ハイスクールD×Dの女性キャラがヤンデレたら   作:ヒロアキ141

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リアス・グレモリーの場合

「ねぇ、こんどお茶会やるんだけど、来ない?」

リアス・グレモリー。この駒王学園で知らない人はいない有名人であり、俺の先輩でもある。

そんな有名人に唐突にお茶会に誘われた。

普通の人なら男女関係なく喜ぶんだが、なんか手放しで喜べないんだよなぁ……

そんな此方の葛藤を知ってか知らずかどんどん予定をつめていくリアス先輩。

「日時は今度の週末で場所はオカルト研究部の部室よ」

なんか知らないうちに予定が埋まってしまったようだ。

 

 

 

そんなこんなで、お茶会の当日。

重い足取りで旧校舎にあるオカルト研究部のある部屋まで歩いていった。

オカルト研究部の前に辿り着き、ドアをノックした。

「どうぞ、開いているわよ」

「失礼します………あれ?今回は二人だけですか?」

「ええ、そうよ。言ってなかったわね」

リアス先輩にしてはらしくないミスですね。

「今回は私が淹れたのよ。飲んでみて」

「では、頂きます」

「どう?味の方は?」

「そうですね。初めて飲む不思……議な……味……です……ね」

リアス先輩の淹れた紅茶を一口飲んだ瞬間、不意に眠気が襲い、座っていた椅子から倒れた。

意識が途切れる直前に見た光景は、リアス先輩が不気味な笑みを浮かべている光景だった。

 

 

 

 

 

「こ、此処は何処だ?」

しばらくして目が覚めた俺は自分のいる所が分からず、軽いパニック状態になっていた。

と、その時

「ガチャッ」

と扉が開く音が聞こえ、見覚えのある紅髪の女性が入ってきた。

「目覚めはいかがかしら?」

「最高のVIP待遇だったからいい目覚めだよ。グレモリー先輩」

と皮肉混じりの返事を返した。

「一つ聞いていいですか?グレモリー先輩」

「良いわよ。答えられる限り何でも聞いて」

「此処は一体何処なんですか?」

その質問にリアス先輩が告げた言葉に俺は衝撃を受けた。

「此処は私だけの秘密の部屋よ」

な、何だよそれ……

「ちなみに此処、旧校舎の地下にあるのよ」

「そんな事聞いてないですよ、グレモリー先輩」

少し抜けた発言をしたリアス先輩にツッコムと、いきなり服を脱ぎ抱き付いてきた。

「グ、グレモリー「リアス」リアス先輩?一体何を?」

いきなりの出来事に戸惑い、リアス先輩に問いかけるも、リアス先輩は返答をせずに、いきなりキスをしてきた。

数分後、キスを終わらせたリアス先輩はこう言った。

「貴方がいけないのよ?私の気持ちも知らないで………貴方だって知っているでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシハトッテモドクセンヨクガツヨイッテコトヲ」

リアス先輩のその瞳はエメラルドのような鮮やかな翠ではなく、不純物が混入したかのような濁った翠をしていた。

その瞳に恐怖し、リアス先輩を突き飛ばしてしまった。

その行為に、リアス先輩は顔色一つ変えずに喋り続けた。

「貴方が私に振り向いてくれさえすればこんな事をする必要も無かったのよ」

「リ、リアス先輩………」

「それなのに……それなのに、とこぞの馬の骨に誑かされて!挙げ句の果てには付き合って!あんな薄汚いゴミ虫なんか貴方には相応しくない!」

リアス先輩は何時もの穏やかな表情とは異なり、まるで般若のような形相だった。

「リアス先輩……何でこんな事を……?」

「何でかって?」

リアス先輩は再度キスをしてきた。

「貴方の事が好きになったからよ」

「でも俺には彼女がいるって言いましたよ!」

いくら何でも彼女を裏切る訳にはいかない。そう言って断ろうとした。

しかし、

「だから何?」

その時の声は何時ものリアス先輩らしからぬ冷えた声色だった。

「貴方が私以外の女に取られるなんて我慢ならないわ、朱乃や子猫にだってそう。だって私は独占欲がとても強いの。それに……彼女と貴方が付き合っていた記憶を消させてもらったわ」

なっ何だって?リアス先輩の一言は本日二回目の衝撃を受けた。

だが、それ以上の衝撃を受けることになる。

「それに………貴方はもう人間を止めているの気が付いていない?」

三回目の衝撃の事実に言葉を失った。

「私は貴方のことが好き、だけど私は悪魔で貴方は人間。種族が違うから必ず貴方が私より先にこの世からいなくなる、それはイヤ。だったらどうすれば良いか考えた、結果貴方を悪魔にしてしまえばずっとずっとずっと一緒にいられる」

淡々と呟くリアス先輩に一抹の恐怖を感じてしまった。

「リアス先輩…………何回も言いますが、俺は貴女とは付き合う事は出来ません」

「……で?な……ん……?な………で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?」

リアス先輩は下を向き、壊れたラジオの様に同じ言葉を繰り返した。

そして顔を上げた。

「ああ、そっか。あの薄汚いゴミ虫共がまだ貴方の心を汚染しているのね………安心して。貴方の心を粉々に破壊してあげる………ゴミ虫の事なんか考えられなくなるくらいね」

もはやリアス先輩の表情には狂気しか宿っていなかった。

「頼む、リアス先輩!何時もの優しいリアス先輩に戻ってくれ!」

後退りしながらそう懇願するも

「そう言って、逃げようって魂胆ね?そうは行かないわよ」

リアス先輩は左手に滅びの魔力を球体状にした。

「リアス先輩一体何をするつもりですか?」

「アハッ、そうよ。最初からこうすれば………心を粉々に破壊する前に貴方の両手両足を消し飛ばせば良かったのよ」

リアス先輩はそれを左足にむけて投げつけてきた。

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、痛い、痛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

滅びの魔力を受けた左足は膝から下がごっそりとなくなってしまった。

「こうすれば、逃げようなんて愚かな事を考えることもなくなる」

リアス先輩は先程と同じ球体状の魔力を三回作り、右足、左手、右手にそれぞれ投げつけた。

なす術なく右手、左手、右手に滅びの魔力を受け達磨になってしまった。

「貴方の面倒は私が見てあげる……これからずっと……永遠にね………アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

ぼやける視界に最後に移したのは、高笑いをしている、リアス先輩の狂気の笑みだった。

 


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