仮面ライダー列伝   作:人見知り

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探偵としての初仕事?です。
長かったので、戦闘と分けて前後編です。

後編は同日16:00に自動投稿です!


8ページ 必殺!チェリーキック!(前編)

 

アナタが森に開いていた孔から出ると、そこは裏路地だった。

 

"ん?"

 

どう見ても、先程とは別の場所だ。

怪訝に思い振り向くと、孔は目の前で閉じていった。

 

どうやら、あの孔は頻繁に開いたり閉じたりするようだ。

 

怪物がいないのなら、変身してる必要はない。

アナタは変身を解いた。

 

直後、背後から何かに突き飛ばされ、のしかかられる。

"重い…"

 

「CAN!」

乗っていたのは犬だ。

やったらふりふりの多い服を着せられたチワワだ。

 

アナタは背中から降ろして、抱き上げる。

「CAN!CAN!」

"元気だなぁ、お前は。一人で散歩か?"

 

割とされるがままな犬だ。

人に構われ慣れてるのだろう。

 

「ちーちゃん!無事だったのね!」

声と共に現れたのは、歩くたびにドスンドスンと音がしそうな女性?だった。

 

 


 

 

その女性の名は、大菊 鳴。

アパートの大家をしているそうだ。

 

帰る場所が無い事、探偵として稼ぐスキルがある事を伝えたら、

一室を事務所兼寝所として使って良いとのこと。

 

アナタはご厚意に甘える事にした。

 

 

大菊さんのアパート…タイラントガーベラに着くと悲鳴が聞こえた。

 

「ピースケェェエ!」

 

悲鳴をあげているのは、白Tシャツにジーパンの男性だ。

 

アナタは声をかける。

"どうかしましたか?"

「ピースケが…ピースケがいなくなっちゃったんだよう!」

 

男性は泣きながら説明する。

「コンビニから戻って来たら、ケージの扉が開いてて、部屋のどこにもいないんだよぅ」

 

タイラントガーベラはとってもボロ……趣のあるアパートだ。

小動物くらいなら隣の部屋に移動できてしまいそうな印象がある。

 

"一緒に探しますよ。種類と好みを教えてもらえますか?"

「…ピースケはカメレオンで……暖かいところが好きなんだ……」

"変温動物かつ走り回るタイプではない。そうですか……"

 

アナタは、風都での探偵業を踏まえて考える。

………流石にカメレオンはなかった。

 

が、アパートに着くまでにコンビニは見かけた。

徒歩10分くらいだろうか?

往復で20分。カメレオンでは遠くに行くとは思えない。

アパート内にいるだろう。…多分。maybe.

 

"とりあえず、両隣の部屋から探してみましょう。お部屋は?"

「…203」

"大菊さん、確認したいんですが"

「両方とも空室ね。鍵取ってくるわ」

 

 


 

 

タイラントガーベラは、2階建で4部屋づつのアパートだ。

階段は101と201の側。

 

アナタは遠い方の204号室から探す事にした。

入居者がいないから当然だが、部屋は空っぽだ。

 

否、1つだけ奇妙な現象モノがある。

森が見える孔だ。

 

この前の孔は大人の背丈より大きかったが、これは小窓と見紛う程度のサイズしかない。

 

 

向こうの木に小さな何かがいる。

それを認識したと同時に、孔が閉まり始める。

 

アナタは咄嗟に伝説剣列伝で孔を切り上げた。

孔はドア程の大きさまで広がる。

 

アナタがそのまま飛び込むと、孔は勢いよく閉じた。

 

 

 


 

 

 

"大人しくしててなー"

 

見えた何かは、カメレオンだった。

恐らくこの子がピースケだろうが、確認を取らないと分からない。

 

"そのためにも、生きて帰らないとな"

 

ピースケ(推定)に言い聞かせるかのように呟き、振り返る。

 

孔は既に跡形もない。

伝説剣列伝で拡げられたからには、ベクトルのマキシマムなら開くのかもしれないが……

 

アナタはピースケの安全を優先し、別の孔を探す事にした。

 

 


 

 

少し歩くと、妙に拓けた場所に出た。

円形に拓けており、微かに湿っている。

そして、見覚えが……

"あっ"

 

そこは先程、怪物…インベスと戦っていた場所だ。

寄ってくるインベスは一掃したばかりだ。暫くは安全地帯であろう。

アナタは、そこで一休みする事にした。

 

"ん?"

腰を下ろすと、ビデオカメラを見つけた。

少し弄るが、ブリザードで凍結したからか壊れているようだ。

 

アナタはカメラをバラして、ベルトの修理・改造に使用する事にした。

 

 

ロストドライバーのダメージは修理でなんとかなる範囲だが、

手持ちのメモリでは、インベスには相性があまり良くないようだ。

故にロックシードを利用する。

 

"(大菊さんから聞いた話だと、

ロックシードを使ったインベスゲームなるものが流行っているらしい)"

 

ここもライダーの世界なら、ロックシードはガイアメモリに相当する筈。

ならば、ロックシードを使用すればインベスにも対抗できる理屈だ。

 

アナタは、拾ったドライバーのような物を分解して見比べ、無事なパーツて1セット組み立てた。

そして、ロストドライバーにジョイントを作成し、取り付けられるようにした。

 

 

"(それにしても、嫌な予感がする。

ロックシードはガイアメモリに相当するなら、ミュージアムに相当する組織があるはず。

そして、インベスゲームが広く浸透していると言うことは、警察や行政すら影響下なのだろう。

沢芽市一帯を支配下にするとは……)"

 

 

アナタは、考えながらも完成させたユニットをロストドライバーに接続し、

腰に翳した。

ドライバーは問題なく装着される。

 

"よし"

 

ベルトの装着機能に問題がないことを確認したアナタは、

いつのまにか頭に乗っていたピースケを抱えて移動をするのだった。

 




前回の分岐の答え合わせ

・電気系
→フリーステージに行くので、チーム鎧武と遭遇。
・探偵
→チーム鎧武との出会いは遅め。独自に動く

でした。

次の分岐はいつ頃の何にしようかな
プロット無いから予定はほぼ未定

初瀬ちゃんの所でやる予定ではある。

次の世界は?(W→鎧武→)

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