部屋ごと幻想入り   作:まはらさばく

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ご飯を食べなさい、シンジ君


2章 散歩
ななわめ


横になったは良いが、全然眠くはないな...

「よっとっと」

ベットから起き上がって部屋の外を見に行く。

そういえば電気の供給がどこから来ているかちゃんと調べてなかったな。

「とりあえず一旦部屋から出るか」

と言いつつドアを開ける。

景色は昨日から変わらずのままだ。

土を踏み締め後ろを向き直す。

「正面は前見たままだな、結構無骨って感じか」

まあここは良いとして横も見てみるか。

側面に回ってみるが、やはりコンクリートの壁の見た目をしている。

「左右どっちも見たけどなんもないのか。ってことは裏か?」

そう思い、裏も見に行く。のだが

「...?なんだこれ」

裏側に行ってみるとやはり何もついていないのだが、明らかにおかしいのだ。

そう、部屋の中についているはずの窓がない。

「窓はどこいったんだこれ...?」と思いコンクリートの壁をペタペタ触るとひんやりした感覚が手に伝わる。

「うーん、やはり普通のコンクリート壁だな。」

そうしたら部屋の窓は塞がっているのか?などと思考を巡らせながら部屋に戻ってカーテンを開ける。しかし

「これは...」

そこに広がっていたのは自分の部屋を俯瞰して見た様な窓だった。

「もしかしてこれで周囲の状況を探ることが出来る様になっているのか?」

そう思い窓を見ていると不思議な感覚に襲われる。まるで車酔いの様な感覚だ。

我慢しつつ窓を見ているとどんどん頭痛がしたりする様になってきてしまった。

急いで視線を逸らすと頭の痛みが治って酔いも多少和らいできた。

「一旦これはカーテンを閉めたままの方がいいな」

と、カーテンを閉めると急激に眠気が襲ってきた。あぁ、抵抗できないやつだ。これ。みたいな事を考えながら意識を手放しベットに倒れこんだ。

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長い、夢を見た。

子供の時にあった事を思い出す様な感覚のあの夢。

見覚えがあるようだけどない、体調が悪いときにみるあの感じ。

歯車が大きくなったり小さくなったりしながら回転している。

と思ったらジャングルジムの上に登っていて上で寝そべっているような感覚がする。

そこで近くにいる友人と会話しているような状況。

「もしさ、現実から離れてゲームの世界で暮らせたら楽しいんだろうな」

「そりゃそうだろ。俺だってーーーとかで暮らしてみたいとよく思うけどなwなかなかそんなわけにはいかないだろ」

「もし、お前が行きたい世界に行けたらさ。何するよ?」

「まあ、とりあえずみんなに会ってみたいな。俺が知ってる限りの全員に」

「そのあとは?」

「そのあと?...そのあとは...」

うーんと悩みながら自分はこう答える。

「その時に考えるかな。俺の気分次第にやりたい事をやるって感じで」

「ははっ、お前らしいな!じゃあ、楽しんでこいよ!」

と言われて浮遊感を感じる。地面にあったはずのジャングルジムが消滅し、地面へ落下する感覚がする。

夢の終わりを感じる。予感だが確実に“来る”終わりを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー




夢オチにはしません。夢だし落ちてるけど
次回で絶対食事させます。
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