仮面ライダー列伝   作:人見知り

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前編

後半完成の目処がつきそうなので、ちょっと早いけど投稿します。



6ページ AtoZ / 悪魔の降臨

 

風都に25の光が人知れず飛び散った。

 

白い悪魔がばら撒いた悪魔の小箱でアナタの運命は動き出す。

 

 


 

 

その頃、アナタは公園の茂みに潜んでいた。

 

"よしよーし、大人しくしててねー"

 

視線の先には、一匹のハムスター。

彼こそが依頼主のペットであり、迷いハムスターのハム次郎である。

 

ハムスターの生態を調べ、これまで教わってきた全て*1を活用しつつ、気合と根性でここまで追い詰めたのだ。

 

 

残り2m。ハム次郎は頭をかいかいしている。

 

 

残り1m。ハム次郎はキョロキョロしている。

 

 

残り0.5m。ハム次郎がこちらを見た。

 

ハム次郎と目が合ったアナタは、慌てて飛びかかる。

ハム次郎はアナタを嘲笑うかのように、腕を掻い潜ったその時、

真上でガツンと音がした。

 

身をすくませたハム次郎をふん捕まえたアナタが周りを見回すと、3本のメモリが地面に刺さっている。

 

引き抜いたそれらはガイアメモリだった。

しかも、師匠たち仮面ライダーのメモリと同じ形状をしている。

 

アナタはハム次郎を慣れた手つきでケースに入れると、メモリをハンカチで回収して事務所に急いだ。

 

 

 


 

 

"師匠! ハム次郎を捕まえたら、メモリ拾いました!"

 

「お前も拾ったのか! 無事で良かった…」

 

"?"

 

 

どうやら、これはT2ガイアメモリなる代物らしい。

曰く、メモリが勝手に動いて人に挿入する。

曰く、破壊不能。

曰く、街中に26本が散らばった。

 

なんとも厄介な代物だ。

 

もしかしたら、自分もドーパントとなって暴れていたかも知れないと思い、

アナタは肝を冷やした。

 

 

 

 

 


 

 

アナタは鳴海探偵事務所のメンバーとして、メモリの捜索に参加した。

 

 

風都中を東奔西走。

元気に駆け回る子供達やタクシーの運転手達、これまでの依頼主にも声をかけた。

 

そして、メモリが19本集まった時、マリア・S・クランベリーという国際特務調査機関員の人から連絡がきた。

増援が来るからメモリを持ってきてほしいとの事。

 

師匠達と交戦したNEVERが健在な時点で持ち運ぶのは不安だが、相手もプロなのだから大丈夫だろう。

何よりフィリップ師匠が乗り気なのだ。従うしかあるまい。

 

 

 

そんなこんなで、風都タワー開発予定地に向かった。

 

 

……そして、それは罠だった。

 

 

 

「よぉ、兄弟?」

 

姿を現したのは、大道克己。NEVERのリーダーだ。

それにしても、他人を兄弟呼びするとは……

 

"意外に陽気な挨拶ですね"

 

「運命的に誕生した科学の怪物……

おまえの事だよ、フィリップ。

俺たちは同じ。化け物だ」

 

 

「フィリップは化物じゃねぇ。死人のお前らと一緒にすんな」

"誰かを傷つけて続けてるのに、師匠と同じとは……

脳みそ無くしましたか?"

 

翔太朗の反論に続けて、アナタは煽った。

 

 

「調べたのか。

ならば見せてやろう、死人の力を」

 

そう言って、白いメモリを見せる。

 

「お前もドーパントに」

「違う、俺は仮面ライダーだ」

 

更にダブルの半分版ドライバー…ロストドライバーを取り出した。

 

「変身」

 

 

エターナル

 

現れるのは白い悪魔の戦士。

 

「仮面ライダー...エターナル」

 

「ふざけんなよ。仮面ライダーはこの街の人達の希望なんだ。戦争屋なんかが名乗っていい名前じゃねえ」

 

「俺は新しい街の希望だ。間違っちゃいない」

 

「翔太郎、僕が行くよ」

 

「ああ!」

 

 

「「変身!」」

 

ファング ジョーカー

 

仮面ライダーダブル ファングジョーカーと仮面ライダーエターナルの戦いが始まった。

 

 

 


 

 

 

 

エターナル マキシマムドライブ

 

アナタは所長と共に身を潜めていたが、状況が一変した。

 

「さぁ、地獄を楽しみな」

 

「「うぐっ⁉︎」」

 

エターナルがマキシマムドライブを発動すると、師匠たちの変身が解除された。

 

エクストリームメモリは墜落し、ファングメモリも所長の掌の上で力尽きる。

 

 

「エターナルレクイエムは一度発動すれば、T2以前のガイアメモリは作動不能――永遠にな」

 

 

それは即ち、この街の仮面ライダーの敗北。

そして、人々とアナタの危機を意味する。

 

悪魔がこちらに向いた。

 

「T2を纏めて持ってるのは、お前だな」

「ッ!逃げろ亜樹子!!」

 

 

アナタは聖剣を取り出し、青いドーパント…トリガードーパントの光弾の弾道に割って入った。

 

サイクロン

 

 

衝撃に備えていたアナタが聞いたのは、聞き慣れた師匠のメモリと同じもの。

 

前を向くと調査員であるはずのマリアが緑のドーパント…サイクロンドーパントに変身した。

そして、光弾を逸らし、こちらに振り返る。

 

 

アナタは混乱している。

 

呼び出された先に大道克己がいたのは罠なのか?通信傍受なのか?

何故サイクロンメモリを持っている?リスクの分散か?裏切る気だったのか?

敵だったとして、一人で勝てるのか?

 

 

そんなアナタをよそに、マリアは所長からメモリの入ったバッグを奪い、大道達と共に去っていった。

 

 

*1
風都内の生き物の縄張りなど




後編は馴れない戦闘シーンありだから、手間取ってます。

現状2000字超えたはず
(スマホのメモの挙動が怪しくなってきた)

ダブルが輝くところだから、あと少しではあるのだよ…

次の世界は?(W→鎧武→)

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