ヒースクリフって恋人がいる戦闘狂じゃないけどネル先輩より手が出やすいネル先輩だよね。
バスの皆の呼び方を【先生→先輩】に修正しました。
あと次回予告を少し追加しときました。
side:???
「…。」
「……格下のチンピラにしてはよくやった方だが、さすがに限界か。安物の戦車しか送らなかった事とシャーレの者共が原因だろうにしても、寝返るとはな。」
「クックック…。まあ信頼はあの状況でされるわけはないでしょう。ほら、貴方が依頼した
そして黒い影の言った通りドアの方からノックが鳴った。
「構わん、入れ。」
ドアが開き、ゲヘナでも腕利きで有名な
「私たちに目をつけるなんて、いい目をしてるわね!」
side:ダンテ
「……それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。」
「本日は報告すべきこともありますし、シャーレの皆様にもお越しいただいたので、いつもより真面目な議論ができると思いますが…。」
「は〜い☆」
「もちろん。」
「何よ、いつもは不真面目みたいじゃない……。」
「うへ、よろしくねー、シャーレの皆。」
「うむ。」
“よろしく”
「よろしくお願いします。」
「よろしくでありまする!」
<その、なるべくそこまで騒がしくならない様ににするけど。よろしく。>
「いえいえ、そこまで問題ないですよ。」
他の囚人たちは静かにうなずき、会議が始まった。
会議メンバー
アビドス対策委員会の皆
LCB:ダンテ ファウスト イサン ドンキホーテ ムルソー イシュメール ウーティス
シャーレの先生
「早速議題に入ります。本日は、私たちにとって今最も重要な問題である。『カタカタヘルメット団を装わせて学校を襲撃させ続けた依頼人』について、具体的な解決方法を議論します。
「それではムルソー先輩、解析結果の公表をお願いします。」
「結論から言うと依頼人の機械達はカイザーコーポレーションの社員、正確に言えば子会社のカイザーローン所属のマーケットガードインフラ部門の人達だということがわかりました。」
「カイザーローン?!私たちが借金を払ってるところじゃない!」
「裏に陰謀ありけり。」
「それどころじゃないわよ!」
「これは一杯喰わされちゃったね。でも証拠を手に入れたんだからさ、訴えられたりするんじゃない?」
「いえ、この世界では機械は人として扱わなければいけない為、もし閲覧した情報をソースにしようものならプライバシー保護法の影響でこちらが負けるでしょうし、そのまま公共の機械修理機関に出さなければこちらが訴えられるのは明白でしょうと私は言っておきます。」
ファウストがこの世界の法律に早く適用してくれたので私達はなんやかんやで助かっている。正直 ドンキホーテと良秀がやらかしかけたこともあったので感謝してもしきれないくらいだ。
「なので正義の先生であるこの私たちが!しっかり機械を公共機関に出してきたでござる!」
「う、うへぇ〜確かにこれはおじさんのポリシーに反するとは思ったけど、こんなことになるなんてね。」
“第三者から見たらカイザーローンは極めて黒に近いグレーに過ぎないっていうのが今の状況だね”
「9億円の借金!毎月788万円の利息!それどころか借金してる相手から襲撃されるだなんてありえないわよ!!一体何が目的だって言うの?!」
「セ、セリカちゃん、気持ちはわかるけど今は落ち着いて。」
「十中八九邪魔者の排除でしょうね。何かこの土地でしたい目的などがあるのでしょう。」
イシュメールがそう答える。少し物事を決めつける癖のせいで勘が外れることが多々あるが今回は大丈夫だと思いたい。
「それにしてもこの砂漠ばかりで何もないこの土地に何を目的に来てるのでしょうか。正直私たちにも分かりません。」
ノノミが反応しているが少なくとも私は今その話をすべきじゃないと思った。
<その話は後にして、襲撃を抑えるのが先だと思うんだ。>
「そ、そうですね私としたことがうっかりしてました。」
少し場が静かになる、対策委員会の各々が困惑し、頭を整理している。そんな静寂をシロコが破ったんだ。
「ん、一つだけ方法がある。銀行に行ってカイザーローンから集金記録をシャーレの権限で取ればいい。」
「シロコ先輩、そもそも私たちはブラックリストに入れられていてアビドス以外の人を介して入らないと銀行に入ることが禁じられていますよ。」
「それで、その後は?」
「ホシノ先輩?!」
「ほぅ…いい提案をできるようになったじゃないか。ちょうど私も貪官汚吏に腹が立っていたんだ。上官として私は喜ばしいぞ。」
「正義を実行するのでありまするな!それならば私たちも精一杯協力させてもらいまするぞ!」
「ん、ありがとう。ウーちゃま、ドンキホーテ先輩」
「私はウーちゃまではない!!」
「ウーティス先輩やキホーテ先輩まで…」
「私も賛成です、多分訴えられるとしても借金でその前に駄目になってしまいますから。」
「うへぇ〜なんだか話が壮大なって来ておじさん頭がくらくらするよ。」
「でもさ、いくら襲撃するにしても戦力が足りないと思うんだよね。」
会社に挑むということ。それは私達が何度も死んで身をもって体感してること。それはとても難しくジリ貧で無常だということを知っている。だからと言って今回ばかりは諦めちゃいけないような気がした。
“戦力に関しては私が何とか考えてみるよ。”
「ありがとう先生〜とっても助かるよ。」
先生の根拠のない言葉でなんとか安心しようとするみんなの姿を見て、今でもできることが一つあることを提案した。
<今の戦力でも銀行を襲える程度はあるんじゃないかな。それに集金記録に関しては私たちだけでシャーレの権限を使って取ってくるよ。>
「それでもここまで汚いことしてきた。一応準備には越したことないし、実は金稼ぎのために前々から銀行を襲うことは考えてた。はい、覆面もあるよ。」
その言葉と共にシロコは自作の目出し帽を机に出した。
「いつの間にこんなものまで……。」
「うわー、これ、シロコちゃんの手作りー?」
「わあ、見てください!レスラーみたいです!」
「………………。」
「アヤネ嬢、大丈夫であるか?」
「まさか重大な議論の結論がこんなになると思ってなくて…少し頭がクラクラしちゃいました。」
「本当ならいいわけないじゃないですかってガッシャーンしたかったんですけど…思ったより私たちには方法がないみたいですね。」
「うへ〜物事をしっかり考えられる子に育ってくれたねえ。ママは嬉しいよーん。」
「誰がママですか!もうっ、ちゃんと最後まで真面目にやってください!」
「……。確かにホシノ殿はママでありまするな!」
「そう言われるとちょっとー。んまぁ〜悪くないかもね。」
時は経ってここは柴関ラーメン、ヒースクリフがせっかくだから元カタカタヘルメット団の人にも食べて欲しいということで連れて行くのを見て私も少し着いてきたが着いて行ったところで何もないので少し後悔している。
「わざわざ着いて来て奢ってくれてありがとうな。ちょうどオレも忘れてたけど財布が不安だったんだ。」
<お金の使い道も大してないしね。>
「まあ顔が戻ってきた時は一緒に食べようぜ。」
そんな時、お店のドアがガタッ、ガララッと音を上げた。珍しいことにゲヘナの生徒のようだ。
「…。」
「あ…あのう……。」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「……こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか?」
「一番安いのは……」
「500円の柴関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」
「あ、ありがとうございます!」
ガララッ
「ん?」
ガララッ
「えへへ、やっと見つかった、600円以下のメニュー!」
「ふふふ。ほら、何事にも解決策はあるのよ。全部想定内だわ。」
「そ、そうでしたか、さすが社長、何でもご存知ですね……。」
「はあ……。」
「4名様ですか?お席にご案内しますね。」
「んーん、どうせ一杯しか飲まないし大丈夫。」
「一杯だけ……?でも……どうせならごゆっくりお席へどうぞ。今は暇な時間なので、空いてる席も多いですし。」
「おー、親切な店員さんだね!ありがとう、それじゃあお言葉に甘えて。」
「あ、わがままのついでに、箸は4膳でよろしく。とっても優しいバイトちゃん。」
「えっ?4膳ですか?ま、まさか一杯を4人で分け合うつもり?」
「ご、ご、ごめんなさいっ。貧乏ですみません!!お金がなくてすみません!!」
「あ、い、いや……!その、別にそう謝らなくても……。」
「いいえ!お金がないのは首がないのも同じ!生きる資格なんてないんです!虫キャラにも劣る存在なのです!虫けら以下ですみません……!」
「はあ……ちょっと声デカいよ、ハルカ。周りに迷惑……。」
「そんな!お金がないのは罪じゃないよ!胸を張って!」
「へ?……はい?!」
「お金は天下の周りもの、ってね。そもそもまだ学生だし!それでも小銭をかき集めて食べに来てくれたんでしょ?そういうのが大事なんだよ!」
「もう少し待っててね。すぐ持ってくるから。」
「ま、まさか昨日道を教えてもらった人に、今日激励されるなんて……。」
私が物珍しそうに会話を聞いていると、ヒースクリフが反応した。
「あいつらが気になんのか?」
<まぁ、ちょっとね。>
「んまぁオレもわからんくはないし普通に気になるがよぉ。時計ズラは目立つんだからもう少し見えないように聞いたらどうだ?」
ヒースクリフの意見にハッとする。そうして私はさらに目立たない場所に移動したが焼け石に水なんじゃないだろうかといらない心配をする。
「今回の襲撃任務に投入する人員を雇うために、ほぼ全財産使っちゃったし……。」
「ふふふ、でもこうして実際ラーメンは口にできるわけでしょ?それくらい想定内よ。」
「たったの1杯分じゃん。せめて4杯分のお金は確保しておこうよ……。」
今更ながら先生とアロナに感謝したい事がある。アロナの支援を受ける事によって任意で囚人以外の人と話せる様になっただけでも十分大きかったんだけど、もう一つ大きい変化があった。それは生徒の声を聞く能力がかなり上がったんだ。どう言う原理なのかは不明だけど、少なくとも今はアビドス襲撃に繋がる話が聞けるので感謝していると同時に先生はこの力悪用しまくってそうだなとも思った。
「はい、お待たせいたしました!お熱いのでお気をつけて!」
「ひぇっ、何これ!?ラーメン超大盛りじゃん!」
「ざっと、10人前はあるね……。これ私たちで食べ切れるのかな…。」
「こ、これはオーダーミスなのでは?こんなの食べるお金、ありませんよう……。」
「いやいや、これで合ってますって。580円の柴関ラーメン並!ですよね、大将?」
「ああ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ。気にしないでくれ。」
「大将もああ言ってるんだから、遠慮しないで!それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」
「ヒースクリフ先輩!ダンテ先輩!今回はラーメン奢ってくれてありがとうございます!めっちゃっ美味かったッス!!」
「こんなに美味しいのは流石に始めてでした!」
「おぅ!じゃあお前ら、恩としてアビドスの借金返済頑張れよ!」
そうして私達は一般アビドス生徒と解散する。どうやらヒースクリフはこの仕事と相性は悪くないみたいだ。
「あんたってお金目的の割には情熱的なのね。」
「まぁな、生き様で後悔したくなくてな。それにしてもバイトはどうしたんだ?」
「今日はお昼時だけバイトして終わりにしといたから。この後用事もあるしね。」
「ハッ、それもそうだな。」
「これから襲撃されるんだろ?」
「え?」 「ん?」
(銀行強盗の件だと思ってた人) (便利屋に襲撃される件だと思ってた人)
<一旦、話を整理しようよ…。>
「わ、分かったわ。」 「お、おう。」
少し時間を使ったけど、皆に情報を共有することができた。事態への対策は完璧かにも思われたけど、私たちがこれからこの世界で想像以上の襲撃に合うことなんてまだ知る由もなかった。先生が便利屋にバレずにさりげなく後ろからひっついて行動してること位知る由が無かったんだ。
安物の戦車ってなんなんだよ……
2025年プロムン合作が出たから見た方がいいよ!URL↓
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