英雄の糧となる為に   作:甘ちゃんです

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前回から600字くらい増えたから成長だな、よし!
毎話1万字越えの作者は何を考えているんでしょうね、私には全然分かりません。尊敬します。
タイトルのセンスが欲しい


ホロウ鎮圧任務録1 紡ぐ未来と変化するもの

「他のメンバーはすでに自己紹介を済ませていると思うので、遅ればせながら自己紹介させてもらいます。私は執行官の海里です。星見執行官とは幼い頃からの友人です。よろしくお願いします。」
「海里、礼を言う」
「ここでお礼を言うなら、昨日の勲章授与式にちゃんと出席してほしかったですね。そうしてくれたら、私一人で自己紹介する羽目にはならなかったのに。」

そんな軽口を交わしたあと、雅が切り替えるように話を進めた。
「本日は対ホロウ6課の初任務だ。柳、説明を頼む。」
「分かりました。原生ホロウの一つ、プルセスナの活性低下が最近確認されました。そのため、私たち対ホロウ6課はプルセスナを元にして生まれた共生ホロウの鎮圧、拡張の抑制、または消滅を目標とします。」
「対ホロウ6課、出撃準備。」
「「「了解!」」」

 

 

 

 

エーテリアスの爆発を避け、未爆発の個体を横一文字に斬り捨てる。遠くから迫るエーテリアスは、後方から放たれた矢によってコアを貫かれ、消滅した。

「あの距離から狂いなく矢をコアに当てるなんてすごい技術だな、悠真」

「お褒めに預かり光栄です、海里さん」

「むぅ…静寂の中に響く一音の如し」

「課長は浅羽隊員が海里さんと仲良さそうにしていることが不安なんですか?」

「…行くぞ、柳。私たちの力を存分に見せつけるぞ」

「はぁ、昨日の課長会議でもそれくらいのやる気を見せて下さい」

「ねぇねぇ、ナギねえ。蒼角がやる気出したらお腹いっぱいになる?」

「ならないですよ、蒼角」

 

 

蒼角は周囲のエーテリアスを巻き込みながら回転し、柳は薙刀を縦横無尽に振り回して次々と敵を仕留める。雅は気がつけば、地面に星のような痕跡を残しながらエーテリアスを滅していた。

「…俺らはブレイクする手間があるのに女性陣は混沌狙いで力押しできるの強すぎでは?」

「蒼角ちゃんは味方のサポートできるもんね」

「それにしても、うちの課長が撃破メンバーをスカウトしないのはなんでなんだ?

「海里さんが嫌われているからなんじゃないですか?」

「そうだったら泣きたくなるな…。あとここのホロウ、暑すぎ」

「こんな時期なのにタートルネックを着てるからですよ、僕と同じようにチョーカーを付ければいいんですよ。」

「それ、冷却機能でもついているのか?」

「海里さん、浅羽隊員、そんな会話をしないで下さい、任務中なんですから。これからキャロットデータの更新に向かいますよ。」

「はーい」「了解」

 

 

部隊移動中

 

 

「で、ここの危険個体は更新機の前にいるというね。…暴れられて機械が壊れると面倒だな。

「海里さん海里さん」

「どうした悠真?」

「海里さんって雅課長と付き合い長いんですよね?」

「? ああ、そうだけど…なんで急に?」

「課長と海里さんの連携が見たいなーって思ったんで、あそこのデュラハンを2人で倒してきてもらえませんか?」

「…悠真、さてはそれっぽい理由をつけて戦闘をサボろうとしt

「分かった、行くぞ海里」

「なんでお前はそんなにノリノリなんだよ。俺は嫌なんだが」

「…来週の修行に付き合ってもらう日を1日増やs

「是非とも戦わせていただきます」

「…むぅ…ではいくぞ」

「じゃあ、俺がタゲとるから雅が決めてこい」

「…悠真は私たちの連携が見たいのだろうからそれでは不十分ではないのか?」

「えぇ、面倒なんだが…まぁいいや、取り敢えず俺が先に行く」

そういって俺は駆け出し、刀を抜きながらデュラハンに接近する。途中で奴は俺に気付き、電気を纏った剣を振り抜いてきた。俺はそれをしのぎに当てながら受け流し、続いて振ってきたものは横跳びで避ける。

「怖い、怖い。」

思ってもいないことを言いながら地面にできたエーテル結晶がら距離をとる。

奴が地面から剣を抜くのにコンマ数秒手間取るのを見て、太刀を上段に構えながら再び接近する。慌てて反対にある盾で防ごうとしているが地面刺さった剣によってこれも遅れる。それを隙を逃さず太刀を振り抜き、デュラハンの左手を切断した。

「GYAAAAA!」

怒り狂ったデュラハンは後隙を晒している海里の背中目掛けて剣を振り抜いてくる

「誰だって腕斬られたら痛えもんな、雅!」

「心得た」

そう言って雅は俺と剣の間に身を躍らせた。完璧なタイミングで無尾が剣を弾く。

弾かれてバランスを崩したデュラハンの体を吹っ飛ばした。

「海里、奴のコアを突く。合わせろ。」

雅はそう言って走り出した為、太刀を抜き左手に構えながら追従する。海里が雅に追いついたタイミングで追いついたタイミングで両者刺突の構えを取る。

「「はぁぁぁあ!」」

2人の攻撃をデュラハンのコアを貫き、その体を崩壊させた。

「これで満足か、悠真?」

悠真は少し離れた場所で軽く手を振りながらにこやかに答えた。
「いやー、やっぱり長年の信頼関係ってすごいですね!連携が完璧すぎて僕の出る幕なんて全然ないじゃないですか!」

俺は深いため息をつきながら太刀を納める。
「お前が出る幕がないように仕向けたのは誰だと思ってるんだよ……ったく。」

雅も剣を収めながら、冷ややかな視線を悠真に向けた。
「悠真、今度は君が先陣を切ってもらうぞ。」

「えぇっ!?雅課長、冗談ですよね?僕は全体の状況把握という重要な役目を……」

「悠真、それ以上は言い訳にしか聞こえないぞ。」雅がピシャリと切り捨てると、悠真は笑顔のまま肩をすくめた。

「分かりました分かりました。次はちゃんとやりますって!」

「きっとハルマサらしいやり方でみんなの士気を高めてくれたんだよ!」蒼角はハルマサをフォローするが

「士気が高まるというか、ただ疲れただけな気がするけどな……。」と俺がぼやくと、

「後、今回みたいな奴だと雅は連携なんてせずに力押しで倒せるだろうから俺必要ないんだよなぁ」

そんなやり取りを横で見ていた柳が小さく笑いながら近づいてきた。
「お疲れ様です。見事な連携でしたね。見たところ共生ホロウの拡大を抑制することに成功したようなので戻って報告をしましょう」

俺たちは軽い雑談を交わしながら、H.A.N.Dに戻った。これからはきっとこれが日常となり、絆が生まれていくのだろうと感じていた。

 




葉が散るのは風が吹くからであり、私たちもまた風に吹かれながら生きていく存在なのだから。


海里 強攻 使用武器 太刀 利き手は左手だが太刀のため矯正した
白髪だが根本だけ黒い。年がら年中タートルネックを着ている。雅と関わった期間もほとんどタートルネックを着ていた。
戦闘時は雅同じく腕全体を覆う小手を両腕に、足には武士の脛当てのように長い脛当てをつけている。


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