レベルの教育を施せるだろう。
それに、近所の奥様軍団の助けもある。
親の勝手でアマテの選択肢を狭めている事実は心苦しい。理解して許してもらおうとは思ってないが、いずれ天罰が下るかもしれない。
それでも、俺はこのエゴを貫き通そうと思う。
その為には俺自身も頑張らねばなるまい。手始めに、教材の選定から始めなければ……。
パソコンを立ち上げ、情報収集に入る。
そのタイミングで、流しっぱなしにしていたテレビから速報が流れてきた。
『---繰り返します。ジオン共和国が公国制に移行することを発表しました。ジオン共和国のデギン・ソド・ザビ首相はーーー』
……おお、なんか凄いことになってるな。
確かに転生した時はジオンなんて存在してなかったし、サイド3が独立した時は『共和国』だったから違和感を覚えてたけど、まさかジオン・ズム・ダイクンが死亡した翌年に公国制に移行したとは……。
さすがに転生してから20数年も経過していると忘れていることも多くなってきたな。
……ん、待てよ?
わざわざ首相を公王にしたということは、大規模な政争もあったはず。
ならばそのごたごたでカーン家も身動きを取れなくなっているのでは?
……いやいや、油断は禁物だ。
せめてあと4年。小学校入学までは自宅教育に専念するべきだろう。
さすがに6年も行方不明になっていれば諦めもつくはずだ。それに記憶が確かなら、ハマーンには姉に加えて妹もいたはず。
自分でもドン引きする言い草だが、カーン家には亡くなった(と思われる)娘よりも生きている娘に注力してほしい。
カップに残ったコーヒーを口に着けながら、情報収集を再開する。
抱いてる罪悪感が影響してるのか、そのコーヒーはいつもより苦く感じた。
◆
〇月□日
奥様軍団の助力もあり、アマテも順調に成長している。
最初は覚束ない足取りもしっかりしてきて、今ではあっちこっち、興味があるものにはなんでも突撃している。
おかげで目を離せないが、それ以上に元気に動き回ってるアマテの姿を見るだけで満たされるものがあるので無問題だ。
……余談だが、今回から顔文字をやめようと思う。
感情を表に出せない自分の表現方法として今まで多用してきたが、奥様軍団の一人からはっきりとやめた方がいいと忠告された。
大の男が顔文字はキツイ、と言われてしまった。
思い返せば元締めも遠回しにやめろと言ってた気がする……。
周りからどう見られてるか自覚したせいか恥ずかしくなってきたし、マジで今後は控えようと思う。
〇月α日
明日はついに公園デビューの日だ!
世間の目に晒すのはリスクを伴うが、さすがにずっと家から出さない訳にはいかない。
初めての公園ということで心配はあるが、目を離さなければ大丈夫だろう。
……大丈夫だよな?
〇月β日
大丈夫だったわ。
ケガしなかったし、泥団子を作ってプレゼントまでしてくれた。
この泥団子は家宝にしよう。宇宙世紀の技術があればいつまでも保存できるはずだ。
善は急げ。早速加工しよう。
Ω月Δ日
今日はアマテ2歳の誕生日だ。
店も臨時休業し、日々の勉強もお休みにしてアマテのやりたいこと行きたい場所全部やった。
それに近所の奥様軍団もわざわざプレゼントを用意してくれた。彼女たちには何度も助けられているし、頭が上がらないな。
夜には誕生日パーティも開いた。俺がプレゼントした特大の猫のぬいぐるみをめちゃくちゃ気に入ったらしく、寝る時も離さなかった。
あと、アマテの為に用意した乳幼児ケーキも気に入ったらしい。余った分を翌日に回す予定だったが、ぺろりと完食してしまった。
明日も食べたいと駄々をこねていたが、我慢してくれ。毎日はさすがに栄養が偏る。
……でもおねだりするアマテが可愛すぎて近いうちにまた買ってくるかもしれん。
ま、まぁたまにならええやろ。
Ω月γ日
誕生日から3日と経ってないのにまたケーキを買ってきてしまった……。
満面の笑みを浮かべながらケーキを食べているアマテにめちゃくちゃ癒されたが、さすがにこれは反省しなければならない。
……でも、1週間に一度くらいならいいか?
□月〇日
アマテが想像以上に賢くてびっくりしている。
以前から、用意した課題をあっという間に終わらせていて賢いことは理解していたが、それは学習教材が良いモノだということと、つきっきりで面倒を見ていたからだと思っていた。
しかし、最近始めたトイレトレーニングを1か月半ほどで終わらせたのは驚嘆に値する。
通常なら3か月以上かかるそうだ。
もしかしてアマテって……天才?
いや間違いなく天才だな。
アマテ天才!最高!!
マチュはニュータイプなのでIQも高い、という設定にしました。
原作でのマチュの設定はまだ分かりませんが、サイド6有数のお嬢様学校在学なら頭も良さそうですよね。
面白いと感じていただけたら、ぜひ感想と高評価をお願いします<(_ _)>
『面白かった』の一言だけでも作者は泣いて喜びます。
次話と今後の展開についてアンケートします。お気軽にどうぞ
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映画本編の時系列まで子育て日記を続ける。
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