「うーん、どれにしようか。香霖堂で売れそうなやつ持って行きたいよねぇ...」
と部屋を物色し始めるナズーリン。
「なんか良さげなの一つだけにしておいてくれ、頼むから。」
とちょっと焦りつつ、ナズーリンが部屋を物色している間に思考を巡らせる。
まず初めに完全にここを富士の樹海だと思っていたがどうやら幻想郷と言うようだ。何処かで聞いたことがあるような気がするのだが、それについて思い出そうとすると何かに遮られてしまう感覚がある。結界だとか無縁塚だとか...うーむ、なにかのゲームで聞いたことがあった気もしたのだが。
ま、いいか。
思い出せないのであればそこまで重要なことではないのだろう。それよりも今重要なのは、先ほどのナズーリンの説明に出てきた命蓮寺や香霖堂という場所についてだ。
少なくともこの部屋でこれからも過ごしていくのであれば最低限の食糧が必要だ。
おそらくここに人がいるのだろうから、そこで水、あわよくば食料とかを物々交換して貰えるように策でも立てておくか。
あとはこの土地にいると言っていた妖怪について。非現実を感じる存在だがここにはいるようだ。どこかのゲームで見たくちゃら花嫁だったりだとかがいたらちょっと怖いし対抗できそうにはないな...
とりあえずは人と会話する際、下手に刺激せず相手に殺されない様に気をつけるようにするか。
「お、これいいじゃん」
というナズーリンの声が聞こえる。どうやら捜索が終わった様だ。
「なににしたんだ?」「これこれ、テーブルに置いてある小さな人間?みたいなやつのことさ」
ナズーリンが指差したのはテーブルの上に置いていたウマ娘のフィギュアだった。某
「...わかった、持っていって大丈夫だ」
「本当?さんきゅー」
...悲しいが仕方ない。
さようなら俺のターボ...
「それじゃ、今日はこんなもんで失礼するね。また来るよ。」とフィギュアを持って部屋を出ていこうとするナズーリン。
「あっ、これだけ聞いておきた「じゃあね〜」」
...命蓮寺とかの場所について聞く前に帰られてしまった。
「はぁ、なんかどっとつかれたな」
そんなことを考えながら天井を見る。
ちょっと時間が経ったら急にお腹が減ってきた。そういえば食べれる野草があったか...?
「流石に土ついたまま物食うのはなぁ...」
どうせなら調理器具とかも欲しいけどガスコンロとかないしなぁ、とひもじい思いをしながらベットへ向かう。
食糧がないのであれば無駄な体力を消費しないためにも体を休めておこうと決め、その日は結局外に出ず横になることにした。
なんか、定番の感じになっちゃった。まあいいか。
彼そろそろ餓死したりしないか?ご飯食べさせてあげたいんだけどナズが勝手に帰ったから無理だったんだが
流石にちょっと可哀想