空条承太郎の友人~原作介入~   作:herz

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・原作ヴェルサス戦の途中~終了後。オリジナル展開のウェザー救済編

・今回は特にウェザーが記憶を取り戻す場面や、いくつかのスタンド能力について、ご都合主義と捏造が激しいです

・キャラ崩壊あり。最初はリゾット視点、途中から徐倫視点




復讐心を、乗り越える

 

 

 

 

 ウェザーの感覚を頼りに、徐倫達とプッチを追っていた俺達が辿り着いた場所は……フロリダ州の都市、オーランドのとある救急病院。

 我が主……シドから聞いたあの話(・・・)によれば、この場所で徐倫達がドナテロ・ヴェルサスという男と戦い……その末に、ウェザーが記憶を取り戻す。

 

 

(――それさえ阻止すれば、結果的にウェザーの命を救う事ができる……)

 

 

 既に布石は打った。事前にウェザーの素性を調査した結果を明かした事で、この後の俺の行動は不自然だとは思われないはずだ。

 それを実行するタイミングは、不本意だが東方からの合図を待つしかない。予定通りなら、今頃は奴も徐倫達と共にヴェルサスの術中に嵌まっているところだろう……

 

 

 シドの話では、これから起こる予定の出来事の中で、少々理解できない点があったらしい。それは、ウェザーが具体的にどうやって記憶を取り戻す事になったのか、だ。

 

 ヴェルサスが、病室に開いた穴の底からウェザーの記憶DISCを投げる……そしてどういう訳か、それが病院の外にいるウェザーの頭に差し込まれる。

 いったい何がどうなって病室から病院の外へと記憶DISCが届いたのだろうか?シドは、いくら悩んでもその答えを見つけられなかった。

 

 ならば、その場面を作ってしまえばいい(・・・・・・・・・)

 

 そう考えた彼は俺に、ウェザー達を病室へ誘導してくれと言った。そこにはおそらく、病院内での騒ぎの通報を受けた警察官達がいるだろう。

 しかしそいつらには申し訳ないが、後々邪魔されないように不意打ちで気絶させて拘束しておいて欲しい、とも言われている。

 

 そして穴の側に到着したら、きっとタイミング的にヴェルサスとの戦いが終わっているはず……

 あとは東方からの合図を待ち、その穴の中から飛んで来るであろう記憶DISCがウェザーの頭に差し込まれる前に、何らかの方法で阻止する事。……ここまでが、シドから聞いた指示の内容である。

 

 

(我が主からの命令は、絶対だ……シドがウェザーの命を救いたいと願うならば、俺はそれを必ず叶えてみせる)

 

 

 内心で改めてそう決意し、ウェザー達と共に救急病院の入り口へ向かうと……そこにはエンポリオと、虹村兄弟がいた。

 

 

「あ、億泰!」

 

「形兆さん!」

 

「おっ、由花子!康一!」

 

「……ようやく来たか」

 

「エンポリオ、無事か?」

 

「うん、大丈夫だよウェザー。ここに来るまでに、お姉ちゃん達や仗助さん達が僕を守ってくれたから……」

 

「おい。何故お前らだけなんだ?徐倫はどうした!?」

 

 

 ……あの話(・・・)によると、本来ならエンポリオは空条の記憶DISCを財団職員に渡すために、この場から離れているはずだが……

 現実では刑務所で徐倫からそれを預かった東方が、既に財団に届けていた事で、彼がこの場から離れる理由が無くなった訳か。

 

 

 さて。彼ら3人は徐倫達と二手に分かれ、万が一何かがあった場合は、外からサポートして欲しいと頼まれたらしい。

 そして今は、実際にその"万が一"が起こってしまった後だった。

 

 先ほど何やら焦っている様子の徐倫から連絡があり、要領の得ない話だったがなんとか状況を把握していろいろ助言をしたばかりだとか。

 

 

(今は……徐倫達がヴェルサスのスタンド能力で飛行機の墜落事故に巻き込まれ、それが墜落する直前の時点か)

 

 

 では、もうすぐ徐倫達がヴェルサス達と対峙する時だろう。急がなければ。

 徐倫の命の危機だと知り、アナスイが怒りのままに病院内へ突撃しようとしているのを、ウェザーが止めている。……そこへ、声を掛けた。

 

 

「俺のスタンド能力は、俺も含め、3人までなら……体を透明化させて行動する事が出来る……

 それならば、脱獄犯でも周囲に目撃される事なく、中に入れるだろう……お前達、共に来るか?」

 

 

 すると、アナスイとウェザーは二つ返事で俺の提案を受け入れた。想定通りだ。

 

 俺の力で透明になった者同士なら、互いの姿が見える。しかし声や物音は隠せないため、静かに行動するように……そう言い聞かせてから、病院内に侵入する。

 ウェザーが徐倫や東方、プッチとヴェルサスの存在を感じる方向を示し、そちらに向かうとすぐに問題の病室に到着した。

 

 2人を待機させて、まずは俺だけで病室内へ。……そこにいた警官達を速やかに気絶させた。後は、メタリカの能力で生み出した鎖で縛っておく。

 それからウェザー達を呼び寄せて、透明化を解除する。……彼らは気絶した警官達を見て驚いていた。

 

 

「物音を出さずに、差ほど時間も掛けずに警官を2人も気絶させるとは……」

 

「というか、あの鎖は……?いったい何処から出したんだ?」

 

「…………それよりも、ウェザー……徐倫達は、あの穴の下にいるのか?」

 

「あ、ああ……間違いない。彼女達は、あの穴の底にいるようだ」

 

「穴の底、って……何も見えねえぞ」

 

 

 ……その時。俺のポケットの中の携帯が一瞬震えて、すぐにそれが止まる。急いで携帯を確認すると、それは東方からの電話だった。

 電話がワンコールで切れる――奴との間で事前に決めておいた合図だ!

 

 

「……ん?」

 

「どうした?」

 

「今、穴の底で何かが光ったような――」

 

 

 

 

 

 

「――――メタリカァッ!!」

 

 

 ウェザーが見つけた、穴の底で光った物……彼の記憶DISCが飛んで来た瞬間、それに向かってメタリカが生み出したナイフを投げた。

 アナスイとウェザーの間をすり抜けたナイフが記憶DISCに当たり、ちょうどこちらに弾かれたそれを片手で掴み取る。……よし。回収完了だ。

 

 

「うおッ!?……い、今のナイフはお前か!?いきなり何すんだ!危うく俺達に刺さる所だったじゃねーか!!」

 

「そんなヘマはしない……」

 

「……リゾット。そのDISCは、まさか……?」

 

「…………ああ。……嫌な予感がして、咄嗟にナイフを投げたんだが……そうして正解だった、ようだな」

 

「は?……あっ!ウェザーの記憶DISC!?」

 

「……あのまま何もしなければ、これがウェザーの頭に差し込まれて、スタンド能力の暴走が起こっていただろう……間一髪だった……」

 

 

 思わず、安堵の溜め息をつく。……シドの想定通りなら、これでひとまずウェザーが死ぬ運命を変えられたはずだ。

 

 

 すると突然、先程まで深かった穴が浅くなり、底が見えた。……そこには、徐倫とエルメェスと東方がいる。

 それから、例のスタンド能力による飛行機の墜落事故に巻き込まれたと思われる子供が3人と……誰かにスタンドで殴られたのか、ボロボロになって気絶している男もいた。

 

 プッチではない男……という事は、あれがヴェルサスだな。

 

 あの話(・・・)の通りなら、本来ならプッチに利用されて死んでいたはずだが、どうやらウェザーが死ぬ運命を変えたついでに、こいつも助かったらしい。

 他のDIOの息子達2名と同様に、再起不能になっているようだ。……まあ、死ぬよりはマシだろう。

 

 

「徐倫ッ!!」

 

「大丈夫か?」

 

「ウェザー!アナスイ……って、ちょっと!?急に抱き着かないでくれる!?離せッ!!」

 

「徐倫……!?何故だ、刑務所ではウェザーとハグしてたじゃないか!?」

 

 

 

 

「…………リゾット。ウェザーの記憶DISCは?」

 

「……ここにある」

 

「ん、よし。これでウェザーの救済も完了だな」

 

 

 ……脱獄犯共、もとい徐倫達の騒ぎを後目に、静かに近付いて来た東方と小声で会話する。

 

 

「……それで、そちらはどうなった?」

 

「おう。大体が志人さんから聞いていた通りの状況だったが……ちょっと気になる事が2つあってな」

 

「気になる事……?」

 

「1つは……プッチ神父が、俺と初めて顔を合わせた時の反応だ。――奴は何故か、俺を見てかなり驚いている様子だった」

 

「……お前を見て、驚く?」

 

 

 それは……おかしい、な。確かに気になる。

 

 

「奴は……血の繋がりで、お前の存在を把握していたはずだろう?……それに。お前の事は、空条の記憶を見て知っていたはず……」

 

「そうなんだよ。だから気になるんだ。……それからもう1つ気になるのは、ヴェルサスの事でな。

 まあ、これはウェザーの記憶が戻るのを阻止したせいかもしれないし、なんとも言えないんだが……」

 

 

 東方がそう前置きして語ったのは、穴の底でヴェルサスがウェザーの記憶DISCを投げた後の出来事について。

 

 どうやら、東方達がウェザーの記憶DISCの行方に気を取られている隙に、プッチ神父がヴェルサスの頭にとある命令を書き込んだDISCを差し込んでいたらしい。

 その命令とは、プッチ神父がこの病院から逃げるまで東方達を足留めしておく事。……それに操られたヴェルサスが襲い掛かって来たため、攻防の末にスタンドで殴って気絶させたという。

 

 

「神父がヴェルサスをDISCで操るってのは、志人さんから聞いたあの話(・・・)の中で、ウェザーと神父の戦いの終盤にあった出来事だ。

 それが起こるタイミングが、早過ぎる。ましてやヴェルサスは本来なら死んでいたはずの人間だろ?でも、現実では生きてる……」

 

「…………」

 

「……志人さんのあの言葉、覚えてるよな?」

 

「…………ああ」

 

 

 東方が言っているのは、あれの事だろう。……当然だ。ちゃんと覚えている。

 

 

「――"俺が見た()は、絶対ではない。未来は突然変化するものだと、それを前提に行動して欲しい"……我が主は、そう言っていた」

 

「そう、それ。……もしかしたら、今回俺が気になった事はその前兆なんじゃねェか、と。そう思ったんだよ」

 

 

 あの話(・・・)……シドが見た()の内容は、絶対ではない。今後、俺達にとっても想定外の何かが起こる可能性はある。

 

 

「……って事で、一応情報は共有しておくぜ。気をつけろよ」

 

「ふん……分かっている」

 

 

 …………こいつと協力し合うなんて嫌だし気に食わないが、我が主のためにもうしばらく我慢だ。

 

 

 

 

―――

――――――

―――――――――

 

 

「おーい、お前ら!いつまでも騒いでないで、さっさと逃げるぞ!警官達が気絶してる今のうちになァ」

 

 

 仗助さんからそう言われて、はっと我に返る。そうよ、こんな事してる場合じゃないわ!

 

 

「ウェザー、アナスイ!プッチ神父に逃げられてしまったの。まずはここから安全な場所まで移動するのが優先だけど、その後は早く奴を追わなければ!」

 

「そのようだな。確かに、奴が離れて行くのを感じて……ん?」

 

「ウェザー?」

 

「……徐倫。今気づいたんだが――感じられる反応が、いつの間にか増えている。2つだ。お前には分からないか?」

 

「え?…………あっ……!」

 

 

 ウェザーに言われて、あたしもようやく気づいた。確かにあたし達3人やプッチ神父、それからヴェルサス達以外の反応が、2つも増えている!

 

 

「仗助さん!」

 

「ああ……情けねェ事に、俺も今気づいた。さっきまでは戦いに集中してたし、そのせいで気づけなかったのかもしれない」

 

「そうね。でも、この反応……1つは離れた場所にあるみたいだけど、もう1つは……」

 

「どういう訳か、すぐ近くにいる!しかも、これには覚えがあるぞ!」

 

「あたしも!これは――お父さんよ!」

 

 

 間違いない!お父さんが近くにいる!!

 

 

「徐倫の父親が来てるのか?ここに?」

 

「ええ!……でも、何か変だわ」

 

「変って、何が?」

 

「……徐倫の言いたい事は、なんとなく分かる。ここにいるようで、ここにいないような……」

 

「俺も分かるぜ。確かに、ちょっと変だよな。何か変なフィルターが掛かってる、っていうか?」

 

 

 ウェザーと仗助さんにも、あたしが感じている違和感が分かるみたいね。そう、ここにいるようで、ここにいない。フィルターが掛かってる……そんな感じがするのよ。

 

 

 と、その時。物音が聞こえた。そちらを見ると――病室の鏡の前に、見知らぬ男が!……ん?いや、何処かで見た事があるような?でも念のために警戒しよう。

 

 

「誰だ!?」

 

「新手か!?」

 

「ちょッ!?待て待て待て待て!俺は敵じゃねえよ!!」

 

 

 あたし達がスタンドを出して身構えると、男は両手を上げた。……敵意は無さそうだけど、味方かどうかはまだ分からない。

 すると、リゾットさんがあたし達の間に割って入り、男に声を掛けた。

 

 

「――イルーゾォか。どうした?」

 

「おお、リーダー!どうしたも何も、俺はあんた達を迎えに来たんだぜ」

 

 

 イルーゾォ?リゾットさんの知り合い?……そうだ、思い出した!

 お父さんの記憶の中で見た事がある人だわ!この人も財団職員で、リゾットさんの仲間だったはず……

 

 

「病院の前にいた奴らも、俺達が連れて来た奴らも全員向こうにいる。あとは、あんた達だけだ。……ついて来い。鏡の中へご招待だ。

 既に諸々の"許可"は出してある。向こうでもこっちと同じように自由に出来るぜ」

 

「……分かった。……お前達、ついて来い。実際に目にすれば、どうすればいいかは分かるだろう……」

 

 

 それからイルーゾォさんが……鏡の中へと入って行く。リゾットさんもそれに続いた。えっ!?

 

 

「おおッ!?」

 

「はああァッ!?」

 

「リゾット達が、鏡の中に……!?」

 

「おいおい!もうストーリーに巻き込まれるようなメルヘンな展開はごめんだぜ!?」

 

 

 皆も驚いている。アナスイが言う、"ストーリーに巻き込まれる"というのはよく分からないけど……それはともかく。

 

 

「これは……そうか、分かったわ!変なフィルターの正体は、この鏡だったのよ!この先にお父さんがいる!」

 

「あ、徐倫!待てッ!!」

 

「徐倫ッ!?おい!?」

 

 

 エルメェスやアナスイに引き留められたが、居ても立ってもいられずに鏡の中へ飛び込んだ……いや、引きずり込まれたのか?

 そこは、あたしが今までいた病室と同じようで、違う場所だった。よく見ると、全ての物や文字が左右反転した状態になっている。まさしく、鏡の中ね。

 

 

「――徐倫」

 

 

 名前を呼ばれて、はっと振り向く。……涙が溢れた。嗚呼!

 

 

「お父さん……ッ!!」

 

 

 泣きながらその胸の中に飛び込むと、優しく抱き締めてくれた。お父さん、お父さんだ!!ちゃんと生きてる!良かった……!!

 

 

「……1人にしてすまなかった……だが、お前が俺のスタンドと記憶を取り返してくれたおかげで、こうして生きている……ありがとう。よく頑張ったな」

 

「うん!うん、あたし、頑張ったの……!!」

 

「ああ。今まで何があったのかは、全て聞いている――成長したな、徐倫」

 

「ぐすっ……ううぅぅ……ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 ……それからしばらくの間、子供のように泣いた。そして気がついた時には仗助さん達もこっちに来ていて、皆が微笑ましいと言わんばかりの顔であたしを見ていて……凄く恥ずかしい思いをした。

 

 

「……では、行くか。彼らが待っている」

 

「彼ら?」

 

 

 全員でお父さんについて行き、病院のロビーに到着すると……そこにはエンポリオと億泰さん達だけでなく、康一さんと由花子さんがいた。それに、

 

 

「あれ?――露伴先生!?」

 

「おう、露伴!テメーもやっと合流したんだな!」

 

「……ふん」

 

 

 仗助さんから、アメリカにいる事だけは聞いてたけど……お父さんと一緒に来たのかしら?

 

 で、ここまでは知り合いだったからいいけど、それ以外に知らない人達が2人……

 いや、正確に言うと片方はイルーゾォさんの時と同じく、お父さんの記憶の中で見た事がある人だった。

 

 

「――ホルマジオ……お前も来たのか」

 

「おうよ。イルーゾォと俺のスタンド能力があれば、これだけの人数でも一気に早く運べるからなァ。

 

 まあ、スタンド能力を鍛えたおかげで、昔よりもエネルギーの消費量がかなり減ったとはいえ……

 この人数を相手に能力を使ったらとんでもねー消費量になるし、俺は戦闘には全く参加出来なくなるだろうが」

 

「なるほど……確かに、お前達の能力ならそれが可能、か……」

 

 

 知らない人達のうちの1人……ホルマジオさんも、リゾットさん達と同じ財団職員だ。お父さんの記憶によると、彼ら3人は昔馴染みだとか。

 

 

 そして、もう1人の知らない人……と思っていたらこの人、いや彼女(・・)は。知らない人どころかよく知っている人だった。

 

 

「――F・F……?本当にあなたなの!?」

 

「そうだよ、徐倫!やっと新しい肉体を手に入れたんだ!」

 

「良かったわね!また会えて嬉しいわ。来てくれてありがとう!……それで、その女の人って日本人?」

 

「そうそう。この体の記憶も見たけど、旅行でアメリカに来た時に事故で亡くなったらしい……で、日本に問い合わせてみたらこいつ、天涯孤独の身だったみたいでさあ。

 人間関係も希薄で遺体を引き取る人もいなかったそうだから、だったらあたしが使わせてもらおうと、そういう事になった」

 

 

 見た目は黒髪黒目の美人だけど、中身はあたし達がよく知っているF・Fだった。

 彼女はお父さんや露伴先生と一緒に、ホルマジオさん達にここまで送り届けてもらったのだという。

 

 

 エルメェスとエンポリオ、ウェザーとアナスイも集まって来て皆で話していると……仗助さんが気絶しているヴェルサスを引きずって、露伴先生に話し掛けた。

 

 

「露伴。ちょっとお前のスタンドで、こいつのスタンドを封印してくれ。こいつが気絶している間にな」

 

「…………何だ?そいつは」

 

「さっき戦った敵で、ヴェルサスってやつ。厄介な能力を持ってるから、さっさと無力化しておきたい」

 

「ふむ……いいだろう」

 

 

 露伴先生のスタンドって、そんな事も出来るの!?仗助さんが言ってた通り、本当に万能だわ。

 すると、ウェザーが無言でそちらに足を向ける。どうしたのかしら?……ちょっと気になってついて行くと、エルメェス達も一緒に来た。

 

 

「……露伴、だったか?」

 

「ん?……っ、なんだ貴様!近いぞ!?」

 

「お前のスタンドで、他人のスタンドを封じる事が出来るというのは、本当か?」

 

「それは、本当だが、」

 

「では、スタンド能力の一部(・・)を封じる事も?」

 

「…………可能だ」

 

「ウェザー?お前、まさか……!」

 

「リゾット!」

 

 

 露伴先生との話の途中、アナスイが何かに気づいたみたいだった。それを聞こうとしたら、ウェザーがリゾットさんを呼んだ。……どういう事?

 

 

「……なんだ?」

 

「――今から露伴のスタンド能力で、俺のスタンドの"悪魔の虹"を生み出す力を、封印してもらう」

 

「えっ!?」

 

 

 "悪魔の虹"。それって仗助さんから聞いた、ウェザーのスタンドが暴走した時の……!?

 

 

「…………それで?」

 

「その力を封じた後……お前が持っている俺の記憶DISCを、こちらに渡して欲しい」

 

「……記憶を取り戻し、プッチに復讐すると決めたのか?」

 

「いいや、違う……記憶は取り戻す。だが、復讐はしない」

 

「ほう……?」

 

「ただし、けじめは着ける。認めたくないが、奴は俺の双子の兄だ……弟であるこの俺が、奴を止めなくてはならない。俺にはその責任がある。

 刑務所に入る前に、俺は奴と一度対峙したらしいが、その時に俺が奴を仕留めていれば、きっとこんな事にはならなかった……徐倫達も、巻き込まれずに済んだはずだ……」

 

「…………ウェザー……」

 

 

 そんな事を考えていたのね……あたし達がプッチ神父の計画に巻き込まれたのは、決してあなたのせいでは無いのに……!

 

 

「リゾット……頼む!」

 

「…………分かった」

 

「おい、リゾット、」

 

「東方。……財団や我が主の意向に背く事になるが、俺はそれでも……ウェザーに、記憶を返してやりたい……」

 

「…………」

 

「俺は……この目で、見たくなった――ウェザーが、自らの力で、復讐心を乗り越える姿を……!」

 

「……いや、でも、」

 

「仗助」

 

「っ!?……承太郎さん?」

 

 

 と、いつの間にかお父さんが近くまで来ていた。……周りを見ると、康一さん達やホルマジオさん達もこちらに注目している。

 

 

「……リゾットにも、ウェザーにも。好きなようにやらせてやれ」

 

「承太郎さん、あんたまで……」

 

「露伴がウェザーの"悪魔の虹"を封じてくれるなら、ひとまず命の危機は避けられるはずだ。

 あとは、本人が周囲に対して暴力的な行動に走るか否かだが……それは、リゾットが責任を持って止めるだろう。そうだな?」

 

「……ああ。そのつもりだ」

 

「ならば、良い。……それにな、仗助」

 

「?」

 

「志人だって、今のウェザーとリゾットの言葉を聞いていたら、あっさりと許していたはずだ」

 

「それは……」

 

 

 ああ……そうね。志人お兄ちゃんは超がつく程のお人好しだし、凄く優しい人だから。ウェザーとリゾットさんの気持ちを汲んでくれると思う。

 

 

「……確かに、あの人ならあり得る」

 

「そうだろう?……リゾット。そういう訳だから、俺が許可する。ウェザーに記憶DISCを渡してやれ。財団には、後々話を通しておく」

 

「…………Grazie di cuore(心から感謝します)……空条博士」

 

「……お前にそれほど感謝されるのも、博士と呼ばれるのも、新鮮だな」

 

 

 その後。ウェザーは露伴先生のスタンド……相手を"本"にする能力で、"悪魔の虹"の力を封じると書き込んでもらい……リゾットさんから記憶DISCを受け取った。

 

 

「う、ウェザー……!」

 

「……本当に、やるんだな?」

 

「大丈夫なのかよ……」

 

「…………エンポリオ、エルメェス、F・F……すまない。お前達に止められても、俺はやる。……アナスイ」

 

「何だ?」

 

「リゾットも止めてくれるだろうが……もしも、俺が憎悪に囚われてしまったら……誰かに暴力を振るおうとしたら、お前も俺をぶん殴って止めてくれ」

 

「……殺して止めてやってもいいぞ」

 

「いや、それは駄目だ……俺を殺したら、お前はそれを一生忘れないんだろう?」

 

「む……」

 

「ほんの少しでも、お前の心が痛んでしまうのは……困るな」

 

「…………」

 

 

 ウェザーは、複雑な表情で黙り込んだアナスイや、心配そうな顔をしているエンポリオ達から視線を外し、最後にあたしを見つめて記憶DISCを差し出した。……えっ?

 

 

「徐倫。お前が、俺の額にこれを差し込んでくれ」

 

「あたしが?」

 

「そうだ。……俺にとっても、お前は希望だ。お前の力を借りたい」

 

「…………分かったわ」

 

 

 記憶DISCを受け取り、ウェザーの額に差し込む……その前に。DISCと共に、彼の手を両手で包み込む。

 

 

「徐倫?」

 

「ねえ、ウェザー。あたしは――あなたと、そよ風の中で話がしたい」

 

「――――」

 

「こんなにバタバタしてる、暴風みたいな状況じゃなくて……平和な、穏やかな風が吹いているような日常の中で、話がしたいの。だから……」

 

「…………ああ。分かった……俺は必ず、この悲しみを、怒りを、憎しみを――乗り越えてみせる」

 

 

 そう言い切ったウェザーに頷きを返して、ゆっくりと、その額にDISCを差し込んだ。

 その瞬間、大きく目を見開いた彼が頭を押さえて蹲ってしまった!きっと悲しみや怒り、憎しみと戦ってるんだわ!

 

 

「ぐッ……っ、う、あああァァ――ッ!!」

 

「ウェザー!!」

 

「気をしっかり持て!憎しみに呑み込まれるなッ!!」

 

「てめえ!負けんじゃねーぞ!!」

 

「頑張れッ!!頑張れ、ウェザー!!」

 

「乗り越えろォッ!!頑張れェッ!!」

 

 

 あたし達5人がウェザーを応援する中……周囲の人達は皆、スタンドを出して警戒していた。

 万が一ウェザーが憎しみに負けて暴力に走ったら、彼らに攻撃されてしまう……!

 

 

「お願い……っ、お願い!負けないで!!戻って来てッ!!ウェザー……!!」

 

 

 

 

 

 

 ……やがて、彼の叫び声が止まった。荒い息を吐きながら身を起こしたウェザーの表情は、俯いていて見えない。

 

 

「ウェザー?」

 

「お、おい。大丈夫か?……どうなった?」

 

「…………あの神父は、」

 

「!」

 

「奴は……俺が、潰す」

 

 

 息を呑んだ。まさか、憎しみに負けてしまった?……と、最悪な事態を想像しかけた、その時。ウェザーが顔を上げた。

 

 

 彼の目には、希望の光があった。

 

 

「だが……これは復讐のためじゃねえ。弟として、責任を持って兄を止めるためだ……!ペルラの恋人として、彼女の家族を、彼女の代わりに俺が止めるためだッ!!」

 

「ウェザー……」

 

「俺と彼女の人生を狂わせた全てが憎い……!出来る事なら全てを呪ってやりたい!!

 

 だが……この世界も、捨てたものではないのだと……徐倫達が、教えてくれた」

 

「…………乗り越えたんだな?ウェザー」

 

「ああ、アナスイ。……神父を放って置いたら、おそらくこの世界が滅茶苦茶になってしまう。そんな気がするんだ。お前達が生きている、この世界が……

 全てが憎い。だが徐倫達の事までは憎めない……だから、世界のためではなく徐倫達のためにも!奴を止める……!!

 

 

 ――覚悟は決まった!もう二度と、この復讐心には負けないッ!!」

 

 

 ウェザーが、そう宣言する。……これなら、もう大丈夫そうね。彼は、復讐心を乗り越えたんだ!!

 

 

「よーし、よく言った!!」

 

「やったね!ウェザー!」

 

「既に復讐を終えたあたしとしては、複雑だが……それはそれとして!とんでもなく悲惨な目に遭ったのに、よく我慢出来たな!?凄いよ、あんた!!」

 

「本当に……よく我慢してくれたわ。頑張ってくれてありがとう」

 

 

 F・F達と共にウェザーを労うと、彼はあたしと目を合わせて笑った。……ウェザーって、笑うとこんなに柔らかい表情になるのね。驚いた。

 

 

「礼を言うのは、俺の方だ……お前達との思い出があったから、乗り越える事が出来た」

 

「…………思い出、か」

 

「F・F?」

 

「そうだよな、ウェザー。――思い出こそが、知性。生きるという事は、思い出を作る事なんだ」

 

「……ああ、そうだな……そう考えると、俺は徐倫達との思い出があったおかげで"生き返った"んだな」

 

 

 F・Fとウェザーが、そう会話して頷き合っている。……この2人、何か通じ合うものがあるみたい。

 

 

 ふと、周りを見る。……あたし達以外のスタンド使い達は皆、既にスタンドをしまっている。彼らも、ウェザーはもう大丈夫だと判断してくれたようだ。

 

 

「さて……そろそろ、いいか?本題に入っても」

 

 

 お父さんが、そう声を掛けて来た。あたし達は顔を見合せて、互いの意思を確認する。……うん、特に問題は無さそうね。

 

 

「大丈夫よ、お父さん。お願い」

 

「分かった。……まずは、露伴。ヴェルサスのスタンドは既に封じたな?それ以外に何か読んだか?」

 

「いえ……そこの男が記憶を取り戻してからどうなるか分からなかったので、その警戒を優先させました。スタンドは封じましたが、まだ中身は読んでいません」

 

「では、早急に確認しろ。もしかしたら、神父の事で何か情報が得られるかもしれない……」

 

 

 そうね。つい最近まで神父と一緒にいたヴェルサスなら、何か知ってるかも……

 露伴先生はさっそく、ヘブンズ・ドアーを使ってヴェルサスを本にした。……顔面が本になるって、よく考えるとちょっとしたホラーよね。

 

 すると、中身を読んでいた露伴先生が目を輝かせた。

 

 

 

 

「おお……!なんて不憫な男なんだ!?ここまで不幸な人生は初めて見たぞ!?いやー素晴らしい!これは良いネタだ……ッ!!やはり人間の記憶は間に他人を挟んだり書類越しに見るのではなく実際にこの目で確認すべきだな!こちらの方がより良いリアリティを感じられる――」

 

 

 

 

「…………何言ってんだ?あいつ……」

 

「人の不幸を、喜んでいる……のか?」

 

「徐倫お姉ちゃん、あの人凄く変なんだけど……」

 

「そう、ね……あたしも仗助さん達から、あの人は"とんだ変人なんだ"って話だけは聞いてたけど……まさか、ここまでだとは思わなかったわ」

 

「ここに来るまでにちょっと話した時は、変人は変人でもあれ程では無かったんだけどなあ……」

 

「ああ、そういやF・Fはあの人や承太郎さん達と一緒に来たんだっけ?……その時はまだ本性を見せてなかっただけじゃねえか?」

 

「…………仗助さん達やリゾットさん達から白い目で見られてるんだけど、あの人気づいてないのかしら?」

 

「さあ……?」

 

 

 杜王町のスタンド使い達と、財団職員達から酷く冷たい空気が流れて来てるような気がする……

 と、ウェザー達とこっそりそんな会話をしていたら……露伴先生の背後に立ったお父さんが、その背中に蹴りを入れた!

 

 足癖が悪いわよ、お父さん!?でも、よくやってくれたわ。おかげで冷たい空気が一気に霧散した。

 

 

「いたっ!?」

 

「……いい加減にしやがれ、センセイ」

 

「ちっ……分かりましたよ!さっさと肝心なところを読めばいいんだろ!?まったく……」

 

 

 あのお父さんに蹴りを入れられたにも関わらず、態度は変わらないし謝りもしないなんて……露伴先生、大物だわ。

 でも、お父さんのあの態度はちょっと珍しいかも?昔はやんちゃしてたみたいだけど、お母さんと結婚してからはいろいろ落ち着いたって、前にポルナレフさんも言ってたし……

 

 

 そんな事を考えていた、その時。露伴先生の表情が変わった。……突然、真っ青になったのだ。

 

 

「……露伴?」

 

「…………これ、は……まさか――!!」

 

「露伴?……おい、露伴ッ!!」

 

「っ!!」

 

 

 お父さんが露伴先生の肩を掴んで名前を呼ぶと、彼はガバッと顔を上げた。

 

 

「どうした?何があった!」

 

「…………承太郎、さん……あなたは、どう考えますか?」

 

「……何をだ?」

 

「こいつの、一番最近の記憶です……そこには、こう書かれていました――」

 

 

 

 

 "そういえばあの神父、なんかよく分からねえ事をぶつぶつ言ってたなあ――

 

 

 ――手始めに最強の盾を引き離したのは正解だった、とか。奴には利用価値がある、とか"

 

 

 

 

「――どう、思いますか……?」

 

「――――」

 

 

 "最強の盾"……?待って、確かそれってお父さんの記憶の中でも耳にした、ような、

 

 

「っ、……嘘、まさか、」

 

「お姉ちゃん?」

 

「――ッ、あのクソ神父!!」

 

「徐倫……!?」

 

「おい、どうした――」

 

 

 

 

「形兆ォッ!!財団に報告しろォッ!!」

 

「うるせえ、仗助!今やってるんだよォッ!!」

 

「ホルマジオッ!!イルーゾォッ!!」

 

「分かってるぜ、リゾット!!」

 

「すぐに出発準備だ!急げェッ!!」

 

「最強の盾って志人のアニキの事だよなぁ!?」

 

「そうだよ、億泰君ッ!!」

 

「ああどうしよう、志人さん……!!」

 

 

 

 

「――って、なんだあ!?」

 

「周りが一気に騒がしくなったんだが……どういう事だ?」

 

「最強の盾……あ、思い出した!!」

 

「F・F?」

 

「仗助が言ってた、徐倫にとって両親と同じぐらい大事な人の事だ!血は繋がって無いけど、本当の兄のように慕ってる人なんだって!!」

 

「な、何ィッ!?」

 

 

 ……周りの騒ぎなんかどうでも良くなる程に、怒りを感じていた。奴の反応は既に遠い場所にある。おそらくその先に、志人お兄ちゃんがいる……!!

 

 

(許さねえ……ッ!!あのクソ神父はお兄ちゃんに、あたしの(・・・・)志人さんに手を出すつもりだッ!!)

 

 

 今すぐに追い掛けて、奴を殺してでも止めないと――

 

 

 

 

 

 

 ――そう考えた、瞬間。病院のロビー中にもの凄い音が響いた。何かが破壊されたような音と、崩壊の音。

 周囲が一気に静まり返る。……恐る恐る、音が聞こえた方を、見た。

 

 

「…………お、父、さん……?」

 

 

 ロビーの壁が破壊され、崩れ落ちて、外から中が丸見えになってしまった。

 壁の前にはこちらに背を向けたお父さんがいて、その拳からは血が滴り落ちている。

 

 多分、スタンドの拳を自分の拳に重ねて殴ったんだと思うけど、あんな頑丈そうな壁を、人間の拳で破壊するなんて……!!

 

 

「…………また、か……」

 

「っ、」

 

 

 

 

 

 

「嗚呼……また、なのか……また、俺から奪うつもりか――――DIO……ッ!!」

 

 

 実の父親の、怨嗟の籠った、その声。……それを聞いたあたしの体は、しばらく震えが止まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 






・激怒した忠犬組もとい共犯者()組

 プッチ神父が園原を狙っていると知り、激怒した狂犬達だったが……承太郎のとんでもない行動のせいで大人しくなった。

 2人で協力し合い、ウェザーが記憶を取り戻す事を阻止。結果的に救済は完了したが、いくつか不安要素がある模様。
 彼ら曰く、園原から聞いたあの話(・・・)とは彼が見た()の事。()の内容は絶対ではない、らしい。

 そして、彼らの不安が的中した。神父が園原を狙うという想定外の事態が起こり、激怒。……しかしそれ以上に怒りを露にする承太郎に対し、冷や汗を流す。


・激怒した6部主人公

 承太郎の記憶を見ていた事で最強の盾=園原が結び付き、プッチ神父の狙いを悟ってこちらも激怒。あのクソ神父!!

 ようやく父親と再会し、思わず大泣き。原作とは違い、立派なファザコン。
 F・Fが合流し、ついに徐倫の仲間達が全員揃った。ウェザーが復讐心を乗り越えるのを全員で応援した事も重なり、原作よりも絆が深まっている。

 だかしかし、絆が深まったのも束の間。神父が園原を狙っていると知って激怒した……が、実の父親の怨嗟の声を聞いた事で、怒りよりも恐怖の方が勝った。


・救済された記憶喪失者

 原作では記憶を取り戻し、プッチ神父との死闘の末に死亡していたが、こちらではそもそもヘビー・ウェザー発動が阻止された事で結果的に生存。

 その後。露伴のスタンド能力でヘビー・ウェザーを封印し、その上で記憶を取り戻す事を決断。仲間達の声援も受けて復讐心と戦い、見事に克服した。
 亡き恋人のため、そして徐倫達のため。プッチ神父の弟として、責任を持って兄を止めると決意する。

 ――覚悟は決まった!もう二度と、この復讐心には負けないッ!!


・戦慄が走った6部勢

 "最強の盾"って何?誰??

 ウェザーが記憶を取り戻し、復讐心を乗り越えた事を歓迎した。……しかしその後、見知らぬ人間の危機とそれに伴う周囲の大パニックに困惑。
 そして、承太郎のとんでもない行動に対して戦慄が走った。徐倫の父親、怖い((゚□゚;))


・大パニックの4部勢

 志人さん/志人のアニキ/園原/志人君が危ないッ!!

 園原に危機が迫っていると知り、大パニック。仗助は激怒、形兆は即座に財団に連絡、億泰と広瀬夫妻は心配し過ぎて大慌て。露伴はヴェルサスの記憶を読んで真っ青。
 しかし、他と同様。こちらも承太郎のとんでもない行動を見て背筋が凍った。承太郎さん、怖い((゚□゚;))


・大パニックの暗チ3名

 我らが幸運の女神/我が主の危機ッ!!

 4部勢と同じく、こちらも大パニック。リゾットは慌ててホルマジオとイルーゾォを大声で呼び、2人は急いで出発の準備を開始。
 だが、承太郎のとんでもない行動を見てしばらく動けなくなった。博士、怖い((゚□゚;))


 なお、これは余談だが。実はイルーゾォのスタンドも以前より強化されており、自分以外の人間が鏡の中にある物に対して干渉できるよう、"許可"する事も可能になった……
 が、一時的にその"許可"を出していたイルーゾォは、そのせいで承太郎が壁を破壊する事が出来てしまったため、頭を抱えた。これ、俺の責任か……?

※破壊された壁は後に、仗助がスタンド能力で直してくれました。


・怒りと憎しみが頂点に達した海洋学者

 ――――DIO……ッ!!

 実際に恨むべき相手はプッチ神父だが、彼はその神父に影響を与えた諸悪の根元(DIO)に対して激怒している。
 ヴェルサスの記憶にあった神父の言葉から、今回の事件が始まる前から既に仕組まれていたのだと確信。未来は突然変化するものだと、分かっていたはずなのに……!





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