空条承太郎の友人~原作介入~   作:herz

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・シアハ戦、写真の親父戦から数日後のオリジナル話。オリキャラが登場します

・男主視点。今回もご都合主義、捏造過多が激しいです。キャラ崩壊あり




猫草(未満)

 

 

 

 

 その日の夕方。俺は不可視のバリアで身を隠し、ある場所にやって来た。

 

 

(…………良かった、生きてる……)

 

 

 ある場所――川尻家の様子を見に行くと、ちょうど川尻浩作が帰宅したところだった。

 

 

 吉良を倒した日から、数日後。奴は倒したが、川尻浩作はどうなったのかを確認していない事に気づいた。

 財団が辻彩を保護してくれたおかげで、彼女のエステは営業しておらず、吉良が整形で逃げる事もなく無事に終わった訳だが。

 

 ……あ、ちなみに。辻彩と重ちーは既に、杜王町に帰って来ている。重ちーはそのうち、定期訓練にも顔を出すつもりでいるようだ。

 

 

 それはさておき……もしも。吉良がエステ「シンデレラ」に行く前に浩作を捕らえていて、しかしエステが閉まっていたので整形できず、その腹いせに彼を殺害していたとしたら?

 

 俺はそれが心配になって、川尻家の様子を見に来たのだ。奴の能力なら、死体を綺麗さっぱり消す事ができるしな。

 浩作が行方不明になっていたら、おそらくそんな風に吉良に殺されたのだろうと予測したが……どうやら、奴には捕まらずに済んでいたらしい。

 

 今になって考えると、吉良が逃亡を始めた時間は、原作よりも早かったのだと思う。俺がバリアで奴を捕まえて、康一に頼んで仗助達を早めに呼んでもらったから。

 あれで展開が早まって、吉良と浩作が接触する事もなくなったのだろう。

 

 あとは、原作の流れを変えてしまった身としては、川尻家の家族仲が心配だが……こればっかりは介入の仕様がない。

 俺に出来る事は、たまに様子を見に来る事ぐらいか……川尻家の皆さん、申し訳ありません。

 

 

 そんな罪悪感を抱きつつ、確認を終えた俺は自宅に帰る事にした。今日の助手の仕事は休みだ。

 承太郎は財団職員と内密の話をしたいらしく、俺には"今日は来ないように"と朝のうちに連絡があったからな。

 

 さて。今日は帰ったら、以前から念のためにやっているイタリア語の勉強の続きを――んん?

 

 

(あれは……猫?)

 

 

 帰り道の途中にある路地裏で、猫が倒れているのを発見した。苦しそうにしている……何だろう?あの猫、何処かで見たような、

 

 

「あっ!?」

 

 

 思わず声が出た。あれは猫草になる前の猫だ!原作で川尻家の中に入って、結果的に川尻しのぶが殺してしまった猫!名前は……あれ?何だっけ?

 ちらっと見えたが、首に穴が開いている。既に例の矢に貫かれていたのか!

 

 ……しかし、原作ではあんなに苦しんでいる描写はあっただろうか?

 というかそもそも、猫草になった後の印象が強過ぎて、それ以前はどうだったのか、詳しい描写が思い出せない。

 

 おそらく。放って置けばそのうち復活すると思うが、後に川尻家に侵入して原作通りに猫草になってしまったら……川尻家の人達が危ないのでは?

 

 

(…………よし、決めた)

 

 

 今のうちに、あの猫を保護する。保護した後にどうするかは、承太郎に相談してみよう。

 だがその前に、仗助に首の穴を治してもらうか。さっきは放置する事も一瞬考えたが、やっぱりあんなに苦しんでいるのに放置するなんて、可哀想だよな。

 

 

 あまり警戒させないために、静かに、そして回り込むようにゆっくりと近づく。

 視線は合わせない。猫にとって、目を合わせない事は"敵意は無い"というサインだ。逆に、じっと見つめると警戒されてしまう。

 

 猫は未だに苦しんでいて、俺の接近には気づいているようだが上手く動けないらしい。手負いであるせいか、俺の事をかなり警戒して、あっ、まずい。目が合った!

 

 

「――フシャアァァッ!!」

 

「っ、イージス!!」

 

 

 咄嗟にイージスを呼び出し、自分の周りにバリアを張った。そこに空気の塊が直撃する。……危ない。既にスタンド能力が使えるんだな。

 スタンド使いになった動物は、普通の動物よりも知性が高くなるはず。……こいつ、話は通じるかな?

 

 

「驚かせて悪い。だが、俺は君に危害を加えるつもりはない……」

 

「ヴヴヴゥゥ……ッ!!」

 

「その首の穴を治せる奴のところに、君を連れて行きたいだけなんだ」

 

「シャァァーッ!!」

 

 

 ……その後。かなり時間を掛けて説得し、やっと保護する事が出来た。

 あの様子を見るに、彼は冷静になれば人間の言葉を理解できるらしい。一度落ち着かせた後は、抱き上げるのも簡単だった。

 

 

 首の穴を周囲の人間に見られないように気を配りながら歩き、やがて仗助の家に到着する。

 公衆電話を使って連絡するのを忘れてしまったが、幸いな事に彼がちょうど帰宅したところに鉢合わせた。

 

 仗助は先程まで、ジョセフや透明な赤ちゃん、あと露伴と見知らぬ子供と一緒にいたらしい。……あれ?それってまさか、じゃんけん小僧?

 しまった。川尻家の事を気にし過ぎて、じゃんけん小僧の一件をすっかり忘れてたな……まぁ、無事に終わったようだし、それで良しという事にしておこう。

 

 

 さて。気を取り直して、仗助に治療をお願いすると、猫の首の穴は無事に、クレイジー・ダイヤモンドの能力によって治療された。

 

 

「スタンドを使う猫、っスか……本当に?」

 

「あぁ。空気の塊が、まるで弾丸のように飛んで来た。バリアが無かったら危なかったぜ」

 

「…………こいつ、志人さんに攻撃したんスか」

 

「こらこら、そんなに睨んだら可哀想だろ。この子はあの時、まさしく手負いの獣だった。自分の身を守るために当然の事をしただけだぞ」

 

「ヴゥゥ……」

 

「君も、気持ちは分かるが仗助を威嚇しないでくれ。彼は君の怪我を治してくれたんだから」

 

 

 仗助とこの猫は、何だか相性が悪そうだ。互いに冷静になってもらうためにも、一旦引き離した方がいいか。

 

 

「仗助。悪いが、承太郎さんをここに呼んでくれないか?この子の事を相談したいんだ」

 

「うっス。電話してきます」

 

 

 あの人は今頃、財団職員と内密の話をしているだろう。それを邪魔してしまうのは申し訳ないが、この状況では承太郎を頼るしかない。

 仗助が電話している間、俺は猫とふれ合ってみた。意外と人懐っこい子のようで、頭や顎を撫でると嬉しそうにしている。

 

 この猫の種類は、ブリティッシュショートヘアだろう。どう見ても野良猫ではない。人懐っこいし、おそらく誰かの飼い猫だったはずだ。

 スタンド使いになってしまった以上、一般人の飼い主の下へ返すのは難しいと思う。その辺りもどうすれば良いのか、相談したいんだよなぁ。

 

 

 仗助が戻って来てからは、承太郎が来るのを待つ間に、簡単に猫じゃらしを作って遊んでやる。仗助にも付き合わせると、彼も徐々に猫と仲良くなってくれた。

 ただ、それでもたまに小競り合いが起こる。しかも何故か、俺を間に挟んで喧嘩しようとするのだ。黒柴も猫もお互いに仲良くしなさい。

 

 しばらくして、承太郎がやって来た。……おや?彼の後ろにいるのは誰だ?

 

 

「――初めまして。SPW財団職員の、六車と申します。

 

 杜王グランドホテルで、空条さんとちょっとした話し合いをしていたのですが……

 その話が終わったところでちょうど、スタンド使いの猫の話をお聞きしたので、私も同行させてもらいました」

 

 

 六車と名乗った財団職員は、スーツがよく似合う男だった。なるほど。承太郎と内密の話をしていたのは彼だったんだな。

 

 

「……それで、問題の猫はそいつか?」

 

「はい。今は大人しいですが、発見した時はかなり警戒されて、俺に空気の塊をぶつけて来たんです。

 バリアでガードしましたが、結構な衝撃を感じたので、それなりの破壊力があると思います」

 

「ほう……それは今やろうと思えば、出来るのか?」

 

「どうでしょう?ちょっと聞いてみますね」

 

 

 先程から俺の足元に纏わり付いている猫を抱き上げ、イージスを呼び出し、適当な場所にバリアを作る。

 

 

「なぁ。あのバリアに、俺に当てようとした空気の塊を当てる事は出来るか?」

 

「ニャ」

 

「出来るんだな。じゃあ、さっそく見せてくれ」

 

「ニャアッ!」

 

 

 俺に言われた通り、猫が出現させた空気の塊がバリアに直撃する。

 

 

「おおッ!思ってたよりグレートな猫だぜ!」

 

「スタンドが作ったバリアが見えるという事は、やはりスタンド使いで間違い無いようですね……」

 

「ふむ……空気を操り、それを圧縮させた物を放ったんだな。能力はそれだけなのか?それとも、真空状態を作る事や、防御なども可能なのか?……興味深いな」

 

「よしよし、いい子だな。ありがとう」

 

「ニャー!」

 

「……そして、志人にはよく懐いているようだな。意思疎通も問題無さそうだ」

 

「なかなか人懐っこいですよ、この子。……あ、そうそう。それで思い出しました。この猫の飼い主の事なんですが……」

 

 

 先程まで考えていた、この子が飼い猫である可能性と、その場合この子の扱いがどうなるのかという懸念について話す。承太郎と六車さんも、納得したように頷いていた。

 

 

「確かに、その可能性は高いですね。ただ……」

 

「……六車さん?」

 

「…………確証は無いのですが、その猫の飼い主については少々、心当たりがあります」

 

「えっ!?」

 

 

 マジか。凄い偶然だな。……しかし、六車さんは浮かない表情をしている。どうしたんだ?

 

 

「今申し上げた通り確証が無いため、皆様には申し訳ありませんが、この場で詳しくお話する事はできません」

 

 

 あらら。……この人、真面目だなぁ。

 

 

「ですので、これから財団に連絡を取り、その猫の飼い主について調査してみます。

 私の心当たりが正しかった場合は、おそらく今日中にその詳細が判明するはずです。

 

 それで、その調査の間の事なのですが……確か、園原さんのご自宅は一軒家でしたね」

 

「あ、はい。そうです」

 

 

 六車さんが言うように、俺は一軒家に住んでいる。……今は亡き祖母と共に、小学生の頃から一緒に住んでいた家だ。今もそのまま使わせてもらっている。

 つーか、財団ってやっぱりその辺の個人情報はとっくに調査済みなんだな……

 

 

「……大変申し訳ないのですが、私が調査している間。その猫を、園原さんのご自宅で保護していただく事は可能でしょうか?」

 

「俺が?」

 

「はい。園原さんには特に懐いているようですし、あなたが側にいれば、スタンド能力で脱走を防ぐ事も可能かと……」

 

 

 なるほど、それはそうだな。俺なら一人暮らしだし、ペット不可のアパートに住んでる訳でも無いから、融通も利く。それなら、ここは俺が預かるべきだろう。

 

 

「分かりました。引き受けます」

 

「ありがとうございます!本当に助かります」

 

 

 六車さんは恐縮した様子で、綺麗に頭を下げた。真面目だなぁ。

 

 

「では、さっそく調査を始めますので、私はここで失礼させていただきます。…………私の心当たりが、間違っていれば良いのですが……」

 

 

 何やら不穏な言葉を残して、六車さんは去って行った。……そんな言葉を残されると、こっちは不安になるんだが?

 

 

 

 

―――

――――――

―――――――――

 

 

 その日の夜。六車さんと承太郎が、俺の家を訪ねて来た。どうやら、本当に今日中に調査が終わったらしい。

 

 

「……猫の飼い主が分かったんだが、その話をする前に……志人」

 

「はい」

 

「あれは何だ?……全て手作りのようだが」

 

「余った段ボールで作った爪とぎ。アルミホイルを丸めて作ったボール。余った布に綿を詰め込んで縫い合わせた蹴りぐるみ。

 あとは、仗助の家でも作った猫じゃらしですね。試しに作ってみたんですが、全部気に入ってくれたみたいです!」

 

「…………お前は本当に多才だな……」

 

 

 そう言って、苦笑いを浮かべる承太郎の後ろで、六車さんが唖然としていた。

 

 猫が退屈しないように、いろいろと作ってみたんだが。予想以上に気に入ってくれたようだ。今も広いリビングで、楽しそうに遊んでいる。

 あの子はそのまま遊ばせておこう。承太郎と六車さんには座ってもらい、お茶を出してから本題に入った。

 

 

「まず。結論から申し上げますが……あの猫の飼い主は、行方不明、とされています。……例の殺人鬼がまだ生存していた時期に、行方不明者届が出されたようです」

 

「行方不明、とされています、って……それにその言い方」

 

 

 おい、まさか、

 

 

「――吉良吉影の、被害者?」

 

「その可能性が高いです……」

 

 

 …………なんてこった。

 

 

「悔しい事に証拠が残されていないため、確実にそうだとは言えませんが、猫の飼い主が何日も自宅に帰宅していない事と……

 吉良の通勤路とその飼い主の通勤路が重なっていた事は、確かです。

 

 何らかの理由で吉良に目を付けられ、スタンド能力によって殺害された可能性は、充分あるかと」

 

「そう、ですか……」

 

「……ニャア?」

 

 

 足元から鳴き声が聞こえた。いつの間にか、猫が俺を見上げて首を傾げている。

 彼を抱き上げて、その円らな瞳を見つめた。もう大分慣れてくれたようで、今はじっと見つめても警戒されない。

 

 

「ニャーン?」

 

「…………そうか――お前()、1人になっちゃったんだな……」

 

 

 母さんと婆ちゃんを失った、俺のように。……すると、何かを感じ取ったのか。猫は無言で俺の頬にすり寄って来た。

 

 

「……それで、六車さん。この子はどうなりますか?」

 

「それに関してですが……園原さん」

 

「は、はい」

 

「先程から今までのあなたと、その猫の様子を見て。問題無いと判断しましたので、SPW財団からの正式な依頼をお伝えします」

 

「依頼?」

 

「そうです。――その猫の、新たな飼い主となっていただけませんか?」

 

「っ!?」

 

 

 ぎょっとした。……俺が、この子の飼い主に?

 

 

「これは当然の事ですが。スタンド使いになった動物を、野に放つ訳にはいかない。誰かの家で、見張りながら飼育してもらうしかないのです。

 

 空条さんから、あなたのお話は聞いています。この方によれば、園原さんであればその猫の飼育を任せても問題無い、との事ですので。

 財団側でも、園原さんに正式に依頼しよう、という話になりました」

 

 

 承太郎を見ると、無言で頷かれた。承太郎からの信頼はありがたいけどな、

 

 

「飼育するとなると、いろいろ道具を揃える必要があるよな……」

 

「それでしたら、この依頼を引き受けてくださるのであれば、猫を飼うのに必要な道具は全て、財団が用意します」

 

「え、本当に?」

 

「はい。園原さんは、猫の食事や遊び道具等の費用を負担していただくだけで構いません」

 

 

 それはありがたいな。……だが、一番の問題は。

 

 

「…………君は、俺と一緒でも良いのか?」

 

 

 この子が、俺と暮らす事に納得してくれるかどうかだ。

 

 正直に言ってしまえば、俺はこの子が気に入った。元々猫派だし、前世でも猫を飼ってみたいなとは思っていたが、結局40代で死んでしまったし。

 一緒にこの家で暮らせるなら、そりゃあ暮らしたいさ。でも、この子の意思を尊重しないと。

 

 

「今の話、聞いてたか?」

 

「ニャ」

 

「そうか。……君は、どうしたい?俺は出来れば、君と一緒に暮らしたいなと思っているが……君はどう思う?このまま、この家で一緒にいてくれるか?」

 

「ニャッ!」

 

「ちょっ、そんなに簡単に決めていいのか!?」

 

「ニャー!」

 

 

 なんと、猫は俺の問い掛けにあっさりと頷いた。一緒に遊んでいるうちに、この子が確実に人間の言葉を理解している事は確信していたし、六車さんと俺の話はちゃんと聞いていたはずだ。

 その上で、迷う事なく頷いた。本当に良いのかそれで!?

 

 

「くく……っ!そりゃあ簡単に決めるだろ、そいつなら」

 

「承太郎さん?」

 

「さっきまで、お前が作った玩具で散々遊んでいたからな。ここにいればお前が楽しませてくれると、分かっているんだろう」

 

「ニャオー!」

 

 

 承太郎の言葉に、その通り!とでも言いたげに猫が頷いた。そんな理由かよ!?

 

 

「園原さん。どうしますか?」

 

「あー…………分かりました。この子は、うちで引き取ります」

 

「ありがとうございます!では、後日。猫用の道具のカタログを持って、再び訪問させていただきます」

 

「はい。よろしくお願いします」

 

 

 という事で、原作では猫草と呼ばれていたこの子は、今日からうちの子になった。

 本来なら、最終的に虹村家の子になるはずだったんだが……まさか、俺が引き取る事になるとは。しかも猫のままで。

 

 

「……ところで、志人」

 

「はい?」

 

「そいつの名前はどうするんだ?」

 

「あ」

 

 

 承太郎に言われて思い出した。名前かぁ……

 

 

「六車さん。この子が元々何と呼ばれていたか、分かりますか?」

 

「申し訳ありません。行方不明になった飼い主について、ブリティッシュショートヘアの猫を飼っていた事は判明しているのですが、その猫の名前までは分かりませんでした……」

 

「……それなら、志人。お前が新しく考えてやれ。その方が、そいつも喜ぶはずだ」

 

「ニャーニャー!」

 

「ええぇぇ……」

 

 

 無茶振り!でもこの猫、キラキラした目で俺を見て頷いてるんだよ……そんな期待の目で見ないで!

 

 えー……名前。この子の名前かぁ。何か良い名前がないか……?

 ……この子は毛並みの色からして、ブリティッシュブルーと呼ばれる種類だろう。ブルー、青……空。あっ、

 

 

「――シエル……」

 

「ニャアッ!」

 

「……フランス語で、空を意味する言葉だな。気に入ったらしいぞ?」

 

「えっ、いいのか?本当に??」

 

「ニャン!」

 

 

 なんとなく言葉にしただけなのに、名前が決まってしまった。……シエル。シエル……?まぁ、うん、これで良いか!

 

 

「じゃあ、決まりだ。よろしくな、シエル」

 

「ニャー!」

 

 

 ……なんというか、新しい家族が出来たみたいだな。婆ちゃんが亡くなってからは、広い家に1人で住むのは寂しかったから、ちょっと嬉しい。

 

 

 

 

 

 

「…………六車」

 

「何でしょう?」

 

「例の件に関して、物件探しも頼んでいるが……」

 

「はい。条件の追加、ですね。空条さんのご自宅の近辺かつ、ペット可の物件を探しておきます」

 

「頼む」

 

 

 

 

 

 

 






・猫の飼い主になった助手君

 川尻家の様子を見に行った帰りに、まさかの猫草(になる前の猫)を発見。そして保護。で、懐かれた。

 前世で"猫を飼いたいな"と思っていた程の猫派。猫に関する知識は、頭にしっかり入っている。
 その中には手作りの玩具の作り方も含まれていたため、退屈しないようにせっせと玩具を作った。猫草は大喜び。

 飼い主を失い、独りぼっちになってしまった猫草に、母と祖母を亡くした自分を重ねて、最終的に彼を引き取る事を決意。
 今後、猫草とはスタンド能力での連携を強化し、良い相棒同士になる予定。


・助手君の飼い猫になった猫草

 猫草、改めシエル。フランス語で"空"という意味。スタンド習得初期に保護され、園原が優しく接したおかげで穏やかな性格になった。

 人間の言葉をちゃんと理解しているため、意思疎通が出来る。玩具で遊ぶ事が好き。園原の手作り玩具が気に入った。
 猫草にとって、園原はお気に入りで新しいご主人。仗助はご主人を取り合うライバル。承太郎はご主人が信頼している人……という印象。





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